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悪役令嬢は悪徳商人を捕まえる
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公国の独立記念パーティーはその日も遅くまで続き、また明日以降も忙しい。
先に寝台に潜り込んでいたメイヴィスは、ぎしりと沈んだ気配に意識が浮上した。
「ん、ヴィンス…」
戻ってきたヴィンセントを手を伸ばして招き入れる。
しっとりとした肌から湯と石鹸の香り、それから花と、微かな酒の匂いがする。高い体温に引き寄せられるように尖った喉仏に歯を立てた。
「悪戯っ子だな」
大きな手でくりくりと耳を弄られて、メイヴィスは堪らず笑ってしまう。
口づけを受け止めて、唇を擦り合わせ、舌を絡める。耳朶を揉んでいた指が首筋を撫でて「ん」と甘えた声が漏れた。
布団の中で夜着の下のやわらかい肌を辿られる。脇腹や背中を硬い掌が行き来するのがくすぐったい。くすくすと身を捩っていると、ぷるん!と胸の先を弾かれた。
「んっ」
その間も口づけは解かれない。
メイヴィスは腰をくねらせながらも、ヴィンセントの舌先に懸命に吸いついた。
臍を辿り、下腹を通り過ぎた指が、柔らかい下生えに触れる。
さわさわと、時折ごく軽く引っ張るように遊ばれて、メイヴィスはとろりと蜜が溢れ出るのを自覚した。は、と零れる吐息に熱が混じり、頬が熱くなる。
ヴィンセントのキスの角度が変わった。
同時に、つっと花唇を割った指先が花核を摘まむ。
「っあ!」
急な刺激にメイヴィスは堪らず身体が跳ねた。
ぬるぬると蜜を広げながら花核を擦り、蜜壺に指を沈められる。一本、それから二本。
「あっ、うんん…っ」
メイヴィスは男の首に両腕を巻きつけたまま、膝を開く。動きやすくなった手がくちゅくちゅと中をかき回し、弱いところを的確にくすぐってくる。
「ああっ、あっ、ああ」
メイヴィスはすぐに高みに連れて行かれた。
ずるりと抜いた濡れた指を、ヴィンセントは躊躇いもなく口に含む。
「次は?舐める?挿れる?」
ぎらと輝くグリーンの瞳。雄味の強い笑みに、メイヴィスは息を荒げながら震えた。
「ん…っ!どっちも、どっちも」
「はは。かわいい。いやらしくて欲張りさんだな」
ヴィンセントは布団を剥ぐと、細い両脚を抱え上げて身を伏せた。
***
「あ、あ……!」
散々愛撫され、ぽてりと赤く充血した秘所に男の滾ったものを擦りつけられる。
くたりと脱力して寝転ぶばかりのメイヴィスはそれでも細い指を伸ばして、熱い塊を指先で撫でた。
「ああメル……」
ヴィンセントが熱い息を吐くとメイヴィスもぞくぞくする。堪らない。
ちゅく、とキスをするように蜜口を先端で何度か突かれて、ひくひくと震えてしまう。
ようやく雄を飲み込んだときには、はあ、と満足げな吐息が漏れた。
「全部飲み込めるようになったな、えらい」
「あんっ!」
確かめるように腰を揺すられて高い声が出てしまう。
ヴィンセントの雄は大きくて、メイヴィスもかなり協力しないと最後まで受け入れることができなかった。
でも、すべて受け入れてしまうととけてしまいそうなほど気持ちいい。すべてをヴィンセントの手に預けて、文字通り全身で愛される。
「はあ、ああっ、ヴィンス、ヴィンス…っ!」
ゆっくりと突き上げられて、細い脚を逞しい腰に擦りつける。メイヴィスは中にヴィンセントがいるだけで何度か甘く達した。
「ヴィンス、好き、好き、もっとくっついて」
「ああ、ずっとこうしていたい…!」
ヴィンセントがぎゅうっと抱き締めてくる。
とろとろになったメイヴィスは顔中に降り注ぐキスの雨を心地よく受け入れた。
「かわいい、かわいい、メル。好きだ」
「あっ、ああっ」
次第に動きが大きくなっていき、メイヴィスはぎゅっと足の爪先を握り込む。
「はっ、メル……!」
「ヴィンス…っ」
ヴィンセントの声にも焦燥が混じる。
メイヴィスは息を乱しながら懸命に告げた。
「んんっ、だめ、ヴィンスは、だめ……っ!!」
「ん?」
熱くて硬いものがぐりっと奥を突いて、メイヴィスはびくびくっと身体を震わせた。
ぎゅうと引き絞られる感覚に息を詰めながらも、ヴィンセントは「んん?」と眉を寄せる。
「オレはダメだって?どうして?」
「んう…っ、だって、ヴィンスがしたら、終わっちゃううぅ」
いまだ余韻に打ち震えるメイヴィスがぽろりと涙を落とした。男は鋭く舌を打つ。
「くそかわいいな…っ、何?オレがイったら終わってしまうから、ダメだって?」
確かに、これまでの行為は大体ヴィンセントの吐精で切り上げていた。けれどそれもすべてメイヴィスの身体を気遣ってのことだ。
「だったら、もう少しだけ、な?」
「ん……っ!」
絶頂を迎えたメイヴィスの内はきゅうきゅうと収縮していて、ヴィンセントは甘く息を吐く。余裕がなくなっていく。
「ああっ、だめ、動いちゃだめ…っ!」
「動くのもダメ?」
「も、苦しいから、だめぇ」
「仕方ないな、じゃあ、奥に」
「んんんっ、だめ、だってばああ」
ゆるゆると動こうとするのを制すと、大きく腰を引かれ、ゆっくりと同じだけ押し入れられる。メイヴィスの身体がひくんひくんと震えた。
「あーやば。中、動いてる」
「ひう、ああ、あ」
「気持ちいい。メル、出していい?」
「だめえ!」
「なんで。出したい。」
「あああ、だめっ、ゆ、すらないでえ」
メイヴィスが頭を振る度に涙が飛ぶ。
「あーもう無理」
のし掛かってきたヴィンセントに頭を抱かれ、キスをされて。動けないメイヴィスの奥を強くなぶるように捏ねた後、どくどくと熱いものが注がれる。
「あ、ああ、あ……!」
解放されたメイヴィスはもうどろどろだ。
大きな手で涙を拭われ、きっ!と睨みつけた。
「ばかあ、だめって、言ったのに…!」
「ごめんごめん。でも、メルにばかって言われるとなんだか興奮するな」
「え?」
「まだ起きていられるならもっとしようか」
「…ええ?」
メイヴィスから抜け出た雄はまだまだ力強く、白濁を溢す秘所にぐっと宛がわれる。
「え、え…?」
「一回じゃ寂しかったんだよな?オレので濡れてるここ、エロいなってずっと思ってたんだ」
「や、もう無理……っ、やあああん!」
「あー、メルの中とろっとろのふわふわ。最高」
「もうっ、ばかあああ!!」
「はは。かわいいな」
ヴィンセントはこれまで本当にきちんと手加減してくれていた。
際限なく啼かされたメイヴィスは次の日の式典に参加することができず、つくづくそれを思い知る夜となった。
先に寝台に潜り込んでいたメイヴィスは、ぎしりと沈んだ気配に意識が浮上した。
「ん、ヴィンス…」
戻ってきたヴィンセントを手を伸ばして招き入れる。
しっとりとした肌から湯と石鹸の香り、それから花と、微かな酒の匂いがする。高い体温に引き寄せられるように尖った喉仏に歯を立てた。
「悪戯っ子だな」
大きな手でくりくりと耳を弄られて、メイヴィスは堪らず笑ってしまう。
口づけを受け止めて、唇を擦り合わせ、舌を絡める。耳朶を揉んでいた指が首筋を撫でて「ん」と甘えた声が漏れた。
布団の中で夜着の下のやわらかい肌を辿られる。脇腹や背中を硬い掌が行き来するのがくすぐったい。くすくすと身を捩っていると、ぷるん!と胸の先を弾かれた。
「んっ」
その間も口づけは解かれない。
メイヴィスは腰をくねらせながらも、ヴィンセントの舌先に懸命に吸いついた。
臍を辿り、下腹を通り過ぎた指が、柔らかい下生えに触れる。
さわさわと、時折ごく軽く引っ張るように遊ばれて、メイヴィスはとろりと蜜が溢れ出るのを自覚した。は、と零れる吐息に熱が混じり、頬が熱くなる。
ヴィンセントのキスの角度が変わった。
同時に、つっと花唇を割った指先が花核を摘まむ。
「っあ!」
急な刺激にメイヴィスは堪らず身体が跳ねた。
ぬるぬると蜜を広げながら花核を擦り、蜜壺に指を沈められる。一本、それから二本。
「あっ、うんん…っ」
メイヴィスは男の首に両腕を巻きつけたまま、膝を開く。動きやすくなった手がくちゅくちゅと中をかき回し、弱いところを的確にくすぐってくる。
「ああっ、あっ、ああ」
メイヴィスはすぐに高みに連れて行かれた。
ずるりと抜いた濡れた指を、ヴィンセントは躊躇いもなく口に含む。
「次は?舐める?挿れる?」
ぎらと輝くグリーンの瞳。雄味の強い笑みに、メイヴィスは息を荒げながら震えた。
「ん…っ!どっちも、どっちも」
「はは。かわいい。いやらしくて欲張りさんだな」
ヴィンセントは布団を剥ぐと、細い両脚を抱え上げて身を伏せた。
***
「あ、あ……!」
散々愛撫され、ぽてりと赤く充血した秘所に男の滾ったものを擦りつけられる。
くたりと脱力して寝転ぶばかりのメイヴィスはそれでも細い指を伸ばして、熱い塊を指先で撫でた。
「ああメル……」
ヴィンセントが熱い息を吐くとメイヴィスもぞくぞくする。堪らない。
ちゅく、とキスをするように蜜口を先端で何度か突かれて、ひくひくと震えてしまう。
ようやく雄を飲み込んだときには、はあ、と満足げな吐息が漏れた。
「全部飲み込めるようになったな、えらい」
「あんっ!」
確かめるように腰を揺すられて高い声が出てしまう。
ヴィンセントの雄は大きくて、メイヴィスもかなり協力しないと最後まで受け入れることができなかった。
でも、すべて受け入れてしまうととけてしまいそうなほど気持ちいい。すべてをヴィンセントの手に預けて、文字通り全身で愛される。
「はあ、ああっ、ヴィンス、ヴィンス…っ!」
ゆっくりと突き上げられて、細い脚を逞しい腰に擦りつける。メイヴィスは中にヴィンセントがいるだけで何度か甘く達した。
「ヴィンス、好き、好き、もっとくっついて」
「ああ、ずっとこうしていたい…!」
ヴィンセントがぎゅうっと抱き締めてくる。
とろとろになったメイヴィスは顔中に降り注ぐキスの雨を心地よく受け入れた。
「かわいい、かわいい、メル。好きだ」
「あっ、ああっ」
次第に動きが大きくなっていき、メイヴィスはぎゅっと足の爪先を握り込む。
「はっ、メル……!」
「ヴィンス…っ」
ヴィンセントの声にも焦燥が混じる。
メイヴィスは息を乱しながら懸命に告げた。
「んんっ、だめ、ヴィンスは、だめ……っ!!」
「ん?」
熱くて硬いものがぐりっと奥を突いて、メイヴィスはびくびくっと身体を震わせた。
ぎゅうと引き絞られる感覚に息を詰めながらも、ヴィンセントは「んん?」と眉を寄せる。
「オレはダメだって?どうして?」
「んう…っ、だって、ヴィンスがしたら、終わっちゃううぅ」
いまだ余韻に打ち震えるメイヴィスがぽろりと涙を落とした。男は鋭く舌を打つ。
「くそかわいいな…っ、何?オレがイったら終わってしまうから、ダメだって?」
確かに、これまでの行為は大体ヴィンセントの吐精で切り上げていた。けれどそれもすべてメイヴィスの身体を気遣ってのことだ。
「だったら、もう少しだけ、な?」
「ん……っ!」
絶頂を迎えたメイヴィスの内はきゅうきゅうと収縮していて、ヴィンセントは甘く息を吐く。余裕がなくなっていく。
「ああっ、だめ、動いちゃだめ…っ!」
「動くのもダメ?」
「も、苦しいから、だめぇ」
「仕方ないな、じゃあ、奥に」
「んんんっ、だめ、だってばああ」
ゆるゆると動こうとするのを制すと、大きく腰を引かれ、ゆっくりと同じだけ押し入れられる。メイヴィスの身体がひくんひくんと震えた。
「あーやば。中、動いてる」
「ひう、ああ、あ」
「気持ちいい。メル、出していい?」
「だめえ!」
「なんで。出したい。」
「あああ、だめっ、ゆ、すらないでえ」
メイヴィスが頭を振る度に涙が飛ぶ。
「あーもう無理」
のし掛かってきたヴィンセントに頭を抱かれ、キスをされて。動けないメイヴィスの奥を強くなぶるように捏ねた後、どくどくと熱いものが注がれる。
「あ、ああ、あ……!」
解放されたメイヴィスはもうどろどろだ。
大きな手で涙を拭われ、きっ!と睨みつけた。
「ばかあ、だめって、言ったのに…!」
「ごめんごめん。でも、メルにばかって言われるとなんだか興奮するな」
「え?」
「まだ起きていられるならもっとしようか」
「…ええ?」
メイヴィスから抜け出た雄はまだまだ力強く、白濁を溢す秘所にぐっと宛がわれる。
「え、え…?」
「一回じゃ寂しかったんだよな?オレので濡れてるここ、エロいなってずっと思ってたんだ」
「や、もう無理……っ、やあああん!」
「あー、メルの中とろっとろのふわふわ。最高」
「もうっ、ばかあああ!!」
「はは。かわいいな」
ヴィンセントはこれまで本当にきちんと手加減してくれていた。
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