異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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5章 王国に潜む悪意2 それぞれの戦い

321 ドリームスティーラー③ 臆病者 (改)

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 額に脂汗を滲ませ、それでも私に抱きついたまま眠るニーナ。


 魔力枯渇の苦しみはとても眠れるようなものじゃないはずなんだけど……。

 きっとそれほどまでに心が疲れちゃったのね。


「ごめんニーナ。私とガレルの不始末を貴女に押し付ける形になってしまって……。優しい貴女に父親を殺させなければいけなかった、弱い母さんが全部悪いの。ごめんね……」


 呪われている間に謝りすぎちゃって、ニーナにはもう謝らないでって言われちゃってるけど……。

 せめて寝ている貴女に謝るくらいはさせてね。


「……流石に今のニーナを他の場所には向かわせられないの」


 イントルーダーを撃破した今、直ぐにでも移動して他の場所に加勢に行くべきだけれど……。

 心も体も消耗しきったニーナを移動させるわけにもいかないよね。


 アークティクブリザードによる気温低下も収まったし、私たちには病気耐性と全状態異常耐性があるから、今はゆっくり寝てていいからねニーナ。


 涙を零しながら寝息を立てるニーナの頭を撫でてあげる。

 こうしていると、なんだかニーナが小さかった頃を思い出すなぁ。


 ニーナの為なら誰の命でも躊躇いなく奪ってしまえるダンさんと違って、ニーナはいつもダンさんに守られていたんだよね。

 だから今まで本当に辛い目に遭ったり、辛い選択を迫られることって無かったんだろうなぁ。


「本当に、最低の相手だったの……!」


 ガレルから生まれたイントルーダー、ドリームスティーラー。


 アイツの声は大きくて、私の退避していたところまで聞こえていた。

 ううん。もしかしたら私とニーナに意図的に声を届けていたのかもしれないね。


 ニーナの声は聞こえなかったけれど、ドリームスティーラーの聞くに堪えないあの言葉は、ガレルの本音でもあったのかなぁ。


 ……もう、それを確かめる機会は永遠に失われちゃったけど。


「ん……? これは?」


 眠るニーナの頭を膝に寝かせて撫でていると、私とニーナの周りがうっすらと明るくなってきたのに気付く。

 槍を握って警戒する私の前でその光は収束していき、やがて1つの大きな発光体になった。


 なんとなく敵意は感じないけど……、なんだろこれ?


「……これは、ガレルの記憶?」


 戸惑う私に、発光体からガレルの半生が伝わってくる。

 彼の記憶と感情が、まるで追体験するみたいに流れ込んでくる。


 孤児だったガレルはトライラム教会でお世話になりながらも、他の孤児とはどうしても反りが合わなかった。

 生活に困窮し、自分たちの人頭税すら払えないくせに、それでも毎月の礼拝日で焚き出しを行い、新しい孤児を受け入れ、なのにそれら全てを無償で行うトライラム教会の教義にずっと疑問を感じていた。


 どうして自分が辛い状況にあっても、他人に手を差し伸べなきゃいけないんだ?

 毎日腹を空かせ、将来は奴隷に落ちるしかない境遇の孤児たちに手を差し伸べる者など、誰もいないというのに。


 信仰とは常に人々に幸福を齎す為に存在するべきであり、決して人々から奪う存在になってはいけない。

 ではトライラム教の信徒たちは、常に搾取される側でなければいけないのか?


 幼いガレルにとって、トライラム教会の教義は理解できないものだった。


 神様が本当にいるのなら、信仰に意味があるのなら、教会と孤児たちに幸福が齎されないのはおかしい。

 人々に奉仕するシスターや孤児たち。コイツらは他人に与えるばかりで、幸せなんか誰からも齎された事はないじゃないか。


 他人にいくら奉仕したところで自分が報われないのなら、それは未来を奪われているのと変わらない。

 いつしかガレルの中で、トライラム教会の教義は受け入れられないものになっていった。



「う~ん、ガレルの言いたいことも分からなくはないんだけどねぇ……」


 実際に教会はずっと困窮していて、その教会に協力しようっていう人たちは現れなかったわけだしな~。

 ガレルの前で誰かが分かりやすく教会に協力を示していれば、ガレルがここまで捻くれる事も無かったのかもしれない。


 いくら教会側が支援を断っていると言っても、協力しようと思えばいくらでも方法はあったはずなんだよねぇ。

 ダンさんのやり方は極端すぎて参考にならないんだけど。


 他人に施すことは自分の将来を奪われること。


 ガレルの中でトライラム教会の教義は呪いの言葉のように感じられた。


 俺は絶対に未来を明け渡したりしない。

 他者を利用し、奪い、どんな手を使っても幸せになってみせる。


 そんな想いが、いつしかガレルの原動力になっていった。


「へぇ~。私に近づいたのは本当に偶然だったんだねぇ」


 世間知らずでお転婆と評判の、年齢の近い獣爵家の令嬢。

 こんなに利用しやすい相手はいないと、いつも通り利用するために近づいた。


 私に取り入り戦う力を磨いていったガレルは、自分が上手くいけば上手くいくほどにトライラム教会の教義に反発するようになっちゃったのかぁ。


 この世界は誰もが幸せを奪い合っていて、他人とは自分の幸福のために利用し、搾取すべき存在でしかない。

 自分の幸福も掴めないのに他者に施し、奉仕するなんて馬鹿げている。


「……そんな風に思っていたガレルの心を溶かしたのが、この私だったってわけだぁ」


 世間知らずで人を疑うことなんて知らなかった私だけど、それでも戦う力は持っていて、獣爵家の令嬢としてお金にも困っていなかった。

 誰とでも分け隔てなく接して、それで自分も困窮することがない私の姿に、自分の理想とする成功者の影を重ねてしまったと。


 ……なんかガレルが抱いた私への想いって、愛というよりも憧れみたいに思えちゃうね?


「だけど結局、ガレルの本質は変わらなかった、かぁ……」


 自分の力でのし上がって、私という愛する番いを見つけて少し落ち着きかけていたガレルだったけれど、獣爵家とステイルークの住人に私との婚姻を認められなかったことで、またしても彼の心は荒んでいく。

 パーティ揃ってステイルークを飛び出し、冒険者として成功すればするほど自分の考えが正しく思えて、自分を受け入れなかったステイルークの人たちへの悪感情は強まっていった。


「こうして見ると、彼もまた不幸な人生に翻弄されていたのは間違いないんだろうけど……」


 私との間にニーナを授かり、落ち着きかけていた彼の心がまた荒んでしまったのは、私が呪いを受けてしまったせい。


 移動魔法が使えなくなり、高速で戦闘を行うことも出来なくなった私は、リーパーとしてもサルベージャーとしても致命的すぎた。

 既にパーティメンバーそれぞれが別々に生きていけるほどに経験を積んだ状況で、呪いを受けた私の存在はパーティを瓦解させるには充分すぎる要因だった。


「私も辛かったけど……。ガレルはそれ以上の想いで去っていくみんなの背中を見ていたんだね」


 元々、私以外は利害関係だけで繋がっていたパーティの結束は緩かった。

 瞬く間に己の下を去っていくパーティメンバーたちの振る舞いは、親に捨てられ教会でお腹を空かせていた日々をガレルに思い起こさせた。


 そうして荒んでいくガレルの心は、日に日に大きくなっていく私のお腹を見ることでなんとか保たれていた。


 孤児だった自分が子供を授かれる日が来るなんて夢みたいだ。

 俺はこの子を絶対に幸せにしてみせる。俺の親みたいに子供を捨てて姿を消したりするもんか。


 ガレルは本気で、私とお腹の子供を生涯守り抜くと想ってくれていた。


「けれどそんなガレルの想いも、呪いを受けて生まれてしまったニーナの存在に、完全に打ち砕かれてしまった……」


 それまでは呪いを受けた私に同情的だった人々も、呪いが伝染すると知った途端に距離を取り、私達家族を拒絶し始めた。

 走ることも乗り物に乗ることも出来ない私とニーナの呪いを隠して生活することは難しく、物心のついていないニーナが呪いを隠すことも出来ずに、私たちは街を追われて転々と旅をすることになった。


 帰ろうと思っていたわけじゃない。

 けれど旅を続けているうちに、自然とステイルークに帰ってきてしまった私達。


 かつての故郷ならもしかしたら受け入れてもらえるかも。

 そんな期待は住人たちの罵倒交じりの拒絶の態度で、粉々に打ち砕かれてしまう。


「……当時は受け入れられなかったけど、こうして客観的に見せられると当たり前だよね~」


 元々駆け落ち同然でステイルークを飛び出した私達。

 そんな私達が失敗した途端に故郷に帰ってきたとしても、受け入れられるはずはなかったんだよね。


 ステイルークを逃げるように飛び出し、開拓村の近くで忘れ去られたように朽ちていた家を見つけ、そこに身を隠して生きることにした私達。

 幸い川も近く、侵食の森から出てくる魔物を狩ることで開拓村から物を買うことも出来た。


 あの家での生活が安定して来た頃、ガレルは私達の呪いを解く方法を探す旅に出ることにした。


「ん。やっぱりこの時のガレルはまだ、本気で呪いを解いてくれるつもりだったみたいなの」


 けれど家を出たガレルは直ぐに思い知る。乗り物に乗れる快適さを。移動魔法の便利さを。

 そして、人目を憚ることなく生きていける、その自由さを。


 呪われた私とニーナを伴っての旅の4年間は、ガレルの心を壊すには充分な時間だったんだ。


 妻ターニアと娘ニーナを切り捨てる。


 そんな誘惑を振り払うように、私が呪いを受けたアウターに向かったガレル。

 そして長年放置されたままのルインを見たガレルは、アウターの占有を思いつく。


「ふんふん。その時の協力者だった冒険者の女性と関係を持ち、息子を授かったわけね」


 それでもこの時はまだ、私とニーナの事を忘れるつもりはなかった。

 2人の呪いを解いてみせるとターナ商会を立ち上げ、自分1人で世界を巡るのではなく、商人として国中の情報を集めようとしたガレル。


 けれどあまりにも商売が順調すぎて。

 新しい家族との生活が幸福すぎて。


 そして私とニーナと歩んだ旅の日々があまりにも辛すぎて、ガレルは段々私達の存在から目を逸らすようになっていく。


 どうして俺はあの2人に人生を捧げなくちゃならないんだ?

 あの2人がいない俺は、こんなにも成功して幸せを掴んでいるっていうのに。


 俺はまた、教会で過ごしていたころの惨めな俺に逆戻りしたいのか?

 他者に施し奉仕して、そして自分が苦しみ潰れていく、あの下らない日々に?


 長い間悩み続けていたみたいだけど、日に日に痩せ細りみすぼらしくなっていく私とニーナの姿に、ガレルは2つの家族を成功と失敗、幸福と不幸の象徴のように思ってしまった。

 そうしてガレルは私とニーナを捨て、新しい土地で新しい家族と幸福で成功した人生を送ることを選択した。


「そうして新しい家族と幸せに暮らしていたところに、捨てた私が訪ねてきたんだ」


 私とニーナを切り捨て、第2の人生を謳歌していた幸せの絶頂にいたガレルの前に、かつて切り捨てた私が現れる。


 不健康に痩せ細っていた体は活力を取り戻していて、かつて自分が寄り添っていた時よりも魅力的になっていた元妻の姿。

 呪いさえ無いのなら何も問題ないと伸ばした俺の手を振り払い、自分ではない男と幸せそうに口付けを交わすターニア。


 やめろやめろやめろ!! それは俺の女だ!!


 お前の呪いが解けたっていうなら、結果的に俺がしたことは何も間違ってなかったんだろうがっ!!

 だっていうのに、なんでお前は俺を拒む!? なんで俺の下を去るんだ、ターニア!!


「あははっ。貴方こんなことを考えてたの? ガレル、本当にバッカじゃないのーっ」


 魔力体から伝わってくる記憶に笑ってしまう。

 確かに私達の呪いが解けたのは、ガレルが私達を捨ててくれたおかげかもしれないね。


 でもねガレル。

 そんな結果論で納得出来るはず、ないじゃないの……!


「あははっ。つくづく正反対だよねぇ、ガレルとダンさんって……」


 私達を切り捨てておきながら、呪いが解けた途端に擦り寄ってきて、そして拒絶されたことが信じられないとのたまうガレル。

 ただ1人ニーナの手を握り、呪われたあの娘と寄り添い共に生きて、呪いも解いて私のことまで助けてくれて、なのにいつも私たちに嫌われる事を何よりも怖がってるダンさん。

 私もニーナもダンさんを嫌いになる方が難しいのに、離れないで、傍にいてって懇願するみたいに、毎日執拗にみんなを愛してくれるダンさん。


 ニーナを中心にして、ガレルとダンさんが抱いた思いと取った行動は、まさに正反対だったんじゃない。


 さて、ガレルの話も終わったみたいだし、これ以上付き合ってあげる義理も無いの。


「奪われたくないから先に奪う。それが間違ってるとは言い切れないけどさぁ……」


 娘がここまで頑張ってガレルを止めてくれたんだもんね。

 ニーナの母として、そしてガレルの元妻として、ガレルに引導を渡してあげなきゃ。


「ガレルは誰よりも愛して欲しいと願っていたのに……。奪われること、失う事に怯えるあまり、自分が相手に注ぐ愛も相手から受け取る愛も信じられず、裏切られるのが怖いと全てを手放してしまったんだよ?」


 ガレルも本当は優しい人だった。

 トライラム教会の教義に反発していたのは、シスターや他の孤児が不幸になるのが嫌だったから。


「結局ガレルはただ臆病なだけだったんだよ。貴方が1番自分自身を信じていなかっただけなの」


 けれど優しくて弱いガレルは、裏切られて傷つくのが怖くて、奪う側に回ってやると悪びれてしまった。


「私とニーナのために自分がどこまでのことが出来るのかって、いつか解呪を諦めて私達への愛が信じられなくなるのを恐れて、自分の愛が試されるのが怖くて投げ出しちゃったんだよ」


 ダンさんもいつも怯えてる。

 私やニーナ、家族のみんなに嫌われる事を。


 だけどダンさんはガレルと違って、自分が家族を大切に思う気持ちだけは絶対に疑っていないの。


 家族のことが大好きで、家族の事をどこまでも愛していて。

 私たち家族のためなら王国を滅ぼすことも、逆に王国を丸ごと救うことも、当たり前のような顔をして平気でやってのけてしまうんだ。


 そんなどうでもいいことよりも、私たちのほうがずっと大切だからって。


「人に奉仕するのが嫌だったのは、もし相手に感謝されなかったら……って怖かったんでしょ? 人を利用してのし上がろうとしたのは、自分が原因で誰かが失敗するのが怖かったんでしょ?」


 ダンさんはたとえ私たちに裏切られ、嫌われる事があっても、自分が相手を愛することだけは絶対に躊躇わない。

 絶対に私たちを傷つけない為にありとあらゆる事を想定し、血反吐を吐いて命を削って、どこまでも自分を消費してしまう。


「貴方はいつも1番肝心で大切な部分に触れる事を恐れて、目を逸らしてしまう。だから本当に欲しいものだけが手に入らなかったの」


 ニーナの時もティムルちゃんの時も、1番大切な部分にだけ真っ直ぐ踏み込んできてくれたダンさんとは、本当に正反対なの貴方は。

 ダンさんもガレルも、自分のことが嫌いで嫌いで仕方ないことだけは同じなのにね。


「何度でも言ってあげるねガレル。私達がガレルを拒絶したんじゃないの。ガレルが私達を捨てたんだよ。貴方は被害者なんかじゃない。いつだって加害者だったの」


 俺は間違ってない。俺を否定する奴等が間違っている。俺を拒絶する奴が間違ってるんだ。

 そんな感情が発光体から伝わってくる。


「そうやって自分の非を認めようともせず、いつまでも被害者面されてるといい加減頭に来るよ? ニーナが目を覚ます前に、とっとと消えてくれない?」


 私の言葉に不満げに明滅する発光体。


 もうこれ以上は平行線かな。

 そもそもこれがガレルなのかどうかも良く分からないし、これ以上言葉を交わす意味は無いかもね。


「ひゃっ!?」


 呆れる私の目の前で、突然何の前触れもなく地面から飛び出してきたドリームスティーラーの頭部が、ばくんと音を立てて発光体をひと呑みにして、何事も無かったようにそのまま地面に沈んでいった。


 ……今の発光体がガレルの魂だったとするなら、魔物に堕ちたガレルの魂は大気に還ることすら許されないんだね。
 
 
「ねぇガレル。もしも、もしもだよ……?」


 もしも貴方が旅になんか出ずに、呪われた私とニーナと寄り添って生きることを選んでくれていたら……。

 もしもダンさんのように、呪われた私たちと共に旅をすることを選んでくれていたら……。


 きっと、違う結末が待っていたんじゃないのかな。


 私もニーナも、呪われているのは辛かったけどさ。

 それ以上に、夫と父親がいない時間のほうが辛かったんだよ?


「まったく……。こんなに可愛いニーナを捨てて、よく他の女と別の子供を作ろうなんて思えるの……」


 さっきまで発光体が漂っていたあたりを滲む視界でぼんやりと眺めながら、愛するニーナの寝息を聞く。

 幸せの象徴である愛娘の寝息を聞きながら、それを共有できずに去っていったガレルを心から憐れに思うのだった。
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