異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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2章 強さを求めて2 新たに2人

119 バスロマン (改)

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 逸る気持ちを抑えつつ、5人揃ってまずは脱衣所へ。

 元々は客室の1つだった脱衣所は、着替えの為の棚を設置しても広々としていて、10人くらい一緒に着替えしても余裕がありそうだ。

 なお、お湯を準備した際に、浴室と脱衣所に設置してあるランタンには点灯済みだ。


「脱いだ衣装はこの籠にまとめておいてね。着替えもあるよね?」


 ニーナは入浴自体が初体験だし、他のメンバーも他人と一緒に入浴した事はほぼない。なので説明と確認はしっかり行う。

 本当なら1人1人自分の手でひん剥いてやりたいところだけど、今回のメインは入浴なので自重する。


「へぇ。服を脱ぐ部屋とお湯に浸かる部屋が別々なんだね?」

「うん。お湯って湯気が出ちゃうから、部屋を分けないと着替えが湿っちゃうんだよ」


 興味津々な様子で脱衣所を見渡しているニーナ。

 それに部屋を分けておかないと、浴室では盛大に水飛沫が上がっちゃいそうだしね?


「凄いわねぇ。複数人で一緒に入れる浴室なんて、貴族でもそうそう持ってないと思うわよ?」

「みんなと一緒に入りたくて作った浴室だからね、個人で楽しんでも仕方ないでしょ」


 お風呂体験済みのティムルが、浴室の大きさに感心してくれている。


 ふ、リーチェがまだ嫁になる前に、1人で入るのも悪くないとか思った俺のバーカ!

 みんながいるのに1人で入ってどうするんだよぉっ!


「凄いのじゃー。みんなと一緒にお風呂に入れるなんて、凄く楽しみなのじゃっ」

「うんうん。俺もお風呂の話が出て以来、ずーっと楽しみにしてたんだ」


 フラッタをよしよしなでなでしながら浸かる湯なんて、のぼせるまで長湯しちゃうよぉ。


「凄いねこれは。ぼくが世界樹の護りを盗られた宿の浴室より、間違いなく広いよ? あっと、今回はちゃんとインベントリに入れておくからね? 家の中でも何があるか分からないし」

「うん。そうしてくれると助かるよ。お風呂から上がってきた時に正気を保っていられるか自信ないしね」


 盗難されるとは思わないけど、紛失はしてもおかしくない。お互いに記憶が曖昧になったりしそうだから。


 最早見慣れてしまった3人の美しい裸体と、初めて見る生まれたままの姿のリーチェに目が眩む。

 だけど既に11月。このまま裸でいたら風邪を引いてしまう。


 種族的にみんなは病気にも強かったりするのかなぁ? 俺の事は好色家先生が守ってくださってるけど。


「みんな綺麗過ぎてこのままずっと見ていたいけど、今日のメインは入浴して疲れを取ることだからね。早速入ろうか。それじゃみんな、浴室にどうぞ」


 俺が先頭になってみんなを浴室に招待する。

 4隅の柱と4面の壁にそれぞれ1つずつ、8箇所の照明を設置してあるおかげで、窓もないわりにはまぁまぁの明るさだ。


「このまま直接お湯に入ると湯船が汚れちゃうからね。入る前に体を綺麗に洗ってね」

「あらぁ? ダンが洗ってくれないのぉ? 隅々まで余すところなく洗っていいのよぉ?」


 エロ教官ティムルが魅力的過ぎる提案をしてくる。


 けど今日の目的はお風呂の体験で、疲労の回復だ。初日から何でもかんでもやる必要はないんだっ。


「4人をそれぞれ洗うと時間かかっちゃうから、今日はやめておくよ。これからはいつでもお風呂に入れるわけだし、ね?」

「ふふ。今後に期待ってことね。じゃあ今日は大人しくしてるわ」


 大人しく引き下がるエロ教官。

 ちょっと惜しい気もするけど、多分これからは毎日入浴するだろう。

 あ、焦らなくていいんだっ、俺!


 この世界には石鹸はあるけど、シャンプーやボディソープはない。

 この世界で売ってる石鹸を体や洗髪に用いていいのか俺には判断出来ないので、お湯で濡らしただけのタオルで体をゴシゴシする。

 シャンプーや石鹸が欲しくなるけど、美容品を自作する知識なんて持ってるわけもないし。


 あ、いや俺が知らないだけで、普通に美容系の商品も流通してたりするのか?


「ねぇねぇ。体を洗ったり髪を洗ったりする為の薬剤って売ってるかな?」

「売ってることは売ってるけど、超高級品ね。殆どの人は入浴なんてしないから、需要が無いの」


 売ってるということだけでも朗報だ。

 もしそれがスキルで作れる物であるならば、アイテム職人か調剤士で作れる可能性が大きいってことだからなぁっ!


「なるほどね。そういうのもおいおい揃えていくとして、今日はシンプルにお湯で流すだけにしておこうか。ニーナから1人ずつ来てくれる? 順番に頭を洗ってあげるね」

 
 できることはお湯で雪ぐことだけなんだけどね。これも今後に期待だ。


「ふふ。ダンに頭を洗ってもらうの、とっても気持ちいいなぁ」

「あぁ~~……。これは肌に触れられるのとは違った気持ち良さがあるわねぇ……」

「くすぐったいけど気持ちいいのじゃっ。髪が長くてごめんなのじゃあ」

「はぁぁぁ……。こんなの、最高級宿でも体験出来ないよぅ……」


 ニコニコと楽しそうに笑ってくれたり、はぁはぁとじれったそうに体をくねらせたり、みんながみんな違う反応を返してくれて楽しい。

 大人組は反応がエロ過ぎて困る。もっと純粋に楽しんでください。


「よし、お待たせ。それじゃみんなでお湯を楽しもうか」


 全員の頭を雪ぎ終わって、ここからは浴槽でのリラックスタイムだ。

 お湯は適度に温めになっていて、長湯しても問題なさそう。


「あ、ごめんねダン。ちょっと待って」


 と、リーチェから待ったがかかる。

 俺を制止したリーチェは、先に浴槽内に座り込んで肩までお湯に使った。


 なになに? 1番風呂に拘りでもあるの?


「今はぼくもダンも裸だから、万が一があると怖いからね。後ろから抱きしめてあげるから、ダン、ここに来て座ってくれるかな?」


 そう言ってリーチェは、両手両足を大きく開いて俺を招く。


 ……でも俺はそれどころではない。

 リーチェの大きく開かれた脚の中心、普段殆ど目にすることが出来ないリーチェの秘所、俺の最終到達目標に目が釘付けになる。

 既に指先では何度も感触を確かめた事があるけれど、こうも無防備に晒されたリーチェの最もエロい部分から目が離せず、思わずごくりと生唾を飲み込んでしまう。


「あはーっ。でかしたわリーチェっ! この機を逃すわけにはいかないわねっ。さあダン。リーチェが待ってるしみんなも待ってるんだから、早く入って入って」


 ティムルに急かされて、リーチェと背中越しに密着する。

 リーチェのボリューム感たっぷりの肉体が密着して、そして今見たばかりの映像が頭に焼き突いて離れない。


 そんな固まる俺の両脇にティムルとフラッタが寄り添ってきて、むにゅっと体を密着させてくる。

 最後にニーナが俺を椅子にして背中からもたれかかってきた。


「これは、確かに気持ちいいねぇ……。お湯に包まれて、全身の筋肉が解れていくみたいだよぅ」


 ニーナの背中やおしりの感触が気持ちよすぎて、みんなにむにゅむにゅと包まれて、体の一部が逆に硬さを増していくんですけどぉ。


「私、お風呂にもいい思い出がないのよねぇ。だからいっぱい、上書きして欲しいの……」


 耳元で囁きながら、俺の右手を自分のおっぱいに当て、その上から自分の手を重ねて、俺の手に無理矢理おっぱいを愛撫させるティムル。

 ば、ばかなっ……! こ、こんなおっぱいの愛し方があるなんてっ……!


「えっちなダンがやる気満々なのじゃ。今日もいっぱい可愛がって欲しいのじゃぁ」


 これまた耳元で囁きながら、俺の手をおっぱいに……ではなく股座に誘って、そこで太股を使って俺の手をがっちりと固定するフラッタ。

 フラッタにこんなことを教えたのは、いったいどこのティムルなんだっ!


「ダンと裸で触れ合えて凄く嬉しいよ。まだ正面から抱き合うわけにはいかないけど、ぼくの体、沢山感じて欲しい……」


 もう感じてるから。ド迫力のリーチェのエロい体、充分堪能してるから。


 だからおっぱいをむにゅむにゅうっ、っと押し付けたりしなくていいから。

 その先端部分を意識して押し付けてこなくてもいいんだってばっ。


「よし、ダンもやる気満々よっ。やっちゃえニーナちゃん!」

「うんっ、りょうかいだよっ。ダンは動かないでいいからねっ。ん、んん、ふうぅぅ……」


 エロ教官からのゴーサインに、う、うおおおおっ!?

 なんと背中を向けたままで、自ら俺を受け入れるニーナ。


「これ、いつもとあたる場所が違って、ちょっと気持ちいいかも。でもお湯が少し入っちゃったかなぁ。お湯じゃなくてダンので私の中、いっぱいにしてくれる?」


 いいですともーっ! というか嫌だって言われても満たしますともっ!


 思えばニーナとはもう半年も肌を合わせていたというのに、そのほとんどが正面から抱き合っての行為ばかりだった。

 2人とも、抱き合うのもキスするのも大好きだったから何も問題はなかったけれど、今思えばワンパターンだったかもしれない。

 これからはもっと様々な方法で、ニーナに愛を伝えるんだっ。


 浴室にはニーナの喘ぎとぱしゃぱしゃとした水の音、他の3人と代わる代わる舌を交えるくちゃくちゃとした滑った音ばかりが響き渡る。

 なんだかその雰囲気がとても淫靡で、20日振りのニーナの中に全力で愛を注ぎ込む。


 でも足りない。20日振りのニーナをもっともっと堪能したい。


 なのにそんな俺を、ティムルが優しく制止する。


「ダン、長湯ってあまり体に良くないんでしょ? ここではみんなに1度ずつで我慢してくれる? 続きはたっぷりベッドの上で、ね?」


 俺を諭しながらも、ニーナと交代で俺を迎え入れてくれるティムル。

 ニーナと違って大きくダイナミックに動き、浴室に先ほどよりも大きな水の音が響く。


 快楽を与える事が目的の計算されつくした動きに翻弄され、俺は呆気なくティムルに搾り取られてしまった。

 なんか最近のティムルのエロにかける熱意は、俺を遥かに凌駕しているんじゃないかと思っちゃうんだけど?


 俺を解放する最後の最後まで思い切り締め付けてきたティムルの快感に酔いしれる俺に、よいしょ、と可愛く軽い重さが感じられる。


「おおお……。これは確かに、普段とは違う感覚なのじゃ……。普段よりも、普段よりも深いところまで届いているようじゃぁ……」


 力いっぱい俺を締め付けるフラッタに、お前いつも奥まで届いてるだろ、という言葉を飲み込む。

 気持ち良くなってくれているフラッタに水を差すなど、馬鹿のすることだ。


 普段と違う体勢に思うように動けず、もどかしそうなフラッタ。

 あんまり可愛いものだから、俺も少しだけ動いて、フラッタの動きをサポートする。


 段々慣れてきたのか動きが良くなるフラッタ。

 そのフラッタの、自称普段よりも深いところに、沢山愛を注ぎ込んだ。


 4人の美女と密着して、それぞれとエロい事を堪能しながら疲労回復効果もある。

 お風呂文化って最高だ。そりゃ大昔から親しまれてきた文化なだけあるね。


 これから毎日このお風呂が続くってマジ?

 しかもティムルは色々仕掛けてくる気満々だし、これからのお風呂ライフには期待とロマンが溢れている。


 さっさと上がってベッドで続きとしゃれ込みたいところだけれど、少しだけこのままみんなに包まれながら、最高の入浴体験の余韻に浸るのだった。
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