異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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7章 家族みんなで冒険譚2 聖域に潜む危機

499 錬金術 (改)

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「どうか私達ドワーフ族に知恵を貸して欲しい」


 アウター管理局局長のタヌークさんが、俺に向かって静かに頭を下げている。

 クラメトーラの行政組織について確認したかっただけなんだけど、いつの間にかアウター管理局のトップであるタヌークさんと、クラメトーラの将来について話し合うことになってしまった。解せぬ。


「そもそもの話なんだけどさぁ。クラメトーラの将来とかドワーフ族の代表を話し合う相手がアウター管理局のみなさんで合ってるの? 他にお偉いさんとか権力者とか居たりしないわけ?」

「権力者、有力者は他にも居るが、クラメトーラの行政を司っているのはアウター管理局で間違いないな」


 副局長のタァツネさんが俺の質問に即答する。

 権力者は他に居る。けど行政はここで間違いないのか。市役所みたいなものかな?


「ちなみに他の有力者って?」

「1番は職人連合だな。ドワーフと職人は切っても切れん存在だ。転職魔法陣の管理から装備品の素材の流通にまで口を出せる職人連合は、実質クラクラットの最大勢力と言っていい、のだが……」

「が?」

「名前の通り複数の工房からなる連合組織だからな。明確なトップが居ない。勿論最大手の工房という意味のトップは居るが、そことて独断で意見を通すほどの権限は無いのだ。ある意味公平な組織かもしれぬな」


 ふぅん。組合みたいなものかな?

 恐らく組織運営に関して役職的なトップの人は居るんだろうけれど、連合の方針を独断で決められるような権限を持つ人は居ないと。


 職人に敬意を払うドワーフ族だからこそ、職人連合の発言力は強くとも、その構成員の意見をまるっと無視することはできない、みたいな感じか?


「職人連合は装備品の製作と流通を一手に担っているからな。誰にも決して敵対は出来ない。だが逆に彼らは装備品以外の事に殆ど興味を持たない」

「なるほど。クラクラットの支配や富の独占にも興味が無いわけだ?」

「その通り。職人連合は職人として高みを目指す事にしか興味が無い、まさしくドワーフらしい集団だと言えるだろうな」

「ちなみに先ほどダンに絡んでいた連中、『山脈の産声』も職人連合に加盟している工房の1つだ」

「うげっ……。既にクラメトーラの最大勢力に目を付けられてるのぉ……」


 レイブンさんの補足にゲンナリさせられる。その情報は要らなかったなー。

 要らなかったけど、悪の組織とか圧政を強いる権力者とかではなさそうなのが救いか。


「もう1つはノッキングスレイヤーの連中だな」

「ノッキングスレイヤー? 他じゃ聞いた事の無い集団だね?」

「暴王のゆりかごに潜ってドロップアイテムを採集する集団で、ひと言で言えば魔物狩りだな」


 魔物狩りかよ! なら大層な名前をつけずに魔物狩りって名乗れよ、もうっ!

 要するに組織された魔物狩り集団ってこと?


「自由取引が行なわれている王国と違い、クラクラットでは装備品の素材は職人連合が管理し、食料を含めたそれ以外のドロップアイテムはアウター管理局で買い取っている為に競争が無いのだ。だから魔物狩りも組織立って動くようになっていったのだよ」

「ってことは、クラメトーラには個人単位で魔物狩りをしている者は居ない?」

「居ない。職人連合、アウター管理局、ノッキングスレイヤーは密接に関わりあっているからな。個人単位でここに割り込むのは得策では無いし、そもそもメリットも無い。貧しい土地だからな」


 貧しい土地だから、富を独占しても高が知れてるってことか?


 富を独占して他人の困窮を放置したら、直ぐにクラメトーラ全体が破綻してしまう。

 だからドロップアイテムを独占せず、全体に行き渡るようアウター管理局に管理させていたのかね?


 そこまで気が遣えるならなんで困窮を放置しやがったんだと思わないでもないけど、ドワーフ族全体の問題を個人に追求しても意味が無い、か。


「職人連合、アウター管理局、ノッキングスレイヤー。この3つの力関係は対等なのかな?」

「一応対等ということになってはいるな。ただし職人を崇拝しているドワーフ族は職人連合を優先しがちだし、素材を直接取ってくるノッキングスレイヤーと装備品を製作する職人連合はかなり仲が良い。我らアウター管理局は疎まれているかもしれんなぁ」


 ああ、生産者と消費者の関係なんだ、その2つは。

 その間に挟まるアウター管理局の存在は邪魔に思われても仕方ないよな。だからアウター管理局だけちょっとだけ孤立気味なのね。


「えーと、それじゃこの前までアウター管理局に暴王のゆりかごの探索禁止を言い渡していたのは、職人連合とノッキングスレイヤーだった?」

「……それは、違う。彼らではない」

「……局長? どうしました?」


 俺の質問に体を強張らせるタヌークさん。この反応はカイメンたちのことを知ってるってことかな。

 そしてタァツネとヌゥジーナさんは何も知らなそうだ。


 さて、ここで切り込むと先の展開が読めないんだけど、カイメンたちの事に触れないままでクラメトーラの話は出来ないからな。

 俺はいつでも単刀直入ノーガード戦法だ。踏み込もう。この戦法しか知らないだけなんですけどね?


「タヌークさん。カイメンって名前に聞き覚えはある?」

「なぁっ!? なななっ、なんで外部の者からアルケミストの名前が出るのだっ!?」


 錬金術士アルケミストねぇ。

 確かにアニメや漫画じゃ、ホムンクルスって錬金術を用いて生み出される人工生命体の事を指す言葉だよなぁ。


 アウター管理局の局長だけにはその存在が知らされているのか? それともアルケミスト側から局長を選出されているのか……。

 まぁいいや。踏み込め踏み込めーっ。


「アルケミストって名前は初めて聞いたんだけどさ。俺はホムンクルス計画やアウラの事を知って……」

「馬鹿なぁっ!? アウラの……アウラの名まで知っているだとぉ……!? お前は……お前はいったい……!?」

「ん~、単刀直入に言おうか。俺はアルケミストを壊滅させて、暴王のゆりかごからアウラを解放したんだよ」

「………………は?」

「俺が殺したわけじゃないけど、結果的に壊滅したんだよ。アルケミストはもうカイメンしか残ってないんじゃない?」


 俺の言葉の意味が理解できない様子のタヌークさんは、顎が外れたみたいに大口を開けてポカーンとしてしまっている。


 んー……。タヌークさんのこの反応的に、カイメンをこの場に引き摺ってくれば良かった?

 でもカイメンたちの扱いがどうなってるのか分からなかったし、連れて来れなかったのも仕方ないよなぁ。


「ダンよ……。カイメンとは、アルケミストとはなんだ?」

「レイブンさん?」

「局長のこの反応はいったいどういうことだ……? お前は何か知っているのだろう。説明してもらえないだろうか?」


 話についてこれないレイブンさんが業を煮やして聞いてきた。

 もうアルケミストは壊滅してるし、アウラも解放済みだし、情報を制限する意味は無いかな?


 レイブンさんもこの場に同席する事を許されている以上、俺の話を聞く権利はあるはずだ。

 その俺がクラメトーラの機密情報を漏らしてしまったとしても、レイブンさんがこの場に同席する事を許したタヌークさんに責任を持ってもらおう。


「ほら、この前まで暴王のゆりかごの探索を禁止してたじゃない。あの時探索の禁止を命じていた勢力がアルケミストっていう連中なんだよ」

「あの時の探索禁止命令の出所がアルケミスト……? というかダンよ。お前今さっき、その者達を壊滅させたとか言っていなかったか……?」

「壊滅させたよー? 先方のお宅にお邪魔したら、なんかみんな勝手に死んじゃってさぁ」

「させたよー……、ではなぁいっ! そんなにのほほんと語って良いことではなかろうがぁっ!?」


 レイブンさんにアルケミストのことを説明していたら、復活したらしいタヌークさんが全力でツッコミを入れてきた。

 ツッコミの切れ味はなかなかですね。見た目的に結構なお歳に見えるのに。


「アンタ、何をしたか分かっているのか……!? ドワーフ族の悲願を……! 先祖代々連綿と繋いできた想いを、アンタは断ち切ったのじゃぞぉっ……!?」

「ああ、その心配は要らないよ。アウラはうちで元気にしてるからね」

「………………………………へ?」


 一瞬激昂したタヌークさんだったけど、情報量が多すぎて処理し切れなかったようだ。

 俺に食って掛かろうとした姿勢のままで、完全にフリーズしてしまった模様。


「ドワーフ族の悲願であるホムンクルス計画は、アウラの解放を持って無事に完了したんだよ。良かったね。めでたしめでたし。これでアルケミストの連中が居なくてもなんにも問題無くなりましたーっと」

「アウラが、元気……? ドワーフ族の悲願は達成され、た? でもアルケミストは壊滅って、え? ええ……?」


 混乱しきっているタヌークさんの様子に、俺の胸の中でこっそりニーナが笑っている。

 ニーナは敵認定した相手に容赦無いからなぁ。アウラの事を知っているタヌークさんのことを、少なくとも敵対勢力に属していた人間って認識したっぽいね。


 俺の言葉が受け止め切れない様子のタヌークさんは、椅子に力無く座り直してブツブツと呟いている。

 この間にレイブンさんたちに改めて説明するとしようか。クラメトーラに巣食っていた寄生虫の存在を。


「レイブンさん達が信じる信じないは任せるけど、クラメトーラとアルケミスト、そして暴王のゆりかごとドワーフ族の困窮について解説させてもらっていい?」

「……局長がこの調子では話も出来ん。今更何を聞かされても驚かんから話してみるがいい」


 レイブンさんが俺を射殺す気満々の眼差しを向けてくる。

 でももう驚かないなんて言っていいのかなぁ? ドワーフ族がやってたことって、結構ショッキングだと思うよー?


「ガルクーザが滅ぼされてから455年。ドワーフ族はこのクラメトーラの地で1つの研究を続けてきたんだ。その計画を『ホムンクルス計画』っていうんだ」


 455年の長きに渡り暴王のゆりかごの奥で続けられてきた、狂気の研究『ホムンクルス計画』。

 その計画のために暴王のゆりかごから魔力を奪い、それでも足りずにクラメトーラ全域を不毛の大地にしたアルケミストという組織。


 影でクラメトーラを支配し、クラメトーラに住まう全ドワーフに困窮を強いて、その裏でドワーフ族の悲願と称して好き勝手やってきた研究者たち。

 そしてそのアルケミストを壊滅させ、暴王のゆりかごとクラメトーラ全体の魔力が正常化したこと。


 アウラのこと以外は、知っている事をなるべく詳しく説明した。

 ……その間退屈だったのか、ニーナが俺の胸に顔を埋めてコッソリ寝息を立ててしまっているのは、この際気にしない方向でお願いします。


 俺の胸ですぅすぅと可愛い寝息を立てているニーナが居る一方で、俺の目の前では厳ついドワーフのレイブンさんが険しい顔で腕を組んで唸っている。


「ぬぬぬ……。ぐぬぅ……」

「俺としちゃあ示せる証拠も無いんだけどね。これがドワーフ族の困窮とアルケミストの関係だよ」


 アウラを見せれば証拠になるかな?


 いや、研究に携わった人間ならまだしも、ホムンクルス計画のことを何も知らない人にアウラを見せても意味は無いだろう。

 アウラは外見とステータスプレートの年齢が噛み合っていないけど、早熟な娘だなぁと思われる程度だろうなぁ。


「俄かには信じられん話ではあるが……。暴王のゆりかごでドロップアイテムの産出量が増えたという話とも合致する内容だ。なによりこの局長の反応を見るに、お前が嘘を語っているとは思えん……」


 レイブンさんは両腕を組んで唸りながらも、どうやら俺の言い分を信じてくれる方向に傾いているようだ。


 タァツネさんとヌゥジーナさんは、タヌークさんと俺の顔を交互に見てオロオロしている。

 この2人にはレイブンさんみたいに、今までの交友関係とか全部無視して合理的に考えるのは難しいようだ。


「重要なのはクラメトーラの実質的な支配者が不在である事と、今後クラメトーラの魔力が正常化して不毛の大地でなくなる可能性が高いってことだね。つまり指揮系統がハッキリしない状態で劇的な変化の時を迎えようとしているんだ」

「言っている事が良く分からんのだが……。それはつまり、クラメトーラの困窮が解消される……ということではないのか?」

「残念だけど違うよレイブンさん。クラメトーラが潤うということは、今まで無価値だったクラメトーラに略奪する価値が生まれるということなんだ」

「なっ、略奪っ……!?」


 あのねぇレイブンさん。この世界は悪意で満ちているんだよ? 奪い奪われが常なんだって。

 大体クラクラットの人間だって、クラマイルの人たちからドワーフとしての尊厳を奪って生きてきたじゃないの。今更略奪なんて言葉に驚くなって。


 あ~。今までは常に奪う側だったから、自分が奪われる側に立って怖気づいちゃってるのかな?


「今までは外部に無関心で無警戒で無防備でいられたけど、これからはそうもいかない。抗わなければ、守らなければ奪われるんだ。そんな時にドワーフ族を守る代表者が不在なのは不味い。どう考えてもヤバいんだよ」

「し、しかしだな……! ここクラメトーラが今後潤うにしても、王国の方が遥かに豊かであろう……!? わざわざ旨みの少ない場所を奪う者など……」

「甘いよ。甘すぎるよレイブンさん。旨みの多い少ないは関係無いんだ。旨みがあるか無いかが重要なんだよ。どんなに少なくとも旨みがあるのなら、それを狙う人物は必ず現れるんだ」


 アウターを占有することが出来れば巨万の富を築くことが可能だ。そしてその事実を王国の貴族たちは既に知っている。

 更にドワーフたちは生産スキルを使いやすい種族で、今後は名匠になれる者も現れるはずだ。


 ドワーフにしか作れない重銀と神鉄装備。その事実が知れ渡った時、クラメトーラは植民地一直線だ。

 王国貴族に暴王のゆりかごを押さえられ、彼らの命ずるままに装備品を作り続ける奴隷生活が待っている事だろう。


「……今日はここまでにしておこうか」


 レイブンさんも俺の語る残酷な未来像を受け止められていないようなので、今ここでこれ以上話しても話は進まないだろう。

 寝ているニーナをこっそり起こしながら話を打ち切る。


「レイブンさんたちも頭を整理したいだろうし、局長もこんな状態だし、これ以上話を続けても仕方ないでしょ? 話の続きは明日改めて、ってのはどうかな?」

「……そ、うだな。悪いが明日出直してくれるか……。突拍子もない事を言われ続けて、最早頭が沸騰しそうだ……」


 いつの間にかレイブンさんがアウター管理局を代表して話をしていたけどいいのかな?

 タァツネさんもヌゥジーナさんも何も言ってこないからいいのか。良くなかったとしても何も言ってこない人が悪い事にしよう。


 欠伸をしているニーナの肩を抱きながら席を立つ。


「また明日来るよ。今日は時間を取ってくれてありがとう」

「……今日は済まなかったな。明日にはもう少し頭を落ち着かせておく」


 じゃあねと右手を振って会議室を後にした。

 打ちのめされている様子の4人は見送りすらしていなかったけど、建物の外に出るくらいなら案内なんて必要ない。


「ふぁ~……。明日もまた来るの~? なら明日もデートだね~……」

「あはは。いいね。大好きなニーナと明日も2人でデートだよー」


 欠伸を噛み殺しながらも、ニコーっと殺傷力高めの笑顔を向けてくれるニーナ。

 寝起きでちょっと意識がユルいニーナと手を繋いで、アウター管理局を後にした。


「ちょっと待てぇぇぇぇぇぇっっ!! 何思いっ切り素通りしてやがるんだテメェはぁぁぁっ!?」


 ……後にしたかったんだけど、やっぱり無理だったか。


 椅子に座ってこちらに視線を向けているドワーフを意図的に無視してアウター管理局の外に出ようとした俺の背中に、思った以上に必死な声がかけられる。

 えーと、山脈の産声さんだったっけ。俺達にいったい何の用ですかねー?
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