異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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7章 家族みんなで冒険譚1 いつもと違うメンバーで

467 ベッドの上の報告会② (改)

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「おいでリーチェ。ムーリ。今度はおっぱいコンビの番なんだよーっ」


 フラッタとラトリアの1番奥にこれでもかと注ぎ込んだ後は、リーチェとムーリのおっぱいコンビを押し倒し、2人の乳首を一緒に口に含んでちゅぱちゅぱとしゃぶり始める。


 あ~もうっ! この2人のおっぱい最高すぎる~!

 俺が2人を押し倒してるのに、それに逆らうようにおっぱいが俺を押し上げてきて最高すぎるよぉ。


 甘い乳首を全力で舐られているリーチェが、自分から俺に乳首を差し出しながら今日のことを報告してくれる。


「予定通り土運びは今日で終わりでいいってさ。今後必要になる事があっても、その時はエルフが自分たちで運べると思うから、ぼくたちが運搬することはもう無いと思うよ」

「そっか。お疲れ様リーチェ。任せっきりにしちゃってごめんね、助かったよ」


 乳首をしゃぶったままリーチェとムーリの頭を撫でて、いつも頑張ってくれている2人を労う。

 それぞれの役割を頑張ってくれてありがとう。おっぱいをしゃぶらせてくれてありがとう。


 土の運搬と言えば、ライオネルさんは中継都市の植樹の経験をエルフェリアの緑地化にも活かしていきたいと思っているみたいだけれど、中継都市は少し特殊な環境なので他の場所の参考にはしにくい気がする。

 魔力の枯渇気味なグルトヴェーダでも植樹が成功するなら、魔力が豊富だと思われるエルフェリアの地での植樹なんて余裕ってことなのかな?


「それでさダン。やっぱりエルフの女性4名ほどが妊娠しているらしいんだ」


 おっと、さっきのフラッタに続いてリーチェも妊娠の話題か。

 俺に乳首をちゅぱちゅぱされながら妊娠の話なんてされちゃあ、甘い乳首を吸い上げる口にもついつい力が入っちゃうってもんだねっ。ちゅううううちゅぱちゅぱ。


「はうぅ……! そ、それでさっきのフラッタの話に繋がるんだけど、その4人もフォアーク神殿で好色家を得てきているんだって、あっんぁっ……!」

「エルフの妊娠は本当におめでたい話なんだけど……。精力増進スキルが妊娠を促す可能性は否定出来ないってことだね。ちなみに男女とも好色家を得ているのかな?」

「え、えっとね……。妊娠疑惑のある女性4人は全員好色を浸透させてて、パートナーの男性は好色家だったり違ったりしてるみたい、なんだよぉ……ひゃぁんっ!」


 エルフ族の妊娠を報告してくれるリーチェの甘い乳首と、黙っておっぱいを差し出してくれているムーリの乳首の根元を甘噛みし、歯で引っ張り上げながら2人の乳首をベロベロと舐め回す。

 相変わらす甘くて美味しい乳首だなぁ。ちゅうう、ちゅううう、ちゅううう。


 しかし男性側に好色家が無くてもご懐妊してるって事は、精力増進で妊娠誘発作用があるのは女性側だけなのかな?

 ま、男性側の精力増進スキルの強力さは俺が身を持って知ってるし、妊娠誘発作用が無くても乱射できるようになるだけで充分な効果がありそうだ。


「リーチェを見て、エルフの性欲が薄いってのは嘘だと思ってたけど、複数人で愛し合う事を認めた途端に妊娠し始めるってちょっと笑っちゃうね?」

「笑えないよ~……。ぼくのせいでエルフが滅びるかもって、本気で悩んだんだからねっ?」


 不満げに頬を膨らませるリーチェの乳首に歯を立て、暫く苛め抜いた後に口の中でたっぷりと舐め回して休憩タイムに突入だ。

 ほらリーチェ。早く報告してくれないとまた噛み噛みしちゃうんだよー?


「複数人プレイを種族全体に認めさせただけで子供が出来始めるなんて、誇り高きエルフってなんだったのさぁ……」

「まぁまぁそこは素直に喜んでおこうよ。実際おめでたいことなんだからさ」


 口をとんがらせているリーチェにキスをして、不満げなリーチェを宥めてあげる。


 リーチェは自分のせいで種族が滅びるんじゃないかって本気で思わされちゃったんだろうからな。

 あっさりと子供を作り始めたエルフたちの現状を素直に喜べないのも無理はない。


 でも実際問題、エルフの出生率低下ってエルフ族だけでエルフェリア精霊国に篭ってしまったのが原因なんじゃないのかな?


 長命種であるエルフ族は、他種族と交わることで人口をコントロールされていると見るべきだ。

 エルフだけで問題なく愛し合えるなら、今頃この世界はエルフで埋め尽くされていてもおかしくないからな。


 そして性的な魅力に溢れているエルフ族は、他の種族との愛の営みでその魅力を爆発させる。

 エルフの体を知ってしまうと、他の種族では満足できなくなるほどの性的興奮を覚えてしまうくらいに、エルフって本当に魅力的なのだ。性的な意味で。


 見目麗しく中身もエロエロ、しかも匂いや味まで他種族にとって魅力的で、更にどれだけ交わっても妊娠の心配なく愛し合えるのだ。世の男性諸君の夢が詰まった存在だと言っていいだろう。

 え? 男性エルフ? 知らん知らん。


 幸いウチの家族はエルフに劣らぬほど見目麗しく、エルフを凌駕するほどにエロエロなので全員に溺れきっているけれど、エルフ族以外と愛し合う事に興味を失くしてしまう者が居てもおかしくないと思う。

 これは妄想の域を出ない想像ではあるけど、エルフ族って他の種族と交わる事によって他の種族の人口増加を抑制する役割を担っている存在なのではないだろうか?


 この世界に住んでいる人は全員異世界からやってきたらしいから、種族間の相関関係なんて全く無いかもしれないけどさ。


「でもねダン。子供が生まれるのは本当におめでたいことなんだけど、1つ困っていることがあるんだ」

「困ってること? エルフの子供が生まれて困ることなんてあるの?」

「子供が生まれるのは困らないよ。だけど生まれる子供を祝福してあげられなくて困ってるんだ。世界樹の護りの素材って宿り木の根からしか取れなかったらしくってさぁ……」


 おっぱいをしゃぶる俺の頭を不安げに抱きしめてくるリーチェ。

 俺がノーリッテごと宿り木の根を吹き飛ばしてしまったせいで、生まれてくる子供達に世界樹の護りを贈ってあげられないのか……。


 世界呪をあのまま放置するわけにはいかなかったので、俺達がやった事に後悔は無い。

 けれど俺達がやらかしてしまった事は事実なんだから、出来るだけフォローしてあげたいな。


「宿り木の根からしか取れなかったって事は、世界樹の護りの素材ってドロップアイテムなんだよね? ドロップアイテムからしか装備品って作れてないわけだし」

「うんうん。ライオネルさんが言うには、宿り木の根のダークゾーンに出現する魔物から稀に得られる『世界樹の葉』と『宿り木の枝』っていう素材が必要なんだってさ。他の素材は問題無く用意できるみたいなんだ」

「名前まで分かってるなら話が早いね。当面の間その2つは俺達で用意してあげよう」


 良かった。どうやらリーチェの悩みは俺達の手で解決できそうだ。

 アウターが消滅してしまっても、ドロップアイテムなら硬貨を触媒にして生成可能だからね。


 宿り木の根の最深部近い場所で落ちるレアドロップともなると安いアイテムじゃなさそうだけど、人口300人弱程度のエルフ族に出産ラッシュが始まったとしても高が知れてる。

 1度生成に成功すれば、その後は問題無く用意してあげられるだろう。


「ふふ。ぼくの王子様はなんでもすぐ解決してくれて頼もしいよ。さぁダン。報告も終わったから、ぼく達のことをめちゃくちゃにして欲しいなぁ?」

「言われなくても滅茶苦茶にしてやるよ、このおっぱいコンビめっ。めっちゃくちゃに甘やかしてやるからなぁっ」


 あえておっぱいから口を離し、2人のおっぱいを押しつぶすくらいに強く抱きしめ、2人と交互にキスをしながら何度も何度も愛を注ぎ込む。

 ムーリとリーチェのエロエロコンビはエロに対する耐性が高いけれど、甘々のキスをしてあげると直ぐにメロメロになってくれる。


 2人の頭を抱き寄せて、ゆっくりじっくり愛を語らった。

 快楽に逆らわずに意識を飛ばし、気持ち良さそうに寝息を立てる2人を解放して、最後に残ったヴァルゴとエマを呼び寄せる。


「2人ともおいでおいで。他のみんなはお休み中だから、今のうちにいっぱい愛してあげるからね」

「ふふ。最後まで待った甲斐がありましたっ。ヴァルゴの体、どうか好きなだけご堪能くださいませっ」

「ダンさんがご満足いくまでお付き合いできるか自信はありませんが、満足いくまで好きにしてくださいね?」


 抱きついてきた2人を他のみんなと同じように押し倒し、エマとキスをしながらヴァルゴから報告を受ける。


「聖域の樹海の異変についてですが、魔物の強さの変化は良く分からないそうです。職業の加護を授かってからは魔物に苦戦することは無くなりましたから」

「あ~……。だからと言って魔物の強さを図る為に危険な真似をさせるわけにはいかないしね。仕方ないか」

「ただ、強さの違いは分からなくとも、魔物の数は明らかに増えていると聞いております。旦那様が初めてディロームの集落を訪れた日のような大規模な魔物の襲撃なんて、私も物心付いてから初めて遭遇したくらいの規模の襲撃でしたからね」


 ふむ。魔物の質の変化は分からないけれど、量のほうは体感できるほどの変化を感じているわけね。


 実際あの規模の襲撃が頻繁に行なわれていたとするなら、職業も装備品も失っていた守人たちは俺と出会う前に滅んでいないとおかしいと思う。

 魔物の数が増えているという話は信用していい情報だろう。


「それと引き続き最深部の捜索を行なっているようですが、やはり発見には至っておりません。目立った異変のようなものも見つけられないため、最近は各地のアウターに赴いて職業浸透を進める者も増えているみたいです」

「うん。差し迫った異変が見つけられないなら、守人たちには自分の生活を優先してもらった方がいいね。聖域の調査は俺達で進めた方が良さそうだ」


 守人たちが見つけられないほど小さな異変なんて、緊急性が高い案件とはとても思えない。

 一刻を争うような状況では無いのなら、熱視持ちのティムルが出向くまでの猶予は充分にあるだろう。


 ヴァルゴとエマの髪を指で弄びながら、2人に何度もキスをする。

 そしてキスをしながら、先ほどフラッタに言われた事を思い出してしまった。


「ねぇヴァルゴ。もしもの話だけど、もし聖域の樹海がスペルド王国所有の土地だと主張されて、魔人族は全員スペルド王国民だって言われたら、守人たちはどう反応するかな?」

「ん~、そうですねぇ……。聖域をスペルド王国に所有されるのは嫌ですが、スペルド王国民として扱われる分には気にしないと思いますよ。今は払っていない人頭税も、聖域で魔物を狩れば問題無く支払えますからね」

「独立とか中立に拘りは無いんだね。ゴブトゴさんが無茶を通してくるとは思ってないけど、スペルド王国と守人たちが対立しないようなら何よりだよ」


 まぁ……仮にスペルド王国と守人達が対立したら、守人達が圧勝して王国が滅びそうだけどな。

 戦闘技術、経験のどちらも圧倒的に守人たちが上なのに、職業浸透数ですら守人たちの方が多いんだ。勝負にもならないだろう。


「最悪、王国に受け入れられなかったとしても問題ないんです。旦那様のおかげで職業の加護を得られたのですから、王国から拒絶されても聖域から得られる恵みだけでも生きていけますから」

「聖域から得られる恵み……ドロップアイテムか。やっぱり独立したコミュニティを維持する場合、アウターを保有していないと厳しいよなぁ」


 守人の魔人族には聖域の樹海があり、竜人族には竜王のカタコンベがある。

 未だ正常に機能していないけれど、暴王のゆりかごを擁するドワーフ族たちも独立自治を行う事は不可能では無いはずだ。


 こうなってくると、現在スペルド王国とは対等扱いであるエルフェリア精霊国が危うくなってくるな。

 今は人口も少ないので問題ないだろうけれど、人口が増えた時にアウターを保有出来ていないと、エルフェリアはスペルドに強く出られなくなってしまう可能性が出てくる。


 ……もしもそうなった場合、性的な意味で魅力的過ぎるエルフ族が食い物にされるのは間違いないだろう。

 だから今のうちに何とかしないといけない。


 アウターを人為的に発生させる方法は既に分かっている。

 問題はそれを行なった場合のリスクが読み切れないところだ。


 もしも呼び水の鏡でガルクーザ級の魔物を呼び出してしまった場合、俺達が処理する間もなく周囲に被害を齎す可能性はどうしても無視できない。

 だけど自国にアウターが無いとエルフェリア精霊国に未来は無い、か。


 であるなら、近く開催されるという全種族首脳会談。その時に呼び水の鏡の使用を提案してみるしかないな。


「そうそう旦那様。トライラム教会の旧本部の件も確認して来たのですが、ちょっと面倒な事になっているみたいですよ」

「厄介なこと? 場所が分からなかったとかかな?」

「いえ、旧本部のある場所は分かっているんです。ですが教会兵が調査に向かったところ、未知の野生動物に旧本部施設が占拠されている事が判明したそうです」

「み、未知の野生動物っすかぁ……」


 旧本部施設の場所が判明しているのは明るいニュースだけど、野生動物に占拠されてるってのはいただけないなぁ。

 野生動物は人間にしか興味を抱かない魔物と違って普通に生物だから、野生動物が住み着いたことで旧本部施設が荒らされてしまっている可能性が出てきた。


「それでですね。私達が調査する前に露払いをしようとしてくれたみたいなんですが、どうやら教会兵が敗走してしまったようなんですよ」

「教会兵が負けたの? 教会兵の実力は知らないけれど、真面目なトライラム教会の戦力が弱いって事は無さそうなのに」

「ええ、訓練風景を見せていただきましたけど、王国騎士団に引けを取らない練度の兵だったと思いますよ。ですが野生動物の排除に失敗し、敗北を喫してしまったようです。治療魔法の使い手が多かった為、幸い犠牲者は出さずに済んだそうですが」


 ヴァルゴはノーリッテが同時多発テロを起こした際に、スペルディアで王国騎士団と共に戦ったことがあるんだったか。

 そのヴァルゴの見立てを信用するなら、アウターエフェクトが出現した場所に派遣されるクラスの戦力を持ってしても排除できない厄介者だって事になるな。


「何でも人型の毛むくじゃらの動物の群れらしいんですがね。驚いた事に、野生動物が攻撃魔法を放ってきたそうなんです」

「……攻撃魔法を? その攻撃魔法って教会兵の人に効果を発揮できたわけ?」

「そうなんです。野生動物は氷の弾丸……恐らくヘイルストームを放ってきたそうなんですが、その氷の弾丸は教会兵の体を容赦無く貫いてきたそうですよ」

「えぇ……? 攻撃魔法が作用し合うなら魔物なんじゃないの?」

「それが、教会兵が放ったフレイムランスは透過してしまい、フレイムサークルの効果対象にも指定できなかったらしいんです。ですから野生動物なのは間違いないはずとのことです」


 ……どういうことだ? なんで攻撃魔法で攻撃する事は出来ないのに、相手の攻撃魔法だけが作用する?

 それじゃまるで、野生動物と魔物の特性を併せ持っているかのようじゃないか。


 なんだかなぁ。トライラム教会旧本部施設の調査も面倒臭い事になりそうだ。

 終焉の箱庭の探索が終わったからといっても、ゆっくり過ごせる日々はまだまだ遠そうだよぉ。
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