異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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8章 新たな王と新たな時代2 亡霊と王

613 メタドライブ (改)

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「ん~……。ダン~? どうなったの~……?」

「あ、ニーナ。目が覚めた?」


 奈落の底で身体操作を駆使して激しく振動させた両手両足をそれぞれの股間にあてがい、ティムルたちを失神させて手合わせを終えた。


 ニーナ以外の4人が仲良く失神したのと交替で、ちょうどニーナが目を覚ました。

 少し寝惚けたニーナを抱きしめて、よしよしなでなでしながら報告する。


「みんなの武器を回収して無力化して、その後はいつも通りだよ。深獣化したニーナは自力じゃ解除出来ないから、先にキスでお休みしてもらったんだ」

「んふ~……。キスで深獣化を解除されるの好きぃ……」


 寝ぼすけニーナと頬ずり頬ずりしながらムーリたちのほうに視線を向けて、もう近づいても大丈夫だよとウィンクする。


 近付いてもいいけど……。

 このニーナとの時間を邪魔されたくはない、かな?


「でもぉ、やっぱり負けちゃったの~……。ダンはすっごいの~……」

「みんなこそ凄かったよ。凄すぎて笑っちゃったもん。いつも俺の隣りに居てくれてありがとう」

「ん~? そんなの当たり前なの~……。ダンの居るところが私の居場所なんだからね~……?」


 俺の居る場所もニーナの居るところなんだけどなぁ?

 もしも俺とニーナの2人だけだったら、俺達はどこにも迎えずに同じ場所で立ち止まっていることしか出来なかったかもしれない。


「ダダ……ダンさんっ……! 貴方今、いったいなにをされたんですか……!?」


 慌てて駆け寄ってくる足音と困惑したラトリアの声に、ニーナと一緒に安心感を覚えてしまう。


 ニーナと2人きりで過ごす閉じた世界も捨てがたいけど……。

 やっぱりもう俺達は、2人だけで生きていくのは無理みたいだね?


「人間族の貴方が膂力でフラッタを上回るなんて、いくら職業補正があっても説明が……!」

「ごめんラトリア。説明はみんなが起きてからでいいかな?」


 駆け寄ってきたラトリアが開口一番詰め寄ってくるけど、ひと言謝って説明を先延ばしにさせてもらう。

 4人が寝ている今説明しても、二度手間になっちゃうからなぁ……。


「直接手合わせしてくれたみんなを差し置いて説明しちゃうのは気が引けるんだ。ラトリアの気持ちも分かるけど説明は待ってくれる?」

「うっ……! そ、それはそうですよね……」


 ティムルたちが意識を失って居る時に詰め寄ってしまった事を恥じたのか、申し訳無さそうにションボリしてしまうラトリア。

 慰めようと思ったけど直ぐにはっとした顔をして、今度は違う事を確認してくる。


「って、説明はあとでもいいですけど、ダンさんの体は平気なんですか!? 人間族の貴方がアレだけのパフォーマンスを発揮したんですっ、どこかに皺寄せが来たりとかは……」

「心配してくれてありがとうラトリア。今のところは不調は感じないよ。魔力消費は大きかったけど、体の負担はいつもより少ないくらいかな?」

「ならいいんですけど……。心配かけたくないからとか言って、嘘を吐いたりしないでくださいよぉ……?」


 大丈夫だよーと、不安げなラトリアをよしよしなでなでしてあげる。


 剣の達人で王国最強と歌われたラトリアだからこそ、大きな力にはそれなりの代償があると心配してくれているんだろうな。

 竜化からのブレスなんてまさにその典型だし。


「ダンさぁん……。今のをワンダ達の前で見せちゃダメですよー……? あの子たち、心が折れちゃいかねませんからぁ……」

「あいつ等はそんなにヤワじゃないと思うけどね。でも下手にここまで目指されて困るし、ムーリの言う通りにするよ」


 近寄ってきたムーリのおっぱいをモニュモニュしながらキスをする。


 ムーリはムーリで俺をちょっと特別視してるところがあるからなー。

 どこまでも周りの人たちの為に頑張れるワンダ達の心がこの程度で折れる訳ないってばー。


「……ねぇパパぁ。私、パパたちくらいに力をつけなきゃ駄目なのかなー……。正直自信無いんですけどー?」

「別に無理に強くなる必要は無いよ。アウラの敵は俺が排除してあげるからね」


 少し落ち込んでいる様子のアウラを抱きしめて、ニーナと一緒によしよしなでなでの刑に処す。

 俺とニーナに抱き締められて、落ち込みつつもご満悦な娘が可愛すぎるんですよねー。


「アウラは最強になれる資質を持っているけれど、最強になる義務を持って生まれたわけじゃないんだ。自由に生きていいんだよー」

「その最強になる資質っていうのも、パパを見てると疑わしくなっちゃうんですけど~……?」


 アウラの資質は間違いなく群を抜いているんだから、弱いままで無理矢理強くなってしまった俺のことなんて気にしなくていいんだけどなー。


 ガルクーザもレガリアも世界呪ももういないんだから、アウラが戦うべき相手なんてもう残ってないよ。

 だからアウラは無理に強さを求めなくていいんだよー。よしよしなでなで。ぎゅーっ。


「う、う~……。ダンよ、今のはなんだったのじゃぁ……?」

「あ、起きたフラッタ? じゃあみんなもそろそろ目が覚めるかな?」


 こしこしと目を擦るフラッタの目覚めを皮切りに、失神から目を覚ます仕合わせの暴君メンバー。


 それじゃもう良い時間だし、今日のところは上がろうか。家に帰ろう。

 アウラとニーナを抱っこして、転移魔法のコンボで一気にマグエルに帰宅した。


 奈落を脱出したら結構な時間だったので、急いで夕食の準備を始めた。

 まだ少しぼーっとしている仕合わせの暴君メンバーは休憩してもらおう。


「……家族全員で行動するのはすっごく楽しいんだけど、帰ってきてから食事の用意をしなきゃいけないのは面倒だねぇ」

「いえいえ、その準備も家族みんなでやればとっても楽しいですよ。何の苦にもなりませんっ」


 とびっきりの笑顔で手際よく調理を進めていくエマ。

 食事の準備中はみんなとイチャイチャしていてと言われたんだけど、俺がなんとなくみんなに食事を振舞いたくなったので、調理組と一緒に炊事場に立つ事にしたのだ。


「リーチェのおかげで調理しながらでも会話できるしね。面倒なんて言ったら罰が当たっちゃうか」

「ですよーっ! 早く説明してくださいよーっ! さっきのダンさんの能力、なんだったんですかーっ!?」

「んもーっ! ラトリア様ったら! 今は私がダンさんとお話してたんだから入ってこないでくださいよーっ!」

「何よーっ! エマはダンさんと一緒に料理できるんだからいいでしょーっ!? 私は料理出来ないんだから会話くらいさせてよーっ!」


 ラトリアって娘であるフラッタにさえ敬語で接するのに、唯一エマにだけは敬語を使わないんだよなー。


 以前はラトリアに言い返すなんて事は無かったエマも、今はより親密になって普通に言い返すようになっている。

 この2人はもう主人と侍女なんて関係じゃ語れない。立派な家族同士になっていると思えた。


「えーっと、手合わせの時の説明と、ラトリアたちの職業浸透についても話したいんだけどさ……。リーチェ、この会話ってチャールとシーズも聞いてるよね?」

「勿論だよ。2人を仲間はずれにする気はもう無いからねー」

「ん~……。愚問だとは思うけど一応みんなに確認するよ。2人の前で職業設定の話や俺達の能力の話をするの、問題じゃないかなぁ?」

「「「ぜーんぜんっ!」」」


 みんな口々に問題ないよーとか、2人はもう家族だよーとか捲し立ててくる。


 いや、2人はもう家族だよーって、それ俺が娶るって意味ですよね?

 ニーナも普通に俺がアウラとしてるところを2人に見せちゃってるし、2人の事は既に身内として扱ってる感じなんだよなぁ。


「これも一応確認させてね? チャール。シーズ。これから話す事は一応家族だけの秘密って事になってるんだ。だからこれを聞いちゃうと俺に嫁ぐのがほぼ確定しちゃうけど、2人はそれでも聞きたいかな?」

「ざっけんなダン! こっちはもうとっくにお前の嫁のつもりなんだよ! 今更何の確認してんだバーカ!」

「え、えぇ……」


 とっくに嫁いだつもりなんだよバーカって、それどんな怒り方だよシーズさんってばぁ……。

 いや、俺だってシーズを他の誰にも渡す気は無いけど、確認くらいさせてくれても良くないですぅ?


「私も構わないよー? 正直ダン以上の男って見つかる気がしないもん」

「いやいやチャール。それは流石に買い被りすぎだって」

「相性って意味で、私が勉強や研究を優先しようとしても怒らないで応援してくれそうだしさっ。勿論ちゃんと恋愛感情もあるけど、生活環境としても理想的かなって思ってるんだー」

「あ~なるほど……。うん、チャールも了解。改めて宜しくね」


 既にほぼ決まっていたけど、これでチャールとシーズも娶る事は確定かぁ。


 これは確かに家の増築が必要になりそうだ。

 もう今のベッドでチャールとシーズも一緒に寝るのは厳しいもんなぁ……。


「ふふっ。教会関係者から家族が増えるのは嬉しいですっ。2人を家族に迎える日を楽しみにしてますねーっ」

「そこは止める立場なんじゃないの? ムーリはさぁ……」


 エロシスタームーリにストッパー役は期待してないけどね……。


 でも俺達の子供扱いの教会の孤児を娶っちゃうのって、孤児の母親役のムーリは抵抗無いのかなぁ?

 ……無いんだろうなぁ。


 調理を終えてササッと配膳し、フラッタとアウラの末っ子コンビを抱っこして遅めの夕食を開始する。


「それじゃ忘れないうちに、まずはムーリたちの職業設定から済ませよっか」


 アウターエフェクトモドキの群れを超えて最深部に到達したムーリたち5人は、しっかりと職業浸透を終えていた。

 なので手合わせの説明を始める前に、彼女たちの職業を間違いなく変更しておく。


 ムーリとラトリアとエマはアイテム職人を浸透させて、ターニアは防具職人、アウラは探索魔法士の浸透を終えている。

 そこからムーリとターニアは宝飾職人、ラトリアとエマは調剤士、アウラはいつの間にか得ていた修道士になる事を選択した。



 宝飾職人 最大LV50
 補正 持久力上昇 身体操作性上昇 五感上昇
 スキル アクセサリー鑑定 アクセサリー作成 インベントリ


 調剤士 最大LV50
 補正 持久力上昇 身体操作性上昇 五感上昇
 スキル ポーション鑑定 ポーション作成 インベントリ


 修道士 最大LV30
 補正 魔力上昇- 幸運上昇-
 スキル 回復魔法



 浸透効率のいい奈落の底で、最大LVが30しかない修道士で半日過ごすのは少々勿体無い。

 けどこれは職業設定ありきの発想なので、実際はたった1日で浸透が終わるだけで充分すぎるほどの成長なのだ。


 無意識に効率を求めるゲーマー脳を振り払って、みんなの職業設定を済ませた。


「へぇ~。本当にみんなの職業を自由に変えられるんだねぇ……。でもあんまりびっくり出来ないかなぁ……」

「だよなぁ……。今更職業設定とか言われても、むしろ納得しかしねぇよ……」


 チャールとシーズは思ったよりも冷静に現実を受け止めてくれたようだ。

 いや、別の事実を受け止めきれない代わりにこっちをあっさりと受け入れたみたいな、なんだか複雑な様子だな?


 まぁいいや。拒絶されるよりは受け入れられたほうがマシだろ。

 次はクラクラットで起こった事の顛末を報告する。


「ってことでさ。今日でクラクラットに行く用事は無くなったと思う。ティムルの血縁者も見つけることが出来たけど、あの人たちとティムルはもう一緒に暮らすことは無いと思うよ」

「あはーっ。私の家族はここにいるみんなだからねーっ。血が繋がってるってだけで家族面されちゃあ堪ったものじゃないわよぉ」

「他人と言いながら、ご主人様が過剰なくらい援助してきましたからね。あちらの方たちも、もう関わってくることは無いんじゃないでしょうか」


 俺、ティムル、シャロの報告を聞いて、みんなが複雑そうな表情を浮かべた。

 みんなティムルが大好きだから、ティムルお姉さんが心を痛めていないか心配してるんだろうなぁ。


 だけどティムルが笑顔で、自分の家族はここにいるみんなだと言ってくれたおかげで、心配そうな顔をしていたみんなも安心したように息を吐いたようだ。


「そしてラトリアお待ちかねの手合わせの時の能力なんだけど……。ごめんラトリア、新技だからまだ詳しく説明出来ないんだよねー……」

「そんなっ!? ここまで引っ張っておいてそれは酷いですよーっ!?」


 ラトリアの言い分は尤もなんだけど、まだ上手く言語かできてない部分があるんだよな。

 いつも通りノリで試しちゃったようなものだし?


 酷い酷いと詰め寄ってくるラトリアを宥めつつ、自分の中の感覚を言語化していく。


「んっと、本質的にはフラッタのオーラやヴァルゴのダークブリンガーと同じなんだ。魂に累積した職業補正とより深く繋がって、職業補正の魔力を全身に纏ったって感じかなぁ?」

「妾のオーラと本質的には同じって……。ダンよ……。お主自分がなにを言っているのか分かっておるのか……?」

「私もフラッタも、種族特性を発展させてオーラとダークブリンガーに行き着いたんですよ……? それを人間族の旦那様が再現するって……!」


 オーラとダークブリンガーを使いこなすフラッタとヴァルゴこそが、俺の説明に最も強い衝撃を受けてしまったようだ。

 自分が扱っている技術だからこそ、その難易度を誰よりも深く理解しているってことかな。


「いや、2人が驚くのは無理も無いと思うけどさ。発想が逆なんだよ」

「「逆?」」

「種族限定の魔力制御技術があるんじゃなくてさ。種族によって特定の魔力制御技術に向き不向きはあるって考えてみたんだ」


 竜人族じゃなければ竜化出来ない。魔人族じゃなければ魔技は使えない。


 2人の発想はこの世界では常識的な考え方だけど、外の世界から来た俺がこの世界の常識に縛られても仕方がないからね。

 人間族である俺が竜化や魔迅を再現するにはどうするべきか、ってベクトルで考えてみたんだよー。


「魔力で発動する能力である以上、究極的には人間族の俺にだって再現できなきゃおかしいって考えてみたんだよねー」

「「「いやいやっ! その発想のほうが絶対におかしいからっ!!」」」

「えー? そんなみんなで声を揃えて全否定しなくてもいいじゃんかー」


 そもそも、アウラが魔竜化や魔獣化をした時に気付くべきだったんだよね。

 種族特性って結局は魔力制御技術でしかなくて、他の種族が再現することも可能なんだって。


 種族特性って肉体じゃなくて魔力が変質している現象だから、職業補正によって種族特性の威力や効果が伸びたりするからね。

 だから魔力制御技術次第では種族に縛られずに種族特性を再現する事が可能で、それに職業補正を適用させることは充分可能だと思ったんだよなー。


「そもそもノーリッテが言ってたんだけど、各種族に肉体的な差異は殆ど無くて、体内に宿す魔力が違っているって話だったからね。魔力によって竜人族の身体能力や獣人族の敏捷性を獲得する方法があるはずだなーって思ってたんだ」

「う、う~ん……。滅茶苦茶言っているようで、ダンなりに根拠あってのことなのねぇ……? それで実際に成功しちゃってるわけだしぃ……」

「ティムル。お前がまだ俺の奴隷だった頃、フラッタとリーチェに剣を教わっていた時にさ。2人の手合わせを遠くから見た時、敏捷性補正が体の動きと微妙にずれている気がしたんだよ。それのせいでちょっと勘違いしちゃってたんだー」


 補正を意識して使いこなさないと、体と補正の作用に若干のズレが生じてしまう。

 だから誰よりも職業補正を意識して、補正に振り回されない強さを身につけなければいけない。

 当時の俺はそんな風に捉えちゃったんだけど……。


 今にして思えばあの時のフラッタとリーチェって、敏捷性補正に対して身体操作性補正と五感補正が全く追いついてなかったんだよね。

 動作に作用する補正の釣り合いが取れていなかったから、動作と実際の動きに若干のズレを感じてしまったんだ。


 だけど体を動かしていた本人には全く違和感が無かったのだから、補正自体は正常に働いてたんだよなぁ。


「早い話が、勘違いで職業補正を変に難しく考えちゃってたんだけど、累積した補正が釣り合いが取れたっぽい今、結局元の補正の使い方に収まったって感じだよー」

「うん……。ダンは分かりやすく説明してくれてるんだと思うんだけど、聞いてるこっちはさーっぱり意味不明なの……」

「ん~……、上手く伝わらなくて申し訳無いけど、これ以上説明しようがないんだよなー……」


 いくら世間から隔絶されて生活してきたとは言え、種族という枠組みが当たり前に存在する世界で生きてきたニーナに、その枠組みを超えるという発想は抱き難いのかもしれない。

 やってることはコンコンニーナの獣化と変わらないんだけどねー。


「俺としては職業補正との1段階上の繋がり方って感じなんだけど……。あ、なら色んな意味を込めて、『高次接続メタドライブ』とでも名付けようかなー」


 この世界の住人は元々みんな異世界人だったっていうけれど、実際に異世界人である事を自覚しているのは多分俺だけだろう。

 そういう意味でも、メタ的な思考の果てに辿り着いた職業補正の扱い方ってことで、メタドライブってネーミングはしっくり来るな、個人的には。


「のうヴァルゴ……。ダンは元の使い方に戻ったなどと言っておるが、それが本当なら妾たちとの補正効果に違いが出るのはおかしくないかのう……?」

「ですけどフラッタ……。多分旦那様は本気で同じだと思ってるんですよ……? 恐らくあれ以上の説明は期待出来ませんよ……」


 はいはいフラッタ、ヴァルゴ。全部聞こえてますすからねー?

 というか、俺に抱っこされてるのに内緒話とか出来る訳ないだろフラッタ。可愛いなぁもう。


「リーチェさんの精霊魔法と私の触心を組み合わせたように、大気中の広い範囲から魔力を感知してるようにも見えたねぇ……。あれが五感補正の果てにある能力なのかな……」

「ハーイみんなーっ。ダンの思考に引き摺られるのはそこまでなのーっ。ダンはいつも通りのダンなだけなんだからねー?」


 キュールが考え込みそうになったタイミングでニーナがパンパンと手を叩き、強引に話を切り上げてしまった。


 でもニーナ。

 確かに会話の出口が無さそうな流れになったなぁとは思ったけど、流石にその結論は酷すぎると思うんだよ?


 まぁでも、魔力制御で種族特性を再現出来る可能性が見えたのは朗報だよな?

 だって魔力制御を極めた先には、もしかしたらみんなと子供を作ることだってできるかもしれないんだもんねーっ!


 俺の新技メタドライブ……。

 みんなとの子作りの為にも絶対に極めるぞーっ!
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