その答えは恋文で
あの手紙を拾ったことが、全ての始まりだったのだ。
「成瀬さん、俺の彼女になってみない?」
「全力でお断りさせて頂きます」
「ははっ。そう言うと思った」
平岡くんの冗談を、私は確かに否定した。
──それなのに、私が平岡くんの彼女ってどういうこと?
ちょっと待ってよ、ウソでしょう?
「成瀬さん、俺の彼女になってみない?」
「全力でお断りさせて頂きます」
「ははっ。そう言うと思った」
平岡くんの冗談を、私は確かに否定した。
──それなのに、私が平岡くんの彼女ってどういうこと?
ちょっと待ってよ、ウソでしょう?
プロローグ
1通目:平岡くんと私
2通目:帰り道と寄り道
3通目:ポニーテールと金髪
4通目:名字と名前
5通目:勉強と条件
6通目:夏休みと約束
7通目:道化師と仮面
8通目:祭りと花火
9通目:文化祭と準備
10通目:王子様と呪われた姫
11通目:受験と思い出
12通目:ウソとホント
13通目:私と平岡くん
エピローグ
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