異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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4章 マグエルの外へ1 竜王のカタコンベ

221 重銀 (改)

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 ニーナがぐったりグチョグチョになっちゃったので、テンションマックスのティムルの口も塞いで、魔法も使わないのに高速詠唱キスをお見舞いして差し上げる。

 1分ほどで無事にお漏らしティムルが完成したので、ニーナと一緒に地面に下ろし、近寄ってきたフラッタとリーチェを捕獲して、2人の舌も蹂躙する。

 3分でめでたく4人ともお漏らし状態になってしまったけど、生体察知にも魔物察知にもまだ反応が無いので、もうちょっと楽しみたくなってしまった。


 フラッタのプレートメイルを脱がせてシャツを捲くりあげ、メンバー随一の敏感乳首を高速詠唱キスで可愛がってみる。


「あああああっ! ふああああああっ!」


 敏感すぎる2つの乳首をたっぷり可愛がってあげると、フラッタの寝ている地面には大きな水溜りが出来ていた。

 フラッタのシャツを戻してから、ぐったりしているリーチェのズボンを脱がせ、下着をずらしてお漏らししている場所に舌を入れて高速詠唱キスを開始する。


「しっぬぅぅぅっ! しんっ、じゃううううっ!」


 おお、大洪水だ。吸っても吸っても溢れ出てくるぞ?

 リーチェ、こんなにお漏らししたら脱水症状を起こしちゃうよ?


「あああああっ! っんあああああああ!」


 蜜の源泉を高速で舐め取りながらシャツの中に両手を入れて、こりこりの乳首をコシコシと扱いてあげる。更に出の良くなった蜜を、排出速度に負けないスピードで舐め取っていく。

 リーチェ、可愛いよ。いっぱい愛してあげるからね。


 
 リーチェを満足行くまで啜ったら、寝ている4人全員を1度に抱きしめて、それぞれに気の赴くままちゅっちゅっとキスをする。

 アウターエフェクト討伐直後は邪魔が入る心配はないからねっ。


「んー。ニーナ大好き、ちゅっちゅっ。気持ちよくなってくれた? ちゅっちゅっ」

「……気持ちよすぎて、意識飛んじゃったよぅ。こんな場所じゃなくて、ベッドの上でもう1回してくれるぅ?」


 もう1回と言わずに、何度だってしてあげるよぉ。ちゅっちゅっ。

 さてと、みんなも一応復活したことだし、そろそろ話を進めようかな。


「あのドロップアイテムって呪物の短剣って言うんだけどさ。触ったら呪いを受けたりする装備品って、誰か聞いたことあるかな?」


 潤んだ瞳と荒い息、上気して赤みを帯びた表情の皆は、心当たりがないと首を振る。

 うーん。なら名前だけかなー。
 
 あーもう、みんな可愛いよぉ。ちゅっちゅっちゅっ。


 みんなにいっぱいキスした後に、自分を鑑定しながら呪物の短剣を拾ってみる。


 ……状態異常は表示されないね。

 何度か鑑定をかけ直してみたけど結果は同じだった。


 ニーナとフラッタの好色家姉妹を左右から俺の腿に乗せて枕にして、ティムルとリーチェは顎の下に手を添えて、顎からほっぺたにかけてスリスリと撫でてあげながら、みんなが移動できるくらい回復するまで少し待った。


「ダン。これ動けなくなっちゃうから、ベッドの上以外では禁止ね? でも獣化した私と、竜化したフラッタとラトリアには思い切りしていいから」

「舌から全身に衝撃が走ったわよぉ……。すっごく気持ち良かったぁ……。お姉さん、あんなキスをされたの生まれて初めてだったわよぉ」

「まさか外で鎧を脱がされてまで乳首をしゃぶられるとは、夢にも思わなかったのじゃぁ……」

「ダンー。今の凄く気持ち良かったよぅ。今度ひと晩中、ずーっとあれだけ続けて欲しいなぁ……?」


 今回は俺が悪いのでみんなのエロ発言を甘んじて受け入れながら、帰る前に今日の浸透具合を確認する。


 分析官はLV100に到達して、人物鑑定が使えなくなっているみたいだ。

 これは多分鑑定が統合されて、個別の鑑定スキルが無くなったんだろうな。融合した感覚が無かったのは、俺が元々鑑定を使えたからなんだろう。

 そして残念ながら法王は出ていなかった。くそう。


 現在俺は篤志家と弑逆者LV48、分析官LV100で浸透済み。

 ニーナの司祭もLV50で浸透した模様。アウターエフェクトはやっぱり経験値が多いな。 


 ティムルの名匠がLV53。LV50でダマスカスのレシピが解放されたのかなぁ?

 そしてフラッタが冒険者LV50になってるから、リーチェの荷運び人もLV50で浸透していると思うべきだ。

 
 さて、いい加減俺が上げるものが無くなってきたな?

 ヴァルハールにいるうちに、今出現してる職業を全部浸透させることも出来そうな気がする。


 ここは紳商をと思ったけど、紳商は他人に見られても大丈夫な職業だ。そういう職業は常に1つは残しておきたい。

 ということで、犯罪系職業の検証を進めてみますかねぇ。



 盗賊LV1
 補正 敏捷性上昇
 スキル 小型武器使用時敏捷性上昇



 スキルは死にスキルになっちゃうけど、敏捷性の中補正は充分に有用だ。とりあえず100まで上げてみて、上位職業があるか確認したい。

 ニーナは魔法使いに、フラッタは探索者に設定っと。



 魔法使いLV1
 補正 魔力上昇-
 スキル 初級攻撃魔法


 探索者LV1
 補正 体力上昇+ 魔力上昇 持久力上昇+ 敏捷性上昇
    全体装備品強度上昇- 全体魔法耐性
 スキル インベントリ アナザーポータル



「これで私もダンに代わってお風呂が沸かせるようになるねっ!」

「これで妾もアウターで遭難する心配が無くなったのじゃーっ!」


 魔法使いになってやりたいことがそれなの? ニーナ。そしてフラッタは実感篭りすぎだからね?

 満面の笑顔で俺を見るニーナとフラッタをよしよしなでなでしておく。


「ぼくの荷運び人も恐らく終わってるんだね? それならさっそく明日、修道士ギルドに行ってくる事にするよ」


 猫を撫でるみたいに、リーチェの顎の下をなでなで。

 ゴロゴロは言わないけど、くすぐったそうに笑うリーチェが可愛すぎる。


 職業の話がひと段落したので、次はティムルに重銀の話を聞く事にしよう。


「今回解放されたのは、重銀製の武器のレシピみたい。防具と装飾品はまだね」

「一気に全部解放されたわけじゃないのか。素材は?」

「重銀はブルーメタル、精霊銀、ミスリルの合金みたい。その3つの武器を掛け合わせて作るみたいね」


 え? つまりダマスカス製のダガーを作ろうと思ったら、ブルーメタルダガーとミスリルダガーとエレメンタルダガーが必要になるってこと?

 それだけ性能には期待できるんだろうけれど……、コストが結構重いなぁ。


「あ、でもダガーはブルーメタルとミスリルが揃ってるんだよね……」


 ブルーメタルダガーはずっとニーナが使ってきた武器だし、ミスリスダガーに至っては4本も使用中だ。

 なら素材を惜しむ意味も無いかな?


「ティムル。エレメンタルダガーは俺が作るから、試しにダマスカスダガー作ってみない?」


 俺の言葉に、ティムルはガバッと体を起こして詰め寄ってくる。


「い、いいのっ!? つ、作りたいっ! 作ってみたい! 作らせて、ダン!」


 目の前まで詰め寄ってきたティムルお姉さんにチュッとキスして、エレメンタルダガーを製作……、したいところだけど、ちょっと材料が無さそうだね。

 武器の材料、竜王のカタコンベでは落ちないんだよなぁ。


「あーそっかぁ……! 銀も鉄も全部売っちゃったもんねー……」

「まさかスポットで取れる素材が今更必要になるとは思わなかったねぇ……。迂闊だったよ」

「ん、大丈夫。ちょっと残念だけど我慢できるわ。だから材料が揃ったら作らせてくれるかしら?」

「勿論オッケーだよ。ごめんねティムル。今すぐ作らせてあげられなくて」


 お詫びの気持ちを込めてもう1度唇を重ねてから、いつもより早い時間に帰還する。

 今回は全員お漏らし状態なので、ドロップアイテムの処分は明日に回そう。


 そしてまだ万全じゃないニーナは、俺が抱っこして一緒に脱出する。


「これ、スポットでティムルがやってるの見て、羨ましかったのーっ!」

「やっとニーナを抱っこして運べるようになって、俺も最高に嬉しいよ。早いところ移動魔法も使えるようにして、みんなと世界中回ろうねー?」


 ニーナの体に負担をかけないギリギリの速度を意識しながら、一気に竜王のカタコンベを脱出する。


「あははは-っ! もう外に出ちゃったのっ! ダンはすっごく早いんだねーっ!」

「ニーナを抱っこしてるから張り切っちゃったよ。ここからはゆっくり帰ろうね」


 街中ではあまり早く走ると迷惑になりそうなので、俺のお姫様をヴァルハール中に見せびらかすようにして、ゆっくり領主邸に帰還した。


 普段より早い帰還だったのでムーリの迎えは俺が行くことにして、リーチェはスペルディアの修道士ギルドを覗いてくる事になった。

 ドレッドの時は要予約だったけど、可能ならば今日中に修道士になって、それが無理でも明日の朝イチ、探索前に転職を済ませたいみたいだね。


 変な奴に絡まれないようになーっと注意してリーチェを送り出し、ムーリを迎えに行くまでパーティで話し合う事にする。


「ここだと装備の素材が出ないから、名匠の扱いをどうするかちょっと考えたいと思うんだ」

「うんうんっ」

「パーティ戦力の強化を考えるなら、スポットに戻って装備素材を稼ぐって方法もあるんだけどさ。そこまでする必要はあるのかなって感じなんだよね」

「んー……。本音を言えばすぐにでも作りたいところだけど、浸透を進める事で更に上位のレシピが解放される可能性も高いのよねぇ」


 悩ましげなティムルの言う通り、まだ先のレシピが開放される可能性が高いんだよな。

 現状ミスリル武器でも全然困ってないからね。今重銀に更新する意味ってティムルへのサービスの意味合いが強すぎるんだよ。


「あと小効果が1つでも出ればニーナも移動魔法が使える可能性も出てきたし、それまでヴァルハールで浸透を進めるのもアリなんじゃないかと思ってるんだ」

「そうよねぇ。ダマスカスの上のレシピが解放されるまでは浸透を優先すべきかしらぁ」


 お姉さんの本音をもっと尊重してあげたいんだよーっ。

 でもまだ移動魔法を完全に使いこなせるわけじゃないし、なんでもかんでもしてあげられるワケじゃないんだよなぁ~っ。


「あはーっ。貴方がお姉さんのことを大好きなのは知ってるけど、そんなに気を使ってくれなくても平気よ。時間制限があるわけでもないんだから」

「私を置いてスポットで材料集めてきてもいいのに、2人とも絶対いかないんだよねー? そんな2人のことが大好きなのーっ!」


 俺とティムルを抱き寄せて、俺とティムルに交互に頬ずりするニーナ。

 フラッタも参加してきて、みんなでスリスリ頬ずり大会だ。


「解呪とはいかぬが、全状態異常耐性のスキルジュエルは12月と1月で、既に2度も出ている事を考えると、ヴァルハールで毎日最深部に篭っていれば、1月中に大効果耐性まで持っていける気がするのじゃ」

「だねー。今のペースを考えると、全異常耐性の更新は視野に入れても良さそう」

「移動魔法が使えるようになればニーナと一緒に何処にでも行けるようになるのじゃ。急がば回れという奴じゃの。みなヴァルハールでゆっくり過ごすがよいのじゃ」


 う~ん。俺としても、旅立っちゃうとムーリとラトリアの2人とニーナを一緒に愛するのが難しくなるから、ニーナの移動魔法制限が解除されるまではヴァルハールから旅立ちたくない気持ちが強いんだよねぇ。

 1月の間に呪いが解除できる職業でも出てくれたら、何の問題もないんだけどぉ。

 ああ、みんなのほっぺ、スベスベのプニプニでさいっこうだよぉ。



「あれっ! 今日はダンさんが迎えに来てくれたんですかーっ!」


 みんなのほっぺの感触を楽しんでからムーリを迎えに行き、予想外の俺の登場に凄く喜んでくれたムーリを自宅の寝室に連れ込んで、2人っきりでちょっとだけゆっくりしてしまった。


「今だけぇっ……。今だけはぁ……。私だけの、ダンさんですぅ……。みなさんのところに行く前に、私の中、いっぱいにしてくださぁい……」


 ごめんムーリ。今だけじゃなくて、みんなと合流した後も改めて、お前の中を俺でいっぱいにさせてもらうから。


 証拠隠滅というわけじゃないけど、ベッドメイキングだけしなおして、ヴァルハールに戻った。

 洗濯物はそのままなので、隠滅も何もない。




「無事に修道士になることが出来たよ。それとこれはお土産だね」


 ヴァルハールに戻ると、リーチェがスペルディアで何か買ってきてくれたみたいで、みんな俺とムーリが戻ってくるのを待ってくれていた。マジごめん。

 リーチェが買ってきてくれたのはストームヴァルチャーの串焼きだった。


「ああ、あの時の肉かぁ。もう1週間くらい前の話になるけど、まだ無くなってないのね」

「スペルディアでは今、ストームヴァルチャーの肉が凄く安く出回ってるんだってさ」


 肉の味は悪くないけど、味付けが濃すぎるかな?

 おかずの1品にすればちょうど良さそうなくらいの味付けだ。


「ニーナを抱いて運べるようになったから、明日からは合流を早めていいよ」


 ストームヴァルチャーの串焼きを食べながら、リーチェとも軽く打ち合わせをする。


「リーチェがいない間に少し話をしたんだけど、1月中はヴァルハールで思い切り浸透を進めようと思ってるんだ」

「うん。ぼくもそれでいいと思うよ。解呪も結局はアウターの最深部に潜った方が早いと思うんだ。確率は低いけど、最深部ならエリクシールが出る可能性だってあるわけだしさ」


 エリクシールはな~。なんとなくウチとは縁が無い気がするんだよねー。

 竜爵家に保管してあったエリクシールが俺の手をすり抜けていった時点で、なんとなく俺が手に入れられるものじゃないって感じがしてしまうんだよ。


 ヴァルハールに滞在して職業浸透を進める事にリーチェも反対する事はないか。

 ちなみに修道士は1日で浸透すると思うから、次の職業も決めておいたほうがいいよ、リーチェ。


「それとこの呪物の短剣なんだけど、誰が使う? 得物的にはニーナかティムルの2択だと思うんだけど」

「勿論ニーナちゃんでいいわよ。私は必要無いわ。なんとなくニーナちゃんに縁がありそうな武器だしね」

「確かに、呪物の短剣と言われたらニーナを真っ先にイメージするよなぁ」

「それにねっ? 私の武器は、自分で作ってみたいなぁって思ってるのよねーっ」


 あっさりとティムルが辞退し、他のみんなも短剣を使う気は無いみたいだったので、初のアウターレア武器はニーナが使用する事になった。


「ありがとうみんな。大切に使わせてもらうねっ」

「今更だけど、ニーナ自身は嫌じゃないの? 呪物の短剣なんてさ」

「ぜーんぜんっ! 私にとっての呪いって、ダンとの絆みたいなものだしねっ」


 ぐはぁっ!! ニ、ニーナさんや、あんたなんて不意打ちを放ちなさるんやぁ……!

 俺の心臓にニーナのダガーが突き立てられたような衝撃を受けちゃったじゃないかぁっ!


「ふふ。今まで私を縛るものでしかなかった呪いが今度は私の力になるなんて、凄く不思議な気分なの……」


 ニーナは呪物の短剣を感慨深そうに見ている。


 名前とは裏腹に外見は禍々しいデザインではなく、殆ど普通のダガーに見える。

 ただ一点、その刀身が漆黒であることを除けば、だけど。


「妾たちも、いつまでもダンに頼りっぱなしでいるわけにはいかぬからのぅ。ダン抜きでもアウターエフェクトを瞬殺出来るくらいには、腕を磨いておきたいのじゃっ!」

「うんっ! 一緒に頑張ろうねーフラッターっ」


 ぎゅーっと抱き締めあう好色家姉妹。なんだこれ? この世の楽園か?


 アウターエフェクトの瞬殺を目指すなら、竜騎士になる前に色々な職業の浸透を済ませるっていうフラッタの意見は正しそうだ。

 竜騎士に特化しただけじゃ越えられない壁が、既に存在してるんだもんなぁ。


 技術を磨き、浸透を進め、装備を整える。1つだって疎かにはできない。


 今回呪物の短剣なんてドロップしたんだ。ティムルの名匠を上げていけば、ひょっとしたら異界の剣なんかも出てくるかもしれない。

 竜王のカタコンベを滅ぼすつもりで、魔物を虐殺していくぞぉ!
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