悪役令嬢にも心がある

ゆったん子

文字の大きさ
上 下
7 / 45

わたくしは、、?

しおりを挟む
「レデリーナ!」

、、、誰かに名前を呼ばれた

まだ眠い目を無理やりこじ開けた

寒かった体は少し体温を取り戻していた

さっきのは記憶?

でも、れいがわたくしの名前を知っていたのは何故なのかしら?

そんな疑問をすて、ベッドの横にいる親友に元気なことを伝えよう

レデ「エクス、、、、ありがとう。もう、大丈夫よ」

疲れているのかわからないが少しぎこちない笑顔になってしまった

エクス「レデニーナ!3日も目を覚まさないから心配した、、、」

彼女の目から溢れる涙を見て少し嬉しく感じてしまった

わたくしのために泣いてくれる人は今世ではあまりいないから、、

彼女の涙を拭き今度は優しく微笑んだ

あの後どうなったか説明をしてもらった

あのクズは捕まって牢屋に入れられたらしい

この国では禁止の奴隷売買もしており、牢屋でこの後の人生を生きるらしい

今回のことで公爵家はわたくしに引き継がれることとなった

また、褒美をくれるらしい

レドニクス様が婚約破棄を相談せずやったことも褒美を与える理由の一つとなってるのかしら?

手続きを進めたいから明日王宮へ行かなければいけないらしい

エクスは真剣に説明をしてくれた

これで、やっっっっと!!!

自由になれた!

この箱庭の世界を壊せた

止まることの涙を止める方法さえわからなくなるほど幸せな気持ちが心に広がった

あの痛みは

あの苦しみは

無駄じゃなかった

あの運命を曲げることができた

そんな感動にわたくしは浸かっていた

エクス「よかった、レデリーナが乙女ゲームみたいじゃなくて」

心底ホッとしたような顔で行ってきた

わたくしのことをこんなに思ってくれた人はレドニクス様とエクスだけよ 

だから、この世界を愛することができた

死にたいと何度も思って

なんども死のうと試みた

それでも生きたのはレドニクス様がいたから

そして今はエクスもいる

あなた達がいたから前世(幸せだった時)を思い出した時も生きようと思った

今まで思った死にたいという気持ちが出てこなかった

ありがとう

あなた達と会えたからこの運命を捻じ曲げようと思った

大好きよ

レデ「エクス」

エクス「な、なに?」

わたくしはエクスから溢れる涙を拭い微笑んだ

レデ「大好きよ。これからも親友でいてね」

エクス「ええ、もちろん!」

その笑顔が私を強くしてくれる



















ねぇ、れい

もしかしたらあなたがこの世界にいるのかしら

この世界にいなくても絶対に忘れない

私の優しい優しい幼馴染

いつか会ったら

その時は、、、

また、遊びましょう


ーーーーーーーー
風邪ひきましたw
投稿遅れるかも、、、
それでも見捨てないでください!
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

婚約破棄されたら魔法が解けました

かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」 それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。 「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」 あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。 「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」 死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー! ※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です

もう彼女でいいじゃないですか

キムラましゅろう
恋愛
ある日わたしは婚約者に婚約解消を申し出た。 常にわたし以外の女を腕に絡ませている事に耐えられなくなったからだ。 幼い頃からわたしを溺愛する婚約者は婚約解消を絶対に認めないが、わたしの心は限界だった。 だからわたしは行動する。 わたしから婚約者を自由にするために。 わたしが自由を手にするために。 残酷な表現はありませんが、 性的なワードが幾つが出てきます。 苦手な方は回れ右をお願いします。 小説家になろうさんの方では ifストーリーを投稿しております。

記憶を失くした悪役令嬢~私に婚約者なんておりましたでしょうか~

Blue
恋愛
マッツォレーラ侯爵の娘、エレオノーラ・マッツォレーラは、第一王子の婚約者。しかし、その婚約者を奪った男爵令嬢を助けようとして今正に、階段から二人まとめて落ちようとしていた。 走馬灯のように、第一王子との思い出を思い出す彼女は、強い衝撃と共に意識を失ったのだった。

当て馬の悪役令嬢に転生したけど、王子達の婚約破棄ルートから脱出できました。推しのモブに溺愛されて、自由気ままに暮らします。

可児 うさこ
恋愛
生前にやりこんだ乙女ゲームの悪役令嬢に転生した。しかも全ルートで王子達に婚約破棄されて処刑される、当て馬令嬢だった。王子達と遭遇しないためにイベントを回避して引きこもっていたが、ある日、王子達が結婚したと聞いた。「よっしゃ!さよなら、クソゲー!」私は家を出て、向かいに住む推しのモブに会いに行った。モブは私を溺愛してくれて、何でも願いを叶えてくれた。幸せな日々を過ごす中、姉が書いた攻略本を見つけてしまった。モブは最強の魔術師だったらしい。え、裏ルートなんてあったの?あと、なぜか王子達が押し寄せてくるんですけど!?

そして乙女ゲームは始まらなかった

お好み焼き
恋愛
気付いたら9歳の悪役令嬢に転生してました。前世でプレイした乙女ゲームの悪役キャラです。悪役令嬢なのでなにか悪さをしないといけないのでしょうか?しかし私には誰かをいじめる趣味も性癖もありません。むしろ苦しんでいる人を見ると胸が重くなります。 一体私は何をしたらいいのでしょうか?

悪役令嬢なので舞台である学園に行きません!

神々廻
恋愛
ある日、前世でプレイしていた乙女ゲーに転生した事に気付いたアリサ・モニーク。この乙女ゲーは悪役令嬢にハッピーエンドはない。そして、ことあるイベント事に死んでしまう....... だが、ここは乙女ゲーの世界だが自由に動ける!よし、学園に行かなければ婚約破棄はされても死にはしないのでは!? 全8話完結 完結保証!!

運命の歯車が壊れるとき

和泉鷹央
恋愛
 戦争に行くから、君とは結婚できない。  恋人にそう告げられた時、子爵令嬢ジゼルは運命の歯車が傾いで壊れていく音を、耳にした。    他の投稿サイトでも掲載しております。

完 あの、なんのことでしょうか。

水鳥楓椛
恋愛
 私、シェリル・ラ・マルゴットはとっても胃が弱わく、前世共々ストレスに対する耐性が壊滅的。  よって、三大公爵家唯一の息女でありながら、王太子の婚約者から外されていた。  それなのに………、 「シェリル・ラ・マルゴット!卑しく僕に噛み付く悪女め!!今この瞬間を以て、貴様との婚約を破棄しゅるっ!!」  王立学園の卒業パーティー、赤の他人、否、仕えるべき未来の主君、王太子アルゴノート・フォン・メッテルリヒは壁際で従者と共にお花になっていた私を舞台の中央に無理矢理連れてた挙句、誤り満載の言葉遣いかつ最後の最後で舌を噛むというなんとも残念な婚約破棄を叩きつけてきた。 「あの………、なんのことでしょうか?」  あまりにも素っ頓狂なことを叫ぶ幼馴染に素直にびっくりしながら、私は斜め後ろに控える従者に声をかける。 「私、彼と婚約していたの?」  私の疑問に、従者は首を横に振った。 (うぅー、胃がいたい)  前世から胃が弱い私は、精神年齢3歳の幼馴染を必死に諭す。 (だって私、王妃にはゼッタイになりたくないもの)

処理中です...