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第93話 物理試験結果&担当科目。

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第93話 物理試験結果&担当科目。


「お疲れ様。」

 レミアはいつも通り「クール」って言ったところだな。……もしくは「ドライ」ってね。

「うむ、お疲れ様じゃ。勝てたようで何よりじゃな。
 ……ふむ、それにしても流石じゃのぅ。まさか魔法だけでなく、武術の心得もあったとは。
 ……はぁ、にしても、この筋肉馬鹿めが。いきなりあれを使うとは……。あれを使ったあとは数日間動けないのわかっているだろうに。
 ……はー、このあとの試験、どうするつもりだったのかのぅ?」

 あ、校長は普通に褒めてくれた。
 ……にしても。校長、ため息多いなー。ってか、本当にこのあとの試験どうするんだろ?ってか、他になんの試験があんだ?

「あの、他になんの試験をやるはずだったんですか?」

「む?そうじゃのぅ。たしか……精密さ、戦闘力、体力量と戦闘スキルのレベル、反射神経、扱える武器の種類じゃったかのぅ。」

 ふむふむ……。つまり魔法試験のやつが少し変わっただけか。
 ん?あれ?これって脳筋いる?俺たちだけで出来ね?

「……だったら脳きn……ブロスターがいなくても出来るのでは?」

「む?……確かにそうじy……いや、精密さ、戦闘力、反射神経は……いや、それは筋肉馬鹿が起きてから聞けば良いか。
 うむ。そうじゃの。では、それ以外のものをやるとしようかのぅ。」

 あ、はい。よーし!頑張るぞー!また能力値ぶっ壊れにしてやらぁ!

 ……まぁ、やるところはカットするけどね!



 そして、試験の結果がこちらァ。

1、2、3。

━━━━━━━━━━━━━━
◆ゼロの物理試験結果
◇能力値
・精密さ/S以上
・戦闘力/S以上
・体力量/S以上
◇物理詳細
・レベル/10以上
・反射神経/10以上
・武器種類/ほぼ全ての武器+素手
━━━━━━━━━━━━━━

 うん!すごいね!

 ・・・んじゃ、説明ターイム。

 まず、精密さと戦闘力と反射神経だが、この3つはブロスターが起きたあと、校長と少し話してこうなった。

 次に、体力量、レベルだが、この2つは水晶→パリン→書き込みだ。………本当に水晶便利だな。

 んで、最後の武器種類だが、渡された武器を一つづつやったらこうなった。
 ……正直、これが一番面倒だった。少し剣を扱ったら次は槍、次は斧…etc.って感じにやった。
 本当に面倒だし、だるかった。が、なんとかなった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

~そして数十分後~

 ふぅー。やっと全部の試験が終わったァ。んー、疲れたー。

 ……あ、ちなみに、レミアはやることがなくなったということで途中で抜けた。

「ふむ。やっと全ての試験が終了したのぅ。……やっとと言っても、今までの中で一番早かったがのぅ。

 話を戻そうぞ。
 試験の結果、お主には冒険科と魔法科を担当してもらうこととなった。良いか?」

 冒険科と魔法科かー。うん。面白そうだしいいかな。

「はい。分かりました。」

「うむ。では、詳しいことはまた後ほど話す。とりあえず、今は儂の部屋へ戻るぞ。」

「はい。」

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 校長室に戻ったあとは、教科の説明やら何がどこまで進んでいるのか、どこからどこまでを俺がやるのかを聞いた。

 そして、この日はそのまま家へ帰った。

~そして、次の日~

 俺は校長に言われた通りの時間に学園に行った。
 学園内に入ったあと、まずは職員室へ向かった。途中、何人か生徒とすれ違った。その内何人かは俺に惚れたみたいだ。……が、俺は無視をして進んだ。

 そしてやっとの思いで職員室へつき、俺が職員室の扉を開け中に入ると、教員達が一斉にこちらをむいた。
 俺はとりあえず自己紹介をして、臨時講師で来たことを伝えた。

「こんにちは。今日から臨時講師としてきました。ゼロです。」

 大体の人達は歓迎してくれたが、数名、こちらを睨んでいた。まぁ、取り敢えず俺は無視をした。

 そして、その中から1人、見覚えのある女性がこちらに近づいてきた。

「はぁ。校長の指示であなたの教育係になったわ。昨日言ったから知ってると思うけど、レミアよ。よろしく。」

「あ、はい。よろしくです。」

 軽い挨拶をしたあと、レミア……レミア先生に魔法科の事や教員としてのいろはを色々と教わった。


 一一そして、数時間がすぎ、とうとう俺の授業が始まろうとしていた。
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