異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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2章 強さを求めて2 新たに2人

105 リボルバー (改)

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 フラッタと一緒にリーチェに挑み、だけどあっさり返り討ちにあってしまった。

 けれどリーチェはそんな俺達を見て、うんうんと何度も頷いている。


「ダンは凄いね。間違いなく遠征前とは別人になってるよ。補正の効果もあるんだろうけど、集中力が随分変わってるね」


 手も足も出なかったけど、リーチェ先生には及第点を貰えた様だ。

 ……リーチェ先生? 女教師リーチェ? え、エロくない?


「フラッタも13歳とは思えない技量だよ。今回初めてダンとの連携も見せてもらったけど、パーティ戦にも不安はなさそうだね」


 フラッタ師匠も及第点と。

 フラッタ師匠って響きには一切のエロスがないな。


「いや、妾は集団戦は苦手なのじゃ。リーチェがそう感じたのは、ダンが合わせてくれたからなのじゃ。まるで妾の思考を読み取るかの如き動きだったのじゃ。ダンは本当に凄いのじゃー」


 汗だくの体でぎゅーっと抱き付いてくるフラッタ。


 う~ん? 特別フラッタに合わせているつもりはなかったんだけどなぁ。

 単純に俺のエロスコンセントレーションが、常にフラッタとリーチェの存在を捕捉していただけで。


 汗だくなのにいい匂いしかしないフラッタをよしよしなでなでしてあげる。


「2人にがっかりされないように頑張るよ。補正だけで強くなる危うさは、フラッタやリーチェと対峙して骨身に染みたからさ」


 職業設定で弱体化出来た相手って、今のところ野盗一味しかいないんだよ……な?

 あれ、もしかしてそういうことなのか? 犯罪系職業って、もしかして浸透しない、とかあるのか?


 ……どうなんだろ。可能性は結構ありそうな気がする。

 盗賊って職業は、心理的ハードルさえ乗り越えられればその職に就くのは非常に容易い。

 それであの敏捷補正は効果が高すぎると思わないでもない。


「ねぇねぇ。犯罪系の職業についた場合って、他のギルドやフォアーク神殿に行けば転職は出来るのかな?」

「んーそうだね。犯罪系職業についている者はギルドやフォアーク神殿の利用は禁じられるんだ。禁じられるということは、恐らく可能な事は可能なんじゃないかなぁ? 法律的には無理だけど、ね」


 魅惑の女教師リーチェ先生が、要点をまとめて分かりやすく解説してくれる。


 ふむ。となるとやっぱり怪しいな。

 殺人者や盗賊の敏捷補正が高すぎる。これって多分、育成は出来ても浸透はしないんじゃないかなぁ。

 転職したら失われる、対人戦でのアドバンテージ。悪事だから、魂には定着しない。


 真相は分からないけど、あえて犯罪系職業を上げる必要性はなさそうかな。


「ご主人様ー。ただいま戻りましたーっ」


 犯罪職に対する考え事をしていると、元気な声と共にティムルが戻ってきた。


「遠征の準備とお風呂場の改装の発注は済ませてきましたよっ。諸々込みで、魔玉6つほど売り払いましたけどねっ」


 弾んだ声で出費を報告してくるティムル。


 くっ……! 今回は修道服を買ったり衣装棚を買ったりと、結構出費がでかいな……!

 手持ちのお金もほぼ無いし、所持金は魔玉2つしかないと思っていいか。


 ……今回の遠征で、下手すると25個くらい光る気がするけどね……。


「工事期間は遠征中で問題ないようです。というか結構大規模な改装になりますので、留守中に工事できるのはありがたいそうですよー」


 こっちとしても在宅中に工事に入られるのはちょっと勘弁して欲しかったからな。留守中に工事を進めてもらえるのはありがたいね。


「1階の余らしている2部屋の敷居を取り払って、1部屋分を浴室に、もう1部屋分を脱衣所に改装します。2部屋とも湿気対策の工事も行います。あと浴槽もかなり大きめの物を発注しましたので、全員で入ってもまだまだ余裕があるはずですよっ」


 思った以上に大規模な工事になりそうだなぁ。

 湿気対策かぁ。確かに浴槽を入れてはい完成、なんて簡単な話じゃないよな。排水工事だってあるだろうし。


「その代わり30万リーフ丸々使っちゃいましたし、使用の際の水汲みや、維持、管理は大変になると思いますけどねっ」


 ベッドの事は俺に知らされなかったけど、浴室については大規模工事だし詳細まで教えてもらえたかぁ。

 ってまぁ30万リ-フって、黙っておける出費じゃないか。


「あはーっ。商人時代は節約するばかりでしたから、こんなに思いっきり散財したのは初めてですよ。お金を使うって気持ちいいですねっ」

「ははっ、お疲れ様ティムル。出費は痛いし水汲みも管理も大変だけど、おかげで遠征帰りに1つ楽しみが出来たよ。24日間遠征は年内あと2回だからね。思い切り稼がせてもらうとしようじゃないか」


 ご機嫌なティムルをよしよしなでなで。だからさっきから声が弾んでたんだね。


 あれ? 片道12日間って、大分スポットの中心に近いのかな?

 もしそうならスキルジュエル出ないかねぇ? みんなの幸運も高いしさぁ。


「ただいま戻りました」


 ティムルをよしよしなでなで、フラッタをよしよしなでなでしているとニーナも帰ってきてくれた。

 ってなんでニーナとティムルは別々に帰ってきたんだろ?


「遠征日程の変更や、浴室の改修工事の協力などをムーリさんにお願いして来ました。これで遠征中の留守については問題ないはずです」


 俺が質問する前にニーナが解説してくれた。


 なるほど、だから別々に帰ってきたのか。

 荷物持ち兼俺たちへの報告役がティムルで、教会への連絡をニーナが担当したわけね。


「それじゃご主人様。本日の用件は全て終了しましたよ? これから夕食までの時間、私たち4人を同時に愛してくれますか?」

「もっちろぉぉぉんっ! と言いたいところだけど、4人同時ってどうすればいいのか想像出来ないよ。もうその場の流れでみんなを愛しまくればいいかなぁ?」


 ニーナとティムルを一緒に愛するのだって結構大変なのだ。

 なのに4人同時とか、どうすればいいのか全く想像ができない。


 そんな風に戸惑う俺に、まっかせなさいと胸を張るティムル。


「ふっふっふー。実は朝食前に4人で相談したんですよ。楽しみにしてくださいねー、ご主人さっ、まっ!」


 ニーナのお誘い、ティムルの作戦立案。これで興奮するなって方が無理でしょぉぉぉっ!


 すぐさま全員で家に入って、間違いなく施錠を確認。

 もう今日は誰が来ようと絶対に応対しないからなっ!


 光の速さで寝室に駆け込み、全員をベッドに乗せて、1人1人俺の手でひん剥いてやった。


「さぁティムル! 俺はどうしたらいいんだっ! 俺はどうやってお前たち全員を同時に相手にすればいいのかなっ!?」

「ふふ。落ち付いてねダン。とりあえず今回はお試しね? 私も女4人で同じ男を同時に相手したことなんてないから、これから先、5人で色々試していきましょっ、ね?」


 ティムルの過去話を聞いても、最早脳細胞が破裂する事もない。もうティムルの体は俺にしか許されないって、完全に分かっちゃってるんだもんねー。


「順番はいつも通りでいいかしらね? それじゃダン。まずはいつも通り、ニーナちゃんを抱いてあげてくれる?」


 ん? つまり昨日と同じように1対1でいいの?

 まぁいいや。エロ方面の事はティムルに任せておけば間違いない。仮に間違っててもそれはそれで楽しめばいいだけだ。


 ベッドの上にはいつものように、抱っこのおねだりポーズで俺に両手を突き出しているニーナ。


「さぁおいでダン。私達がいーっぱい、ダンの事を甘やかしてあげるからねっ」


 はぁいっ! おっじゃまっしまぁすっ! 

 ニーナの突き出している両腕の間に飛び込んで、力いっぱい抱きついた。


 甘やかしてくれるそうだし、もう全開で甘えちゃえっ。大好きぃ! ニーナ大好きぃ!

 体中を弄って、体中にキスをして、全て優しく受け止めてくれるニーナに甘えて、めろめろになりながらニーナと繋がる。


「さぁここからよダン。ニーナちゃんを抱きしめてるとこ悪いけど、1度体を起こしてもらえる?」


 ニーナと繋がってめろめろになった俺は、ティムルの指示で上半身を起こされる。


「みんな、配置についてねー」


 ニーナとの甘々な時間を邪魔されてちょっとだけ不満に思っていると、右腕の中にリーチェが収まってきて、俺の右手を背中から回しておっぱいにあてがった。

 リーチェのおっぱいの感触に困惑していると、左腕の中にティムルが収まり、また同じように背中から左手を回しておっぱいを掴ませる。柔らかい。もみもみ。

 ニーナの温もりと両手の柔らかさを確かめていると、更に後ろから柔らかい感触が。

 どうやらフラッタが背中から抱きついてきたみたいだ?


「それじゃ説明するわね。リーチェの位置は固定。他の3人は、正面、左手、背中の位置でダンが果てる度に位置を交代するわ」


 どうやら全員が所定の位置についたらしく、俺におっぱいを揉まれながらティムルがルールを説明してくれる。

 ふむふむ? リーチェの位置はずっとこのままで、他の3人は位置をローテーションしていくんだね?


「正面の女を愛しながら両手を使って左右の女を弄んで、フリーのお口は何をしてもいいわよぉ? 誰にキスをしてもいいし、左右のおっぱいを吸ってもいいわ。さぁダン。私たちを貴方の玩具にしてちょうだい……」


 左耳に囁かれたティムルの言葉に、宴が始まった事を理解させられる。

 ルールはいまいち良く分かってないけれど、玩具にしろって言われたらもう我慢なんか出来ませーん!


 ニーナの感触を楽しみながらティムルとリーチェのおっぱいを揉みしだいて、背中のフラッタにキスをしていたらすぐに果ててしまう。

 するとニーナが背中に回り、ティムルが俺を受け入れてくれて、左手にはフラッタの小さな体と可愛いおっぱいが収まってくれた。

 ななななるほどっ! 交替するってこういうことかぁっ!


 背中に回ったニーナにうなじを舐められつつ、左手のフラッタのおっぱいに吸い付きながら、右手のリーチェの下半身を弄り、そしてティムルの中で果てる。

 左手でニーナを弄び、背後のティムルに耳を噛まれながら、リーチェのおっぱいの甘さを舌で味わい、1番小さなフラッタの中で果てる。

 フラッタから解放された俺を、すぐにニーナが捕獲する。2周目の始まりだ。

 
 な、なにこれぇ。全身がみんなと常に触れ合って、俺自身は常に誰かに包まれていて、もう休むもなく延々と発射させられ続けるんですけどぉ!?

 正面の誰かに注ぎ終わるとすぐに左手の配置が変わり、俺を決して休ませるものかとすぐに次の誰かに包まれる。

 手を動かしても口を動かしても他の場所を動かしても、全身が甘さと柔らかさと温かさに包まれていて、もう5人が溶けて混ざっているような錯覚すら覚える。


 ニーナに愛情を注ぐ。ティルムに愛情を注ぐ。フラッタに愛情を注ぐ。そしてまたニーナに戻る。その間ずっと、右手でリーチェを愛で続ける。

 もう誰に何度注いで、今誰に包まれているのかすら曖昧になってくる。両手は何処に触れても許されて、耳からは常に愛を囁かれている。

 これはあれか? 回転式拳銃リボルバー的な? 俺のマグナムが火を噴くぜ的な? 噴いているのは火じゃない気がするんですけど?

 
 いくら好色家の力を得ていても、普通こんなに回転出来ないはずだ。

 だけど4人全員同時に相手しているというシチュエーション。

 まだ日が落ちていない明るい時間帯で、相手している美女たちの美しい裸体もはっきり目に出来る。喘ぐ声と愛の囁きのハーモニーが耳に届く。

 なにより俺の魂に応えるかのように、好色家先生が限界を超えて大奮闘してくれているっ!


 五感上昇を浸透させて良かった。もう全身のあらゆる所から彼女達を感じ取ることが出来る。

 俺をいつも通り優しく包んでくれるニーナ。

 淫らに動いて俺を楽しませようと健気に頑張るティムル。

 好きで好きで仕方ないと、力いっぱい俺を抱きしめてくれるフラッタ。

 甘い味で舌を楽しませ、俺の指を強く抱きしめてくれるリーチェ。

 全員が全員、それぞれの個性で、それぞれのやり方で俺を愛してくれるんだ。皆大好きだ。皆愛してる。


 でもみんな、ちょっとエロすぎないかな? 俺、何回相手してるんだろ?


 時折余計な事を考えながらも、ただひたすらに4人に愛を注ぎ続けた。





「ダン。そろそろ夕食の時間よ。お疲れ様でした」


 リーチェの感触を指で楽しみながらフラッタの1番奥に愛を注いだタイミングで、ティムルから終了が告げられた。


「おわ、り……? 終わった、の? もう、終わりなの……?」


 休憩も挟まず、ずっとみんなに愛してもらっていたのに、終わりと言われると名残惜しい。

 まだ離れたくないとフラッタの奥に逃げ込んで、まだ放したくないとリーチェの乳首に縋り付く。

 そんな俺を諌めるように、俺の両耳にニーナとティムルの舌が侵入する。


 初めての刺激に意識が朦朧としてくるのに、それでもまだやめたくないとフラッタとリーチェを責め立てる。

 そんな俺をニーナとティムルは的確に追い込み、やはり下馬評通りに俺の敗北が決定した。


 2人の責めに敗北した俺は、そのままベッドに仰向けに倒れこんだ。


「ふふ。ダン、アレだけしたのにまだしたいの? でもダーメ。これ以上は貴方の体が持たないから。ちゃんと休んで、ね?」

「ダンは凄いわねぇ。今まで私を抱いてきた男なんかとは格が違うわ……。最後にもう1度フラッタちゃんに出してたみたいだし、本当に愛されすぎてて参っちゃうわよぅ」

「2人きり、で抱かれる、のも良いが……、ダンがここま、で乱れるのであれば、皆で抱かれ、るのも悪くない、のじゃ……」

「やっぱりみんなが羨ましい。でもそんなぼくのことも精一杯愛してくれて嬉しい……。早くぼくも君の愛を受け入れたいから。早くぼくを助けてね。ぼくの王子様……」


 みんなの声が遠くに聞こえる。

 ずっと溺れていて、ずっと夢中で貪っていて、まだまだしたい、もっとしたいと最後の最後まで追い縋ってしまったのに、体はとっくに限界を超えていたらしい。


「本当に笑っちゃうわ。私達の事が好きすぎて、私達の事が抱きたくて、それで自分の体を限界以上に酷使してしまうんですものねぇ」


 呆れるようなティムルの声と、頭に感じる優しい手のひらの感触。


「ダン。私たちは貴方に愛されたいけれど、貴方に無理をさせたいわけじゃないの。自分を削ってまで私達の相手をしなくていいの。貴方に無理をされたら、私たちは悲しいからね?」

「私たちはダンにいっぱい愛されたいけど、ダンが私たちに応えるのは義務でも責任でもないんだからね? 夕食までは、ゆっくり休んでね。大好きだよ、ダン……」


 ティムルとニーナの声に、急速に睡魔が襲ってくる。


 義務や責任でみんなを抱いてる訳ないでしょ……!

 そう反論したかったけど、眠気に抗えなかった俺の瞼は完全に閉じてしまった。
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