異世界イチャラブ冒険譚

りっち

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2章 強さを求めて1 3人の日々

057 3人での遠征 (改)

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 ティムルを無事迎えることが出来て、3人になった俺達の能力はこんな感じだ。



 ダン
 男 25歳 人間族 行商人LV12
 装備 鋼鉄のロングソード 魚鱗の盾 皮の帽子 皮の軽鎧 皮の靴


 ニーナ
 女 16歳 獣人族 商人LV27
 装備 ブルーメタルダガー 魚鱗の盾 皮の帽子 皮の軽鎧 皮の靴 
 状態異常 呪い(移動阻害)


 ティムル
 女 32歳 ドワーフ族 行商人LV16
 装備 ダガー ダガー 皮の靴 



 以前3人で組んだ時と比べてティムルの装備品が酷すぎる。まるでステイルークを旅立った時の俺みたいな水準だ。
 因みにティムルに渡したダガーは新しく購入したものではなく、野盗討伐で俺とニーナがもらった奴だったりする。

 防具が無いので、ダガーを売って木の盾を用意すべきかどうか本人と相談したんだけど、ティムルは魔物の攻撃を出来るだけ躱して対応する戦い方をするので、盾は必要ないということになった。


 ティムルの戦闘スタイルはある意味当然で、戦闘職の補正を持たないティムルは、敵の攻撃を1撃でも受けたら致命傷になりかねない。なので蝶のように舞い蜂のように刺す、回避重視のヒットアンドアウェイな戦闘スタイルに行き着いたのだろう。

 そもそも普通の商人は戦闘に参加しない。護衛にパーティを組んでもらって、経験値だけを得るスタイルの者が多いらしい。

 大商人でありながら護衛に頼れず、自分の戦闘技術を磨くしかなかったティムルは本当に苦労人だったようだ。


 HPの補正も無く、防具もほぼ無い状態の今のティムルをスポットの奥で戦わせるのは非常に不安だ。しかし行商人は遠征物資の運搬に非常に有用で外せない。

 そこで今回の遠征中に行商人をカンストさせて、その後は旅人の前に戦士を育成してあげることにした。

 戦士の補正はHPと攻撃力の上昇だ。防具が無いことと武器がしょぼい分を補ってくれると期待している。


 今回の遠征は行きで2日間、ポイントフラッタで夜営6日間、そして帰りに2日間と、合計10日間の予定だ。

 ティムルの加入で長い時間スポット内で活動出来そうではあるけど、今以上に奥に進むと、防具も補正も無いティムルに1撃死の可能性が出てきてしまう。だから今回は奥に進むのは見送ったのだった。

 ティムルの戦士を上げきった時が、奥に進むタイミングと言えるだろう。


「私も商人時代に護衛を伴ってスポットに入った事は、それこそ何度でもあるんですけど、まさか3人でそんなに奥までいくとは思ってませんでした。しかも私が加入する前は2人で入っていたなんて驚きですよ」


 ティムルに褒められて悪い気はしないけど、彼女の言い分はあくまで少人数での話だ。魔物狩り全体で見れば俺達くらいに浅い場所で活動しているパーティはあまりいなかったりする。


「私たちはご主人様の力のおかげで、見た目の人数以上に職業事情が恵まれていますからね。ティムルが参加した事でどう変わってくるのか、私も今から楽しみです」


 ニーナの言う通り、ティムルの加入でなにがどう変わってくるのか。それを確認するのも今回の遠征の目的の1つだ。


 現在はまだスポットの入り口付近なので、こんな感じに雑談する余裕もある。これから2日間をかけて移動し、ポイントフラッタを目指す。

 ポイントフラッタに到着するまではティムルにも戦闘に参加してもらうけど、野営地に着いたら下がってもらうことにしている。ポイントフラッタで戦うには戦士を上げないと危険すぎるからね。




「せいっ! はぁっ!」


 防具も戦闘補正も無い状態だけど、積極的に前に出て魔物を斬り付けるティムル。


 攻撃力が足りないのでなかなか魔物を仕留め切れないけれど、ティムルは戦闘職の経験が無い割には戦いに慣れている印象だ。

 魔物が闊歩し野盗が出るこの世界で行商を営むには、戦えなければ奪われるということだからな。相当な修羅場を潜り抜けてきたのかもしれない。

 それにティムルは32歳と、俺達の中では最年長だ。最近戦いを覚えたばかりの俺やニーナとは年季が違うってことなんだろう。


 それにしても、ティムルの加入で行きの行程がめちゃくちゃ楽になった。ドワーフ族の行商人であるティムルの荷物運搬能力は本当に素晴らしいな。

 10日間の遠征で、飲み水は余裕をもって大体120リットルくらい用意してきている。そしてその8割前後をティムル1人で背負っているのに、ナイトシャドウくらいなら荷物を背負ったままで倒してしまうのだ。

 行商人のレベルも俺より高いティムルだけど、それ以上にドワーフの身体能力がヤバいんだろうな。本当にありがたいことですよ。





 予定通り2日でポイントフラッタに到着する。

 ここからティムルは基本的に後衛に下がってもらい、ニーナとペアで行動してもらう。ニーナが前に出るタイミングでティムルも前進して、ニーナを囮にして魔物を攻撃する作戦だ。


 まさかニーナを囮に使う戦法なんて、俺には想像も出来なかったよなぁ。素早い移動が出来ないニーナと、攻撃を受けるわけにはいけないティムルのペアなら、至極当然の役割分担なのになぁ。

 道中で試した限りではかなり安定したペアだったけど、ティムルが被弾できないのは変わらない。事故が起きないように、ニーナには攻撃力の低い魔物を選んで相手してもらうことにする。

 即死さえしなければ、今の俺には回復魔法という手もあるからね。


 ポイントフラッタに到着してひたすら戦い続けること2日間。遠征全体では4日目になった。

 流石に少しずつみんなの疲れが溜まってきたタイミングで、ようやくニーナが商人LV30に到達する。次の職業は事前に決めてあったので、魔物が来る前にすぐさま射手に変更する。



 射手LV1
 補正 身体操作性上昇- 持久力上昇-
 スキル 射撃時攻撃力上昇-



「ん~? 流石に転職したてだと補正の効果が分かりませんねぇ」


 身体操作性上昇-の効果が実感できず、ニーナが柔軟体操のような動きをしながらしきりに首を傾げている。補正の効果は育成してからのお楽しみだね。

 射手の攻撃力上昇は弓使用時にしか得られないけど、身体操作性上昇効果で体の動きが良くなることが期待できるので、現在ティムルとのペアで盾役をこなしているニーナにはそれなりに恩恵があると思いたい。



 更に2日経ち、野営4日目になった。これで行程の半分を消化したことになるけど、流石にみんなの顔に隠し切れない疲れが見え始める。

 全員の体力も少し不安になってきたけど、ドロップアイテムを全部持ち帰れるかも心配だ。インベントリ、最終日まで持つだろうか?


 今回はお金が無かったので、出発前に矢の補充は出来ていない。なので矢は気持ち節約しながら使用しているけれど、その分インベントリの空きは多い。まだ容量に余裕はあるはずだ。

 ……仮にインベントリに入りきらなかった場合、俺とティムルで運搬することになりそうだなぁ。


 行商人のレベルはお互い順調に上がっている。それに帰りは荷物も減っている。だからきっと全部持ち帰れる。そう信じよう。



 野営6日目。野営最終日。
 全員かなり疲労している。個人的にはアッチンの時よりだいぶ楽だけど、あの時と比べている時点で余裕がない状態だ。

 現在の俺の行商人は現在LV24。今回で上げきるのは難しそうだな。

 そしてティルムは行商人LV27。んー、ギリギリ30までいけるかなぁ?

 ……いやそもそも30でLVMAXじゃない可能性もゼロじゃないのか。少なくともLV15で新しい職業は追加されてないわけだし。


 野営最終日に魔物の襲撃を撃退していると、ティムルが加入した恩恵の大きさがよく分かるような気がした。行商人としての運搬能力は言うに及ばず、戦闘以外の負担もかなり減った気がする。人手が増えるってことはこんなにも楽になるものなのか。

 戦闘面においても魔物たちの攻撃目標が分散する為、俺とニーナの負担は格段に軽減されている。

 まだ攻撃力こそ低いけれど、低いだけで決して無力なわけじゃない。パーティ全体の火力は間違いなく上がっていて、魔物の殲滅速度は2人の時より確実に早くなっている。


 そして意外と馬鹿に出来ないのが精神面で、パーティ最年長でありベテラン行商人でもあるティムルは精神的に鍛え抜かれている。
 1撃でも攻撃を喰らうと非常に危険な狩場で戦い続けているのに、疲労を表に出さずに俺とニーナを支えてくれた。

 野営続きで自分も疲れが溜まっているだろうに、笑顔で率先して雑務を引き受ける姿は、シュパイン商会でめちゃくちゃ苦労させられたんだろうなぁと思ってしまう。

 いやいや普通に感謝してるし尊敬してます。いつもありがとうティムル。


 シュパイン商会では様々な嫌がらせや、仕事を押し付けられることも多かったと聞いた。

 けれど、人がして欲しい事を先回りして考える能力、疲れを見せずに元気な姿を見せて周囲を鼓舞する能力、装備も職業も弱いままで器用に魔物と戦い続ける能力など、これらの能力がシュパイン商会で過ごした日々のおかげで培われたものであるならば、世界樹の護り盗難事件でティムルを何の迷いも無く切り捨てたシュパイン商会会長って、実は商才無いんじゃないかと疑ってしまう。

 エンダさんは商才が無いなりに自分のことを良く分かっていた。ティムルの能力を正確に把握し、ティムル無しではシュパイン商会本店舗は経営できないと認識していた。

 欲をかいてティムルを手篭めにしようなんて思ったのが間違いだったんだけれど、それでも人を見る目は会長より確かなんじゃないだろうか?



 ティムルの加入に感謝しながら魔物を撃退し続け、ようやく野営8日目の朝を迎えることができた。後はこれからマグエルに帰還するだけだ。

 帰り道は疲労も濃く、出口に向かうに連れて魔物が弱くなっていく為に油断が生じやすい。事故が起きないように3人で声を掛け合って、お互いの気の緩みを注意し合った。



 予定では最終日になる10日目。
 もうすぐマグエルだと逸る気持ちを抑えて、道中でも休憩を取りつつ安全かつ確実にマグエルへの帰還を目指す。

 そしてこのタイミングでティムルが行商人LV30に到達。どうやら新しい職業が現れたみたいなので、行商人の最大レベルはLV30っぽいかな。



 荷運び人LV1
 補正 持久力上昇+
 スキル インベントリ 所持アイテム重量軽減+



 荷運び人! 荷運び人じゃないかっ! 野盗の一味にもいた運搬特化の職業。行商人の上位職だったのか。確か野盗にいた奴はLV40超えてたよなぁ。


 ティムルにひと言断って、職業を旅人LV23に変更する。
 荷物の重さに変化は無いと確認。やはり行商人はLV30でMAXで間違いない。上位職である荷運び人も獲得できたしね。

 そしてティムルに携帯してもらっていた、インベントリに入りきらなかったドロップアイテムを、ティムルのインベントリに収納して帰りの道中の荷物を減らす。

 先に戦士を育成するって言ってたんだけどね……。タイミング的にインベントリの方が欲しかったの……。


「はー、凄いです。本当にギルドに行かずに職業の変更が出来るんですねぇ……。インベントリ、引き継げなかったのが惜しかったので、また使えるのが嬉しいですっ」


 予定通り戦士に転職させてあげられなかったけれど、ティムル的には結果オーライだったようだ。行商人として活動するティムルだからこそ引き継ぎたかったスキルだろうしねぇ。

 ティムルの行商人育成完了という嬉しいニュースのおかげで、疲れた足取りも少しだけ軽くなった。



 スポットの入り口付近に出てくる魔物なら、最早事故すら起こらない。俺達は無事にスポットを脱出し、実に10日間振りにマグエルに戻ってくることが出来た。

 マグエルに到着したら、まずは冒険者ギルドでドロップアイテムを換金する。出来れば休んでからにしたいところだったけれど、ティムルを購入したおかげで手持ちが心許無いのだ。仕方ない。


 全てのドロップアイテムを売却すると、今回は3万リーフ以上を稼ぐことが出来たようだ。10日間の遠征で3万リーフ。日当3000リーフ超えである。

 今までは1500リーフも行ったことがないので、一気に跳ね上がった。しかもこれ、魔玉を含まない利益だからね。そう考えれば悪くない報酬でしょ。

 魔玉は流石に光ることはなかったけど、恐らく次の遠征で1人1個、一気に3つ光る可能性が高い。今帰ってきたばかりだっていうのに次の遠征も楽しみになってくるなっ。


 遠征の合間に休息日を挟むにしても、月2回分の遠征でドロップアイテムで6万リーフ、魔玉で15万リーフが安定して稼げるのはかなり大きい。このままのペースでも年内に80万リーフ以上は稼げそうだ。

 ま、それでも目標額には程遠いんだけどさぁ。



 ドロップアイテムの換金を済ませた俺達は、それ以上の寄り道をせずに真っ直ぐ帰宅した。

 10日ぶりの我が家だ。やっぱり落ち着くなぁ。
 どうやら家の中の掃除は行き届いているようで、10日振りに帰ってきたのに埃1つ落ちていない。あとで教会のみんなにはちゃんとお礼言っておかなきゃな。

 遠征で体中汚れていたけど、細かい事はいいんだよ、って勢いつけて3人そのままベッドにダイブ。色々なことは全部後回しだ。まずは3人で泥のように眠ろう。

 ニーナとティムルを抱きしめて、挨拶もせずに瞳を閉じた。


 体中バッキバキだ。あー、こういう時にお風呂があればなぁ……。

 部屋も余ってるし、作っちゃう? みんなで一緒に入れるようなやつをさっ。


 ニーナとティムルと一緒のお風呂……! そんな夢のような光景を想像しながら夢の世界に旅立つのだった。
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