異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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2章 強さを求めて2 新たに2人

096 巨大ベッド (改)

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 夕食が終わって、期待に胸とか別の場所とかを膨らませた俺は、フラッタと手を繋いで寝室に入る。

 とそこまでは良かったんだけど、慣れ親しんだ寝室の中が一変していて動揺している。


「え、なに? このクソデカベッド……」


 寝室に設置されている異様に大きいベッドに、興奮しきった俺も流石に足を止めてしまった。


 今まで寝ていたベッドも比較的大きいサイズだったはずなんだよ。
 ニーナと2人でゆっくり眠れるベッド、という基準でティムルに用意してもらったのだったから間違いない。

 しかし今目の前に存在しているベッドは存在感が違う。暗くて良く見えないけれど、恐らく以前のベッドの倍以上あるんじゃないの……?

 え、10人寝れるベッドとかって話、本気だったのあれ。ていうかいつの間に?


「ああ、そう言えばダンには内緒にしてあったのじゃったな。前回妾とヴァルハールに行ったであろう? あの時にティムルが発注して、遠征の間に家の中で組んでもらっていたそうなのじゃ」


 俺の戸惑いを察したフラッタが事情を説明してくれる。


 フラッタも知ってるのかよ。ってことは留守中この家にいたリーチェだって知ってるはずだよな?

 なぁんで俺だけ知らないわけぇ?


「このサイズのベッドは家の中で組み立てるしかないが、ムーリのおかげで留守中にも鍵は開けられるからのぅ。ダンに驚いてもらおうって内緒にしてたのじゃ」


 ああ、サプライズのつもりだったのね。

 う~ん、エロ方面にサプライズしてくるとか油断ならないなぁ。みんなは俺をどこまで興奮させる気なんだ。


 繋いでいる手の上に覆いかぶさるようにして、フラッタがその身を寄せてくる。


「ふふ。皆には申し訳ないが、下ろしたてのベッドでダンに初めて抱いてもらえると思うと、なんとも言えぬ嬉しさがあるのじゃ。ダン、今宵は宜しくお願いするのじゃ。妾の初めて…、貰って欲しいのじゃ…」


 瞳を潤ませ抱いて欲しいとねだってくるフラッタに、思わずごくりと喉を鳴らしてしまった。

 ……なんでフラッタって俺が興奮するセリフばっかり的確に発言するのかねぇ。


 内面の興奮を表に出さないよう気をつけながら、上目遣いにこちらを見詰めるフラッタの頭を撫でる。


「フラッタの初めてを貰えるなんて光栄だよ。ま、初めてもこれからも、ずっと俺以外の男に触れさせる気はないけどさ」


 フラッタをお姫様抱っこしてベッドに乗り、ベッドの真ん中にフラッタを寝かせる。

 広い広い新品のベッドの中央。
 これでもう何処にも逃がさないよ、フラッタ。


「愛してるよフラッタ。こちらこそ宜しくね」


 フラッタの上に覆いかぶさるように四つんばいになり、フラッタと見詰め合う。


「それじゃフラッタ。これからお前を俺の女にさせてもらうよ。生涯フラッタを愛すると誓う。大好きだよ、俺の可愛いフラッタ」

「妾も生涯ダンだけを愛すると誓うのじゃ。だからダン。早く妾をダンの女にして欲しいのじゃぁ……」


 まったく、いちいち興奮させてくれるねぇ。


 ますはお互いの愛を誓い合って、その証のように口付けを交わす。

 さっきリーチェと交わしたような激しさは微塵もない、ただお互いの存在を確かめ合うような、好意を伝えるだけのキス。


 興奮していないわけじゃない。

 というかめちゃくちゃ興奮しているんだけど、それを上回るくらいフラッタが可愛くて愛おしい。こんなに可愛いフラッタを、乱暴になんて扱えるはずがない。


 大好きだよ。愛してるよ。

 そんな感情を伝えるための、唾液の交換。


 じゃれあうような、抱き合うような、欲情ではなく愛情に溢れたキスを続ける。フラッタの舌を俺の舌で、よしよしなでなでだ。


「ダン、優しいのじゃ。キス、好きぃ……」

「俺も可愛いフラッタが大好きだよ」


 普段みんなとしているキスとは違って、本当に好意を伝えるだけのキス。


 フラッタの拙く動く舌は愛情の塊のようで、俺の舌に触れるたびに、好きです、好きですと伝わってくるかのようだ。

 性欲なんて欠片も混ざっていないかのような、フラッタの純粋すぎる好意にあてられたのか、俺もとにかくフラッタに好意を伝えたい、それだけで頭がいっぱいになる。


「ダン、乱暴に扱うのではなかったかのぅ? いつもより、ずっとずっと優しいのじゃ」


 からかうように笑うフラッタ。そんな仕草も愛おしい。


「ごめんね。こんなに可愛いフラッタを乱暴に扱うとか無理だったよ。それとも、乱暴な方が良かったかな?」

「そ、そうではないのじゃが……、その……」

「なぁにフラッタ。なにかあるなら言って。出来ることなら何でも聞くよ?」


 フラッタの額や瞼、ほっぺたにキスをしながら、フラッタの言葉の続きを促す。


「お、おっぱいを……、おっぱいを触って欲しいのじゃ……。あ、あの時みたいに、いっぱい気持ち良くして欲しいのじゃぁ……」


 顔を両手で覆いながら、恥ずかしそうにお願いしてくるフラッタ。

 待ってくれフラッタ。それは俺のやる気スイッチ過ぎるんだが?


 でもフラッタが望むなら仕方ない。その想いには全力で応えなければ男じゃない。

 たとえ男じゃなかったとしても応えたい。


「わかった。いっぱい触ってあげるからね。あの時、そんなに気持ち良かった?」

「うん……。あの時ダンに触られて、凄く怖かったけど、凄く気持ち良かったのじゃ……。あのあと自分で触ってみても、全然気持ち良くなくて……」


 またしても俺のやる気スイッチを全力で踏み抜いてくるフラッタ。


 じっ、自分で……? フラッタが自分のおっぱいを、自分で、だと……!?

 くっ……! お、俺はなんと罪深いことをしてしまったんだ……! こんな少女が、自分で自分を慰めなければならない事態を招いてしまっていたなんてっ……!


 だが安心しろフラッタ。俺が責任を持って、いっぱい慰めてやるからな。


「そっか。それじゃ早速触るね。服、捲っていいかな?」

「うん……。いっぱい触って欲しいのじゃ……」


 内心の興奮は決して表に出さず、彼女の小さな背中を少しだけベッドから持ち上げて、寝巻きのシャツを捲る。


 透き通るような白い肌は上気して汗ばみ、小ぶりなサイズのおっぱいが呼吸に合わせて上下する。

 その先端はまだ触れてもいないのに、まさに期待に膨らんでいるかのようだ。


 おっぱいに見蕩れながらも、フラッタの両手首のところまでシャツを脱がし、そのまま万歳の状態で優しく拘束する。


「あの時は見れなかったけど、凄く綺麗だよ。このおっぱいを好きにしていいなんて、全身の血が蒸発しそうだ」


 まずはおっぱいはそのままに、フラッタにキスをする。
 このおっぱいの持ち主に、感謝と敬意と好意と愛情を伝えたい。

 大好きだよフラッタ。これからもう散々弄り倒してあげるからね?


 シャツに拘束されたフラッタの両手を左手で押さえたままで、感謝のキスをフラッタに捧げた。


「はぁぁ……。優しいダンのキス、大好きなのじゃ……」

「ふふ。優しいばっかりじゃないかもよ?」


 可愛いフラッタには優しくしてあげたいけど、可愛い過ぎて優しくしてあげられる自信が全く無いのだ。


「もし本気で辛くなったらシャツの腕を抜いて抵抗してね? フラッタが抵抗しないと、きっと俺は朝までフラッタを可愛がっちゃうよ?」


 フラッタの返事を待たずに口を塞ぎ、右手でフラッタのおっぱいを触る。

 手の平サイズで、まるでフラッタ本人のように可愛いおっぱいだ。


 あの時のように玩具にするのではなく、優しく優しくフラッタに愛情を伝えながら、宝物のように触れる。

 動きは激しくないけれど、それでも喜んでくれているのは、繋がった口から零れる吐息の甘さで分かる。


 キスをしたまま手の平でゆっくり押し込むようにしながら左右のおっぱいを何度も往復し、フラッタを少しずつ高めていく。


「気持ちいい、気持ちいいのじゃぁ。もっと、もっと触ってほしいのじゃ……」

「さぁフラッタ。ここからが本番だよ。何度も言うけど、辛かったらシャツを脱いで抵抗してね?」


 右手でフラッタの乳首を刺激し始める。

 ようやく触れられた敏感な部分に、フラッタの体は踊りくねっている。


 フラッタの左胸を右手て刺激しながら、キスしていた口を離し、ほっぺた、首筋、鎖骨とキスをしながら少しずつ下っていく。

 そして目の前には、可愛いフラッタの充血した桃色の乳首。


 勿論ここにもキスをする。


「はああんっ」


 乳首を口に含んだ途端に跳ね上がるフラッタの小さな体。相変わらず敏感すぎるなぁ。


 万歳のままで拘束したフラッタの、美しく無防備な上半身を、右手と口で愛撫する。口に含んで舌で転がし、歯を立てて甘噛みし、時には全力で吸い上げる。

 その度にフラッタは大きく仰け反るのに、シャツから腕を抜こうとはしなかった。


 何度も口を往復させ、フラッタの可愛い乳首を丹念に可愛がる。

 フラッタの可愛いおっぱいをちゅうちゅうと音を立てて吸いながら、フラッタの甘く激しい叫びを楽しみながら、フリーの右手がゆっくり下がっていき、静かにフラッタの下半身を確かめる。

 俺を受け入れる準備は万全のようだ。


 乳首から口を離す。俺のヨダレでべちゃべちゃになった2つの乳首を見て酷く興奮する。


 フラッタの口に1度キスを落として、彼女の息が整うのを少し待つ。

 息が整ったフラッタの真っ赤な瞳を見て、改めて告げる。


「フラッタ。これからお前の初めてを貰うからね。これでもうフラッタは俺の女だ。もう絶対に誰にも渡さないからね。俺のフラッタ」

「うん……。来て、来てぇ……。妾をダンの女にしてくださいなのじゃぁ……」


 もう1度キスをして、キスをしながら衣服を剥がす。

 だけどもう左手は離しているのに、それでもフラッタは万歳のままでシャツから腕を抜こうとはしなかった。


 そしてそのままフラッタと1つになる。

 初めて異性を受け入れたフラッタは、その異物感に大きくその身を震わせてしまっている。


 そのまま彼女を貪りたいという衝動が沸き起こり、体は制御できなくなりそうなほどに興奮しているのに、なぜか思考だけはクリアだった。

 興奮状態の自分を容易く押さえつけ、フラッタが落ち着くまで優しく抱きしめる。


 異物感に身を震わせながらも、涙を浮かべながらも俺に微笑むフラッタ。

 美しい。
 外見もその心根も、あまりにも美しい。

 存在自体が気高さの塊のような、美の化身のようなフラッタ。


 フラッタを愛せる事が嬉しい。
 フラッタに愛されている事が誇らしい。


 フラッタが落ち着いたのを見届けて、改めて彼女を愛し始める。

 壊れないように、傷つけないように、優しく優しくと思いながらも、体はフラッタを求めて仕方がない。

 少しでも深く繋がりたくて、何度もフラッタを抱きしめた。


 何度愛を注いでも足りないと感じてしまう。

 なんだか周囲が明るくなってきたような気がする。
 俺とフラッタは1度も離れることなく、いったいどれだけの時間を過ごしてしまったのか。


 何度も何度もフラッタに俺の気持ちと愛を注いだ。

 なのに足りない。まだ足りない。

 もっと。もっと。

 フラッタが欲しい。フラッタに愛を伝えたい。


 これで最後。これで最後。

 そろそろ起きなきゃ。そろそろ終わりにしなきゃと大分前から思っているけど、心も体もフラッタと離れるのを嫌がっている。


 大好きだフラッタ。大好きだ。

 大好きだから離れたくない。大好きだからもっとしたい。ずっとしたい。

 このままずっと、フラッタと繋がったまま、俺の愛を注ぎ続けたい。

 ずっとずっと言葉もなく、ただひたすらに抱き合い愛を交わした。


 いったい何度フラッタに愛を注いだのか、自分でも分からない。

 本当に最後の最後、俺の中の愛の最後の1滴までを、フラッタの奥の奥に押し付けながら注ぎ込んだ。


 お互い脱力しても離れたくないと、まだ口だけは繋がったままだ。

 そんな俺に抱き付いているフラッタの両手首には、まだ寝巻きのシャツが残っていた。
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