異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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644 拒絶反応

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「いいな!? そいつ等が帰るまで絶対に呼びに来るなよ!? 行こうみんなっ」


 慌てた様子でポータルを発動し、私とラトリア、エマとキュールをこの場に残して転移していく旦那様。

 そんな旦那様と神器を交互に見比べながら、結局は旦那様を見送ってしまう皇帝カレン。


 ……旦那様には申し訳ありませんけれど、この女性が神器の所有者足りえるようには思えませんねぇ。


「なっ……!? ダンさんはいったいなにを……!? 神器をこんな無造作に……!」

「え~っと……。私にも説明できないんですけど、ちょっとお耳を拝借しますね?」


 旦那様の突然の行動に驚愕するキュールに、私よりも旦那様と付き合いが長いラトリアが耳打ちしている。

 どうせいつもの気紛れですよー、という雑な説明が聞こえてきた気がするけど、それで納得する人はいないのではないですか?


 とってもラトリアらしい説明のような気がしますけどね。


「……眩しい、ですね」


 旦那様が手放したことで、まるで怒り狂うかのような光を放ち続ける始界の王笏。

 駄々をこねるように急激に魔力を放出する呼び水の鏡。


 守人として、護り手としては神器を回収すべき場面なのかもしれませんが……。

 正当な神器所有者である旦那様が譲るとハッキリ口にした以上、ここは皇帝カレンの出方を見る事にしましょうか。


「隣国の皇帝よ。貴女が望む神器はそこにあるでしょう。早く拾っていただけませんか? このままでは眩しくて仕方ありません」

「し、しかし……。このような形で神器を譲り受けるわけには……」


 神器の所有を望んでいたはずなのに、恐らく想像もしていなかったであろう展開のせいでなかなか神器を拾わない皇帝カレン。

 全ての神器を所有したいが故に旦那様に接触してきたくせに、突如舞い込んだ神器を受け取ることすら出来ないのでしょうか?


「早く仕舞ってくれません? 神器を持って、そして速やかにお帰りくださいませ。でないといつまで経っても旦那様の後を追えないんですよ」

「お前のような女が、あんな下らない男に随分とご執心の様だな? 勿体無い……」


 戸惑う皇帝に代わって、護衛の男が溜め息を吐きながら前に出る。


 どうやら皇帝と神器を己の背に庇ったようですが、自分で神器を拾うつもりは無いようですね。

 神器に触れるのはあくまで皇帝に任せるという事でしょうか。


「男女の色恋に差し出口を挟む男は嫌われますよ? 少なくとも、神器を差し出した旦那様に突然切りかかってくる貴方よりはずっと魅力的な方ですし」

「はっ! 女に背を任せて逃げ出す男の何処に魅力があるというんだ。それとも、の方は自信アリかぁ?」


 ニタリと笑いながら、自身の股間を指差す男。

 言動は軽いですが、端々の所作には油断が感じられませんね。挑発のようです。


 ですが舌戦なら、毎日旦那様と会話している私に一日の長がありますよ?


「ふふ。他人の情事に興味を持つなど下世話極まりないですね? これでは貴方が仕える皇帝陛下の程度が知れるというものです」

「……1度閃刃を弾いたくらいで図に乗るなよ。カレン陛下を愚弄する気なら、貴様も切り捨てて……」

「カルナァァス!! 貴様……、貴様いったい、何をしているのだぁっ!!」


 私にも殺気を飛ばそうとした男を、皇帝カレンの怒号が制止します。

 カレンは未だ神器を地面に転がしたまま、睨み殺そうとしているとしか思えないほど殺意の篭った視線を護衛の男に向けておりますね。


「貴様は私の剣では無いのかぁっ!? ダンを斬れなどと命じた覚えは一切無いぞぉっ!!」

「へ、陛下……! 独断で動いたのは認めます……! ですがこうして神器が手に入った以上、陛下ともあろうお方があんな男に慮る必要など……」

「ふざけるなぁっ!! 貴様は自分の意思に反して物を斬る剣を扱いたいと思うのかっ!? 恥を知れぇっ!!」


 男の弁明を激昂したカレンが切って捨てます。

 確かにいくら護衛とは言え、命の危険が迫っている状態でも無いのに独断で動かれたら困ってしまいますね?


 ですが、いい加減神器を収納してくれませんかねぇ? 眩しくって仕方ありません。


「隣国の皇帝よ。家臣の躾けは帰ってからにしてもらえませんか? 神器を持ってさっさと立ち去りなさい」

「待ってくれ! 私はこのような形で神器を手に入れることを望んだわけでは……」

「しつこいですよ。貴女は神器を求め、それに応えて旦那様が手放したんです。もう貴女がここに留まる理由は無いでしょう? 立ち去れ。カレン・ラインフェルド」

「…………くっ。取り付く島も無し、か」


 全く取り合う気の無い私の態度に諦めがついたのか、ようやく地面に転がる神器に手を伸ばす皇帝カレン。


 やれやれ……。どちらにしても結局神器に手を伸ばすのですから、グダグダせずにさっさと回収して欲しかったですよ。

 今頃旦那様は、同行させたメンバーと楽しく肌を重ねていらっしゃるんでしょうねぇ……。


「ぐぁっ……!?」

「え?」


 しかし始界の王笏に触れた瞬間、勢い良く弾かれるカレンの右手。

 その勢いはカレンの体が宙に舞うほどの強さで、空中のカレンの姿にいったい何が起こったのかと、一瞬理解が遅れてしまいます。


「っ!? へ、陛下-っ!?」


 動けない私たちの代わりにいち早くカレンの異変に反応した護衛の男が、閃刃と呼ばれる魔力操作で加速し、宙に舞ったカレンを即座に抱きとめました。

 独断で旦那様に危害を加えようとした割には、皇帝カレンへの忠誠心は本物のようです。


「ご無事ですか陛下!? 怪我などは……」

「ぐ、うぅぅぅ……! い、いったい何が……」

「へ、陛下……! み、右腕が……!」


 苦しそうに呻くカレンの右手を見た、護衛の男が凍り付きます。

 護衛の男に抱きとめられた皇帝カレンの右腕は、肘から先が綺麗さっぱり無くなっていたのです。


「なん、だ……、これは……? 何故私の右腕が……」

「動かないでください! 今はまず止血を済ませないと……!」


 失った右手を見て震える皇帝と、布のようなもので傷口の近くを縛り上げる護衛。

 欠損してしまった右腕はキュアライトでは治せないし、先ほどから出血も酷くて、このままでは皇帝カレンが落命してしまいかねませんね。どうしましょう?


「くっ、卑怯な……! 偽の神器を渡して陛下を罠に嵌めるとは、男の風上にも置けん……!!」

「不意打ちで斬りかかってきた誰かさんが言っていい言葉ではありませんねぇ?」

「黙れぇっ!! こうなっては必ずや本物の神器を渡してもら……」

「残念ながら、その神器は本物ですよ将軍。私が保証しましょう」


 怒り狂う護衛の男の声を遮って、キュールが静かに口を開く。


「ダンさんの妻となった私の言葉など信用に値しないと言われればそれまでですが……。その2つは間違いなく始界の王笏と呼び水の鏡ですよ、カルナス将軍」

「馬鹿を言うなぁっ! 神器が本物であるなら、今のこの状況をどうやって説明するつもりだっ!?」

「説明させていただくのは構わないんですけど……。大丈夫ですか陛下? 話聞く余裕、あります?」

「無論、だ……! むしろお前の説明を聞かずに……国には帰れんよ……!」


 額に脂汗を浮かべながら、気丈に振舞う皇帝カレン。


 けれどどう見ても大丈夫のようには……って、何か小瓶のような物を取り出して、その中身をひと息に飲み下してしまいましたね。あれはいったい?


「エ、エリクシール……!? いくら欠損したとはいえ、万能の霊薬をこうもあっさり……!」

「ラトリアはあの小瓶が何か知っているのですか?」

「はい。あれはありとあらゆる傷や病を克服すると言われている、万能の霊薬エリクシールに間違いありません。その効果は……どうやらご覧になった方が早そうですね……」

「なっ!? 右腕が、生えて……!?」


 たった今吹き飛んだはずのカレンの右腕が、まるで植物のように傷口から新たに生えてくるではありませんか……。

 その光景は常軌を逸してして、なんだか私にはおぞましいものに感じられてしまいました。


「……貴様の処分は後回しだ将軍。今はそんなことよりも情報が欲しい」


 けれど効果は確からしく、先ほどまで脂汗を浮かべていた皇帝カレンはすっかり回復し、忌々しげに護衛の男の腕の中から抜け出しました。

 護衛の男からキュールに視線を移したカレンは、今だ輝く始界の王笏から少しだけ距離を取りつつ、キュールに説明を求めました。


「説明してくれキュール。触れるだけで右手が吹き飛ぶなど聞いたことが無いぞ。今、私と神器にいったい何が起きたというんだ……?」

「簡単な話です。陛下は選ばれなかったんです。正当な所有者ではない陛下が神器に触れる事を、神器自らが許せなかったんでしょう」

「ふざけるなと言っているだろう!? 陛下は既に識の水晶を所有されているのだぞ!? それがなんで他の神器に拒絶されるような事が起こりえるのだっ!?」


 先ほどから護衛の男だけが1人騒いで、煩く感じてしまいますね?

 始界の王笏の輝きも、呼び水の鏡の魔力流入も増すばかりで、このままでは自宅周りがアウター化してしまいそうですよ。


 あ。そう言えば呼び水の鏡が起動してますね?

 旦那様の予想した呼び水の鏡の発動条件、間違っていたのでしょうか?


「今説明しますが、その前にちょっとだけお待ちください。エマさん」

「え? はい。なんですかキュールさん?」


 キュールの説明を聞きたくて仕方が無い様子の2人を待たせ、エマに向き直るキュール。

 突然名前を呼ばれたエマは一瞬だけ戸惑いを見せましたが、直ぐに落ち着きを取り戻したようですね。


「まだ2人を帰せてないけど、ダンさんを呼んできてくれるかい? このままじゃここがアウターになってしまうからさ」

「……つまり、今の神器にはダンさん以外触れられないと? 一時的に私たちがインベントリにお預かりするわけには?」

「インベントリに収容するためには、どうしても素手で神器に触れる必要があるからね。カレン陛下の惨状を見た今、自分でも貴女達にも試させるわけにはいかないでしょ?」

「あは。そんなことをしたら、確かにダンさんに怒られてしまいそうですねっ?」


 場の緊張感にそぐわない、穏やかな笑みを浮かべるエマ。

 確かに危険性が分かっていて、それで体の一部を欠損するような事態に陥ってしまったら、旦那様は怒り狂ってしまいそうですね?


「了解しましたキュールさんっ。直ぐにダンさんを連れて戻りますねっ」

「頼んだよエマさん。今回のことは元を正せばダンさんが原因なんだから、ちゃんと本人に落とし前をつけてもらおうじゃないか」


 キュールの旦那様を揶揄するような言葉に、エマは笑いながら転移していった。


 旦那様のことだから、きっと他のみんなと肌を重ねているでしょう。

 その後始末に多少時間が掛かると思えば、キュールの説明を聞く時間も充分にありそうです。


「さて。それでは説明させていただきます」


 エマが無事に転移したことを見届けて、キュールはようやくカレンたちに向き直りました。

 先ほどからキュールを急かそうとしていた2人も、余計な口を挟まずに黙って頷きだけを返した。


「識の水晶を所有しているカレン陛下が、その2つの神器に所有権を認められていない理由ですが……。そもそもの話、恐らく陛下は識の水晶にも所有権を認められてなかったんじゃないでしょうか?」

「なっ!? そんな馬鹿なっ!? ラインフェルド家による管理は、最早数百年に渡って行なわれてきたのだぞ!? それが認められていないなんて、そんな馬鹿な話が……!」

「そう。陛下が行なっていたのは管理なんです。夫のように戦いの果てに獲得したものではなく、家に伝えられていたものを受継いだだけ。神器の所有者たるには、それでは足りないんですよ」

「ふん……随分と簡単に言ってくれるものだな? 識の水晶を手に入れるため、私だって相応の苦労をしたつもりだというのに……。まぁいい」


 キュールの言葉に、面白く無さそうに鼻を鳴らすカレン。

 けれど彼女は直ぐに気を取り直して、もう1歩深くまで踏み込んできました。


「聞きたいのはその先だ。ダンが自らの意思で手放しても所有権が移らないのであれば、どうすれば私は神器に認められる?」

「それは……正直、分かりません。夫と正面から戦って勝つのが1番手っ取り早いとは思いますが……。それで確実に所有権が得られるかどうかは……」

「陛下! 彼の男との戦闘は、是非とも私にお任せください! 必ずやあの男を切り捨て、陛下に全ての神器を……」

「……黙れ将軍。次に許可無く口を開いたら私の手で殺してやるからな……?」


 一瞥すらされずに沈黙を命じられた男は、この世の終わりのような表情を浮かべてその場に膝を着いてしまいました。


 いくら旦那様が相手をしなかったとは言え、旦那様に手を出したのですから、私の手で殺してやりたいくらいですが……。

 彼の処分は帝国側に一任すべきですよね。


「く……。去り際のダンの様子だと、最早我々の話を聞いてくれるとも思えん……。しかし奴と話をしないと始まらんのも事実だ……。キュール、済まないがここは、今1度お前に仲介してもらってだな……」

「はぁぁぁ~……。結局ニーナの言った通りだったのかぁ~……」


 今後の方針を打ち出そうとするカレンの前に、みんなと一緒に旦那様が転移してきました。

 そしてより一層強く輝く始界の王笏と呼び水の鏡を見た旦那様は、先ほど神器に右腕を吹き飛ばされたカレンの前で、地面に転がったままの2つの神器を非常に面倒臭そうに、けれどあっさりと回収して見せたのでした。
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