異世界イチャラブ冒険譚

2章 強さを求めて1 3人の日々

069 この世の楽園 （改）

　気付くと薄暗い夜明け前の時間帯。
　暗い話題からの沈黙が続いた為に、いつの間にか眠ったしまったみたいだ。

　俺の上からニーナとティムルの穏やかな寝息も感じる。昨日も思ったけど、この体勢寝辛くない？


　……そして昨日も思ったけど、右手には手に収まる柔らかさを、左手には手から零れる柔らかさを感じる。

　おかしいなぁ？　これってデジャヴってやつ？　具体的には昨日の朝も同じようなことが起きてたような？


　しかし昨日とは両手から伝わる感触が微妙に違う気がする。
　昨日はまるで絹のように、サラサラとした手触りのいい感触が手から伝わってきたと記憶しているけれど、今朝はこう、手の平に吸い付くような、もちっとした感触が手から伝わってくる。だんごもちだけに？


　……いやいや、まさかまさか。そんなはず、そんなはずないよな？

　恐る恐る視線を動かし両手の先の状況を目で確認すると、なんとフラッタとリーチェの寝巻きの首元から、俺の両手が思い切り侵入しているじゃあーりませんかっ。


　今はまだ残暑厳しい9月、元々2人の寝巻きは薄い生地で作られていた。
　だからこそ昨日の朝は衣服の上からでも思う存分その感触を楽しませていただいたわけだが、今の俺の両手と2人のおっぱいの間には、その薄布1枚すら隔たれていなかったのだ。

　ば、ばかなっ。生地の上からですら至福の感触だったのに、直接だとっ。あのフラッタとリーチェのおっぱいに直に触れているというのか……！


　直パイ。直パイである。


　直パイってだけでも脳髄が焼ききれそうな衝撃なのに、フラッタもリーチェも胸元から差し込まれた俺の手を両手で抱きしめるようにして眠っているだと……？

　こ、これはまずい……。これは非常に不味いんじゃないのか……？　まるで、俺が差し入れた手を受け入れてくれているみたいじゃないかっ。いっ、いいのかっ……？　いいのか2人ともっ……！？


　そう言えばフラッタは寝ている間なら気にしないって、素直になれって言っていた。

　……うん！　俺素直になるよフラッタ。俺、フラッタとリーチェの直パイを揉みたいんだっ。
　
　右手よ、左手よ。昨日は素直になれなくってごめん。行こう一緒に。フラッタとリーチェのおっぱいを心赴くままにもみもみしようっ。

　もみもみもみもみもみもみもみもみ。


「「んっ……、はぁ……」」


　異変を感じ取った眠れる2人が、俺の手の動きに合わせて息を吐き始める。


　もみもみと2人のおっぱいをもみもみする。ああもう柔らかいなぁ。

　意識と体が乖離していた昨日と違い、俺の意志で統制が取れた両手の動きは昨日の比ではない。もみもみもみ。
　単純なもみもみ運動に加えて、手の平全体で円を描くように押し込んだり、少しだけ強く握って上下左右にひっぱってみたり、もみもみもみと色々な動きを試して2人の直パイの感触を思う存分堪能する。


「「ふぅ……、あ、はぁっ……」」


　2人の吐息に甘さが混じり始める。2人の顔に朱が混じる。両手の中に確かな硬い感触が混ざる。しかしコイツら本当に起きないよなぁ。

　ただでさえ手に吸い付くような感触が、汗が滲んだことによって今まで以上に手に吸い付いてくる。まるで俺の手を離したくないと言ってるみたいだ。


　よろしい。ならば応えようじゃないか。もみもみもにゅもにゅもみもみもにゅもにゅ。


「「あっ……、あんっ……」」


　俺の手の動きに合わせてしっかり反応してくれる2人が可愛い。もみもみもにゅもにゅ。


　そしてまだ起きない。起きないどころか俺の手にしがみついてくる始末。

　よろしい。ならば続けよう。もみもみもにゅもにゅ。


　昨日は思考と肉体が別々だった為、両手の動きを制御しきれなかった。

　しかし今日は違う。今日の俺は昨日とは別人なのだ。
　逸る気持ちを抑えきれず、お楽しみを終わらせてしまった愚かな俺はもういない。


　もみもみもにゅもにゅと2人のおっぱいを好き勝手にこねくり回しながら、人差し指の腹で硬くなった先端に触れる。ぷにぷにぷに。


「「はぁっ……！　んんっ……！」」


　硬く敏感な部分に触れられたフラッタとリーチェは、意識が無いままで体を小さく振るわせ始める。


　ふふふ、だがな2人とも。日夜ニーナとティムルに鍛えられた俺の技能はこれだけじゃないんだ。

　1度距離を取って、人差し指を動かしてつつくように先端を刺激する。つんつんつん。
　人差し指と中指の腹で擦りつけるように優しく扱く。こしこしこし。
　人差し指と親指で優しく摘んで、少し捻りながら優しくつまり上げる。くりくり。きゅっ。くりくり。きゅっ。


「「んん～～～っ！」」


　2人が服に侵入している俺の両手にしがみ付く。くりくりきゅっ。
　いやしがみ付いたらダメなんだって。それじゃ拒否してるとは思えないんだって。くりくりきゅっ。くりくりきゅっきゅっきゅーーっ。

　はちきれそうなほど硬くなった先端に充足感を覚える。
　しかしここで満足してはいけない。山は1つではないのだ。

　手首を動かし、未だ手垢のついていないであろう新しい山にも果敢にアタックする。ぷにぷにつんつんこしこしくりくりきゅきゅきゅっ。


「だ、ダメじゃ……。それ以上は、ダメなのじゃぁ……」

「ダメぇ……、これ以上はダメだよぉ……」


　山頂にアタックを開始し始めてからどれくらいの時間が経過したのかは分からない。恐らく5分や10分ではないくらいの時間が経過したはずだ。
　無防備な2人の2つの山の山頂を好き勝手に行ったり来たり楽しんでいたら、流石に2人も起きてしまったらしい。

　……起きてしまったらしいのに、なんでしがみついたままなのよ？　くりくりきゅっきゅっ。くりくりきゅっきゅっ。


「キュッてしちゃ……キュッてしちゃダメなのじゃぁ……」

「こしこしダメぇ……。ぼくのおっぱい、変になっちゃうよぉ……」


　目が覚めたおかげでいちいち反応してくれるのが楽しい。楽しすぎる。くりくりきゅっきゅっ。くりくりきゅっきゅっ。
　だめだこれ。止められない止まらない？　くりくりきゅっきゅっ。くりくりきゅっきゅっ。くりくりきゅっきゅっ。くりくりきゅっきゅっ。


　っていうかもう起きてるなら起こさないように配慮する必要もないな？

　全速前進。いざ行かん。約束の地へ。


　人差し指の腹を使って先端を全力で押し潰す。ぐりぐりぐりぐり。

　人差し指を高速で上下に動かし先端を弾く。ぴんぴんぴんぴんっ。


「「はぁっ！　んんっ！　あんっ！　あぁんっ！」」


　人差し指と中指の腹で、硬い部分全体を刺激するように大きくひっかく。かりかりかりかり。

　人差し指と親指、更には中指まで動員して、今まで以上に強くつまみ、捻りも摘みあげる動きも今まで以上に強く大きな動きを意識する。くりくりっぎゅうっ。くりくりっぎゅうっ。


「「んああっ！　はぁん！　ダメ、ダメぇっ！」」


　だめと言われてやめるわけにはいかないのだ。なぜなら両手はお前ら本人にしっかり抱きつかれているんだから。


　心赴くままに2人のリアクションと指先に伝わる硬い感触、手全体に伝わる柔らかい感触を堪能していると、俺の上で動く気配が。

　恐る恐る視線を下げると、ティムルが目を覚ましてこちらを見ていた。


　目が合う。固まる。両手の動きは固まらないけど。くりくりぎゅーっ。ぎゅぎゅぎゅーーーっ。


「「あっあっあっあっ、ダメぇ、これ以上はダメぇっ！」」


　ティムルに見られながら2人を弄ぶ。
　背筋がゾクリとする。このゾクリはなんだ？　恐怖？　それとも興奮なのか？　かりかりかりかり。

　指先は激しく動きながらもティムルから目が離せない。
　というかまだ寝てるニーナ凄いな？　ぎゅうっぎゅうっぎゅううっ。


　2人の声も震えも大きくなり、それに伴って俺の指先の動きも激しくなる。

　その時ティムルが、ふっと、優しく微笑んだかと思うと、ニーナの両耳をそっと塞いだ。そして俺と目を合わせ、彼女はにっこりと微笑んだ。


「「ダメぇっ。なんかくるっ、なんかきちゃうううっ」」


　ひと際大きい2人の喘ぎ声。しかし間一髪、2人の叫びはニーナの耳に届くことはなかった。


　……おいおいティムル。お前女神かよ。どうぞご主人様。存分にお楽しみくださいってか？

　ありがとうティムル。お前は最高の女だ。お前を助けられて本当に良かった。愛してるよ、大好きだティムル。


　フラッタとリーチェは抵抗しないし、ニーナは寝てるし、そんな中ティムルからゴーサインが出てしまったのだ。これはもう行くところまで行くしかないだろう。

　見ていてくれティムル。お前の主人はお前の期待に全力で応えて見せるからなぁっ。


　今万感の想いを込めて、全力で先端を摘み、捻りこみを加えながら思い切り捻りあげる。

　ぎゅううううううううっっ！


「「あああああああんっ」」


　ぎゅうっ。ぎゅうっ。ぎゅうっ。
　2人は背筋を反らし、よだれを垂らしながら小さく震えている。

　ぎゅうっぎゅうっぎゅうっ。
　そんな中でも俺の動きに合わせて大きく体を震わせる。

　ぎゅうっぎゅうっぎゅうっ。
　震える2人に構わず先端を摘み上げ続けていると、2人の体が同時に弛緩する。


　抱きつかれた両手も解放された。ベッドにその身を投げ出すように横たわっているフラッタとリーチェ。2人の顔は高潮し、甘く乱れた呼吸で肩を震わせている。

　……勝った。俺は勝った。俺はやり遂げたんだ……！

　しかし勝負事においては残心こそが肝心だ。なにより山は2つある。1つを制覇したからといって余韻に浸るは三流よ。直ぐにお前も可愛がってやるからなぁ？


　登山を再開する前にニーナの寝顔を確認する。……ほんとに寝てるのこの人？

　そしてその耳を塞いだままのティムルと目が合う。するとティムルはやはり穏やかな笑顔で、大きく頷いてくれた。


　『やっちゃえ、ご主人様』


　ティムルの目が俺にそう語りかけてくる。彼女の瞳に俺は背中を押される想いがした。いやむしろ背中を突き飛ばされたのか？　まぁどっちでもいい、やることは変わらない。

　ありがとうティムル。俺、やっちゃうよっ！


　決意を新たにした俺は、もはや無防備、無抵抗の2人の服から自ら腕を引き抜いた。

　良かった。終わった。そんな安堵の空気が2人に漂う。


　だが甘い。終わらない。終わらせるはずがない。
　ティムルに後押しされた俺が、こんな場所で終わりを迎えるわけにはいかないんだぁっ。


　ぐったりしているフラッタとリーチェの背中に腕を潜らせる。
　自分の背中を通る俺の腕の感触に、フラッタとリーチェが不安そうな顔を浮かべる。ヤバイ、めちゃくちゃ唆るんだけどその顔。

　ベッドを沈ませ無理矢理トンネル開通、反対側まで腕を通す。右腕にフラッタ。左腕にリーチェを腰抱きにした状態だ。
　首元から手を入れていた時より更に増す密着感。


　くくく。だがこれで終わりだと思うなよぉ……？

　腰抱きにして抱き寄せた2人の寝巻きのお腹から腕を突っ込み、2人の双丘を下から改めて、むにゅううっと鷲掴みにする。


「「ひゃん……！」」


　再開された双丘へのアタックに、思わず怯えたような声を上げる2人。


　手の平に伝わるズシリとした重み。下からだ。やはりおっぱいは下から掬い上げるに限る。2人とも、本当の勝負はここからだぜぇっ。


　ティムルに後押しされ改めてベストポジションを求めて移動した両手を、それぞれの山に引越しさせる。

　覚悟することだな。隣の山同様に、お前もすぐに制覇してやるぜ。


　ぐりぐりぴんっぴんっかりかりくりくりぎゅうっ。


「「ダ、メぇっ……。おかしくなっちゃうっ……。おかしくなっちゃうからぁっ……！」」


　1度弛緩しきった2人は一切の抵抗を見せずされるがままだ。
　されるがままなのに与えられる刺激には敏感に反応して、何度も体を跳ねさせている。

　楽しい。楽しすぎる。もう今日は1日中これでいいんじゃないかな？　かりかりぎゅーっ。くりくりくりっ。


「おねがいなのじゃぁ……。もう、もうむりぃ……」

「い、いつまでぇ……、んんんっ……！　いつまで続ける気なっ、のさぁ……はぁんっ！」


　2人が無抵抗なのを良いことに、これでもかこれでもかと先端を弄り倒す。

　いつまで続ける気かってぇ？　許される限り永遠に続けたいよ、こんな楽しいことっ！


　2人の反応もつぶさに観察し、2人の反応が大きい箇所や弄り方を研究する。

　現状で満足してはいけない。成長の為には常に考え続けなければならないのだ。


　そしてニーナ。いくらティムルが耳を塞いでいるとは言え、2人がこれだけ大声出してるのにマジで起きなくてびびるんだけど？

　……元々寝起きはいいほうじゃないけど、もしかしてストレス溜まってたのかもしれないなぁ。


　この世界に時計なんてない。だから正確な時間なんて俺には分からない。

　だけどこの日ニーナが目を覚ましたのは、更に1時間くらいあとのことで。その間俺の両手は2人のおっぱいを思う存分堪能して。これでもかと弄繰り回して。

　フラッタとリーチェはびくんびくんと跳ね続けて。無抵抗なのに反応は敏感な2人の姿にめちゃくちゃ興奮して。

　2人の体液を全部搾り出してしまったんじゃないかというくらいに弄んでしまった。


　なるほど。これが楽園という奴か。

　そんな俺達の様子を、ティムルだけがニコニコと眺め続けていたのだった。