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848 傷心
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「これは私とガルに与えられた天罰なの。きっと逃れる術は無いわ。だからいっそ楽しみましょう?」
俺をベッドに押し倒したマギーは、俺の上に跨って躊躇なく服を脱いでいく。
顕わになった美乳はシャロよりも少し小振りで、けれど勝気な性格のマギーのように生意気そうにツンと上を向いている。
丸出しになったマギーの胸を両手で掬い上げながら、親指と人差し指を使ってその先端をくりくり捻る。
「あははっ。姉様の言っていた通り、ダンさんがおっぱい好きって本当なのね? 好きなだけ触っても、舐めても吸ってもいいからねー?」
「……本当に無理していないようだね。ならお言葉に甘えておっぱいは好きにさせてもらうけど、お話もさせてもらえるかな? いくつか聞かせて欲しいんだ」
「あらぁ? ダンさんってば私の何を聞きたいのぉ?」
くすくすと肩を揺らしながら少しだけ前傾して、俺に乳首を弄られながら俺の服を脱がせていくマギー。
マギーの妖艶な振る舞いからは、ガルシアさんとの濃密な愛欲の日々が匂ってくるようだ。
「私の好きな体位? 私が直ぐ気持ち良くなっちゃう部分が知りたい? それともぉ……初めてガルに抱かれた日のことでも聞きたいのぉ?」
「マギーとガルシアさんって結構長いこと愛し合ってたんでしょ? 今まで子供を作る話はなかったの?」
「……んも~っ。ダンさんったらもっと気軽に楽しんでよ~」
不満げに唇を尖らせたマギーはそのまま体を倒し、尖らせた唇を俺の唇に重ねてくる。
何の躊躇いも無しに俺の口の中に差し込まれたマギーの舌は、俺の問いかけを責めるように執拗に口内を舐め回してくる。
数分間マギーの好きに口内を嬲らせていると、満足げなマギーが互いの唇が触れ合う距離まで顔を離し、唇の先を触れさせながら答えてくれる。
「ダンさんは忘れてるかもしれないけど、こう見えて私って王女様で、今や国王様なのよ? そんな私が簡単に子供を作れるわけがないじゃない」
「そうなの? マギーとガルシアさんの仲は断魔の煌きとして活動していた頃から王国民には祝福されてたって聞いてたけど。マギーが王様になる可能性なんて低かっただろうに、なんで今まで子供を作らなかったのかなって」
「はぁ~……。ダンさんを誤魔化すのは無理かぁ」
溜め息を吐きながら再度唇を重ねてきたマギーは、俺の口の中に何度もその甘い吐息を送り込んでくる。
肺に直接送り込まれたマギーの吐息は俺の全身を駆け巡り、直ぐに俺の全身を興奮で震わせてくれた。
「……私が渋ってたの。私はまだ魔物狩りとしても王族としても活動したかったからね。出産なんてしたらそれも諦めなきゃいけないと思ったら、子供を作るのに躊躇っちゃって。あ、避妊の仕方は姉様に教えてもらったのよ?」
「男性と女性じゃ出産の影響が違いすぎるもんね。活動を続ける為に出産を先送りにしたのは理解できるよ」
「……ガルはいつも子供を望んでくれていたけどね。だから種族代表会議が終わったら本格的に子供を作るつもりだったの。私たちを祝福してくれた王国のみんなに、更なる吉報を届けようってね……」
そこまで語ったマギーは、今度は甘えるようにゆっくりと丹念に舌を絡め合わせてくる。
俺の首に思い切り抱き付いてしつこく口を吸う妹の頭を、シャロが優しげに撫でているのが印象に残った。
数分間たっぷりと俺の舌を吸い、俺の唾液を飲み続けたマギーは、卑猥な営みをしているとは思えないほど無邪気な様子で、不満げにぷくっと頬を膨らませる。
「だからねダンさん。実は私、ちょっとガルにも怒ってるんだ」
「ガルシアさんに? それはどうしてなの?」
「えー、だって酷いと思わないっ? 間もなくガルが望んだ子供を作ろうって話をしてたのにさー。ガルったら私との約束よりもダンさんへの嫉妬心を優先したんだよっ」
ぷりぷりと怒っているマギーの姿に、やっぱりガルシアさんは約束されていたはずの幸福を自分の手で捨ててしまったようにしか思えなかった。
若い頃から英雄視され、その期待に応え続けてきたガルシアさんにも苦悩があったかのかもしれないけど、どうして目の前の幸せに目を向けることが出来なかったんだよ……?
ご機嫌斜めな様子で頬を膨らませたマギーは、八つ当たりのような乱暴なキスのあとに、ふっと寂しげな笑顔を浮かべた。
「巻き込んでごめんねダンさん。私はもう、どうやってもガルの子供は産んであげられないんだ」
「……謝るなって言ってるでしょ? なんでマギーが謝らなきゃならないんだよ……」
「だからさ。せめて思いっきり気持ち良くして欲しいの。ガルと歩めたはずの未来を忘れられるくらい、めちゃくちゃにして欲しいんだ……」
ゆっくりと唇を重ねてくるマギーの身体を、両手で思いきり抱き締める。
マギーはもう現実受け入れて、ガルシアさんを諦めてしまっている。
本来何事も無く幸せになれるはずだった未来を捨ててバルバロイに与してしまったガルシアさんのことを、マギーは許せていないんだ。
自分の気持ちに整理がついていないマギーの心を繋ぎ止めるつもりで、彼女の華奢な身体を抱き締めた。
「マギーの気持ちは分かった。これから君の望む通り、俺のことしか考えられなくなるくらいにめちゃくちゃにしてあげるよ。覚悟はいい?」
「生娘じゃないんだから、そんなに心配しなくて大丈夫だってば。無茶なお願いを聞いてくれたお礼に、なんだって受け入れるつも……」
「違うよマギー。俺はマギーの心からも身体からもガルシアさんを忘れさせてやるって言ってるんだ」
マギーは愛する男性を失って深く傷付いてもいるのに、王という立場がこの娘を無理矢理落ち着かせているようだ。
ここで俺までマギーを受け入れなかったら、最悪彼女は壊れてしまうかもしれない。
……今のマギーに必要なのは、彼女を最優先に求める誰かの存在なら。
ガルシアさんを手にかけた俺が、責任を持ってマギーを繋ぎ止めてやらないと。
「男性としてのガルシアさんを忘れる覚悟はいいかいマギー? 俺は抱いた女は全力で独占する主義だから、ガルシアさんの感触なんて君の中にひと欠片だって残すつもりは無いよ」
「ん、それでいいわ。未練がましくガルの温もりを抱えたまま、今のガルと生きていきたくはないから……」
これからもガルシアさんを愛したいからこそ、彼と肌を重ねた日々を忘れたいと言うマギー。
その考え方も分からなくはないけど、やっぱりマギーが幸せになれる道ではないだろう。
マギーが望んでいたものを壊してしまったのは俺だ。
たとえバルバロイに仕組まれたことでも、ガルシアさんに一方的に挑まれた結果だったにしても、俺がガルシアさんを殺めたことには変わりない。
口付けしたまま反転し、下になったマギーを容赦なく貫かせてもらう。
突然の衝撃に空気を求めて逃げ出そうとする彼女の口を塞いだまま、激しく腰を打ち付けマギーを追い立てた。
腰を振りながら彼女の反応が良い場所を探し、見つけたポイントを徹底的に責め立てる。
そして抵抗するマギーの中に、思いきり俺の子種を注ぎ込んでやった。
「……っ! ふ、ぅぁ……! むぅ……」
暴れるマギーを押さえつけ、ひたすらキスをしながら中に出し、まだ好色家も得ていないマギーの腹を容赦なく膨らませてやった。
これだけ注ぎ込み、そして擦り込んでやったんだ。
これでマギーはまず間違いなく俺の子供を孕んでくれたことだろう。
だけどこのままじゃ好色家にはなれないから、マギーには申し訳ないけど休憩無しで続けさせてもらうから。
「シャロ。リュートおいで。マギーと一緒に可愛がってあげるから」
「待っ……てぇ……。死んじゃ……。このままじゃ死んじゃうぅぅ……」
「おいおいマギー、めちゃくちゃにして欲しいって言ったのは君だろ? この程度でへばられちゃ困るよ」
グッタリしながらもうやめてと懇願するマギーの乳首にしゃぶりつき、マギーの反応が良いポイントを執拗に抉り続ける。
寄り添うシャロとリュートに、マギーを優しく抱き締めてもらう。
姉と友人に抱かれて力を抜くマギーの身体を、失神するまで執拗に抉り続けた。
「今日は終わりだよマギー。寝てる間もシャロとリュートと一緒に可愛がってあげる」
「や、だぁ……。やめちゃ……やぁ……」
「好色家の浸透していないマギーにこれ以上無理はさせられないよ。ちゃんと寝てる間も可愛がってあげるし、君が起きるまで帰らないから安心して。おやすみマギー……」
根元までしっかりと繋がったままのマギーを抱き締め、マギーが眠りにつくまであやすようにキスをする。
シャロとリュートに頭を撫でられて安心したマギーは、何とか笑顔で夢の世界に旅立ってくれた。
両手で抱き締めたマギーの身体から自身を引き抜き、隣に寝かせたカレンの中を一気に貫く。
「さ、次はカレンの番だ。国王マーガレットを孕ませた後は、皇帝カレンにたっぷり種付けしてあげるね」
「はっ。国王と皇帝の乳首を同時にしゃぶる気か? 相変わらず下らないことで興奮を覚える奴だ」
口ではぶつくさ言いながらもマギーを抱き締めたカレンは、自分とマギーの乳首を摺り合わせながら俺の頭を抱き寄せる。
俺は女帝と女王の乳首を同時に口の中で味わいながら、国王を掻き回したモノで女帝の中も掻き回す。
「ルチネたちに引き続き、望まぬ相手を受け入れさせて済まないな。だがやはり貴様に抱かれ孕まされるのがマーガレット陛下にとって最良の未来だと、少なくとも私は信じているぞ」
「うん。ありがとうカレン。甘えてごめんね。マギーのおっぱいと一緒にしゃぶるカレンのおっぱい、最高に美味しいよ……」
「……貴様こそ余計なことは気にせずに楽しめばいいものを。折角ティムルが王族と皇族に連なる者だけを揃えてくれたのだから」
尤も、この状況で何も考えずに素直に楽しめるような男だったなら、貴様にマーガレット陛下を託すわけにはいかなかっただろうなと、カレンが静かに抱き締めてくれる。
カレンから受け取った愛情を、体中にキスをすることでマギーに余さず伝えていく。
アウラは王族、皇族扱いでいいのかなぁとちょっと疑問に思いながら、マギーを愛した夜は過ぎていったのだった。
「おっと、そろそろマギーが目を覚ましそうだ。ってことでごめんアウラ。今日はこれで終わりにさせてね?」
「な、なんだかんだ言ってパパ、いつもより興奮してなかったぁ……?」
余計な事を言う娘の口をキスで閉じて、よしよしなでなでしながら自身を引き抜く。
いつもより興奮していたとは思わないけど、可愛いアウラを前にしていつも通り興奮していたのは認めるよ。ちゅっちゅっ。
アウラから引き抜いたソレをゆっくりとマギーに挿入し、奥に辿り着いたら優しくノックを繰り返してマギーの目を覚まさせる。
「おはようマギー。良く眠れたかい?」
「え……。ダンさ、ん……? え、あれ……?」
「寝惚けるマギーも可愛いよ。それじゃおはようのキスをしながら、たっぷりマギーの中に出してあげるね」
「あ、んっ……」
寝惚けながらも特に抵抗も見せずに俺に身を委ねてくれるマギー。
ここで昨夜の事を忘れて抵抗されたら困るところだったよ。
その場合は無理矢理組み敷いて楽しむつもりだったけど。
抜かずに3度ほどマギーの中をたっぷりと満たし、お腹の膨れたマギーと更に数分間舌を絡ませたあと、優しくゆっくりマギーの奥をノックしながら少しだけ唇を離す。
「マギーの中、最高に気持ちよかったよ。マギーもガルシアさんの事を忘れるくらいに気持ちよくなってくれたかな?」
「あははっ。ダンさんったら酷い事言わせるのねぇ? 愛するガルよりダンさんとの一夜の方がずぅっと気持ちよかったよって、そんな事を私の口から言わせちゃうわけー?」
「なんでかな? なんとなく今マギーに聞くべきだと思ったんだ。気分を害したなら謝るよ」
「さいっこうの夜だったわ、ダンさん……。もうガルの熱さも硬さも大きさも忘れちゃうくらい気持ちよかった……。私の身体、すっかりダンさんの感触の虜にされちゃったぁ……」
甘ったるく宣言してから、俺の頭を抱き寄せキスを再開するマギー。
これもきっとマギーの本心には違いないんだろうけれど、下手すると色狂いの仮面を被ったシャロと近い状態なんじゃないかな。
傷ついたマギーの望むように応えてやりながらも、マギーを大切に思う気持ちで彼女を包んであげないとな。
ニーナが言ってくれたように、無理矢理にでも幸せにしてあげないと気が済まない。
「これでマギーも好色家を得たよ。次にマギーを愛するまでにしっかり浸透を済ませておいて。可愛いマギーへの宿題だ」
「えぇ~? 次にって、毎晩可愛がってくれないの、ダンさぁん……?」
「マギーには俺のえっちに溺れてもらう予定だけど、国王として妻としてガルシアさんとも日常生活を送ってもらわきゃ君を抱いた意味が無いでしょ。愛してるよ俺のマギー。次はひと晩中繋がったまま過ごそうね」
次の逢瀬の約束を交わしながら、もう1度マギーに精を放った。
遠慮なく自身の中に注がれる子種の感触にマギーは心地良さそうに震えながら、俺にぎゅーっと抱き付いてくる。
俺がガルシアさんを殺めてしまったばっかりに、君の望んだ未来を奪ってしまって本当にごめん。
だからガルシアさんと歩むはずだった未来以上の幸せをマギーにプレゼントするって、約束するからね……。
俺をベッドに押し倒したマギーは、俺の上に跨って躊躇なく服を脱いでいく。
顕わになった美乳はシャロよりも少し小振りで、けれど勝気な性格のマギーのように生意気そうにツンと上を向いている。
丸出しになったマギーの胸を両手で掬い上げながら、親指と人差し指を使ってその先端をくりくり捻る。
「あははっ。姉様の言っていた通り、ダンさんがおっぱい好きって本当なのね? 好きなだけ触っても、舐めても吸ってもいいからねー?」
「……本当に無理していないようだね。ならお言葉に甘えておっぱいは好きにさせてもらうけど、お話もさせてもらえるかな? いくつか聞かせて欲しいんだ」
「あらぁ? ダンさんってば私の何を聞きたいのぉ?」
くすくすと肩を揺らしながら少しだけ前傾して、俺に乳首を弄られながら俺の服を脱がせていくマギー。
マギーの妖艶な振る舞いからは、ガルシアさんとの濃密な愛欲の日々が匂ってくるようだ。
「私の好きな体位? 私が直ぐ気持ち良くなっちゃう部分が知りたい? それともぉ……初めてガルに抱かれた日のことでも聞きたいのぉ?」
「マギーとガルシアさんって結構長いこと愛し合ってたんでしょ? 今まで子供を作る話はなかったの?」
「……んも~っ。ダンさんったらもっと気軽に楽しんでよ~」
不満げに唇を尖らせたマギーはそのまま体を倒し、尖らせた唇を俺の唇に重ねてくる。
何の躊躇いも無しに俺の口の中に差し込まれたマギーの舌は、俺の問いかけを責めるように執拗に口内を舐め回してくる。
数分間マギーの好きに口内を嬲らせていると、満足げなマギーが互いの唇が触れ合う距離まで顔を離し、唇の先を触れさせながら答えてくれる。
「ダンさんは忘れてるかもしれないけど、こう見えて私って王女様で、今や国王様なのよ? そんな私が簡単に子供を作れるわけがないじゃない」
「そうなの? マギーとガルシアさんの仲は断魔の煌きとして活動していた頃から王国民には祝福されてたって聞いてたけど。マギーが王様になる可能性なんて低かっただろうに、なんで今まで子供を作らなかったのかなって」
「はぁ~……。ダンさんを誤魔化すのは無理かぁ」
溜め息を吐きながら再度唇を重ねてきたマギーは、俺の口の中に何度もその甘い吐息を送り込んでくる。
肺に直接送り込まれたマギーの吐息は俺の全身を駆け巡り、直ぐに俺の全身を興奮で震わせてくれた。
「……私が渋ってたの。私はまだ魔物狩りとしても王族としても活動したかったからね。出産なんてしたらそれも諦めなきゃいけないと思ったら、子供を作るのに躊躇っちゃって。あ、避妊の仕方は姉様に教えてもらったのよ?」
「男性と女性じゃ出産の影響が違いすぎるもんね。活動を続ける為に出産を先送りにしたのは理解できるよ」
「……ガルはいつも子供を望んでくれていたけどね。だから種族代表会議が終わったら本格的に子供を作るつもりだったの。私たちを祝福してくれた王国のみんなに、更なる吉報を届けようってね……」
そこまで語ったマギーは、今度は甘えるようにゆっくりと丹念に舌を絡め合わせてくる。
俺の首に思い切り抱き付いてしつこく口を吸う妹の頭を、シャロが優しげに撫でているのが印象に残った。
数分間たっぷりと俺の舌を吸い、俺の唾液を飲み続けたマギーは、卑猥な営みをしているとは思えないほど無邪気な様子で、不満げにぷくっと頬を膨らませる。
「だからねダンさん。実は私、ちょっとガルにも怒ってるんだ」
「ガルシアさんに? それはどうしてなの?」
「えー、だって酷いと思わないっ? 間もなくガルが望んだ子供を作ろうって話をしてたのにさー。ガルったら私との約束よりもダンさんへの嫉妬心を優先したんだよっ」
ぷりぷりと怒っているマギーの姿に、やっぱりガルシアさんは約束されていたはずの幸福を自分の手で捨ててしまったようにしか思えなかった。
若い頃から英雄視され、その期待に応え続けてきたガルシアさんにも苦悩があったかのかもしれないけど、どうして目の前の幸せに目を向けることが出来なかったんだよ……?
ご機嫌斜めな様子で頬を膨らませたマギーは、八つ当たりのような乱暴なキスのあとに、ふっと寂しげな笑顔を浮かべた。
「巻き込んでごめんねダンさん。私はもう、どうやってもガルの子供は産んであげられないんだ」
「……謝るなって言ってるでしょ? なんでマギーが謝らなきゃならないんだよ……」
「だからさ。せめて思いっきり気持ち良くして欲しいの。ガルと歩めたはずの未来を忘れられるくらい、めちゃくちゃにして欲しいんだ……」
ゆっくりと唇を重ねてくるマギーの身体を、両手で思いきり抱き締める。
マギーはもう現実受け入れて、ガルシアさんを諦めてしまっている。
本来何事も無く幸せになれるはずだった未来を捨ててバルバロイに与してしまったガルシアさんのことを、マギーは許せていないんだ。
自分の気持ちに整理がついていないマギーの心を繋ぎ止めるつもりで、彼女の華奢な身体を抱き締めた。
「マギーの気持ちは分かった。これから君の望む通り、俺のことしか考えられなくなるくらいにめちゃくちゃにしてあげるよ。覚悟はいい?」
「生娘じゃないんだから、そんなに心配しなくて大丈夫だってば。無茶なお願いを聞いてくれたお礼に、なんだって受け入れるつも……」
「違うよマギー。俺はマギーの心からも身体からもガルシアさんを忘れさせてやるって言ってるんだ」
マギーは愛する男性を失って深く傷付いてもいるのに、王という立場がこの娘を無理矢理落ち着かせているようだ。
ここで俺までマギーを受け入れなかったら、最悪彼女は壊れてしまうかもしれない。
……今のマギーに必要なのは、彼女を最優先に求める誰かの存在なら。
ガルシアさんを手にかけた俺が、責任を持ってマギーを繋ぎ止めてやらないと。
「男性としてのガルシアさんを忘れる覚悟はいいかいマギー? 俺は抱いた女は全力で独占する主義だから、ガルシアさんの感触なんて君の中にひと欠片だって残すつもりは無いよ」
「ん、それでいいわ。未練がましくガルの温もりを抱えたまま、今のガルと生きていきたくはないから……」
これからもガルシアさんを愛したいからこそ、彼と肌を重ねた日々を忘れたいと言うマギー。
その考え方も分からなくはないけど、やっぱりマギーが幸せになれる道ではないだろう。
マギーが望んでいたものを壊してしまったのは俺だ。
たとえバルバロイに仕組まれたことでも、ガルシアさんに一方的に挑まれた結果だったにしても、俺がガルシアさんを殺めたことには変わりない。
口付けしたまま反転し、下になったマギーを容赦なく貫かせてもらう。
突然の衝撃に空気を求めて逃げ出そうとする彼女の口を塞いだまま、激しく腰を打ち付けマギーを追い立てた。
腰を振りながら彼女の反応が良い場所を探し、見つけたポイントを徹底的に責め立てる。
そして抵抗するマギーの中に、思いきり俺の子種を注ぎ込んでやった。
「……っ! ふ、ぅぁ……! むぅ……」
暴れるマギーを押さえつけ、ひたすらキスをしながら中に出し、まだ好色家も得ていないマギーの腹を容赦なく膨らませてやった。
これだけ注ぎ込み、そして擦り込んでやったんだ。
これでマギーはまず間違いなく俺の子供を孕んでくれたことだろう。
だけどこのままじゃ好色家にはなれないから、マギーには申し訳ないけど休憩無しで続けさせてもらうから。
「シャロ。リュートおいで。マギーと一緒に可愛がってあげるから」
「待っ……てぇ……。死んじゃ……。このままじゃ死んじゃうぅぅ……」
「おいおいマギー、めちゃくちゃにして欲しいって言ったのは君だろ? この程度でへばられちゃ困るよ」
グッタリしながらもうやめてと懇願するマギーの乳首にしゃぶりつき、マギーの反応が良いポイントを執拗に抉り続ける。
寄り添うシャロとリュートに、マギーを優しく抱き締めてもらう。
姉と友人に抱かれて力を抜くマギーの身体を、失神するまで執拗に抉り続けた。
「今日は終わりだよマギー。寝てる間もシャロとリュートと一緒に可愛がってあげる」
「や、だぁ……。やめちゃ……やぁ……」
「好色家の浸透していないマギーにこれ以上無理はさせられないよ。ちゃんと寝てる間も可愛がってあげるし、君が起きるまで帰らないから安心して。おやすみマギー……」
根元までしっかりと繋がったままのマギーを抱き締め、マギーが眠りにつくまであやすようにキスをする。
シャロとリュートに頭を撫でられて安心したマギーは、何とか笑顔で夢の世界に旅立ってくれた。
両手で抱き締めたマギーの身体から自身を引き抜き、隣に寝かせたカレンの中を一気に貫く。
「さ、次はカレンの番だ。国王マーガレットを孕ませた後は、皇帝カレンにたっぷり種付けしてあげるね」
「はっ。国王と皇帝の乳首を同時にしゃぶる気か? 相変わらず下らないことで興奮を覚える奴だ」
口ではぶつくさ言いながらもマギーを抱き締めたカレンは、自分とマギーの乳首を摺り合わせながら俺の頭を抱き寄せる。
俺は女帝と女王の乳首を同時に口の中で味わいながら、国王を掻き回したモノで女帝の中も掻き回す。
「ルチネたちに引き続き、望まぬ相手を受け入れさせて済まないな。だがやはり貴様に抱かれ孕まされるのがマーガレット陛下にとって最良の未来だと、少なくとも私は信じているぞ」
「うん。ありがとうカレン。甘えてごめんね。マギーのおっぱいと一緒にしゃぶるカレンのおっぱい、最高に美味しいよ……」
「……貴様こそ余計なことは気にせずに楽しめばいいものを。折角ティムルが王族と皇族に連なる者だけを揃えてくれたのだから」
尤も、この状況で何も考えずに素直に楽しめるような男だったなら、貴様にマーガレット陛下を託すわけにはいかなかっただろうなと、カレンが静かに抱き締めてくれる。
カレンから受け取った愛情を、体中にキスをすることでマギーに余さず伝えていく。
アウラは王族、皇族扱いでいいのかなぁとちょっと疑問に思いながら、マギーを愛した夜は過ぎていったのだった。
「おっと、そろそろマギーが目を覚ましそうだ。ってことでごめんアウラ。今日はこれで終わりにさせてね?」
「な、なんだかんだ言ってパパ、いつもより興奮してなかったぁ……?」
余計な事を言う娘の口をキスで閉じて、よしよしなでなでしながら自身を引き抜く。
いつもより興奮していたとは思わないけど、可愛いアウラを前にしていつも通り興奮していたのは認めるよ。ちゅっちゅっ。
アウラから引き抜いたソレをゆっくりとマギーに挿入し、奥に辿り着いたら優しくノックを繰り返してマギーの目を覚まさせる。
「おはようマギー。良く眠れたかい?」
「え……。ダンさ、ん……? え、あれ……?」
「寝惚けるマギーも可愛いよ。それじゃおはようのキスをしながら、たっぷりマギーの中に出してあげるね」
「あ、んっ……」
寝惚けながらも特に抵抗も見せずに俺に身を委ねてくれるマギー。
ここで昨夜の事を忘れて抵抗されたら困るところだったよ。
その場合は無理矢理組み敷いて楽しむつもりだったけど。
抜かずに3度ほどマギーの中をたっぷりと満たし、お腹の膨れたマギーと更に数分間舌を絡ませたあと、優しくゆっくりマギーの奥をノックしながら少しだけ唇を離す。
「マギーの中、最高に気持ちよかったよ。マギーもガルシアさんの事を忘れるくらいに気持ちよくなってくれたかな?」
「あははっ。ダンさんったら酷い事言わせるのねぇ? 愛するガルよりダンさんとの一夜の方がずぅっと気持ちよかったよって、そんな事を私の口から言わせちゃうわけー?」
「なんでかな? なんとなく今マギーに聞くべきだと思ったんだ。気分を害したなら謝るよ」
「さいっこうの夜だったわ、ダンさん……。もうガルの熱さも硬さも大きさも忘れちゃうくらい気持ちよかった……。私の身体、すっかりダンさんの感触の虜にされちゃったぁ……」
甘ったるく宣言してから、俺の頭を抱き寄せキスを再開するマギー。
これもきっとマギーの本心には違いないんだろうけれど、下手すると色狂いの仮面を被ったシャロと近い状態なんじゃないかな。
傷ついたマギーの望むように応えてやりながらも、マギーを大切に思う気持ちで彼女を包んであげないとな。
ニーナが言ってくれたように、無理矢理にでも幸せにしてあげないと気が済まない。
「これでマギーも好色家を得たよ。次にマギーを愛するまでにしっかり浸透を済ませておいて。可愛いマギーへの宿題だ」
「えぇ~? 次にって、毎晩可愛がってくれないの、ダンさぁん……?」
「マギーには俺のえっちに溺れてもらう予定だけど、国王として妻としてガルシアさんとも日常生活を送ってもらわきゃ君を抱いた意味が無いでしょ。愛してるよ俺のマギー。次はひと晩中繋がったまま過ごそうね」
次の逢瀬の約束を交わしながら、もう1度マギーに精を放った。
遠慮なく自身の中に注がれる子種の感触にマギーは心地良さそうに震えながら、俺にぎゅーっと抱き付いてくる。
俺がガルシアさんを殺めてしまったばっかりに、君の望んだ未来を奪ってしまって本当にごめん。
だからガルシアさんと歩むはずだった未来以上の幸せをマギーにプレゼントするって、約束するからね……。
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