15 / 25
前日譚
前日譚5
しおりを挟む
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ!
俺は今、糞を漏らしている。
標高九千メートルの霊峰。その頂で、”魔王”と呼ばれる巨大な白狼を前に、俺は糞を漏らしている。肛門からあふれ出る糞は止まりそうもない。
思い返せば朝から腹の調子が悪かった。目覚めてテントから出た時、腹に違和感があった。だがまあ大丈夫だろうと軽く見た結果がこれである。魔王との戦闘が始まった時、俺はまだ何もされていないのに腹を押さえて倒れこんだ。仲間たちは、魔王の何かしらの技かと警戒したが、ただの腹痛である。”癒しの聖女”セリーナが回復魔法を使ってくれたが利くはずもない。
魔王の動きはあまりにも速く、”神託の勇者”ヴィクターのライトニングブレイドは空をきり、”炎の魔女”レイラのファントムゴーレムは一撃も加えることができない。魔王が仲間たちに襲い掛かろうとするたびに俺はよろめきながらも飛燕真空斬を繰り出して奴の動きを牽制したが、それが限界である。
そうこうしているうちにセリーナへ目掛けて大口を開けた魔王が突進し、俺は彼女の前へ跳躍して攻撃を剣で受けた。その衝撃が俺の肛門を決壊させることになった。
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ!
モリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリ!
人体の中にこんなにも糞があるのかという程の糞が俺の肛門から止めどなく出てくる。先程まで互いに掛け声をあげていた仲間たちが一斉に黙り込んだ。雪山で風の音だけが鳴り響いた。
最初に声をあげたのはセリーナだった。
「ヒール!」
彼女は俺の尻に向かって回復魔法を使っている。無駄だ。意味がない。だって、怪我じゃないんだもの。
無意味なことにようやく気付いたセリーナは回復魔法をやめて黙り込んだ。再び沈黙が訪れる。
「魔王め! なんてスピードなんだ! 俺の攻撃が全く当たらない!」とヴィクターがいった。
なんていい奴なんだろう。なかった事にしようとしてくれている。俺はこれまでの人生で彼ほどの聖人に出会ったことがない。流石、神に選ばれし勇者である。
レイラもヴィクターに続く。
「こんな速さなら私のインフェルノもかわされるわ! 一体どうすればいいの!?」
更にセリーナも続く。
「さすがは数多の魔物を統べる王。ここまでの強敵とは」
なんだかんだ言ってみんないい奴らだ。糞を漏らした成人男性を前に、何事もなかったかのように振舞ってくれている。俺はみんなにただただ感謝した。
その時、魔王が口を開いた。
「クサイ」
するとヴィクターが驚愕の表情を浮かべる。
「こいつ! 人間の言葉を話せるのか!?」
話した内容を完全にスルーしようとしている。流石、神に選ばれし勇者である。人格が完成されている。
そんなヴィクターの気遣いを無下にするかのように、魔王は俺を見て再び口を開いた。
「オマエ、クサイ。ニンゲンナノニ、クソヲ……」
俺は魔王に飛び掛かり、無我夢中で剣を突き刺し続けた。
「死ね!! さっさと死ね!! 死ね!! 死ねよ!! おらあああああああ!!」
我を忘れた俺は剣技など一切使わず、純然たる暴力を振るい続けた。我に返った時には足元に魔王の死体があった。
振り返ると、皆が一斉に俺から目をそらした。
「あははははは。おいらウンコ漏らしちゃったぜよ」と冗談っぽくいったが誰一人笑わないし返事もしない。こんなにスベることがあるのかというくらいスベっている。みんな俯いたままである。俺が泣いているせいだろうか。
「とりあえず、ズボンの中のそれをなんとかしなさいよ」というレイラに促され、俺は皆が見えない位置まで移動してズボンとパンツを脱いだ。そして山盛りの糞を始末して皆の元へも戻る。
俺のズボンの後ろ部分は滲み出た糞汁のせいでまっ茶色である。
「なんでこんな時に限って白いズボンなのよ」とレイラがいう。
「いや、お洒落かなって……」
「このままでは下山できないですね……」とセリーナがいった。
するとヴィクターが何やら考え始めて妙案を閃いてくれた。
「糞のシミの上に血を塗ればいいんだよ。返り血って事にして隠すんだ」
彼の案にのった俺は魔王の死体から流れ出る血をズボンの尻部分に塗りたくった。
「血便みたいね」とレイラがいう。
「後ろだけだから駄目なんですよ。前にも塗ればいいんです」とセリーナが提案する。
その通りにしたが今度は「血尿みたいね」とレイラにいわれた。
結局、俺はズボンの全部に魔王の血を塗りたくった。まるで最初からこういうデザインのようである。これなら下山しても他の兵士たちに脱糞したことがバレずにすむと皆にいわれ、俺は下山を決意した。
下山している最中、誰も口を開かなかった。長かった闘いが終わり、ようやく平和が訪れたというのにまるでお通夜みたいな雰囲気である。俺が泣いているせいだろうか。
「いつまでいじけてるのよ。魔王を倒したんだから胸を張りなさいよ」とレイラが励ましてくれた。でも全く元気など出しようもない。
「誰もあんたが糞を漏らした事に気づかないわよ。ただ真っ赤なズボンを履いてると思うだけよ」
「だけど……糞を漏らすところをみんなに見られた……」
「ヴィクターもセリーナも何とも思っちゃいないわ」
「お前はどうなんだよ」と聞かずにはいられなかった。
「私? 私たちは長い付き合いじゃない。あなたが格好悪いってことは誰よりも私が知ってるわ。初めて会ったその日からね。何を今更」
元気づけるためにそういったのだろうが、その言葉は俺を深く傷つけた。服の内ポケットに忍ばせた真紅のブローチを肌で感じながら、それをレイラに渡すことを断念した。
前を歩くヴィクターが振り返ってレイラとセリーナにいった。
「俺はあの事を決して誰にも言わない。お前たちも誰にも話すな。あんな事はなかった。いいな」
俺の目にはヴィクターが神様のように見えた。この薄汚れたゴミみたいな世界で、こんな善人が存在するのか。流石、神に選ばれし勇者である。
そんな彼の口調が脅すようなものにかわった。
「もし誰かに話してみろ。その時は俺が絶対に許さない。分かったか?」
そう凄むヴィクターにレイラとセリーナは黙って頷いた。
俺の糞を漏らしたという話が国中に広がったのは、その一ヵ月後である。
俺は今、糞を漏らしている。
標高九千メートルの霊峰。その頂で、”魔王”と呼ばれる巨大な白狼を前に、俺は糞を漏らしている。肛門からあふれ出る糞は止まりそうもない。
思い返せば朝から腹の調子が悪かった。目覚めてテントから出た時、腹に違和感があった。だがまあ大丈夫だろうと軽く見た結果がこれである。魔王との戦闘が始まった時、俺はまだ何もされていないのに腹を押さえて倒れこんだ。仲間たちは、魔王の何かしらの技かと警戒したが、ただの腹痛である。”癒しの聖女”セリーナが回復魔法を使ってくれたが利くはずもない。
魔王の動きはあまりにも速く、”神託の勇者”ヴィクターのライトニングブレイドは空をきり、”炎の魔女”レイラのファントムゴーレムは一撃も加えることができない。魔王が仲間たちに襲い掛かろうとするたびに俺はよろめきながらも飛燕真空斬を繰り出して奴の動きを牽制したが、それが限界である。
そうこうしているうちにセリーナへ目掛けて大口を開けた魔王が突進し、俺は彼女の前へ跳躍して攻撃を剣で受けた。その衝撃が俺の肛門を決壊させることになった。
ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ!
モリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリモリ!
人体の中にこんなにも糞があるのかという程の糞が俺の肛門から止めどなく出てくる。先程まで互いに掛け声をあげていた仲間たちが一斉に黙り込んだ。雪山で風の音だけが鳴り響いた。
最初に声をあげたのはセリーナだった。
「ヒール!」
彼女は俺の尻に向かって回復魔法を使っている。無駄だ。意味がない。だって、怪我じゃないんだもの。
無意味なことにようやく気付いたセリーナは回復魔法をやめて黙り込んだ。再び沈黙が訪れる。
「魔王め! なんてスピードなんだ! 俺の攻撃が全く当たらない!」とヴィクターがいった。
なんていい奴なんだろう。なかった事にしようとしてくれている。俺はこれまでの人生で彼ほどの聖人に出会ったことがない。流石、神に選ばれし勇者である。
レイラもヴィクターに続く。
「こんな速さなら私のインフェルノもかわされるわ! 一体どうすればいいの!?」
更にセリーナも続く。
「さすがは数多の魔物を統べる王。ここまでの強敵とは」
なんだかんだ言ってみんないい奴らだ。糞を漏らした成人男性を前に、何事もなかったかのように振舞ってくれている。俺はみんなにただただ感謝した。
その時、魔王が口を開いた。
「クサイ」
するとヴィクターが驚愕の表情を浮かべる。
「こいつ! 人間の言葉を話せるのか!?」
話した内容を完全にスルーしようとしている。流石、神に選ばれし勇者である。人格が完成されている。
そんなヴィクターの気遣いを無下にするかのように、魔王は俺を見て再び口を開いた。
「オマエ、クサイ。ニンゲンナノニ、クソヲ……」
俺は魔王に飛び掛かり、無我夢中で剣を突き刺し続けた。
「死ね!! さっさと死ね!! 死ね!! 死ねよ!! おらあああああああ!!」
我を忘れた俺は剣技など一切使わず、純然たる暴力を振るい続けた。我に返った時には足元に魔王の死体があった。
振り返ると、皆が一斉に俺から目をそらした。
「あははははは。おいらウンコ漏らしちゃったぜよ」と冗談っぽくいったが誰一人笑わないし返事もしない。こんなにスベることがあるのかというくらいスベっている。みんな俯いたままである。俺が泣いているせいだろうか。
「とりあえず、ズボンの中のそれをなんとかしなさいよ」というレイラに促され、俺は皆が見えない位置まで移動してズボンとパンツを脱いだ。そして山盛りの糞を始末して皆の元へも戻る。
俺のズボンの後ろ部分は滲み出た糞汁のせいでまっ茶色である。
「なんでこんな時に限って白いズボンなのよ」とレイラがいう。
「いや、お洒落かなって……」
「このままでは下山できないですね……」とセリーナがいった。
するとヴィクターが何やら考え始めて妙案を閃いてくれた。
「糞のシミの上に血を塗ればいいんだよ。返り血って事にして隠すんだ」
彼の案にのった俺は魔王の死体から流れ出る血をズボンの尻部分に塗りたくった。
「血便みたいね」とレイラがいう。
「後ろだけだから駄目なんですよ。前にも塗ればいいんです」とセリーナが提案する。
その通りにしたが今度は「血尿みたいね」とレイラにいわれた。
結局、俺はズボンの全部に魔王の血を塗りたくった。まるで最初からこういうデザインのようである。これなら下山しても他の兵士たちに脱糞したことがバレずにすむと皆にいわれ、俺は下山を決意した。
下山している最中、誰も口を開かなかった。長かった闘いが終わり、ようやく平和が訪れたというのにまるでお通夜みたいな雰囲気である。俺が泣いているせいだろうか。
「いつまでいじけてるのよ。魔王を倒したんだから胸を張りなさいよ」とレイラが励ましてくれた。でも全く元気など出しようもない。
「誰もあんたが糞を漏らした事に気づかないわよ。ただ真っ赤なズボンを履いてると思うだけよ」
「だけど……糞を漏らすところをみんなに見られた……」
「ヴィクターもセリーナも何とも思っちゃいないわ」
「お前はどうなんだよ」と聞かずにはいられなかった。
「私? 私たちは長い付き合いじゃない。あなたが格好悪いってことは誰よりも私が知ってるわ。初めて会ったその日からね。何を今更」
元気づけるためにそういったのだろうが、その言葉は俺を深く傷つけた。服の内ポケットに忍ばせた真紅のブローチを肌で感じながら、それをレイラに渡すことを断念した。
前を歩くヴィクターが振り返ってレイラとセリーナにいった。
「俺はあの事を決して誰にも言わない。お前たちも誰にも話すな。あんな事はなかった。いいな」
俺の目にはヴィクターが神様のように見えた。この薄汚れたゴミみたいな世界で、こんな善人が存在するのか。流石、神に選ばれし勇者である。
そんな彼の口調が脅すようなものにかわった。
「もし誰かに話してみろ。その時は俺が絶対に許さない。分かったか?」
そう凄むヴィクターにレイラとセリーナは黙って頷いた。
俺の糞を漏らしたという話が国中に広がったのは、その一ヵ月後である。
0
お気に入りに追加
18
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
S級パーティを追放された無能扱いの魔法戦士は気ままにギルド職員としてスローライフを送る
神谷ミコト
ファンタジー
【祝!4/6HOTランキング2位獲得】
元貴族の魔法剣士カイン=ポーンは、「誰よりも強くなる。」その決意から最上階と言われる100Fを目指していた。
ついにパーティ「イグニスの槍」は全人未達の90階に迫ろうとしていたが、
理不尽なパーティ追放を機に、思いがけずギルドの職員としての生活を送ることに。
今までのS級パーティとして牽引していた経験を活かし、ギルド業務。ダンジョン攻略。新人育成。そして、学園の臨時講師までそつなくこなす。
様々な経験を糧にカインはどう成長するのか。彼にとっての最強とはなんなのか。
カインが無自覚にモテながら冒険者ギルド職員としてスローライフを送るである。
ハーレム要素多め。
※隔日更新予定です。10話前後での完結予定で構成していましたが、多くの方に見られているため10話以降も製作中です。
よければ、良いね。評価、コメントお願いします。励みになりますorz
他メディアでも掲載中。他サイトにて開始一週間でジャンル別ランキング15位。HOTランキング4位達成。応援ありがとうございます。
たくさんの誤字脱字報告ありがとうございます。すべて適応させていただきます。
物語を楽しむ邪魔をしてしまい申し訳ないですorz
今後とも応援よろしくお願い致します。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
勇者パーティを追放されそうになった俺は、泣いて縋って何とか残り『元のDQNに戻る事にした』どうせ俺が生きている間には滅びんだろう!
石のやっさん
ファンタジー
今度の主人公はマジで腐っている。基本悪党、だけど自分のルールあり!
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のリヒトは、とうとう勇者でありパーティリーダーのドルマンにクビを宣告されてしまう。幼馴染も全員ドルマンの物で、全員から下に見られているのが解った。
だが、意外にも主人公は馬鹿にされながらも残る道を選んだ。
『もう友達じゃ無いんだな』そう心に誓った彼は…勇者達を骨の髄までしゃぶり尽くす事を決意した。
此処迄するのか…そう思う『ざまぁ』を貴方に
前世のDQNに戻る事を決意した、暗黒面に落ちた外道魔法戦士…このざまぁは知らないうちに世界を壊す。
勇者パーティー追放された支援役、スキル「エンカウント操作」のチート覚醒をきっかけに戦闘力超爆速上昇中ですが、俺は天職の支援役であり続けます。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
支援役ロベル・モリスは、勇者パーティーに無能・役立たずと罵られ追放された。
お前のちっぽけな支援スキルなど必要ない、という理由で。
しかし直後、ロベルの所持スキル『エンカウント操作』がチート覚醒する。
『種類』も『数』も『瞬殺するか?』までも選んでモンスターを呼び寄せられる上に、『経験値』や『ドロップ・アイテム』などは入手可能。
スキルを使った爆速レベルアップをきっかけに、ロベルの戦闘力は急上昇していく。
そして勇者一行は、愚かにも気づいていなかった。
自分たちの実力が、ロベルの支援スキルのおかげで成り立っていたことに。
ロベル追放で化けの皮がはがれた勇者一行は、没落の道を歩んで破滅する。
一方のロベルは最強・無双・向かうところ敵なしだ。
手にした力を支援に注ぎ、3人の聖女のピンチを次々に救う。
小さい頃の幼馴染、エルフのプリンセス、実はロベルを溺愛していた元勇者パーティーメンバー。
彼女たち3聖女とハーレム・パーティーを結成したロベルは、王国を救い、人々から賞賛され、魔族四天王に圧勝。
ついには手にした聖剣で、魔王を滅ぼし世界を救うのだった。
これは目立つのが苦手なひとりの男が、最強でありながらも『支援役』にこだわり続け、結局世界を救ってしまう。そんな物語。
※2022年12月12日(月)18時、【男性向けHOTランキング1位】をいただきました!
お読みいただいた皆さま、応援いただいた皆さま、
本当に本当にありがとうございました!
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します
有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。
妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。
さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。
そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。
そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。
現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!
異世界をスキルブックと共に生きていく
大森 万丈
ファンタジー
神様に頼まれてユニークスキル「スキルブック」と「神の幸運」を持ち異世界に転移したのだが転移した先は海辺だった。見渡しても海と森しかない。「最初からサバイバルなんて難易度高すぎだろ・・今着てる服以外何も持ってないし絶対幸運働いてないよこれ、これからどうしよう・・・」これは地球で平凡に暮らしていた佐藤 健吾が死後神様の依頼により異世界に転生し神より授かったユニークスキル「スキルブック」を駆使し、仲間を増やしながら気ままに異世界で暮らしていく話です。神様に貰った幸運は相変わらず仕事をしません。のんびり書いていきます。読んで頂けると幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる