異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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727 木漏れ日

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「おはようユニ。今日は家族みんなで、1日中お前と一緒に居るからねーっ?」


 多めのお弁当を持って、家族みんなでエルフェリアに転移する。

 ユニに声をかけているアウラと、俺にぎゅーっと抱き付いているシーズを抱き締めつつ、日課のメタドライブでユニと魔力を接続する。


「お~っ! パパに抱き締められてるおかげで、私もユニと魔力が繋がってるのが分かる~っ」

「ははっ。ユニもやっぱりダンの事が大好きなんだなっ。俺達と同じだっ」

「……ん? なんかユニ、ちょっと落ち着いたというか、一気に成長したような気がするな?」


 確か昨日の時点で家族1人1人をしっかり把握する程度の知性は感じられていたはずだけど、今日に至っては俺達の会話をしっかり理解している気配がするね?

 シーズが自分たちと同じだって言った瞬間、ユニの中で喜びの感情が増幅したように感じられたな。


「ふぅむ? ダンよ、まだ魔物は生まれておらぬが、アウターが生まれつつあるようじゃぞー?」

「え、マジでフラッタ? その根拠はー?」


 先に根っこドームの様子を確認しに言っていたフラッタから、のんびりとした口調でアウター化の兆候があると報告される。

 根拠を問うと、やっぱりのんびりとした口調のフラッタが続きを報告してくれる。


「洞の中がニーナの別荘くらいの広さに広がっておるのもあるが、アナザーポータルが発動出来たのじゃ。という事は、既にこの中はアウター化しているということじゃろー?」

「なるほど。移動魔法が適用されるなら間違いなさそうだね。報告と確認ありがとうフラッター」

「ふははっ。このくらいお安いご用なのじゃーっ。それじゃ妾もユニに会いに行くのじゃーっ」

「ま、待ってフラッタさん! アウター化してる場所においてかないでっ! 私は全然戦えないんだからーっ」


 風で繋がった向こう側で、フラッタとキュールが漫才をしているようだ。


 キュールは確かに戦闘経験は無いんだろうけど、魔術師まで到達しておいてビビリすぎでしょ。

 お前と同じく戦闘経験の無かったシャロは、馬鹿殿下の剣を堂々と回避してみせたっていうのにさー。


 自由奔放に世界を歩き回っていたキュールより、貴族の中で精神を削って過ごしていたシャロの方が度胸が据わっているのかもしれないなぁ。


「うむうむっ。ユニもスクスクと育っているようで何よりなのじゃーっ。この調子でおっきく元気に育つが良いのじゃーっ」

「あはは。流石にスクスク育ちすぎなのっ。この調子ならユニは直ぐに立派な気になりそうだねーっ」


 ニーナとフラッタの好色家姉妹が、ユニに抱き付きながらじゃれ合っている。

 2人の言う通り、実はユニは物理的には結構成長していて、高さは既に10メートル以上、幹はフラッタが抱き締められないほどに太くなっていたりする。


 ユニは世界樹をイメージして産まれたからなー。

 このまま育って、ぜひ世界呪を超える大きさまで成長していただきたい。


「それじゃダン。お姉さんたちは出掛けてくるから、その間に魔力枯渇なんて起こしたら許さないからねぇ?」

「ニーナにアレだけ叱られた後にお姉さんにまで怒られたら堪らないからね。メタドライブはそろそろ止めて、大人しくお姉さんたちを待つ事にするよ」

「あはーっ。いい子ねダン。ニーナちゃんも一緒だから大丈夫だと思うけど、そのままいい子で待っててねー?」


 今回のお出かけ組は、ゴブトゴさんに会いにシャロが城に、そしてその護衛にラトリアが一緒についていく。

 カレン陛下のところにはキュールが顔を出し、その護衛にはヴァルゴが同行する。

 スペルディアのトライラム教会にはムーリが向かい、護衛と買出しのお供を兼ねてエマとチャールがついていく予定だ。

 ティムルもキャリアさんや中継都市の様子を確認し、リーチェはライオネルさんにユニのことを報告しに出かけていくのだ。


「アウラー。ぼくが戻ってくるまで、みんなに声を繋いであげてねー?」

「はーい。多分大丈夫だと思うけど、なるべくリーチェママも早く帰ってきてねー?」


 出発前にリーチェがアウラに課題を出し、よしよしなでなでされているアウラがちょっと不安そうにしている。

 魔力が足りなくなったらパパが補充してあげるよーと言いたいところだけど、現在はえっち禁止中なので、アウラの魔力が足りなくなる前に帰ってきてよリーチェ?


 出かけていくみんなを見送ったら、メタドライブを切ってユニに寄りかかる。


「ちょっと寄りかからせてねユニ。みんなが帰ってくるまで少しのんびり過ごそう」

「おーっ。ダンさんが寄りかかった瞬間、上の葉っぱが嬉しそうに揺れてるのーっ。ユニは意外と感情表現豊かみたいだねー」


 獣化してユニの上を飛んでいたターニアから、嬉しそうな声で報告が届けられる。

 ユニの樹冠部分の様子を、飛行能力を持っているターニアに確認してもらっていたのだ。


 別に俺もユニに登ってもいいかもしれないんだけど、ユニに意志があると思うと、な~んか足をかけたりしにくいんだよなー。


「ダン、今日はお昼寝するのー? お昼寝にはちょっと早い気もするけど」

「いや、別にそのつもりは無かったけど……。言われてみたらお昼寝も悪くないね」


 ユニにもたれかかる俺を見たニーナが、少し意外そうに問いかけてくる。

 睡眠時間をあまり取る必要がない俺自身にもお昼寝って発想は無かったけど、たまにはいいかな?


「それじゃちょっとお昼寝しよっか。俺は昨日も寝てないし、えっちも禁止されてるからさー」

「えっち禁止は自業自得でしょー? でもお昼寝は賛成なのーっ」


 ニーナとフラッタが足取り軽く駆け寄ってきて、俺の隣りに座りながらユニにもたれかかる。

 硬いはずのユニの幹は寄りかかると何故か心地良く、さわさわと葉っぱが擦れ合う音が耳に優しいな。


 ひょっとして、ユニがなにかしてくれてるんだろうか? してくれていそうだなぁ。


「あははっ。ユニったらみんながくっついた途端に嬉しそうに葉っぱを揺らしてるのー。どうやらダンさんだけじゃなくって、家族みんなのことが大好きみたいだねー」

「ならそろそろターニアも降りてきなよ。きっとユニはターニアとも一緒に居たいって思ってるよー?」

「ふふっ、そうだねー。このまま少し離れたところからユニの反応を見てるのも楽しいけど、やっぱり直接触れてあげたいのっ」


 まるで幼子の頭を撫でるようにユニの枝をひと撫でしたターニアは、落下するような速度で降下してきてニーナとは反対側の俺の隣りに座り込んできた。

 後はみんなが合流するまで、このままゆったり過ごそう……って、ちょっと待てよ?


「ねぇねぇフラッタ。ユニの根っこの中、既にアウター化してるんだよね?」

「ん~? しておると思うのじゃぁ……。魔物こそまだ居なかったが、アナザーポータルを使えたのは間違いないからの~……。ふぁぁ……」


 おっと。ニーナに抱っこされているフラッタは既に眠りかけていたようだ。

 話しかけるタイミングが悪かったな。


 俺に返事をしたフラッタは、直ぐにニーナの平らなおっぱいに顔を埋めて、くぅくぅと可愛い寝息を立て始めた。

 流石にアウラの精霊魔法じゃ、フラッタに届く音だけを遮断しつつフラッタの寝息だけを俺に届けるような芸当は難しそうだ。


 フラッタを起こさないよう気をつけながら、小声でみんなに聞いてみる。


「今のところ魔物は居ないって話だけど、アウター化してるならいつ魔物が発生してもおかしくないよね? なら対策しておかなきゃ不味くないかな?」

「ん~? 確かにちょっと不安な気がすっけど……。そんなの魔物が出てからで良くねぇか~?」

「ダメだよシーズ。俺達はエルフェリア精霊国に許可を得てユニと過ごしているんだから。ユニのことでエルフたちに迷惑がかかるような事があったらいけないでしょ」

「え~……? だって、魔物が発生してないなら何も迷惑かかってないじゃん……。まだ発生してもいない魔物に対応する意味あんのかぁ~……?」


 すりすりとマーキングするように俺に全身を擦りつけながら、少し面倒臭そうな様子でシーズが首を傾げてくる。

 普段の気遣い屋のシーズなら直ぐに行動してくれたと思うんだけど、やっぱり今は頭の中がエロいことでいっぱいになってしまっているようだ。


「魔物が発生してからじゃ遅いんだよー。ユニが生み出すアウターは人工アウターだから、聖域の樹海みたいにアウターと外との境界線が無いからね。魔物が外に出て行きやすいアウターなんだ」

「ん~……。それはそうかもしれないけどさぁ~……」

「それに今のエルフェリア精霊国には殆ど人が居ないからね。外に出られない年老いたエルフや。体を壊したエルフが優先的に留守番をしている状態だ。弱い魔物でも事故が起こりやすいんだよ」

「あっ……!」


 胡乱な目をしていたシーズがだったけど、エルフェリアの現状に思い至ったのか、はっとした様子で目を見開いている。

 根が優しいシーズのことだから、エルフたちを危険に晒して俺とのえっちを優先しようとしたことに罪悪感を覚えてしまったかもしれないな。フォローしておかないと。


「大丈夫。シーズが言ったようにまだ魔物は発生していないからね。誰かを危険に晒したわけじゃないから安心して」

「でっ、でもっ……! でもいつ魔物が外に出てもおかしくないって言ったじゃねーか……! 今までが平気でも、これからは分からないだろ……!?」

「それも大丈夫。さっきリーチェがここのアウター化を報告しに行ったから。以前もここと似た様なアウターを管理していたエルフたちなら、きっと俺たちよりも上手く対応してくれるよ」


 不安げに瞳を揺らすシーズを抱き締め、安心させるように彼女の額に口付けをする。

 俺が言っているのは本当に最悪の想定で、魔法使い職に強いエルフたちなら、生まれたばかりのアウターから発生した弱い魔物なんかに後れを取るわけがないさ。


 でもシーズが気に病むのは良くないし、やっぱり軽く対策しておこう。

 シーズを抱き締めたまま立ち上がる。精霊魔法発動中のアウラはお留守番だ。


「優しいシーズが気に病まないように、入り口にサンクチュアリを撒いてくるよ。これで魔物が発生してもアウターの外に出てくる事はないハズだからね」

「はいはーい、いってらっしゃいなのー。ダンが居るとユニが張り切っちゃうから、いつ魔物が発生しても不思議じゃないもんねー」


 フラッタを抱きしめているニーナがどうでも良さそうに見送ってくれる。

 仮に魔物が発生しても、俺達ならその気配に気付けるもんね。脅威を感じていないんだろう。


 一足飛びに根っこドームの入り口に移動し、アウターの入り口全てを効果範囲内にするようにしてサンクチュアリを発動する。


「『加護の天蓋。守護の灯火。神聖の領域。祝福の抱擁。破邪の恩寵、魔を討ち祓え。サンクチュアリ』。これで魔物が発生しても半日間は外に出れなくなったよ」

「うん。ありがとなダン……。俺、自分のことばっかで、エルフたちのことなんか何にも考えてなくってさ……」

「俺も可愛いシーズのことしか考えてないけどねー? 折角だから俺達も少し内部を見ていこうか」


 シーズの意識がエロいことから離れ始めたようなので、この機会に俺達もアウターの内部を確認してみる。

 意識は離れ始めたようだけど、物理的には離したくないので未だシーズの事は正面から抱っこしたままだけどなっ。


「まだそこまで広くないから、探索魔法トーチが無くても大丈夫かな? 植物の根の中だけどそんなに暗くないよね?」

「ん、大丈夫。聖域の樹海と比べりゃ戦闘にも支障が無い明るさじゃねーかな。あんまりアウターって雰囲気もしてねーし」

「確かになぁ。魔物が居ないからなのかも知れないけど、アウター特有の息苦しさを感じるようなプレッシャーを感じないね」


 まだまだ異界から流入する魔力が少ないのか、内部はあまりアウターらしさを感じない。ちょっと深めの穴というか、浅めの洞窟って感じかな?

 でも全長は15メートルを超えていそうだし、数日間で成長したと思えばかなりの速度で広がっていると言えそうだ。


 さて、魔物も居ないしそろそろ出ようかな?

 えっち禁止令が出ている今、シーズと2人っきりで薄暗い閉鎖空間に居るのは良くない。俺の下半身的に。


 シーズを押し倒したくなる前に、ささっとアウター化した洞から脱出する。


「っとと、そんなに時間はかけてなかった筈なんだけど……」

「あ、パパおかえり~」

「くぅ……くぅ……」


 直ぐにユニのところに戻ると、ニーナもフラッタを抱きしめたまま気持ちよさそうに寝息を立てていた。

 ニーナとフラッタを起こすのも忍びないので、ユニに寄りかかってボーっとしたアウラとシーズを抱き締めなおしてユニに寄りかかる。


「俺が戻る前にニーナが眠っちゃったのはちょっと意外だったかな? ターニアも眠そうだね?」

「ん~……。なんだかここ、妙に気持ち良くってぇ……ふぁぁ~……」


 むにゃむにゃと眠そうにしているターニアの言う通り、確かに不思議な心地良さを感じるな?

 やっぱりユニがなにかしてるんだろうか?


「ねぇアウラ。ユニって今どんな感じ?」

「ん~? どんな感じって、来た時と同じようにずーっと嬉しそうにしてるよー?」

「そっか。ま、ユニが嬉しそうにしてるなら細かいことはいいや」


 ユニが俺達を思ってやってくれている事をなんでもかんでも把握しなくていいよな。

 もしも問題が起きそうなら、ティムル化リーチェあたりが指摘してくれるだろう。


 
「さぁアウラもシーズも、俺と一緒にお昼寝しよう」

「えっと、1人くらい起きてなくて大丈夫なの? 狒々だっけ? 廃墟に居たような野生動物だって居ないとは限らないよ?」

「大丈夫。あいつらは多分自然に生まれた生物じゃないから。もし仮に居たとしても、もう2と不覚を取る気はないさ」


 気配遮断スキルと精霊魔法を同時に操り、ギリギリまで殺気も敵意も見せない生物なんてあの時は想定していなかったけど、1度体験した以上は絶対に見逃さない。


 やっぱり想定外の事態ってのは本当に恐ろしい。

 だけど1度でも体験した事態には警戒できるはずだ。愛する家族の前で、もう無様は晒せないよ。


「安心してアウラも少し寝なって。リーチェたちが帰って来たら交替で食事の準備をするんでしょ? それまでパパと一緒にお昼寝しようねー」

「ん、そうだねぇ~……。シーズも昨日寝てないんでしょ~? 一緒に寝よっかぁ~……」

「おうっ。このままずっと、夢の中まで抱きしめててくれよなダンっ」

「言われるまでもないねっ。アウラもシーズもぎゅーっとしてあげるから、夢の中でも一緒だよーっ」


 甘える2人を抱きしめて、ユニから零れる木漏れ日の中ゆっくりと目を閉じる。

 隣りに持たれかかってくるターニアの心地良い重みを肩に感じながら、俺の意識は静かにまどろみの底に沈んでいったのだった。
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