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第65話 勇者召喚。【勇者視点-1】

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第65話 勇者召喚。【勇者視点-1】


 僕の名前は滝内たきうち龍星りゅうせい。都立の高校に通っている、異世界系のラノベ好きのごく平凡な高校生。
 だけど、そんな平凡な高校生活は唐突に終わりを迎えた。そう、それは数時間前のこと--


~三人称~
 キーン コーン カーン コーン。

 チャイムがなり、散らばっていた数人の生徒が自分の席に着いた。

ガラガラガラー。

 音がした方をむくと、ドアが開き担任の先生が入ってきた。

「ほらー。おめーら朝のホームルームやるから座れー。」
「はーい。」

 担任がそう言うと、残り数名が席に着いた。
「さて。んじゃ、朝のホームルームを始める。委員長、号令かけろー。」

「はい。」
 今、返事をしたのはクラス委員の雲海うんかい  拓海たくみ君、みんなからは“委員長”と呼ばれている。すごくイケメン。

「起立、気をつけ、礼。」

「「「「お願いします。」」」」

「んじゃ--

 担任がそう言った瞬間、教室のしたに魔方陣が出現した!

「なっ!?」「なにこれ!?」
「みんな落ち着いて脱出を!!」
「いや、ダメだ!ドアが開かねぇ!?」
「っ!なんか魔方陣が光出したぞ!」
「えっ!?--
「なっ!?--
「はっ!?--

 そして、魔方陣が光だし、光が収まった時には、、、教室には誰もいなかった。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

~Side龍星~
 う、うぅん。一体、何が。って、はっ!?ここは!?

 僕が周りを見渡すと、クラスのみんながいた。いや、数人が寝ていた。
 もう既に起きた人が8~12人くらいいる。

 ここは、どこだろう?
 見た感じ大きな洋風の部屋?のような所。そして、下に教室と似たような魔方陣がある。そして、周りに兵士っぽい人達と豪華な服装の男の人。

 ……まずは、状況を整理しよう。たしか、普通にホームルームをして急に魔方陣みたいのが現れて……。
 それで、ここにいる。………あ、展開的に異世界召喚かな?
 よくある異世界召喚物のラノベの展開とよく似てるし。

 えーと、1番手っ取り早い把握方法はあの言葉を言うことだよな。多分、念じてでるよな?
 ……“ステータス”。
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