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一章 元最凶魔女ぶちキレる
1-8 「か… い… か… んんっ………!!!」
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で、学園前に到着したばあちゃん?が、ひとつの契約書を広げて、その綺麗な容姿からは想像できないほどの大きく迫力のある声でとんでもない事を言い出したんだよ!
「我が名は鮮血の魔女エンゲリス!」
「先日の血の契約通り、学園に対し決闘を申し込む!」
「契約通り、戦う意思のないものはここを去っているモノとみなす!戦う意思のない者は早々に去れ!」
け、決闘ですか?
今のこの平和な世の中、決闘なんて言葉、そうそう聞かないですし、血の契約って、たしかお互いの血と名誉をかけた特別な契約だったよね。
破ったら地獄の使者が来て首ちょんぱだったような・・・
で、さらにさらに、”鮮血の魔女”ってなに???!!!
ばあちゃん?そんな物騒な名前で呼ばれたのはじめて聞いたよ!!!てか、本当にばあちゃん?未だに信じられないんだけど???
そう思ってるのは僕だけじゃなかったみたいでね、遠くから「なにやっとんじゃぁ!!!」ってゴリマッチョな男が近寄ってくるのが見えたんだ。
あ、あのゴリマッチョ、体育教師のゴリオだ。可愛い女の子にばっかりえこひいきにしてるから通称エロゴリラって呼ばれてるんだけど、あ、そんなのいっか。
「ふぅん・・・本当に来たんだな。お前が血の契約の相手か。随分とまぁ・・・なめまわしたくなるようなべっぴんさんだこと」
そんな事を言いながらばあちゃん?の上から下まで嘗め回すように見てるのを見て、さすがに黙っていられなかったんで一言言ったらね・・・
「ゴリ先生!女性に対して失礼です!この方に謝ってください!」
「うるせぇ!生徒が先生に向かって口開くな!!」
「黙れ下郎が!孫のいう事が正しい! お前の視線、虫唾が走るわ!」
一瞬にしてゴリオがどっかに行っちゃったんだ。
あれあれ?って探してたら、ばあちゃん?の足元がなんか変なのよ。
よくよく見たら、ゴリオが首だけ出した状態で埋まっててね、ばあちゃん?の履いてたヒールの先が額に突き刺さって気絶してるの。
なんか嬉しそうな顔してるのが妙にムカつくけどいいざまだよ!
で、次は生徒会・・・って名のゴキブリーズ。
名のある貴族や商人の言いなりになってる生徒会の面々と助っ人かな?
生徒会メンバーは確か5名だったはずなんだけど、さっきのゴリ先生の事みてたのかな?50人くらいでこっちにむかって駆けて来るんだよ。
こいつらもばあちゃん?の姿見て、なんかいやらしい顔してる・・・
さすがにこいつ等もムカつくなぁ・・・って思ったらさ、「虫けらが」ってぼそっと上の方から声がして、気が付いたら植木に足が生えてるの・・・ひぃふぅみぃよぉ・・・100本ぶんかな?これっ?
そんな様子を見てたんだろうね、もうやけになったのかわからないけど、学園中からいろんな人たちがこっちに向かって駆けて来るのが見えてね、一緒にファイヤーボールとか、ウインドスピアとか入り乱れて飛んでくるの!
なんでこんなんなったのか?さっぱりだけど、さすがに目の前の女性を守らないとね!
「ばあちゃん直伝!マジックバリア!!!!!!二重構造!!!!!」
僕の精一杯の魔法が成功して、目の前に貼った魔法の障壁が貼られたんだけど、ばあちゃん?はそれを見て、僕の頭を優しく撫でながら優しい声で褒めてくれたんだ。
「私が教えた術式を守りながらも、さらにオリジナリティを加えてるね。本当によく学んだんだね!偉いね」って。
で、せっかくだからって言いながら、僕のバリアに手を加えてね、来た魔法全部跳ね返しちゃったんだ。
「真っ正面から受け止めるのも必要かも知れないけど、流せるものは流して力を分散させるといいかもね」
そうウインクしながら、いつの間にか僕のバリアを盾型にして持ち、来る魔法来る魔法を跳ね返してるの。
そして、長い杖を地面に刺したばあちゃん?が、暴れろ!って叫びながら杖の先端に力を込めると、杖の先から小さな魔法の玉が連続して飛び出てきたんよ!
どっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっ
重低音で鳴る発射音と共に、ものすごい勢いで飛び出る魔法の玉が放たれると同時に、目の前の貴族側の綺麗な建物が、次から次にぶっ飛んで行ったんだ…
人がじゃないよ!
建物がだよ!!
この感じ懐かしいわね! あははははははは(;゚∇゚) なんて何処かに行っちゃった目をしたばあちゃん?が、振動に体を震わせながら、ひたすら魔法の玉をぶっぱなすの。
ばあちゃん?が方向を変えながら、魔法の玉を打ち込む度に、建物の上部が吹き飛んでいき、その場にいた人たちに全員が、地面に伏せて「神様仏様おかあちゃーん!!!!」なんて泣きながらブルブル震えてるの。
そんな様子を見たばあちゃん、
「か… い… か… んんっ………!!!」
なんて、とても色っぽい、吐息に近いような声を出し、大きく長い杖を手に悶えてるのよ!
もうなんだかわからない感情がぐるぐる回ってて、僕はますます混乱しちゃったんだ。
「我が名は鮮血の魔女エンゲリス!」
「先日の血の契約通り、学園に対し決闘を申し込む!」
「契約通り、戦う意思のないものはここを去っているモノとみなす!戦う意思のない者は早々に去れ!」
け、決闘ですか?
今のこの平和な世の中、決闘なんて言葉、そうそう聞かないですし、血の契約って、たしかお互いの血と名誉をかけた特別な契約だったよね。
破ったら地獄の使者が来て首ちょんぱだったような・・・
で、さらにさらに、”鮮血の魔女”ってなに???!!!
ばあちゃん?そんな物騒な名前で呼ばれたのはじめて聞いたよ!!!てか、本当にばあちゃん?未だに信じられないんだけど???
そう思ってるのは僕だけじゃなかったみたいでね、遠くから「なにやっとんじゃぁ!!!」ってゴリマッチョな男が近寄ってくるのが見えたんだ。
あ、あのゴリマッチョ、体育教師のゴリオだ。可愛い女の子にばっかりえこひいきにしてるから通称エロゴリラって呼ばれてるんだけど、あ、そんなのいっか。
「ふぅん・・・本当に来たんだな。お前が血の契約の相手か。随分とまぁ・・・なめまわしたくなるようなべっぴんさんだこと」
そんな事を言いながらばあちゃん?の上から下まで嘗め回すように見てるのを見て、さすがに黙っていられなかったんで一言言ったらね・・・
「ゴリ先生!女性に対して失礼です!この方に謝ってください!」
「うるせぇ!生徒が先生に向かって口開くな!!」
「黙れ下郎が!孫のいう事が正しい! お前の視線、虫唾が走るわ!」
一瞬にしてゴリオがどっかに行っちゃったんだ。
あれあれ?って探してたら、ばあちゃん?の足元がなんか変なのよ。
よくよく見たら、ゴリオが首だけ出した状態で埋まっててね、ばあちゃん?の履いてたヒールの先が額に突き刺さって気絶してるの。
なんか嬉しそうな顔してるのが妙にムカつくけどいいざまだよ!
で、次は生徒会・・・って名のゴキブリーズ。
名のある貴族や商人の言いなりになってる生徒会の面々と助っ人かな?
生徒会メンバーは確か5名だったはずなんだけど、さっきのゴリ先生の事みてたのかな?50人くらいでこっちにむかって駆けて来るんだよ。
こいつらもばあちゃん?の姿見て、なんかいやらしい顔してる・・・
さすがにこいつ等もムカつくなぁ・・・って思ったらさ、「虫けらが」ってぼそっと上の方から声がして、気が付いたら植木に足が生えてるの・・・ひぃふぅみぃよぉ・・・100本ぶんかな?これっ?
そんな様子を見てたんだろうね、もうやけになったのかわからないけど、学園中からいろんな人たちがこっちに向かって駆けて来るのが見えてね、一緒にファイヤーボールとか、ウインドスピアとか入り乱れて飛んでくるの!
なんでこんなんなったのか?さっぱりだけど、さすがに目の前の女性を守らないとね!
「ばあちゃん直伝!マジックバリア!!!!!!二重構造!!!!!」
僕の精一杯の魔法が成功して、目の前に貼った魔法の障壁が貼られたんだけど、ばあちゃん?はそれを見て、僕の頭を優しく撫でながら優しい声で褒めてくれたんだ。
「私が教えた術式を守りながらも、さらにオリジナリティを加えてるね。本当によく学んだんだね!偉いね」って。
で、せっかくだからって言いながら、僕のバリアに手を加えてね、来た魔法全部跳ね返しちゃったんだ。
「真っ正面から受け止めるのも必要かも知れないけど、流せるものは流して力を分散させるといいかもね」
そうウインクしながら、いつの間にか僕のバリアを盾型にして持ち、来る魔法来る魔法を跳ね返してるの。
そして、長い杖を地面に刺したばあちゃん?が、暴れろ!って叫びながら杖の先端に力を込めると、杖の先から小さな魔法の玉が連続して飛び出てきたんよ!
どっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっどっ
重低音で鳴る発射音と共に、ものすごい勢いで飛び出る魔法の玉が放たれると同時に、目の前の貴族側の綺麗な建物が、次から次にぶっ飛んで行ったんだ…
人がじゃないよ!
建物がだよ!!
この感じ懐かしいわね! あははははははは(;゚∇゚) なんて何処かに行っちゃった目をしたばあちゃん?が、振動に体を震わせながら、ひたすら魔法の玉をぶっぱなすの。
ばあちゃん?が方向を変えながら、魔法の玉を打ち込む度に、建物の上部が吹き飛んでいき、その場にいた人たちに全員が、地面に伏せて「神様仏様おかあちゃーん!!!!」なんて泣きながらブルブル震えてるの。
そんな様子を見たばあちゃん、
「か… い… か… んんっ………!!!」
なんて、とても色っぽい、吐息に近いような声を出し、大きく長い杖を手に悶えてるのよ!
もうなんだかわからない感情がぐるぐる回ってて、僕はますます混乱しちゃったんだ。
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