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第3章 僕の名前をテディと御主人様は名づけた
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自分の後をついてくる少年に、ノアは笑いかけた。
ノアは彼に愛着を感じていた。
愛くるしくて手放したくない。
そんな少年に名前をつけようかと考えるノア。
少年を抱きしめて考え始める。
愛くるしくて手放せない身近なもの。
ノアは前を向くと、思いついたように声に出した。
「テディベア。……テディだ! 」
テディと名付けられた少年は、こてんと首を傾げた。
「のあさま、まって、」
早歩きで歩くノアの後ろを、テディは短い脚でなんとか付いていく。
先に角を曲がったノアに続いてテディも角を曲がった。
「……あれ? のあさま、どこ」
姿の見えないノアに、テディは泣きべそをかいた。
次の瞬間、口を塞がれ暗がりの部屋に引きずり込まれる。
「……テディ、寂しくて泣いちゃったの? 」
犯人はノアだった。
甘やかすような声でノアはテディを抱きしめる。
テディは頬を染めて涙の残る顔でノアを見遣ると、こくこくと頷いた。
「……かわいいなぁ、テディは」
ふわふわと頭を撫でる手に、テディは安心して瞼を閉じた。
ノアは彼に愛着を感じていた。
愛くるしくて手放したくない。
そんな少年に名前をつけようかと考えるノア。
少年を抱きしめて考え始める。
愛くるしくて手放せない身近なもの。
ノアは前を向くと、思いついたように声に出した。
「テディベア。……テディだ! 」
テディと名付けられた少年は、こてんと首を傾げた。
「のあさま、まって、」
早歩きで歩くノアの後ろを、テディは短い脚でなんとか付いていく。
先に角を曲がったノアに続いてテディも角を曲がった。
「……あれ? のあさま、どこ」
姿の見えないノアに、テディは泣きべそをかいた。
次の瞬間、口を塞がれ暗がりの部屋に引きずり込まれる。
「……テディ、寂しくて泣いちゃったの? 」
犯人はノアだった。
甘やかすような声でノアはテディを抱きしめる。
テディは頬を染めて涙の残る顔でノアを見遣ると、こくこくと頷いた。
「……かわいいなぁ、テディは」
ふわふわと頭を撫でる手に、テディは安心して瞼を閉じた。
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