異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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7章 家族みんなで冒険譚1 いつもと違うメンバーで

460 人災 (改)

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 いつも通り夜通しみんなを愛し続け、ターニアと繋がったままエマを抱きしめて眠りについた。

 しかし俺に累積した大量の持久力補正が長時間の睡眠を許してはくれず、恐らく1時間も経たないうちに目が覚めてしまう。


 うん、寝れないのなら仕方ないよねっ。

 ということでターニア、このまま再開させてもらっちゃうよーっ。


「ん……。んん……、んぁっ……」


 間違いなく眠っているのに、気持ち良さそうに甘い吐息を洩らすターニアがエロ過ぎる。


 なんだか最近は失神している皆を貪る事にハマっちゃっている感があるけれど、そもそも寝ているみんなに悪戯するのは前々から大好きだった気がする。

 それが最近は酷くなっているような気がするのは、恐らく皆が俺ほど持久力補正が活かせていないからなんだろうなと思う。


 ムーリたちやラトリアたちは職業浸透数が少ないんだけど、職業浸透数が俺に近いはずの仕合わせの暴君メンバーだって俺より早く目が覚める事があまりない。

 これって多分、皆はちゃんと眠くなるし、自然に普通通りの睡眠時間を取る事が出来るし、取る必要があるのだろう。


 ただでさえ皆には失神するまで相手してもらっているし、失神したあともこうして思いきり負担をかけ続けてしまっている。

 だから寝ているみんなを起こさないようにみんなの中を満たすのは、皆も休めて俺も楽しめてまさしくwin-winの行為に違いない。違いないったら違いない。


「あっ……はぁ……ん……」


 みんなのお腹をぽっこり満たしてから、寝ているアウラの中に身を沈める。

 魔力の自然回復が追いつかないアウラには、特に念入りに注ぎ込んでおかなければならないからなっ。


 だけどみんなにも限界まで注ぎ込んでいるわけだから、念入りと言っても恐らく量的には大差ないだろう。

 念入りというのはあくまで俺の気分の問題だ。甘くてキツくて最高のアウラを俺がいっぱい抱きたいだけだ。


 常時大量の魔力を消費し続けているというアウラだけど、俺の体液を摂取することでなぜか魔力が補給できている。

 しかし俺と長期間離れる可能性だって普通にあるわけだし、こうしてドクドクと注ぎ込めない場合を想定して次善策を用意しておく必要があるはずだ。


 そう思って魔力自動回復や消費魔力軽減スキルを付与した装備品を作成しようとしたところ、ニーナとティムルにそれらのスキルジュエルを全て没収されてしまった。


 『アウラはもう家族なんだから、アウラを抱かない理由を探しちゃダメっ!』と言われてしまうと、俺の口からはなんとも言えないんだよなぁ。


 ……なんとも言えないけど、多分装備品を用意しても普通に注ぎ込むと思うんだよ?


 エルフ並の寿命を持ってしまったというアウラは、俺が死んだあとも数百年は生きることが出来てしまう。

 だから俺が抱く以外の魔力の補給方法を確立しておかないとダメだと思うんだよなぁ。


 まったく、ニーナとティムルも変に心配しすぎなんだよ。

 仮にアウラの魔力問題が解決したって、俺がアウラを愛さないわけないっていうのにさぁ。


「んっ……。パパ……? パパぁ、あっあっあぁぁぁ……!?」

「あら? 目が覚めちゃったかな?」


 アウラを起こさないように優しくぐりぐりしながら注ぎ込んでいたつもりだったけど、ぐりぐりしながら注ぎ込んでいる時点で刺激が強すぎた模様。

 戸惑いながらも締め付けを強めるアウラの中に俺の魔力を注ぎこみながら、彼女と会話する為に少しだけ刺激を弱める。


「まだ寝てていいよアウラ。ママたちが起きるまで休んでて」


 まだ少し寝惚けているアウラと繋がったまま、体は動かさずに優しくアウラを抱きしめる。

 その間もアウラの中にはドクドクと絶え間なく注ぎ込まれているわけだけど、動きを弱めたことでアウラも心地良さそうに微笑を浮かべている。


「ぱぱぁ……。大好きぃ……」


 アウラを安心させるように優しく静かによしよしなでなでしてあげると、アウラはすぐにまた寝息を立て始めた。

 俺も大好きだよアウラ。もう絶対にお前を独りになんてさせないからね。



 朝の注入作業を終えたので、寝ているみんなに毛布をかけて静かに寝室を出る。

 みんなが寝ている間に朝食を用意していると、チャールとシーズが炊事場にやってきた。


「ごめんダン。実は貴方宛に手紙を預かってたんだ」

「手紙? 俺宛てに?」

「悪いダン。アウラと話してたら昨日渡しそびれちまった。これだ」


 少し気まずそうな雰囲気のシーズが、1枚の封筒を渡してきた。

 どうやら俺達が留守にしている間に、誰かが手紙を届けにきたらしい。それをチャールたちが受け取り、預かってくれていたそうだ。


「手紙を持って来た人は、お城からの使いの人だって言ってたよ。私たちには内容を教えてくれなかったけどね」

「普通に考えたら教えてくれる訳ないんだけどな。お城のお貴族様が俺達なんか知ってるわけねぇし」


 どうやらチャールは手紙の中身が気になる様で、俺が手紙を開封するのを待っているようだ。

 ま、仮に2人に教えられないような内容であれば伝えなければいいだけか。


 早速手紙を開封して内容を確認する。

 手紙の差出人はゴブトゴさんだったけど、俺達に用事があるのはキュールさんらしい。ふむふむ……。


「ヴェルモート帝国所属の歴史学者さんが、近々俺達を帝国に招きたいんだってさ。日程はまだ決まってないみたいだけどね。この手紙は先触れみたいなものかな?」

「へぇ~っ。帝国からの招待状かぁ。帝国ってどんなところなんだろうねっ?」

「俺が聞いた話じゃ、海とかいうめちゃくちゃでかい水溜りがあるんだってな。それと王国とは色々決まりごとが違ってるって話だぜ。トライラム教会が無い街もあるらしいしな」

「トライラム教会が無い街か。ちょっと想像つかないなぁ……」


 帝国に想いを馳せるチャールと、意外と博識なシーズ。

 王国の歴史とは関係ない知識でも良く知ってるもんだなぁ。


 昨日失敗したべっこう飴を砂糖水でリベンジしながら感心していると、そうじゃないのとチャールがパタパタと手を振って見せる。


「シーズって元々歴史に興味があるんじゃなくて、世界中を旅してみたいって理由で各地の教会を手伝ってたんだ。だから色んな場所で色んな話を聞いてたんでしょ?」

「まぁね。少ないとはいえ帝国にも教会はあるから、シスターには帝国に行ったことがある人もいたんだよ。いつか実際に行けた時に困らないように、なるべく色々聞いておきたくってさ」

「へぇ? そうだったんだ」


 チャールを手伝っているから歴史に興味があるのかと思えば、世界中を旅するのがメインだったのか。

 確かにチャールの歴史研究も世界中を回りそうな勢いだし、シーズとしては利害が一致したって感じだったんだね。


 あ、そう言えばキュールさんにこの2人を紹介するって話をしてたな。ちょうどいい機会だしこの2人も連れてっちゃうか?

 2人を連れて行った方がキュールさんも喜びそうな気がするし。


「なぁ2人とも。先方にも聞いてみないと分からないけど、もし可能だったら一緒に帝国に行くか?」

「「えっ!?」」

「いやね、この歴史学者さんがお前らに興味を持っててさ。機会があったら紹介しますよって話はしてたんだよ。で、せっかくの機会だしどうかなってさ」


 流石に唐突過ぎるお誘いだった為か、普段は割と冷静な2人も中々復活してこない。

 あんぐりと大きく開かれたままの2人の口に、冷ましたべっこう飴を放り込んでみる。


「あ、甘い…………。じゃなくてっ! 本気!? 本気で言ってるのダン!?」


 口の中をモゴモゴ動かしながらも器用に叫ぶチャール。

 流石甘味。女子には絶大な効力を発揮するな。困ったときは甘いものだ。


「嘘ついても仕方ないだろ。王国にも帝国にも歴史に興味を持つ人ってあまり居ないらしくてね、先方の方が2人に興味津々なんだよ」

「い……行きたいっ。行きたい、けど……。俺達って邪魔にしかならねぇよ。流石に同行するわけには……」


 一瞬身を乗り出して興奮を顕わにしたシーズが、直ぐに我に返って頭を振った。

 男勝りでガサツっぽい印象を受けるシーズだけど、誰よりも周りに気を遣っちゃいがちだよなぁ。


「別に戦いに行くわけじゃないし、うちの家族全員を連れて行くとそれだけで大所帯だからな。そこに2人くらい増えても変わらないよ。2人が行きたいって言うなら連れてくけど?」

「「行きたいっ!!」」

「了解。2人の同行も先方に確認してみるね。日程はまだ決まってないみたいだから、少し先の話だと思ってて」


 やったあああ! と飛び上がって喜びを爆発させている2人。

 チャールは歴史学者であるキュールさんと会うのを楽しみにしている様で、シーズは初めて出向く異国の地に興奮を抑えきれない様子だ。


 そして2人の叫びが聞こえてしまったのか、みんなが食堂に姿を現した。

 みんなにべっこう飴の切れ端を配って時間を稼ぎ、急いで朝食を用意してしまう。


 高速かつ大量の調理って、敏捷性補正と身体操作性補正の訓練にピッタリだなぁ。


「「「いただきまーす!」」」


 お茶を入れてくれたフラッタを膝に抱っこして、皆で賑やかな朝食を楽しむ。

 ちなみにアウラはリーチェの膝の上に収まって、おっぱいを枕にして遊んでいる模様。それ楽しいよね。俺も良くやる。


「パパー。さっきの甘いのなぁに? いつまでも甘くって美味しかったぁ~」

「昨日終焉の箱庭で失敗した料理の完成品だよ。今日は成功して良かった良かった」


 昨日は失敗したべっこう飴だけど、今日は何とかみんなに出せるレベルの物が完成してくれた。


 だけど、蜂蜜と砂糖水でいったいなにが違うんだろうなぁ?

 粘度というか水分量の違いで、出来上がりにあんなにも差が出るもんなのか?


「それじゃニーナ。ゴブトゴさんへの返事をお願いね。チャールとシーズのことも確認してくれる?」

「まっかせてっ」


 フラッタをよしよしなでなでしながら用意した手紙の返事をニーナに託す。

 俺達がエルドパスタムの攻略に専念している間に、お城に届けてくれるのだ。


「2人も楽しみにしてるみたいだけど、私もすっごい楽しみだよぅ。まさかスペルド王国の外までいけるだなんて夢にも思わなかったなぁ……」


 昔を懐かしむような表情で、感慨深げに呟くニーナ。

 厳密に言えばエルフェリア精霊国や守人の集落もスペルド王国ではないんだけどね。野暮な事は言うまい。


「ついでに色々頼んで悪いけど、時間があったらトライラム教会旧本部の位置の確認もお願い」

「了解なのー。ダンもムーリも居ない状態で教会に行くのはちょっと緊張するけどねー?」


 少しからかうように笑いながら、スペルディアの教会本部に問い合わせてくれると約束するニーナ。

 帝国に招待されるのがいつかは分からないけれど、間に合うならキュールさんと再会する前に旧本部教会の調査を終わらせておきたいな。


「それとティムル。反骨の気炎と薄明の瑞雲がクラマイルまで到着できたら、本格的に街作りを始めちゃっていいよ」

「あはーっ。了解よっ。ライオネルさんたちのおかげで既にある程度の施設は出来つつあるし、キャリア様が張り切って動いてくれると思うわ」

「それに加えて、クリミナルワークス全員に飛脚までの浸透を優先するよう言っておいて欲しいんだ。彼らには輸送路の物流を担ってもらわないといけないから」

「それもりょーかいっ。土運びが終わったらアルフェッカに顔を出しておくわ」


 パチンとウィンクして了解してくれるティムル。

 街作りもシュパイン商会主導で行われる予定なので、ティムルに任せておけば大体上手くやってくれるだろう。安定の丸投げである。


「それとヴァルゴ。聖域の樹海について魔人族に少し聞き取りをしてみてくれないかな。改めて何か異変を感じないかとかさ」

「異変、ですか? 話を聞くのは構いませんけど、質問が漠然としすぎていて集落の皆も答えにくいかと思うんですが……」

「もう少し詳しく……、。えっと、聖域の樹海以外のアウターを攻略した今だからこそ感じる違和感みたいなものが無いか、守人たちに訊いて欲しいんだ」


 前々から何度も聖域の樹海の特異性は感じていたけど、改めて考えると本当におかしいんだよなあそこ。


 最深部が未だ見つかっていないことは言うに及ばず、屋外フィールド型アウターのはずなのにトーチが無いと視界が得られないほどに真っ暗なこと。

 スポットや終焉の箱庭ではそんな報告は無いのに、広がり続けるアウターであること。

 そして極めつけは、ルドルさんの言っていた『この森自体が1つのレリックアイテムである』という発言の意味。


 スペルド王国内全てのアウターを回った今だからこそ余計に感じる、聖域の樹海の特異性と異常性。

 長年聖域で暮らしてきた守人たちが外の世界を知ったことで、改めて何か気付く事はないかを聞いておきたい。


「特に、聖域の樹海に異変を感じたっていう年配の人に話を聞いて欲しいんだ」


 初めてディロームの集落を訪れた時の会話を思い出すと、背筋に冷たい汗が流れる。


 だってあの時、既にルドルさんは口にしていたんだ。

 呼び水の鏡によって、ガルクーザのような大いなる災いを呼び込んでしまうんだって……。


「……うろ覚えだけど、確か聖域の樹海に異変を感じられるようになってから魔物の数が増え、個体ごとの質も上がってしまったって話だったと思うんだ。異変前後の魔物の変化について、分かる範囲で聞いておいてくれる?」

「……良く分かりませんが、旦那様の様子を見るに思った以上に深刻な問題のようですね? 確実に聞いて参ります」


 知らず強張ってしまった俺の様子に気付いたヴァルゴが、神妙な面持ちで慎重に頷いてくれた。


 当時はただの例え話の一例としてガルクーザの名前を出したのかと思ったけれど、今考えればちょっと不自然に感じる。


 この世界でガルクーザの名は例え話で語られるほど軽くはない。

 だからこそ、そのガルクーザを滅ぼしたという偽りの英雄譚が人気だったのかもしれないし。


 職業の加護を失い、イントルーダーはおろかアウターエフェクトとすら遭遇できなかったであろう守人の集落で、それでも脈々と語り継がれてきた呼び水の鏡の危険性。

 以前思い至った魔人族のやらかし、ガルクーザ出現への関与が現実味を帯びてきてしまう……。


 いや、流石にこれは早計か?


 仮に何かを知っていたとしても、魔人族がガルクーザの出現に直接関与していたとはまだ決まっていないはずだ。

 数百年もの間アウターの中に潜み、祝福を失ってなお神器を護り続けた魔人族の祖先がやらかしたと判断するのはまだ早すぎる。


「ダン、また何か良くないことが分かったのじゃ?」

「いや、何の確証も無い悪い想像をしてしまっただけだよ。シルヴァが黒幕なんじゃ? って言った時みたいな、当てずっぽうで出鱈目な想像だから、今は内緒にさせてね」


 心配そうに俺を見上げてくれるフラッタを抱きしめて、濁りかけた心の中を浄化する。


 仮に魔人族の祖先のやらかしが今日の魔人族の衰退に繋がっていたとしても、それに怒りを覚えたってもう意味がないのだ。

 当事者たちは既に死に絶え、今を生きている魔人族はただ必死に己の使命を全うしているだけなのだから。


 あーもうっ、なんだかなぁ……。

 この世界の不幸って、元を辿れば全部人災なんじゃないのぉ……?
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