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三十一 帝国へ

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 皇王様の計らいでランクアップする事になった私は、ギルドカードの更新の為に世界組織である冒険者ギルド。そのソレイユ支部へと来ていた。
 ギルドマスターであるディナルド・オーレンさんから渡された一枚のカード。両手をブルブルと振るわせながら食い入る様に見ているそれには、名前と年齢の他にランクを示す為の英文字がでかでかと書かれていた。

「し、しぃ。ですか……?」
「そうだ」
 何かの間違いじゃないかとおずおずとオーレンさんに問うと、オーレンさんは即答する。

「ぜ、前例があるんですか? 三ランクアップだなんて……」
「そうそう滅多にはないな」
 狼狽える私を涼やかに見ながら応えるオーレンさん。

「だが、オレの権限じゃCランクが精々でな」
 え……?

「それ以上となると他国のギルドマスターの承認が必要となる」
「嫌だなぁ、それじゃあまるで私のランクはもっと上。って言っているみたいじゃないですか」
 冗談キツイなぁこの人。そう思いながら、はっはっは。と、若干顔を引き攣らせながら笑う。けれど、彼のその目は冗談を言っている様には見えなかった。

「え、マジで言っているんですか?」
「勿論だ。熟練の冒険者と同行していたとはいえ、西側に進出したサハギンの巣を破壊。それどころか、海上で騒ぎを起こし海賊共を撲滅するのに一役買い、捕らわれの皇女殿下をも救い出したんだ。そんな者がCで収まる筈は無いだろう?」
 確かにそうだけどもっ!

「にしても教えて貰いたいもんだな。どうやって海賊船と渡り合える事が出来たのか」
「それはその……」
 神の祝福ギフトのお陰とも言い難い。有事の際には躊躇なく使おうとは思っているものの、面倒事が増えそうな気がするのであえて喧伝するつもりはない。さて、どう説明したものか。

「ま。上手い事宝石ジュエルを駆使したんだろうがな」
 よかった。上手い具合に誤解をしてくれたようだ。

「そんだけ応用力のある使い手なら……Bだな。少なくともオレの中ではな」
「え……」
 ニヤリと笑むオーレンさんに私の笑顔が引き攣る。

 マジかっ!

「どうした? 頭を抱えて」
「なんかちょっと頭が痛くなりまして……」
 冒険者登録をして一年も経たないド新人が、CやBのランクを持っていたら悪目立ちするだろうが。

「ふむ。治療を受けていくかね?」
「いえ、結構です」
 ヒールで治る痛みじゃないやい。

「その……もっとどうにかなりませんか?」
「どうにかとは?」
「私は越境が出来れば良いだけなんです。ですから、Dランクで十分なんですよ」
 家に帰りたいだけなんだけど。

「そうは言ってもな。皇王陛下から救国の英雄殿に最高位の称号を与えよ。と言われちゃぁ断る訳にもいかないからな」
 NOのう! と内心で頭を抱え、だからぁ救国の英雄じゃないってぇ。と地団駄を踏む。皇王陛下あの方は高けりゃ良いって思ってんだろうなぁ……

「あの、提案なんですけど」
「ん、何だ? 言ってみろ」
「流石に十一の小娘がBやCのランクを持っていると悪目立ち過ぎますので、一旦はDランクで登録をし、将来ランクに見合った実力を付けた時にCランクなりBランクなりにして貰えたらと」
 そう言うなり、はっはっは。と笑いが起こる。

「何を言っているんだ。ランクに見合った力なら既に持っているだろう?」
「うぐ……」
 そうだけどもっ。

「でもまあ、確かにお前さんの言う通りだな。こんな子供が荒くれ共から目を付けられるのも問題があるか……」
 言ってオーレンさんは考え込んだ。

「まあ、いいか。査定は一旦保留とする。お前さんにはDランクの称号を与える事にしよう」
 良かった。これで平穏無事に家に戻る事が出来そうだ。

「でも、良かったのですか? 皇王陛下よりお達しがあったのでしょう?」
「そう思うならCランクを受け入れろ」
「う……」
 しまった藪蛇だ。

「まあ、その辺は何とか言い繕うさ。未成年だからとか言ってな」
 言ってオーレンさんは立ち上がった。

「どれ、そうと決まれば早速カードを再発行するとしよう。皇王陛下に聞かれても未成年だからと言うんだぞ?」
「分かりました。有難うございます」
「……所で、一つ聞きたい事がある」
「え? はい。何でしょう?」
「お前さん本当に十一か?」
「よ、よく言われます」
 あははは……。と、乾いた笑い声が部屋に響き渡った。


 ☆ ☆ ☆


 夏を感じさせる様な日差しが降り注ぐ広々とした空。絵の具の青を薄めた様な水色の空には、真っ白な雲がもうもうと聳え立ち、その白さによってより際立つ黒い柱が負けじとその高さを競っていた。そんな空の下、長方形に加工された石を組み上げた大きな砦とその門を守る兵士さんによって行く手を遮られていた。
 この砦はかつて、皇国と帝国が争っていた時代に建てられた砦で友好条約締結後は国境の関所になったのだと歴史の教科書に載っていた。

「…………通ってヨシ」
 私とカード。カードと私を交互に見ていた兵士さんがカードを突き返しながら言う。カードを受け取り門を潜ると、校庭くらいの広さの広場に出た。そこでは鎧を纏った兵士さん達が、檄を飛ばされながら走り込みをしている。端の方では的に向かって矢を射ったり、木剣を持って斬り合っている兵士さん達も居た。
 そんな兵士さん達にお疲れ様です。と、心で労いの言葉を掛けつつ横目で通り過ぎて砦を抜けると、なだらかにくだった草原が姿を現した。

「ここがリステン高原……」
 背の高い山々から落ちてくる冷たい空気が、高さが百メートルはありそうな東側の絶壁を撫で下ろす。立木などはなく背の低い草花が生い茂る。真っ直ぐに伸びた道は緩やかに下り、下った先に小さな町が見えた。
 『高原の町リステア』。皇国と帝国の国境最寄りの町で、主産業は牧羊。広い大地でのびのびと育った羊の毛は良質で高値で取引されているという。その羊が山の斜面で草を食み、佇んでいる姿はまるで溶けない雪のようだった。

「お嬢ちゃんや。何処まで行くのかね?」
「はい?」
 皺がれた声に振り向くと、ロバと視線がかち合った。び、びびった。

「あ、えっと。取り敢えずは麓の町まで……」
「良ければ乗っていかんか?」
「え。よろしいのですか?」
「ああ、構わんとも」
「有難うございます」
 礼を言って御者席に座る。幌の無い荷台には、濃い土の匂いとしおしおの野菜が乗っていた。


 老人は砦に野菜の配達をしに来たらしい。約三日に一度、干し肉やら野菜やらを届けに行くのだそうだ。その帰りにちょうど出会した私は幸運だった。でなければ、町まで二時間近く歩かねばならなかっただろう。

 乗せてくれた老人に礼を言い、宿屋は何処かいな。と視線を巡らすと、急に辺りが暗くなる。雨でも降るのかと空を見上げると、お日様は山向こうに消えていた。

「そうか。山並みに陽が隠れるから薄暗いのか……」
 帝国領とはいってもここはまだ峠の只中。西には標高の高い山々が聳え立っている為に、お昼を過ぎたくらいでもう薄暗い。逆に東側は、海しかないので日の出は絶景になると思われた。

 宿屋はすぐに見つかった。その名も『あかつき亭』。昼間から飲んでいるのんべぇ達の騒ぎ声が表まで聞こえている事から、ファンタジー小説等でお馴染みの酒場と一体化した宿屋のようだった。

「おう嬢ちゃん。ここは子供が来る所じゃねぇぞ?」
 いきなり酔っ払いに絡まれた。けど、その酔っぱらいの頭にふくよかな女性がゲンコツを落とす。

「絡んでんじゃないよ」
 ホラ、隅っこで飲んでな。と、絡んだ酔っ払いを突き飛ばす。

「ウチの旦那がすまないねぇ」
 あ。あれ旦那さんだったんだ。

「いらっしゃい。それでどんな要件なんだい?」
「あ、えと。宿泊を……」
「ああ、あんたもソレイユから逃げてきたクチかい? ご両親は?」
「あ、いえ。私はただの旅人でして、ヴァストゥークが通れないのでこっちに来たんです。あと、親は居ません」
 一人旅です。と言うとふくよかな女性は目を見開いて驚いていた。

「え。じゃあ、どうやって関所を抜けて来たんだい?」
「私はこれでもDランク冒険者ですので……」
 荷袋から更新された冒険者カードを取り出して女性に見せると、彼女は益々驚いていた。

「こりゃたまげた。立派な冒険者様だ。丁重に持て成さないとね」
 そう言って酒場とは別のカウンターに入った彼女は部屋の鍵と思しき物をカウンターに置いた。

「一泊銅貨三十枚。風呂は三十分単位で銅貨五枚。食事は夕食のみで銅貨十五枚だよ」
 ええっと、合計で銅貨五十枚か。お風呂は三十分だけど体を拭くだけだから延長しなくてもいいかな。

「はい。では、合わせて銅貨五十枚ですね」
 財布の中から銅貨を取り出し、十枚単位で五つ積み重ねる。彼女はそれを指差し確認してからカウンターの奥へと仕舞い込んだ。

「……確かに。薄暗いとはいえ夕食までには時間がある。部屋で寛ぐもよし、周囲を散策するのも構わないよ」
 まぁ、何も無い所だけどね。と彼女は笑った。

 鍵を受け取り部屋へと向かう。『あかつき亭』の名の通り、素晴らしい朝日が眺められると思うと今からワクワクが止まらない。
 ドアに鍵を差し込み捻る。カチャリと錠が外れたドアを期待を込めてゆっくりと押し開く。そこには見事なオーシャンビューが……

「東向きじゃねぇのかよっ!」
 緑一色の外の景色に思わず突っ込んだ。


 ☆ ☆ ☆


 緑が濃くなった山の斜面を朝日が照らし出す。その景色に背を向けて旅の準備を整えた私は不機嫌な顔を隠すのを忘れて部屋の扉を開けた。

「全く、本当に何もない場所だった……」
 マーケットが出ている訳でもなく武器防具屋もない。あるのは峠越えをする荷車をメンテする為の工房と、食材とか酒場とか地元住民の為のお店。あとは羊毛を刈り取って布に仕立てる縫製工場。『まあ、何もない所だけどね』という、女将さんの言葉が今も響いていた。


 気持ちを切り替えて、帝都方面へと向かう商隊に飛び乗った私は、波に陽が煌めくオーシャンビューを年甲斐もなく(といってもこっちじゃ十一の子供だけど)はしゃぎながら眺めていた。そして、海を煌めかせた太陽が頭上へと昇った頃、順調に進んでいた商隊が急に立ち止まった。

「何だ、どうした? ……ひぃっ!」
 騒がしくなる車内。窓の外を見た商人が悲鳴をあげて尻餅をついた。

「おとなしく積み荷を置いていけ! 命だけは助けてやる!」
 僅かに湾曲した片刃の剣を肩にかつぎ、一人の男が気勢を上げる。男の後に付き従う男達も下卑た笑みを浮かべてそれぞれが武器を弄んでいた。

「そうはさせるか盗賊め!」
 商隊が雇った冒険者であろう者が三名ほど。彼等の前に立ちはだかる。直後、道端の草むらがガサガサと動き始め、中から男達が姿を現した。

「おいおい。これだけの人数相手に勝てるとでも思ってんのか?」
「く……」
 残念だったな。と、高笑いする男。数的劣勢に立たされた冒険者達に武器を捨てるように促す。冒険者達はそれに従うしかないだろう。でなければ殺されるだけだ。

「(仕方ない、少し手助けしますか)」
「おっ、おい! 何をするつもりなんだ?!」
 ドアノブに手をかけた私を乗り合わせた商人が止めようとする。それを無視して馬車のドアを開けると、高笑いしていた男の目が細まった。

「ホウ……」
 頭からつま先まで。私の体をくまなく値踏みする。如何わしい視線に晒されて悪寒を感じながら、『そういや小説でもアニメでもこの手のヤツは酒、金、女にしか興味は無かったな』と思い出していた。

「嬢ちゃん。オレと一緒に、はおっ!?」
 何かを言おうとしていた男はその台詞を完遂する事なく大空へとその身を舞い踊らせた。
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