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第119話 スウィーツ☆。
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第119話 スウィーツ☆。
一一数時間後
リミィが問題を解いている間、少し暇になった俺は眠ってしまったティアの肉球をぷにぷにして癒されていた。
肉球の柔らかさを感じながら、ふと、時計を見た。
「……あ、もうこんな時間か。
んー…。時間もいい感じだし、今日のところはもうそろそろ終わろうか。」
「えぇー……もう終わるの?」
いや、そんなキラキラ目でえぇー……って言われても……。
……正直、ずっと家庭教師してると俺の精神的なものが辛いんだよ。……もっと正確に言うと面倒くさい☆
「正直、俺が疲れたんだよ。また今度続きやるから、な?」
「むぅー……。」
リミィは頬を膨らませていかにも怒ってます感を出している。
……いつも思うけど、リミィってちょいちょいあざといよなぁ。
「……はぁ、わかったわ。
……まぁゼロにとってはずっと教師しているようなものだしね。たしかに疲れるわよね。それに、キリもいいし私も続きはまた次回でいいわ。」
リミィは俺のもうやりませんオーラを感じてか、やや諦めた口調でそう言った。
「ん。あ、そうだ。これ宿題な。これで何を作るかはお前の自由だ。あ、悪用はするなよ。」
と、言って俺はアイテムボックスからあらかじめ作っておいた『ゴーレムの作り方』『自立魔法術式』『人口魂の制作法』という宿題を出した。
「うん?わかったわ!(宿題?なんだろう?でもゼロが出したやつだもん!絶対に頑張ろう!)」
「おう、がんばりーや。」
あ、ちなみにさっきの宿題だが、やり方次第では人体錬成もできる。・・・何がとは言わんが、持ってかれたりはしないぞ?
……え?なんでそんなものを宿題にしたかって?・・・なんとなく☆
……って、今思い出したけど最初に言ってた召喚系のヤツ教えてねーや。・・・また次回でいいか。
一一そんな風に俺がどうでもいいことを考えているとリミィが
「セルスー!」
と言った。
すると、いつの間にか目の前にセルスが現れた。
「はい。お呼びですか?お嬢様。」
「にゃっ!?」
あ、リミィの声でティアが起きたっぽいな。
・・・どうでもいいが、すこーしセルスの登場の仕方に既視感がわいたわ。
「うん、ゼロもう帰るって。だから玄関まで案内してあげて。
あとティアちゃん!おはよー!」
「かしこまりました。それではゼロ様、こちらです。」
「にゃぁー。」
ティアは眠そうに大きな欠伸をした。
「ん。ありがとーござます。」
一一そして俺が帰ろうとすると後ろからリミィが
「ゼロ!また次回ねー!!ティアちゃんもね!」
と、言ったのでとりあえず「ん。」とだけ言い、振り向かずに手を振っといた。
・・・ティアの方は「にゃー。」って普通に返事してた。
(……え?厨二病?・・・知らんなっ☆)
◇◆◇◆◇
~家~
「ただい…まー?」
俺が家に帰ると2階の方から甘い香りが漂ってきた。
「あ、主殿。おかえりなのじゃ。」
そしてなぜかエプロンを付けたハクがトコトコと歩いてきた。
「おん。ってお前がエプロンなんて珍しいな?なんか作ってんのか?」
「うむ。料理系の漫画を読んでいたら急にお菓子作りがしたくなったのじゃ。幸い、料理スキルもあるしの、せっかくならやろうと思ったのじゃ。」
あー、俺もよくあるわ。特にやった事もないのに唐突に料理とかスポーツとかしたくなったりとかね。
「……む、そうじゃ。もし良かったら主殿も一緒に食べるのじゃ。」
「お、いいのか?なら少し貰おうかねぇ。」
「ならこっちなのじゃ」
ちなみに俺もお菓子とかスイーツがかなり好きな方だ。パフェとかカップケーキとかクッキーとかな。
だからハクが作った料理もすごく楽しみである。早く食べたい。
~食堂~
「ほれ。こちらなのじゃ。」
「おぉ……。」
ハクが持ってきたのはいちごやみかんなどの様々なフルーツを盛り付けられたウェディングケーキのような背の高いケーキだった。
しかも出されたのは他にもあって、市松模様やいちごジャムの乗ったクッキー、綺麗に飾り付けられたチョコや抹茶のカップケーキなど。・・・他にも色々とあった。
「・・・なぁにこれぇ。」
「・・・うむ……。ついつい調子に乗って作っておったらこんなになっちゃったのじゃ。」
えぇ……。材料とかはどうやって……って、創造魔法使ったのか。
……そりゃ材料尽きないし飽きない限り作り続けられるわ。……うぅん、これの処理どうしよう。
「まぁ余ったらアイテムボックス系に入れてしまえば平気じゃからの。」
あ、そっか。その手があったか。
ふむ……。たしかにアイテムボックスに入れれば問題ないか。でもせっかくハクが作ってくれたんだし、1口くらい食ってみようか。
「んじゃとりあえず頂きます。」
俺はクッキーを1つ取り、口に含んだ。
「……うめぇ。」
何これ、やばい。あの伯爵夫人のやつよりうまい。・・・って、そりゃそっか。スキルの次元が違うもん。
「うむ。そうじゃろう?頑張って作ったからの!」
「おぅ。マジでうめぇ。・・・あっ、そうだ。これ使用人も集めてみんなで食べようぜ。」
「む……。そうじゃな。ライムちゃんにも食べて欲しいからの!」
「んじゃ決定な。」
一一その晩、ゼロの屋敷では使用人も集めての盛大な宴が開かれた。ハクの作ったお菓子にみんなが絶賛し、とても賑やかな宴となったとさ。
終わ一一らねーよ?いや、この回は終わるがな☆
一一数時間後
リミィが問題を解いている間、少し暇になった俺は眠ってしまったティアの肉球をぷにぷにして癒されていた。
肉球の柔らかさを感じながら、ふと、時計を見た。
「……あ、もうこんな時間か。
んー…。時間もいい感じだし、今日のところはもうそろそろ終わろうか。」
「えぇー……もう終わるの?」
いや、そんなキラキラ目でえぇー……って言われても……。
……正直、ずっと家庭教師してると俺の精神的なものが辛いんだよ。……もっと正確に言うと面倒くさい☆
「正直、俺が疲れたんだよ。また今度続きやるから、な?」
「むぅー……。」
リミィは頬を膨らませていかにも怒ってます感を出している。
……いつも思うけど、リミィってちょいちょいあざといよなぁ。
「……はぁ、わかったわ。
……まぁゼロにとってはずっと教師しているようなものだしね。たしかに疲れるわよね。それに、キリもいいし私も続きはまた次回でいいわ。」
リミィは俺のもうやりませんオーラを感じてか、やや諦めた口調でそう言った。
「ん。あ、そうだ。これ宿題な。これで何を作るかはお前の自由だ。あ、悪用はするなよ。」
と、言って俺はアイテムボックスからあらかじめ作っておいた『ゴーレムの作り方』『自立魔法術式』『人口魂の制作法』という宿題を出した。
「うん?わかったわ!(宿題?なんだろう?でもゼロが出したやつだもん!絶対に頑張ろう!)」
「おう、がんばりーや。」
あ、ちなみにさっきの宿題だが、やり方次第では人体錬成もできる。・・・何がとは言わんが、持ってかれたりはしないぞ?
……え?なんでそんなものを宿題にしたかって?・・・なんとなく☆
……って、今思い出したけど最初に言ってた召喚系のヤツ教えてねーや。・・・また次回でいいか。
一一そんな風に俺がどうでもいいことを考えているとリミィが
「セルスー!」
と言った。
すると、いつの間にか目の前にセルスが現れた。
「はい。お呼びですか?お嬢様。」
「にゃっ!?」
あ、リミィの声でティアが起きたっぽいな。
・・・どうでもいいが、すこーしセルスの登場の仕方に既視感がわいたわ。
「うん、ゼロもう帰るって。だから玄関まで案内してあげて。
あとティアちゃん!おはよー!」
「かしこまりました。それではゼロ様、こちらです。」
「にゃぁー。」
ティアは眠そうに大きな欠伸をした。
「ん。ありがとーござます。」
一一そして俺が帰ろうとすると後ろからリミィが
「ゼロ!また次回ねー!!ティアちゃんもね!」
と、言ったのでとりあえず「ん。」とだけ言い、振り向かずに手を振っといた。
・・・ティアの方は「にゃー。」って普通に返事してた。
(……え?厨二病?・・・知らんなっ☆)
◇◆◇◆◇
~家~
「ただい…まー?」
俺が家に帰ると2階の方から甘い香りが漂ってきた。
「あ、主殿。おかえりなのじゃ。」
そしてなぜかエプロンを付けたハクがトコトコと歩いてきた。
「おん。ってお前がエプロンなんて珍しいな?なんか作ってんのか?」
「うむ。料理系の漫画を読んでいたら急にお菓子作りがしたくなったのじゃ。幸い、料理スキルもあるしの、せっかくならやろうと思ったのじゃ。」
あー、俺もよくあるわ。特にやった事もないのに唐突に料理とかスポーツとかしたくなったりとかね。
「……む、そうじゃ。もし良かったら主殿も一緒に食べるのじゃ。」
「お、いいのか?なら少し貰おうかねぇ。」
「ならこっちなのじゃ」
ちなみに俺もお菓子とかスイーツがかなり好きな方だ。パフェとかカップケーキとかクッキーとかな。
だからハクが作った料理もすごく楽しみである。早く食べたい。
~食堂~
「ほれ。こちらなのじゃ。」
「おぉ……。」
ハクが持ってきたのはいちごやみかんなどの様々なフルーツを盛り付けられたウェディングケーキのような背の高いケーキだった。
しかも出されたのは他にもあって、市松模様やいちごジャムの乗ったクッキー、綺麗に飾り付けられたチョコや抹茶のカップケーキなど。・・・他にも色々とあった。
「・・・なぁにこれぇ。」
「・・・うむ……。ついつい調子に乗って作っておったらこんなになっちゃったのじゃ。」
えぇ……。材料とかはどうやって……って、創造魔法使ったのか。
……そりゃ材料尽きないし飽きない限り作り続けられるわ。……うぅん、これの処理どうしよう。
「まぁ余ったらアイテムボックス系に入れてしまえば平気じゃからの。」
あ、そっか。その手があったか。
ふむ……。たしかにアイテムボックスに入れれば問題ないか。でもせっかくハクが作ってくれたんだし、1口くらい食ってみようか。
「んじゃとりあえず頂きます。」
俺はクッキーを1つ取り、口に含んだ。
「……うめぇ。」
何これ、やばい。あの伯爵夫人のやつよりうまい。・・・って、そりゃそっか。スキルの次元が違うもん。
「うむ。そうじゃろう?頑張って作ったからの!」
「おぅ。マジでうめぇ。・・・あっ、そうだ。これ使用人も集めてみんなで食べようぜ。」
「む……。そうじゃな。ライムちゃんにも食べて欲しいからの!」
「んじゃ決定な。」
一一その晩、ゼロの屋敷では使用人も集めての盛大な宴が開かれた。ハクの作ったお菓子にみんなが絶賛し、とても賑やかな宴となったとさ。
終わ一一らねーよ?いや、この回は終わるがな☆
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