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バイトを始めて一週間。特にこれと言って変わった事はない。客の顔触れも、たまに子どもや親子連れなんかが来るぐらいでほとんど変わってないし、小学生三人は相変わらず生意気だ。初日に若干メンタルを削られたものの、持ち前の図太さであっという間に慣れてしまった。
柳田さんは一日中パソコンのキーボードを叩いて忙しそうにしているけど、あたしは一日中暇である。あまりにも暇すぎるので、店先の掃除を最低三回は繰り返すほどだ。おかげでどこもかしこもピカピカである。
「掃除行ってきまーす」
「おー」
丸まった背中に向かって声を掛け、竹箒で掃き掃除を始める。……ていうかずっと思ってたけど、あの人マジで何やってるんだろう。駄菓子屋にパソコンの音が鳴り響いてるなんて情緒の欠片もない。しかもWi-Fi完備って。近代的すぎだし。
「あら? お嬢さん見ない顔ねぇ!」
ガサガサと力任せに店の前の道路を掃いていると、背後から突然声を掛けられた。ラベンダー色の薄手のニットを着た、年配の女性だった。
「もしかしてあなた真尋ちゃんの彼女?」
「いえ違います」
「違うの? 残念だわぁ……」
その女性はがっかりしたように肩をすくめる。柳田さんのことを知っているということは、この店の常連客なのだろうか。
「あたし、このお店で働くことになった花森小町です。よろしくお願いします」
「あら、ここで働いてるの? それはいいわ! すごく良い!」
そう言ってキラキラした目を向けてくる。
「ここは元々真尋ちゃんのおじいちゃんがやってたお店なのよ。当時はみ~んなここに集まってたわ。真尋ちゃんのおじいちゃん──真一郎さんっていうんだけどね、すっごくイケメンだったから女学生に人気だったのよ! もちろん私も通ってたわ! 真一郎さん目当てで!!」
きゃっきゃっと楽しそうに笑っていた女性は突然声のトーンを下げると、「……でもね」と俯きがちに言った。
「真尋ちゃんが大学生の時だったかしら? 真一郎さんが病気で亡くなっちゃって……」
「……え?」
「真尋ちゃんはおじいちゃんっ子でねぇ。小さい頃からよくここに来て店のお手伝いしてたのよ。ご両親とはあんまり仲が良くなくて……家族の中で真一郎さんだけが味方だったみたい。中学までは成績優秀で真面目な優等生だったんだけど、高校に入ってからはちょっとヤンチャになって。それでもここにはずっと来てたわね。店番もやってたんだけど、真尋ちゃんが居る時は怖がってみんな入れなくてねぇ」
女性はケラケラと軽快に笑う。
「で、真尋ちゃんは大学に進学したんだけど、真一郎さんが亡くなって中退したの。このお店を継ぐためにね」
あたしは驚いて目を見開いた。
「あの時の真尋ちゃんの決断は早かったわ。……本当はこのお店、真一郎さんが亡くなった時に畳む予定だったんですって。ここは真一郎さん一人で成り立っていたお店だったから。家族としては利益にもならないし、さっさと店を畳んで土地を売ってしまおうって思ってたらしいわ。でもその時、大学生だった真尋ちゃんがこの店は俺が継ぐって周囲の反対を押し切ってこの店を継いだの。その代わり、家族からの援助は一才なしっていう条件付きでね。当然売上げだけじゃ店は続けていけないから、真尋ちゃんは副業で利益を上げて店の経営を続けてるのよ。私はよく知らないけど、パソコンがあれば稼げるんでしょう? そうやって真尋ちゃんはこの場所を守ってるの。偉いと思わない?」
女性がそう言った瞬間、背後から聞き覚えのある低い声が聞こえてきて、あたしの肩はビクリと跳ねる。
「……人の昔のこと勝手に喋んないでくれます? プライバシーの侵害ですよ、宮村さん」
そろりと振り返ると、そこに居たのは不機嫌そうに顔を歪めた柳田さんだった。
「あら真尋ちゃん。この話するのダメだったかしら?」
「……ダメではないですけど」
「ならいいじゃないの! 減るもんじゃないし!」
女性は笑いながら柳田さんの肩付近をパシリと叩いた。柳田さんは不機嫌そうに叩かれた肩を摩る。
「ふふっ、ごめんごめん。折角だから孫に駄菓子の詰め合わせを買ってくわ。いくつかお菓子、選ばせてもらうわね」
宮村さんはあたし達に向かってパチリとウィンクすると、六角堂に入って行った。柳田さんは隣で小さな溜息をつく。
……それにしても。あたしは改めてこの趣のある建物を見上げた。木造二階建て、筆で書かれた立派な看板、住宅兼店舗という昔ながらの駄菓子屋。
大学を中退し、副業をして駄菓子屋を続けるのは容易ではないはずだ。それでも彼はこの場所を守り続けている。それは一体何故なんだろう。
「柳田さんは、どうしてこのお店を継いだんですか」
浮かんだ疑問は、気付けば言葉になっていた。柳田さんは眉根を寄せ、答えるか否かをしばらく逡巡すると溜息をついた。
「……無くしたくなかったからだ。俺の唯一の居場所を。じいさんの、大切な場所を」
やがて、ポツリと呟くように言う。
「今の話聞いたろ。親と仲悪かったって」
「……はい」
「俺はいつも一人だったけど、じーさんだけは別だった。やっすい駄菓子くれて、黙って俺を受け入れてくれた。だから……俺はたぶん怖かったんだ。ここが無くなったら自分がどこに行けばいいのか分からなくなるから。弱かった。だから継いだ。自分の居場所を守るために」
情けないだろ、と柳田さんは苦笑いを浮かべた。あたしはふるふると首を横に振る。
「最初はそれだけだった。でも、長いこと店をやってくうちに……うちに来る客の誰かにとって、ここが自分の居場所だって思える店にしたいと思ったんだ。俺にとって六角堂が俺の居場所だって思えたみたいに」
「自分の居場所……ですか?」
「ああ。俺は店を続けていくためならなんでもやるよ。ついでにお前もここで少し息抜きすればいい」
「え?」
「あんまり気ぃ張ってちゃ受かるもんも受かんねぇだろ。落ちたら愚痴でも文句でも言えばいいんだよ。ここで。なんだかんだでみんな聞いてくれるはずだから」
「柳田さん……」
「って何中二くさいこと言ってんだ俺。……悪い、忘れてくれ」
羞恥心が遅れてやってきたのか、柳田さんは逃げるように店の中に入って行った。
「息抜き……か」
そう言われても、今のあたしにはやっぱりがむしゃらに頑張ることしか出来ない。それにしても……柳田さんはすごいなぁ。彼はちゃんと自分のやりたい事を見つけて、それに向かってしっかり突き進んでいる。あたしはそれが少しだけ羨ましく感じた。
バイトを始めて一週間。特にこれと言って変わった事はない。客の顔触れも、たまに子どもや親子連れなんかが来るぐらいでほとんど変わってないし、小学生三人は相変わらず生意気だ。初日に若干メンタルを削られたものの、持ち前の図太さであっという間に慣れてしまった。
柳田さんは一日中パソコンのキーボードを叩いて忙しそうにしているけど、あたしは一日中暇である。あまりにも暇すぎるので、店先の掃除を最低三回は繰り返すほどだ。おかげでどこもかしこもピカピカである。
「掃除行ってきまーす」
「おー」
丸まった背中に向かって声を掛け、竹箒で掃き掃除を始める。……ていうかずっと思ってたけど、あの人マジで何やってるんだろう。駄菓子屋にパソコンの音が鳴り響いてるなんて情緒の欠片もない。しかもWi-Fi完備って。近代的すぎだし。
「あら? お嬢さん見ない顔ねぇ!」
ガサガサと力任せに店の前の道路を掃いていると、背後から突然声を掛けられた。ラベンダー色の薄手のニットを着た、年配の女性だった。
「もしかしてあなた真尋ちゃんの彼女?」
「いえ違います」
「違うの? 残念だわぁ……」
その女性はがっかりしたように肩をすくめる。柳田さんのことを知っているということは、この店の常連客なのだろうか。
「あたし、このお店で働くことになった花森小町です。よろしくお願いします」
「あら、ここで働いてるの? それはいいわ! すごく良い!」
そう言ってキラキラした目を向けてくる。
「ここは元々真尋ちゃんのおじいちゃんがやってたお店なのよ。当時はみ~んなここに集まってたわ。真尋ちゃんのおじいちゃん──真一郎さんっていうんだけどね、すっごくイケメンだったから女学生に人気だったのよ! もちろん私も通ってたわ! 真一郎さん目当てで!!」
きゃっきゃっと楽しそうに笑っていた女性は突然声のトーンを下げると、「……でもね」と俯きがちに言った。
「真尋ちゃんが大学生の時だったかしら? 真一郎さんが病気で亡くなっちゃって……」
「……え?」
「真尋ちゃんはおじいちゃんっ子でねぇ。小さい頃からよくここに来て店のお手伝いしてたのよ。ご両親とはあんまり仲が良くなくて……家族の中で真一郎さんだけが味方だったみたい。中学までは成績優秀で真面目な優等生だったんだけど、高校に入ってからはちょっとヤンチャになって。それでもここにはずっと来てたわね。店番もやってたんだけど、真尋ちゃんが居る時は怖がってみんな入れなくてねぇ」
女性はケラケラと軽快に笑う。
「で、真尋ちゃんは大学に進学したんだけど、真一郎さんが亡くなって中退したの。このお店を継ぐためにね」
あたしは驚いて目を見開いた。
「あの時の真尋ちゃんの決断は早かったわ。……本当はこのお店、真一郎さんが亡くなった時に畳む予定だったんですって。ここは真一郎さん一人で成り立っていたお店だったから。家族としては利益にもならないし、さっさと店を畳んで土地を売ってしまおうって思ってたらしいわ。でもその時、大学生だった真尋ちゃんがこの店は俺が継ぐって周囲の反対を押し切ってこの店を継いだの。その代わり、家族からの援助は一才なしっていう条件付きでね。当然売上げだけじゃ店は続けていけないから、真尋ちゃんは副業で利益を上げて店の経営を続けてるのよ。私はよく知らないけど、パソコンがあれば稼げるんでしょう? そうやって真尋ちゃんはこの場所を守ってるの。偉いと思わない?」
女性がそう言った瞬間、背後から聞き覚えのある低い声が聞こえてきて、あたしの肩はビクリと跳ねる。
「……人の昔のこと勝手に喋んないでくれます? プライバシーの侵害ですよ、宮村さん」
そろりと振り返ると、そこに居たのは不機嫌そうに顔を歪めた柳田さんだった。
「あら真尋ちゃん。この話するのダメだったかしら?」
「……ダメではないですけど」
「ならいいじゃないの! 減るもんじゃないし!」
女性は笑いながら柳田さんの肩付近をパシリと叩いた。柳田さんは不機嫌そうに叩かれた肩を摩る。
「ふふっ、ごめんごめん。折角だから孫に駄菓子の詰め合わせを買ってくわ。いくつかお菓子、選ばせてもらうわね」
宮村さんはあたし達に向かってパチリとウィンクすると、六角堂に入って行った。柳田さんは隣で小さな溜息をつく。
……それにしても。あたしは改めてこの趣のある建物を見上げた。木造二階建て、筆で書かれた立派な看板、住宅兼店舗という昔ながらの駄菓子屋。
大学を中退し、副業をして駄菓子屋を続けるのは容易ではないはずだ。それでも彼はこの場所を守り続けている。それは一体何故なんだろう。
「柳田さんは、どうしてこのお店を継いだんですか」
浮かんだ疑問は、気付けば言葉になっていた。柳田さんは眉根を寄せ、答えるか否かをしばらく逡巡すると溜息をついた。
「……無くしたくなかったからだ。俺の唯一の居場所を。じいさんの、大切な場所を」
やがて、ポツリと呟くように言う。
「今の話聞いたろ。親と仲悪かったって」
「……はい」
「俺はいつも一人だったけど、じーさんだけは別だった。やっすい駄菓子くれて、黙って俺を受け入れてくれた。だから……俺はたぶん怖かったんだ。ここが無くなったら自分がどこに行けばいいのか分からなくなるから。弱かった。だから継いだ。自分の居場所を守るために」
情けないだろ、と柳田さんは苦笑いを浮かべた。あたしはふるふると首を横に振る。
「最初はそれだけだった。でも、長いこと店をやってくうちに……うちに来る客の誰かにとって、ここが自分の居場所だって思える店にしたいと思ったんだ。俺にとって六角堂が俺の居場所だって思えたみたいに」
「自分の居場所……ですか?」
「ああ。俺は店を続けていくためならなんでもやるよ。ついでにお前もここで少し息抜きすればいい」
「え?」
「あんまり気ぃ張ってちゃ受かるもんも受かんねぇだろ。落ちたら愚痴でも文句でも言えばいいんだよ。ここで。なんだかんだでみんな聞いてくれるはずだから」
「柳田さん……」
「って何中二くさいこと言ってんだ俺。……悪い、忘れてくれ」
羞恥心が遅れてやってきたのか、柳田さんは逃げるように店の中に入って行った。
「息抜き……か」
そう言われても、今のあたしにはやっぱりがむしゃらに頑張ることしか出来ない。それにしても……柳田さんはすごいなぁ。彼はちゃんと自分のやりたい事を見つけて、それに向かってしっかり突き進んでいる。あたしはそれが少しだけ羨ましく感じた。
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