僕は性奴隷だけど、御主人様が好き

第2章 僕の御主人様は美形さん

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ノアはテオを横抱きに抱えると、一室に入り鍵を閉めた。
ベッドに降ろされるテオ。
ノアはテオの服に手をかけた。

「やだ、なにするの、」

テオの言葉にノアはニヤリと笑うと、無理矢理にも服を剥ぎ取った。
泣き叫ぶテオを無視して首輪をはめる。

「似合ってるよ。かわいい」

泣き喚くテオの頭をよしよしと撫でたノア。
しかし、泣き止まないテオに苛立ち手を振り上げた。
パチン、と大きく音を立てる。
咄嗟のことに驚いたテオは赤く晴れた頬を抑えて、目を見開いた。

「うるさいっ!!　いつまで泣いているんだ、この駄犬が!!　ペットは、ペットらしく大人しくしていろ!!　」

突然興奮してしまったノア。
激しく周りに当たり散らして、ものが壊れる。
テオはただひたすら涙をこらえて、頭を手で抑えた。







ノアがテオを飼い始めて1週間。
テオは食事が進まず、みるみるうちに痩せていった。

「……お父様、僕のペットが、ご飯を食べてくれません」

泣く泣くイーサンに訴えるノア。
イーサンはすぐに医師を呼び、テオを診せた。
医師が処方したのは、抗うつ剤。
副作用に食思増強作用のある種類を選んだ。

それからというもの、ノアはテオの面倒をよくみた。
食事を自身の手から与えては、薬を口まで運んでやる。
その会があって、テオは少しずつ調子を取り戻していった。