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8章 新たな王と新たな時代2 亡霊と王
585 2人目 (改)
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「あ、ダン。思ったより早かったねー?」
シャロとキュールを連れて奈落の最終中継地点に転移すると、俺達に気付いたニーナが直ぐに声をかけてくれる。
どうやらニーナはヴァルゴと手合わせしていたみたいだ。
「2人のその様子だと、ちゃんとキュールさんも貰ってきたんだよねー?」
「まぁね。ご覧の通りって奴?」
「「あっ……」」
腰を抱いて両側に侍らせているシャロとキュールのぽっこり膨らんだ下腹を、服の上からなでなでしてニーナにアピールする。
それだけで甘い吐息を漏らす2人にうんうんと頷いて見せながらも、でもさーと直ぐに首を傾げてしまうニーナ。
「2人もお嫁さんを貰ったわりには合流するの早くない? ダンのことだから、下手すると時間を忘れてひたすら2人に出し続けると思ってたのにー」
「それをする為に2人の好色家を浸透させにきたんだよっ」
ニーナがエロい事を言うものだから、2人を抱き寄せている俺の両手さんがだんだん下がって、キュールとシャロの大事なところを服の上からクチュクチュし始めちゃったじゃないかー。
2人は直前までたっぷりエロい事をされてきたんだから、服の上からでも分かるくらいにまだビショビショなんだよー?
「ちなみにアウラたちはまだ来てないの? そろそろ着いててもおかしくないかもって思ってたけど」
周囲を見渡しても、中継地点には仕合わせの暴君メンバーの5人しか居合わせていないようだ。
ティムルとリーチェとフラッタは3人で乱戦的に手合わせをしている模様。
グランドドラゴンアクスを持ったティムルとドラゴンイーターを振るうフラッタのぶつかり合いって、古代中国の武将がやりあってるみたいでド迫力なんだよ?
「んー。流石に今日中にここまで来るのは難しそうなの。最深部には入ったみたいなんだけどねー」
「どうやらムーリとアウラに積極的に戦闘経験を積ませているみたいですね。ラトリアやターニアはもうここでも訓練にならないと言ってましたよ」
軽く汗を拭いたヴァルゴが会話に参加してくる。
今すぐヴァルゴのおっぱいに吸い付いてしょっぱい乳首を舐め回したいところだけど、今は新妻2人をクチュクチュしてあげるに留めよう。
「戦闘経験と言えば、シャロとキュールは戦えるようになりたい? 我が家の戦力は過剰なくらいだから無理に戦う力をつけなくてもいいけど、2人に希望があるなら聞いておきたいな」
「聞いておきたいならぁっ……! 指、止めてぇ……!」
「ごっ、ご主人様……! わ、私、服の上から触れられただけでぇ……!」
どうやら新妻2人はこのままでは会話が出来ないようなので、2人を解放してニーナとヴァルゴを押し倒し、2人のちょっと塩っけを感じるおっぱいをしゃぶりながら2人の中を交互に往復する。
ニーナとヴァルゴも声を我慢して偉いねーちゅぱちゅぱれろれろ。
よし、聞く態勢は万全だっ。2人とも話を聞かせてくれるかなっ。
「ここに来る直前にあんなにしたのに、まだするのかい……? というか、性交してないと話が出来ないのかな貴方は?」
「ああ……。ご主人様のそんなご立派なお姿を見せ付けられてしまっては、シャロの体はまた涎が止まらなくなってしまいますよぅ……」
「ほらほら2人とも。早く話してくれないと、このままずーっとニーナとヴァルゴを可愛がり続けちゃうよー? 俺としては大歓迎だけどっ」
声は我慢してるけど、性欲を我慢する気は毛頭ないニーナとヴァルゴは、身体操作性補正を駆使して体内だけを激しく蠢かせてくる。
新妻2人ではまだ再現出来ない圧倒的な締め付けに冷や汗をかきながら、朝に味わえなかった2人の体を堪能する。
「私は戦えるようになろうとは思ってないよ。でもチャールとシーズの足を引っ張るのは嫌だから、護身程度は出来るようになりたいかなぁ?」
「私もご主人様の所有物であるこの体を守れれば、それ以上の力は必要ないですね。私の仕事はご主人様の御子を生涯産み育てることですからっ」
うおおっ!? シャロの発言に合わせて魔迅バイブ発動とはやりおるわっ! 槍使いだけに?
上等だヴァルゴ。たっぷり注ぎ込んでやるからなぁぁぁ!
「はぁ……! はぁ……! じゃ、じゃあとりあえずは好色家。あっあっあとぉ……! 行商人と荷運び人までは2人ともぉっ!? ししっ浸透させようか……! 今日はとりあえずっ、好色家の浸透を目指っざっざっ、そうねぇ……!」
「え~……? あのダンさんが脂汗を浮かべてるんだけど……。ヴァルゴさんの中で何が起きてるのかなぁ……?」
「こっ、好色家を極めれば、私にもご主人様を搾り取ることが出来るんでしょうかっ! なら頑張りますっ!」
張り切ってるシャロには申し訳ないんだけど、ちょっと直ぐには移動できそうもないかなー?
隣りのニーナは舌舐めずりして俺を見てるし、手合わせをやめたティムルとフラッタもリーチェも完全にやる気マンだからね……。
ごめんねみんな。スケジュールが詰まってるからちょっと急がせてもらうんだよーっ!
「「「あんっ! あんっ! あんっ! はぁぁんっ……!」」」
シャロとヴァルゴには出せなかった本気の全力を搾り出して、仕合わせの暴君メンバーを全身全霊で愛し抜く。
俺達家族しかいない奈落の最深部に、今日も暫く淫らな声だけが響き渡ったのだった。
「つまり、ぼくたちで魔物をここまで引っ張ってくればいいんだね?」
全力で愛し合ったあと、体力を回復した出産間近にしか見えないリーチェが、これからすべき事を確認してくる。
どうやらみんなも手合わせを止めて、シャロとキュールの職業浸透に協力してくれるようだ。
即行で仕合わせの暴君メンバーのお腹を膨らませた俺は、シャロとキュールの職業浸透を進める為に異界から魔力が流れ込む穴とは逆の方向に中継地点を出た。
奈落の最深部の最深部、あの巨大な穴が空いている場所には魔物が出なかったからな。レベリングを行なう分にはここが1番魔力の濃い場所と言えるだろう。
「お腹の大きいみんなに働かせちゃってごめんね? でもシャロとキュールの敏捷性を考えたら、狩りに行くより釣ってもらった方が早くってさ」
「構わぬのじゃっ! 腹ごなしの為にひとっ走りさせてもらうのじゃっ! そして帰ったらもう1度お腹いっぱいにしてもらうのじゃーっ!」
んもーこれだからフラッタはー。
お腹いっぱいになっても足りないから、俺に注ぎなおしてもらうために腹ごなししたがるなんてえっちすぎるってばぁ。
「で、ダンは2人と一緒にここに残って、私たちが引き連れて来た魔物を殲滅する、のはいいんだけどぉ……。その間ずーっと、そのまま続けてるわけぇ?」
「「はぁぁんっ! やぁぁんっ!」」
シャロとキュールを押し倒して、交互に出し入れしている俺の姿を見て、肩を竦めながら確認してくる臨月ティムル。
いやー、ただ待ってるだけってのも暇ですし? 2人には好色家の浸透を体感していただきたいですし?
「新しく迎えた2人は、みんなと比べて俺と肌を重ねた回数が圧倒的に少ないからさ。僅かな時間を見つけて上書きと取り立てを進めていかないとねっ」
「あはっ。なんだかそれ久々に聞いたのっ。もう私たちは上書きするところが残ってないほどダンにえっちに染められちゃったのーっ!」
おおっと、ニーナがあまりにも興奮させてくるものだから、勢い余ってキュールに注ぎ込んじゃったよ。
せっかくだから1度このままお腹いっぱいにしてあげるね。
「う~ん……。ぼくも姉さんの分まで上書きされちゃった気がするもんねぇ……。ダンと出会うまでってどうやって生きてたのかすら覚えてないよ」
「……私が旦那様と出会ってから、まだ半年も経っていないのですねぇ。なんだか生まれる前からずっと一緒に居たような気がするくらい、旦那様の魂を注ぎ込まれてしまった気がしますよぉ……」
くっそぉ! 普段の引き締まったみんなのことを知ってるからこそ、俺が限界まで膨らませてしまったみんなの体に最高に興奮しちゃうよぉっ!
でもキュールにこれ以上出すのは危険だから、今度はシャロがお腹いっぱいになろうねー。
「お腹の大きい妻だけに働かせて自分は他の女性を抱き続けるって、俺の価値観だと最低最悪のクズ男の気がして仕方ないだけどさぁ……。こっちの価値観ではそんなことないんだよ、ね?」
「あはーっ。勿論よぉ。ダンが1人でも多くの女性を愛して幸せにしてくれるのが、私たち全員の願いだと思ってくれていいからねーっ。良い子だからダンはそのまま2人をいっぱい可愛がってあげてねぇ?」
「それに、今の2人がダンの常識についていくのは少々厳しすぎるのじゃ。気軽にイントルーダーを呼び出すダンと共に暮らすためには、多少無理矢理にでも職業浸透を進めねば2人のほうが持たぬのじゃ」
エロ方面にどこまでも甘やかしてくるティムルと、エロい雰囲気の時はまじめなことを言うフラッタに感謝の気持ちを込めて、ちゅっちゅっと軽くキスをする。
家族と友人では俺の中での線引きが変わってくるからね。
出来れば家族に隠し事をしたくないから、それに耐えられるように新妻2人にも少し職業浸透を進めてもらわなきゃいけないようだ。
「それじゃ行ってくるのーっ! ドロップアイテムの回収も私たちがやるけど、魔物を倒すのだけはちゃんとダンがするんだよー? 2人にかっこいいダンをいーっぱい見せ付けてあげなさいっ」
いやいやニーナ。この状況でシャロたちが痛感するのは俺のヒモっぷりだけだと思うんだよ?
そんなことを思いながらシャロにゆっくり注ぎ込み、5人をキスで送り出した。
みんなが散った後、はぁはぁと肩で息をしながらも力なく抱き付いてくる可愛い2人を鑑定する。
えーっと、キュールは村人、商人、旅人、行商人、魔法使い、職人を浸透させていて、現在冒険者のようだ。
非戦闘員だと言っていた割には結構浸透を進めて……って違う違う。半分以上ウチに来てから浸透してんだこれ。
冒険者は研究所の案内のために転職しただけなので、現在のLVは1だ。サクッと好色家に変更っと。
好色家 最大LV30
補正 持久力上昇+ 持久力上昇 持久力上昇-
スキル 精力増進 病気耐性-
一方のシャロは村人、旅人、商人、冒険者の浸透が終わっていて、現在好色家LV8だ。
思ったよりも浸透が進んでいないと取るべきか、思った以上に進んでいると取るべきか……。
シャロの実兄である馬鹿殿下なんかは戦えそうな雰囲気だったし、新王マーガレット陛下なんて魔物狩りとして活動していてアウターエフェクトの討伐経験すらあるくらいだ。
前王シモンが怠惰で無能であったからといって、スペルディア家全員が職業浸透を進めていないわけじゃない。
恐らくは当人の自由にされているんだろう。
でも、シャロの場合は微妙なんだよなぁ……。
あの馬鹿殿下に四六時中弄ばれて、職業浸透を進める余裕が無かっただけの可能性も低くない気がするよ。
これから不必要に腕を磨くつもりもなさそうだし……。エロに特化して浸透を進めさせるかな?
「お待たせなのーっ! いっぱい引っ張ってきたからねーーーっ!」
「うぉ、考え事してる暇も無いか」
1分も経たずに大量のアウターエフェクトもどきを引き連れたニーナが、右手をブンブン振って楽しそうに駆け寄ってくる。
ニーナって走る系のアクション好きすぎだよなー。無理もないけど。
「『白き閃光。不言の万雷。滅紫の衝撃。雷霆響くは界雷の宴。汝、瞬き奔る者よ。サンダースパーク』」
クルセイドロアでも良かったんだけど、消費コストの軽めなサンダースパークでも無事に全ての魔物が消滅してくれた。
本来ならキュールとシャロには対峙するのも辛い魔物のはずだけど、それ以上の極限状態の2人は魔物の接近も殲滅も気にする余裕はなさそうだ。
「……ん~。やっぱり1回では無理だったかぁ」
確か俺達が初めて奈落の底でレベリングした時は、1つの群れを殲滅する毎に職業浸透が終わってきた記憶がある。
けれどキュールの好色家はLV18、シャロはLV27と、1度では浸透を終えてくれなかった。
「ダンーっ! 魔物を届けに参ったのじゃーっ!」
ま、この程度の差、誤差もいいところっすけどねぇ?
既にお腹いっぱいになった2人の中を掻き回しながら、みんなが引き連れてくる魔物をサンダースパークで瞬殺し、ドロップアイテムを回収し終わった妻をキスで送り出すだけの簡単な作業です?
フラッタが連れて来た魔物を殲滅したら、無事に2人とも好色家の浸透を終えてくれた。
「う、うおおおお……! よ、予想はしてたけど、実際目の当たりにすると……!」
「んぁぁ……! ご主人様が……、中でまた大き、くぅ……!」
好色家を浸透させたシャロに職業設定を行うと、そこには艶福家大先生のお名前があるじゃーないですかぁっ!
秒でシャロを艶福家に設定して、忘れずにキュールの職業を冒険者にする前の職業だった武器職人に戻しておく。
艶福家 最大LV100
補正 全体体力上昇 全体魔力上昇 全体持久力上昇+ 全体幸運上昇+
全体五感上昇+
スキル 全体補正上昇+ 精力増進+ 全体病気耐性+ 魔玉発光促進
稀少品出現率上昇
武器職人 最大LV50
補正 持久力上昇 身体操作性上昇 五感上昇
スキル 武器鑑定 武器作成 インベントリ
よぉっし! シャロの艶福家を浸透させきるまで今夜は帰らないぞーっ!
主に頑張ってくれるのは愛するみんなの方なんですけどねーっ!
シャロが艶福家を浸透させている間にキュールの生産職も進めまくって、帰る頃には2人の体を極上のエロボディに仕上げてあげるからねーっ!
「なっ、なんっ、でぇ……? さっきよりずっと、きもちいいっ……!?」
「す、凄いですご主人様ぁ……! シャロのお腹、こんなに膨らんでるのにぃ、全然辛くないんですよぉ……!?」
エロ職業と生産職の浸透が進んで行く2人もノリノリになってくれたので、みんなに甘えてどんどん職業浸透を進めていく。
帰ってくる度キスで送り出されるのが楽しくなってきたのか、みんなも張り切って魔物を集めてくれるから浸透が捗って仕方ないなぁ!
この日キュールは好色家、武器職人、防具職人、宝飾職人、アイテム職人、調剤士、探索魔法士、支援魔法士、冒険者まで浸透させて探索者になり、シャロは好色家、艶福家、戦士、行商人、荷運び人、魔法使い、好事家、職人、武器職人、飛脚まで浸透させて、メイン職業を防具職人、追加職業に宝飾職人を設定した。
パワーレベリングは危険だってぇ?
この2人は戦う気が無いからいいんですーっ! この2人の戦場はベッドの上なので、そこに特化した職業浸透を進めさせていただいただけですからーっ!
そしてシャロ、何気に我が家で2人目の好事家である。
職業浸透が終わったら頑張って走り回ってくれた5人にたっぷりとご褒美を注ぎこみ、頑張ってよがり狂ってくれた2人にも改めて注ぎ込み、合流したムーリたちと一緒に家族みんなで帰宅したのだった。
シャロとキュールを連れて奈落の最終中継地点に転移すると、俺達に気付いたニーナが直ぐに声をかけてくれる。
どうやらニーナはヴァルゴと手合わせしていたみたいだ。
「2人のその様子だと、ちゃんとキュールさんも貰ってきたんだよねー?」
「まぁね。ご覧の通りって奴?」
「「あっ……」」
腰を抱いて両側に侍らせているシャロとキュールのぽっこり膨らんだ下腹を、服の上からなでなでしてニーナにアピールする。
それだけで甘い吐息を漏らす2人にうんうんと頷いて見せながらも、でもさーと直ぐに首を傾げてしまうニーナ。
「2人もお嫁さんを貰ったわりには合流するの早くない? ダンのことだから、下手すると時間を忘れてひたすら2人に出し続けると思ってたのにー」
「それをする為に2人の好色家を浸透させにきたんだよっ」
ニーナがエロい事を言うものだから、2人を抱き寄せている俺の両手さんがだんだん下がって、キュールとシャロの大事なところを服の上からクチュクチュし始めちゃったじゃないかー。
2人は直前までたっぷりエロい事をされてきたんだから、服の上からでも分かるくらいにまだビショビショなんだよー?
「ちなみにアウラたちはまだ来てないの? そろそろ着いててもおかしくないかもって思ってたけど」
周囲を見渡しても、中継地点には仕合わせの暴君メンバーの5人しか居合わせていないようだ。
ティムルとリーチェとフラッタは3人で乱戦的に手合わせをしている模様。
グランドドラゴンアクスを持ったティムルとドラゴンイーターを振るうフラッタのぶつかり合いって、古代中国の武将がやりあってるみたいでド迫力なんだよ?
「んー。流石に今日中にここまで来るのは難しそうなの。最深部には入ったみたいなんだけどねー」
「どうやらムーリとアウラに積極的に戦闘経験を積ませているみたいですね。ラトリアやターニアはもうここでも訓練にならないと言ってましたよ」
軽く汗を拭いたヴァルゴが会話に参加してくる。
今すぐヴァルゴのおっぱいに吸い付いてしょっぱい乳首を舐め回したいところだけど、今は新妻2人をクチュクチュしてあげるに留めよう。
「戦闘経験と言えば、シャロとキュールは戦えるようになりたい? 我が家の戦力は過剰なくらいだから無理に戦う力をつけなくてもいいけど、2人に希望があるなら聞いておきたいな」
「聞いておきたいならぁっ……! 指、止めてぇ……!」
「ごっ、ご主人様……! わ、私、服の上から触れられただけでぇ……!」
どうやら新妻2人はこのままでは会話が出来ないようなので、2人を解放してニーナとヴァルゴを押し倒し、2人のちょっと塩っけを感じるおっぱいをしゃぶりながら2人の中を交互に往復する。
ニーナとヴァルゴも声を我慢して偉いねーちゅぱちゅぱれろれろ。
よし、聞く態勢は万全だっ。2人とも話を聞かせてくれるかなっ。
「ここに来る直前にあんなにしたのに、まだするのかい……? というか、性交してないと話が出来ないのかな貴方は?」
「ああ……。ご主人様のそんなご立派なお姿を見せ付けられてしまっては、シャロの体はまた涎が止まらなくなってしまいますよぅ……」
「ほらほら2人とも。早く話してくれないと、このままずーっとニーナとヴァルゴを可愛がり続けちゃうよー? 俺としては大歓迎だけどっ」
声は我慢してるけど、性欲を我慢する気は毛頭ないニーナとヴァルゴは、身体操作性補正を駆使して体内だけを激しく蠢かせてくる。
新妻2人ではまだ再現出来ない圧倒的な締め付けに冷や汗をかきながら、朝に味わえなかった2人の体を堪能する。
「私は戦えるようになろうとは思ってないよ。でもチャールとシーズの足を引っ張るのは嫌だから、護身程度は出来るようになりたいかなぁ?」
「私もご主人様の所有物であるこの体を守れれば、それ以上の力は必要ないですね。私の仕事はご主人様の御子を生涯産み育てることですからっ」
うおおっ!? シャロの発言に合わせて魔迅バイブ発動とはやりおるわっ! 槍使いだけに?
上等だヴァルゴ。たっぷり注ぎ込んでやるからなぁぁぁ!
「はぁ……! はぁ……! じゃ、じゃあとりあえずは好色家。あっあっあとぉ……! 行商人と荷運び人までは2人ともぉっ!? ししっ浸透させようか……! 今日はとりあえずっ、好色家の浸透を目指っざっざっ、そうねぇ……!」
「え~……? あのダンさんが脂汗を浮かべてるんだけど……。ヴァルゴさんの中で何が起きてるのかなぁ……?」
「こっ、好色家を極めれば、私にもご主人様を搾り取ることが出来るんでしょうかっ! なら頑張りますっ!」
張り切ってるシャロには申し訳ないんだけど、ちょっと直ぐには移動できそうもないかなー?
隣りのニーナは舌舐めずりして俺を見てるし、手合わせをやめたティムルとフラッタもリーチェも完全にやる気マンだからね……。
ごめんねみんな。スケジュールが詰まってるからちょっと急がせてもらうんだよーっ!
「「「あんっ! あんっ! あんっ! はぁぁんっ……!」」」
シャロとヴァルゴには出せなかった本気の全力を搾り出して、仕合わせの暴君メンバーを全身全霊で愛し抜く。
俺達家族しかいない奈落の最深部に、今日も暫く淫らな声だけが響き渡ったのだった。
「つまり、ぼくたちで魔物をここまで引っ張ってくればいいんだね?」
全力で愛し合ったあと、体力を回復した出産間近にしか見えないリーチェが、これからすべき事を確認してくる。
どうやらみんなも手合わせを止めて、シャロとキュールの職業浸透に協力してくれるようだ。
即行で仕合わせの暴君メンバーのお腹を膨らませた俺は、シャロとキュールの職業浸透を進める為に異界から魔力が流れ込む穴とは逆の方向に中継地点を出た。
奈落の最深部の最深部、あの巨大な穴が空いている場所には魔物が出なかったからな。レベリングを行なう分にはここが1番魔力の濃い場所と言えるだろう。
「お腹の大きいみんなに働かせちゃってごめんね? でもシャロとキュールの敏捷性を考えたら、狩りに行くより釣ってもらった方が早くってさ」
「構わぬのじゃっ! 腹ごなしの為にひとっ走りさせてもらうのじゃっ! そして帰ったらもう1度お腹いっぱいにしてもらうのじゃーっ!」
んもーこれだからフラッタはー。
お腹いっぱいになっても足りないから、俺に注ぎなおしてもらうために腹ごなししたがるなんてえっちすぎるってばぁ。
「で、ダンは2人と一緒にここに残って、私たちが引き連れて来た魔物を殲滅する、のはいいんだけどぉ……。その間ずーっと、そのまま続けてるわけぇ?」
「「はぁぁんっ! やぁぁんっ!」」
シャロとキュールを押し倒して、交互に出し入れしている俺の姿を見て、肩を竦めながら確認してくる臨月ティムル。
いやー、ただ待ってるだけってのも暇ですし? 2人には好色家の浸透を体感していただきたいですし?
「新しく迎えた2人は、みんなと比べて俺と肌を重ねた回数が圧倒的に少ないからさ。僅かな時間を見つけて上書きと取り立てを進めていかないとねっ」
「あはっ。なんだかそれ久々に聞いたのっ。もう私たちは上書きするところが残ってないほどダンにえっちに染められちゃったのーっ!」
おおっと、ニーナがあまりにも興奮させてくるものだから、勢い余ってキュールに注ぎ込んじゃったよ。
せっかくだから1度このままお腹いっぱいにしてあげるね。
「う~ん……。ぼくも姉さんの分まで上書きされちゃった気がするもんねぇ……。ダンと出会うまでってどうやって生きてたのかすら覚えてないよ」
「……私が旦那様と出会ってから、まだ半年も経っていないのですねぇ。なんだか生まれる前からずっと一緒に居たような気がするくらい、旦那様の魂を注ぎ込まれてしまった気がしますよぉ……」
くっそぉ! 普段の引き締まったみんなのことを知ってるからこそ、俺が限界まで膨らませてしまったみんなの体に最高に興奮しちゃうよぉっ!
でもキュールにこれ以上出すのは危険だから、今度はシャロがお腹いっぱいになろうねー。
「お腹の大きい妻だけに働かせて自分は他の女性を抱き続けるって、俺の価値観だと最低最悪のクズ男の気がして仕方ないだけどさぁ……。こっちの価値観ではそんなことないんだよ、ね?」
「あはーっ。勿論よぉ。ダンが1人でも多くの女性を愛して幸せにしてくれるのが、私たち全員の願いだと思ってくれていいからねーっ。良い子だからダンはそのまま2人をいっぱい可愛がってあげてねぇ?」
「それに、今の2人がダンの常識についていくのは少々厳しすぎるのじゃ。気軽にイントルーダーを呼び出すダンと共に暮らすためには、多少無理矢理にでも職業浸透を進めねば2人のほうが持たぬのじゃ」
エロ方面にどこまでも甘やかしてくるティムルと、エロい雰囲気の時はまじめなことを言うフラッタに感謝の気持ちを込めて、ちゅっちゅっと軽くキスをする。
家族と友人では俺の中での線引きが変わってくるからね。
出来れば家族に隠し事をしたくないから、それに耐えられるように新妻2人にも少し職業浸透を進めてもらわなきゃいけないようだ。
「それじゃ行ってくるのーっ! ドロップアイテムの回収も私たちがやるけど、魔物を倒すのだけはちゃんとダンがするんだよー? 2人にかっこいいダンをいーっぱい見せ付けてあげなさいっ」
いやいやニーナ。この状況でシャロたちが痛感するのは俺のヒモっぷりだけだと思うんだよ?
そんなことを思いながらシャロにゆっくり注ぎ込み、5人をキスで送り出した。
みんなが散った後、はぁはぁと肩で息をしながらも力なく抱き付いてくる可愛い2人を鑑定する。
えーっと、キュールは村人、商人、旅人、行商人、魔法使い、職人を浸透させていて、現在冒険者のようだ。
非戦闘員だと言っていた割には結構浸透を進めて……って違う違う。半分以上ウチに来てから浸透してんだこれ。
冒険者は研究所の案内のために転職しただけなので、現在のLVは1だ。サクッと好色家に変更っと。
好色家 最大LV30
補正 持久力上昇+ 持久力上昇 持久力上昇-
スキル 精力増進 病気耐性-
一方のシャロは村人、旅人、商人、冒険者の浸透が終わっていて、現在好色家LV8だ。
思ったよりも浸透が進んでいないと取るべきか、思った以上に進んでいると取るべきか……。
シャロの実兄である馬鹿殿下なんかは戦えそうな雰囲気だったし、新王マーガレット陛下なんて魔物狩りとして活動していてアウターエフェクトの討伐経験すらあるくらいだ。
前王シモンが怠惰で無能であったからといって、スペルディア家全員が職業浸透を進めていないわけじゃない。
恐らくは当人の自由にされているんだろう。
でも、シャロの場合は微妙なんだよなぁ……。
あの馬鹿殿下に四六時中弄ばれて、職業浸透を進める余裕が無かっただけの可能性も低くない気がするよ。
これから不必要に腕を磨くつもりもなさそうだし……。エロに特化して浸透を進めさせるかな?
「お待たせなのーっ! いっぱい引っ張ってきたからねーーーっ!」
「うぉ、考え事してる暇も無いか」
1分も経たずに大量のアウターエフェクトもどきを引き連れたニーナが、右手をブンブン振って楽しそうに駆け寄ってくる。
ニーナって走る系のアクション好きすぎだよなー。無理もないけど。
「『白き閃光。不言の万雷。滅紫の衝撃。雷霆響くは界雷の宴。汝、瞬き奔る者よ。サンダースパーク』」
クルセイドロアでも良かったんだけど、消費コストの軽めなサンダースパークでも無事に全ての魔物が消滅してくれた。
本来ならキュールとシャロには対峙するのも辛い魔物のはずだけど、それ以上の極限状態の2人は魔物の接近も殲滅も気にする余裕はなさそうだ。
「……ん~。やっぱり1回では無理だったかぁ」
確か俺達が初めて奈落の底でレベリングした時は、1つの群れを殲滅する毎に職業浸透が終わってきた記憶がある。
けれどキュールの好色家はLV18、シャロはLV27と、1度では浸透を終えてくれなかった。
「ダンーっ! 魔物を届けに参ったのじゃーっ!」
ま、この程度の差、誤差もいいところっすけどねぇ?
既にお腹いっぱいになった2人の中を掻き回しながら、みんなが引き連れてくる魔物をサンダースパークで瞬殺し、ドロップアイテムを回収し終わった妻をキスで送り出すだけの簡単な作業です?
フラッタが連れて来た魔物を殲滅したら、無事に2人とも好色家の浸透を終えてくれた。
「う、うおおおお……! よ、予想はしてたけど、実際目の当たりにすると……!」
「んぁぁ……! ご主人様が……、中でまた大き、くぅ……!」
好色家を浸透させたシャロに職業設定を行うと、そこには艶福家大先生のお名前があるじゃーないですかぁっ!
秒でシャロを艶福家に設定して、忘れずにキュールの職業を冒険者にする前の職業だった武器職人に戻しておく。
艶福家 最大LV100
補正 全体体力上昇 全体魔力上昇 全体持久力上昇+ 全体幸運上昇+
全体五感上昇+
スキル 全体補正上昇+ 精力増進+ 全体病気耐性+ 魔玉発光促進
稀少品出現率上昇
武器職人 最大LV50
補正 持久力上昇 身体操作性上昇 五感上昇
スキル 武器鑑定 武器作成 インベントリ
よぉっし! シャロの艶福家を浸透させきるまで今夜は帰らないぞーっ!
主に頑張ってくれるのは愛するみんなの方なんですけどねーっ!
シャロが艶福家を浸透させている間にキュールの生産職も進めまくって、帰る頃には2人の体を極上のエロボディに仕上げてあげるからねーっ!
「なっ、なんっ、でぇ……? さっきよりずっと、きもちいいっ……!?」
「す、凄いですご主人様ぁ……! シャロのお腹、こんなに膨らんでるのにぃ、全然辛くないんですよぉ……!?」
エロ職業と生産職の浸透が進んで行く2人もノリノリになってくれたので、みんなに甘えてどんどん職業浸透を進めていく。
帰ってくる度キスで送り出されるのが楽しくなってきたのか、みんなも張り切って魔物を集めてくれるから浸透が捗って仕方ないなぁ!
この日キュールは好色家、武器職人、防具職人、宝飾職人、アイテム職人、調剤士、探索魔法士、支援魔法士、冒険者まで浸透させて探索者になり、シャロは好色家、艶福家、戦士、行商人、荷運び人、魔法使い、好事家、職人、武器職人、飛脚まで浸透させて、メイン職業を防具職人、追加職業に宝飾職人を設定した。
パワーレベリングは危険だってぇ?
この2人は戦う気が無いからいいんですーっ! この2人の戦場はベッドの上なので、そこに特化した職業浸透を進めさせていただいただけですからーっ!
そしてシャロ、何気に我が家で2人目の好事家である。
職業浸透が終わったら頑張って走り回ってくれた5人にたっぷりとご褒美を注ぎこみ、頑張ってよがり狂ってくれた2人にも改めて注ぎ込み、合流したムーリたちと一緒に家族みんなで帰宅したのだった。
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