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登ってみればむしろ爽やかだった
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「氷上さん、森上の膝掛けはどうでしょう、悪いけどこれを借りて体を拭きませんか?」
「それよりも田淵さんの机にミニタオルがあった、まずは姫の手の止血をしよう」
「ティッシュを握ってるから十分ですけどね」
「ティッシュは傷にくっ付くから後で痛いぞ、まだ乾いてないうちにタオルに変えとけ」
ほらッと飛んで来たミニタオルを受け取ってから握っていたティッシュを剥がしてみると、成る程、確かにキズにくっ付いていて切れ端が残ってる。しかし消毒をすれば取れるだろうとそのままミニタオルに変えて傷を握り込んだ。
何をしてるって、氷上と2人でデザイン部を家探しをしていた。
ブルドッグパーカーの残りはあったが、着替えるにはあまりにびしょ濡れで、何か体を拭けるものは無いかと人の引き出し出しを勝手に探っている。
物に拘りが強い傾向にある森上の事だから彼女の膝掛けをタオルがわりに使ったと言えば怒るかもしれないが今は本当の非常事態なのだ。
軽いフリース素材だからほぼ吸い取ってはくれないが、肩に落ちる水滴を減らせればそれで良かった。
まずは氷上の髪をぐしゃぐしゃとかき混ぜると、捲り上がった髪の下に氷上の目が見えて、「この目」と自らの意思でキスをしたのかと思うと何だか恥ずかしくなった。
「姫?」
「いや、何でもないです、それにしてもやっぱりフリース素材では駄目ですね、他に何か無いかな」
「パーカーはあと3着あるから一枚を犠牲にしよう」
「いいんですか?ってかそのパーカーはどうしたんです、モデルの伝《ツテ》で貰ったとか?」
「いや買ったんだけどそこはいい、とにかく着替えないと冷えて来た」
色違いとは言え同じ物を何着も買うなんて不思議だったが氷上の言う通り今はどうでもいい。
下着から靴下まで余す所無くずぶ濡れなのだからこのままでは体温を奪われるばかりだ。何故なのかを聞くより着替える方が先だった。
氷上の言う通り1着を犠牲にして(犠牲者はピンクを選んだ)白と青の選択肢に迷った末に白を選んだ。
2人仲良くブルドックだ。
そして天気は面白い程に正直だった。
ほんの数十分前まではこの世の終わりと疑うくらいの雨風だったのに、台風が過ぎ去ると空が明るくなっていた。
もう窓を叩く雨音も鳴りを潜めて静かになっている。試しに外まで出てみると、あんなにも暴虐を尽くしたくせに、やり残しを悔いるような風がビュッと吹くが、空には厚い雲を割った光の筋が見える。酷く攻撃的だった雨ももうほぼ止んでいた。
「帰れそうですね」
「上は着替えたけどズボンもパンツも濡れたままだからな、帰った方がいいのは間違いないけどまだ電車は動いて無いと思う」
「届け物は?どうするんですか」
「うん、荷札屋も止まってるから明日でいいってLINEが来てた、姫は何とかタクシーでも捕まえて帰れよ」
「タクシーは………もし一台でも捕まれば恩の字じゃ無いですかね、氷上さんは?どうするつもりなんですか?」
「俺は何とかなる」
「それは……」
手近な「誰か」の所へ行く。
そういう事だろう。
「家は?どこに住んでるんですか?」
「ここから歩いて1時間くらいかな」
「帰るんですか?」
「当たり前だ」
「これを見ろよ」とパンツから垂れ落ち、足元に溜まった水溜まりをパチャンと蹴った。
「帰るんですね」
「だから帰るって、姫は頑張ってタクシーを捕まえろ」
「じゃあな」と背中を向けた氷上は、思い出したように吹く強い風にヨロヨロと足を取られながら行ってしまう。
そのうちに吹き飛ばされてコロコロと転がって行くような気がして、ハラハラしていると知らぬ間に後ろを歩いていた。
気配に気づいたのだろう、ヌルッと足を止め、ヌルッと振り返り、ヌルッと口を捻じ曲げた氷上は呆れたような声を出した。
「何をしている」
「え?いや、帰るんですね」
その問いかけは自分自身への挑戦でもあった。
挑むように氷上の目を見つめると、いつだったか見た事がある探るような視線が返って来た。
「帰っちゃ悪いか」
「悪く無いですけど………」
続きが言えなかったのは続きなんか無いからだ。台風の雨で洗い流したかのように頭の中が真っ白で何も無い。
氷上は少し考えるような素振りを見せたが、バサッと髪を上げ、細い三日月を思い起こすあの目が真っ直ぐに見て来る。
「姫の家に行く?」
「………そう…ですね」
いいのかと自問してる。
「来ますか?」と答えた時はおどろおどろしいお化け屋敷に足を踏み入れる感覚だった。
行きたく無いのに、暗く沈む闇の中に何があるか見たいと思っている。
「何も……無いですけどね」
「行ってもいいならな、食い物と飲み物と甘い物はあるか?あと、パンツ」
「俺ので良ければパンツはあります、食べ物はタクシーを拾えたら開いているコンビニを探して貰いましょう」
「お酒も買おう」
「いいですね」
じゃあまずはタクシーを見つけようと配車アプリを立ち上げてみると苦労は覚悟だったのに意外にもすぐに見つかった。
しかし問題はタクシーでは無く道路その物だった。
倒木で通れなかったり、高架下の凹んだ道路が冠水していたりで散々遠回りをした後、北見のアパートまで後駅二つぐらいの場所で川が溢れて浸水しているから迂回出来ないとタクシーを下ろされた。
Uターンして去っていくタクシーの後ろ姿を眺めながら豪勢に買いまくった缶とか瓶の入ったコンビニの袋を見てちょっと後悔した。
「持って歩くには重いですね」
「薄い酒ばっかり買うからだ」
「風呂上がりにはビールでしょう、氷上さんは強いから原液でもいいんでしょうけどね」
コンビニ入ってすぐ、冷えたビールを取りに行こうとすると、氷上は迷わず常温の棚から1リットル入りの焼酎とウイスキーの角瓶を取って籠に入れた。
それから、ついでだと言ってワンカップに伸ばした手は止めたのだ。
2人しかいない家飲みでそんなに深酒をするつもりは無いし、焼酎とウイスキーと安物の日本酒のちゃんぽんなんて普通なら怖くてしないだろう。
そこにビールの6缶パックを入れてお弁当とお摘みの各種だ、水の浮いた足場の悪い歩道を歩くには不自由で重い。
「俺の部屋まで4キロくらいかな」
「それくらい歩けるだろう」
あんたは荷物を持ってないからな。
「何か言ったか?」
「いえ、氷上さんって2人きりになるとよく喋りますね」
ただ単に「無口」で片付けるにはあまりに言葉足らずの氷上なのだが「ん?」と振り向いて意地の悪い笑みを浮かべた。
「他に誰かがいれば俺が返事しなくてもそいつが返事するだろう」
「氷上さんへの問いかけは氷上さんが応えるべきじゃ無いかと思います」
「なあ……あのさ、前から走ってくるトラック……お下げがあるんだけど、ウルトラの母みたいだと思わないか?」
「はい?」
何の話にすり替わったのかと思った。
しかし、わかりにくい右脳っぽい表現力は視覚で補うと成る程としか言いようが無かった。
前方に見えるトラックは道路の端に溜まった雨水を豪勢に跳ね上げながら足を緩める様子もなく走ってくる。
「え?え?これヤバいんじゃないですか?氷上さん?!」
逃げ場所が無いから避けても無駄だろうが、人の高さを超える大波なのに両手を広げて待ち構えるポーズを取る氷上はやっぱりおかしい。
咄嗟に背中を向けて庇ったのは濡れるだけでは済まないと思ったからだ。
「うわあ!!」
ガスンと頭と背中に食らった衝撃は最早水では無くて固く太いゴムで殴られたようだった。
「痛ってえ……」
息がつまり背骨が砕けたかと思ったのに、氷上は「何をしているんだ」と不満顔をしている。
大丈夫か?の一言も無い所は氷上らしいからいいけど、ブルドッグ付きの白いパーカーはグレーに染まってしまい頭から足の先までずぶ濡れになった。
「せっかく着替えたのに……」
「どうせ下半身は濡れたまんまなんだから今更だろ、それに今なら濡れても汚れてもいいんだぞ?勿体無いだろ」
「勿体無い?大体何で手を広げて待ってるんですか、せめて除ける体勢を取ってくれれば…」
「2人とも濡れてた、そんでいいだろ」
「あんなもんに当たれば………砕けて無くなるかと思ったんですよ」
「え?瓶が?」
「……………もういいですから早く帰りましょう」
台風独特の生暖かい風に乗って名残のような雨がまたパラパラと降りはじめていた。
氷上の言う通りもう今更だから雨に降られてもどうって事は無いがお酒以外の食べ物が全滅しては食べる物が何も無いのだ。
パシャンと水を蹴って「結構面白い」と深目の水溜りに入っていく氷上のフードを掴んで先を急いだ。
「それよりも田淵さんの机にミニタオルがあった、まずは姫の手の止血をしよう」
「ティッシュを握ってるから十分ですけどね」
「ティッシュは傷にくっ付くから後で痛いぞ、まだ乾いてないうちにタオルに変えとけ」
ほらッと飛んで来たミニタオルを受け取ってから握っていたティッシュを剥がしてみると、成る程、確かにキズにくっ付いていて切れ端が残ってる。しかし消毒をすれば取れるだろうとそのままミニタオルに変えて傷を握り込んだ。
何をしてるって、氷上と2人でデザイン部を家探しをしていた。
ブルドッグパーカーの残りはあったが、着替えるにはあまりにびしょ濡れで、何か体を拭けるものは無いかと人の引き出し出しを勝手に探っている。
物に拘りが強い傾向にある森上の事だから彼女の膝掛けをタオルがわりに使ったと言えば怒るかもしれないが今は本当の非常事態なのだ。
軽いフリース素材だからほぼ吸い取ってはくれないが、肩に落ちる水滴を減らせればそれで良かった。
まずは氷上の髪をぐしゃぐしゃとかき混ぜると、捲り上がった髪の下に氷上の目が見えて、「この目」と自らの意思でキスをしたのかと思うと何だか恥ずかしくなった。
「姫?」
「いや、何でもないです、それにしてもやっぱりフリース素材では駄目ですね、他に何か無いかな」
「パーカーはあと3着あるから一枚を犠牲にしよう」
「いいんですか?ってかそのパーカーはどうしたんです、モデルの伝《ツテ》で貰ったとか?」
「いや買ったんだけどそこはいい、とにかく着替えないと冷えて来た」
色違いとは言え同じ物を何着も買うなんて不思議だったが氷上の言う通り今はどうでもいい。
下着から靴下まで余す所無くずぶ濡れなのだからこのままでは体温を奪われるばかりだ。何故なのかを聞くより着替える方が先だった。
氷上の言う通り1着を犠牲にして(犠牲者はピンクを選んだ)白と青の選択肢に迷った末に白を選んだ。
2人仲良くブルドックだ。
そして天気は面白い程に正直だった。
ほんの数十分前まではこの世の終わりと疑うくらいの雨風だったのに、台風が過ぎ去ると空が明るくなっていた。
もう窓を叩く雨音も鳴りを潜めて静かになっている。試しに外まで出てみると、あんなにも暴虐を尽くしたくせに、やり残しを悔いるような風がビュッと吹くが、空には厚い雲を割った光の筋が見える。酷く攻撃的だった雨ももうほぼ止んでいた。
「帰れそうですね」
「上は着替えたけどズボンもパンツも濡れたままだからな、帰った方がいいのは間違いないけどまだ電車は動いて無いと思う」
「届け物は?どうするんですか」
「うん、荷札屋も止まってるから明日でいいってLINEが来てた、姫は何とかタクシーでも捕まえて帰れよ」
「タクシーは………もし一台でも捕まれば恩の字じゃ無いですかね、氷上さんは?どうするつもりなんですか?」
「俺は何とかなる」
「それは……」
手近な「誰か」の所へ行く。
そういう事だろう。
「家は?どこに住んでるんですか?」
「ここから歩いて1時間くらいかな」
「帰るんですか?」
「当たり前だ」
「これを見ろよ」とパンツから垂れ落ち、足元に溜まった水溜まりをパチャンと蹴った。
「帰るんですね」
「だから帰るって、姫は頑張ってタクシーを捕まえろ」
「じゃあな」と背中を向けた氷上は、思い出したように吹く強い風にヨロヨロと足を取られながら行ってしまう。
そのうちに吹き飛ばされてコロコロと転がって行くような気がして、ハラハラしていると知らぬ間に後ろを歩いていた。
気配に気づいたのだろう、ヌルッと足を止め、ヌルッと振り返り、ヌルッと口を捻じ曲げた氷上は呆れたような声を出した。
「何をしている」
「え?いや、帰るんですね」
その問いかけは自分自身への挑戦でもあった。
挑むように氷上の目を見つめると、いつだったか見た事がある探るような視線が返って来た。
「帰っちゃ悪いか」
「悪く無いですけど………」
続きが言えなかったのは続きなんか無いからだ。台風の雨で洗い流したかのように頭の中が真っ白で何も無い。
氷上は少し考えるような素振りを見せたが、バサッと髪を上げ、細い三日月を思い起こすあの目が真っ直ぐに見て来る。
「姫の家に行く?」
「………そう…ですね」
いいのかと自問してる。
「来ますか?」と答えた時はおどろおどろしいお化け屋敷に足を踏み入れる感覚だった。
行きたく無いのに、暗く沈む闇の中に何があるか見たいと思っている。
「何も……無いですけどね」
「行ってもいいならな、食い物と飲み物と甘い物はあるか?あと、パンツ」
「俺ので良ければパンツはあります、食べ物はタクシーを拾えたら開いているコンビニを探して貰いましょう」
「お酒も買おう」
「いいですね」
じゃあまずはタクシーを見つけようと配車アプリを立ち上げてみると苦労は覚悟だったのに意外にもすぐに見つかった。
しかし問題はタクシーでは無く道路その物だった。
倒木で通れなかったり、高架下の凹んだ道路が冠水していたりで散々遠回りをした後、北見のアパートまで後駅二つぐらいの場所で川が溢れて浸水しているから迂回出来ないとタクシーを下ろされた。
Uターンして去っていくタクシーの後ろ姿を眺めながら豪勢に買いまくった缶とか瓶の入ったコンビニの袋を見てちょっと後悔した。
「持って歩くには重いですね」
「薄い酒ばっかり買うからだ」
「風呂上がりにはビールでしょう、氷上さんは強いから原液でもいいんでしょうけどね」
コンビニ入ってすぐ、冷えたビールを取りに行こうとすると、氷上は迷わず常温の棚から1リットル入りの焼酎とウイスキーの角瓶を取って籠に入れた。
それから、ついでだと言ってワンカップに伸ばした手は止めたのだ。
2人しかいない家飲みでそんなに深酒をするつもりは無いし、焼酎とウイスキーと安物の日本酒のちゃんぽんなんて普通なら怖くてしないだろう。
そこにビールの6缶パックを入れてお弁当とお摘みの各種だ、水の浮いた足場の悪い歩道を歩くには不自由で重い。
「俺の部屋まで4キロくらいかな」
「それくらい歩けるだろう」
あんたは荷物を持ってないからな。
「何か言ったか?」
「いえ、氷上さんって2人きりになるとよく喋りますね」
ただ単に「無口」で片付けるにはあまりに言葉足らずの氷上なのだが「ん?」と振り向いて意地の悪い笑みを浮かべた。
「他に誰かがいれば俺が返事しなくてもそいつが返事するだろう」
「氷上さんへの問いかけは氷上さんが応えるべきじゃ無いかと思います」
「なあ……あのさ、前から走ってくるトラック……お下げがあるんだけど、ウルトラの母みたいだと思わないか?」
「はい?」
何の話にすり替わったのかと思った。
しかし、わかりにくい右脳っぽい表現力は視覚で補うと成る程としか言いようが無かった。
前方に見えるトラックは道路の端に溜まった雨水を豪勢に跳ね上げながら足を緩める様子もなく走ってくる。
「え?え?これヤバいんじゃないですか?氷上さん?!」
逃げ場所が無いから避けても無駄だろうが、人の高さを超える大波なのに両手を広げて待ち構えるポーズを取る氷上はやっぱりおかしい。
咄嗟に背中を向けて庇ったのは濡れるだけでは済まないと思ったからだ。
「うわあ!!」
ガスンと頭と背中に食らった衝撃は最早水では無くて固く太いゴムで殴られたようだった。
「痛ってえ……」
息がつまり背骨が砕けたかと思ったのに、氷上は「何をしているんだ」と不満顔をしている。
大丈夫か?の一言も無い所は氷上らしいからいいけど、ブルドッグ付きの白いパーカーはグレーに染まってしまい頭から足の先までずぶ濡れになった。
「せっかく着替えたのに……」
「どうせ下半身は濡れたまんまなんだから今更だろ、それに今なら濡れても汚れてもいいんだぞ?勿体無いだろ」
「勿体無い?大体何で手を広げて待ってるんですか、せめて除ける体勢を取ってくれれば…」
「2人とも濡れてた、そんでいいだろ」
「あんなもんに当たれば………砕けて無くなるかと思ったんですよ」
「え?瓶が?」
「……………もういいですから早く帰りましょう」
台風独特の生暖かい風に乗って名残のような雨がまたパラパラと降りはじめていた。
氷上の言う通りもう今更だから雨に降られてもどうって事は無いがお酒以外の食べ物が全滅しては食べる物が何も無いのだ。
パシャンと水を蹴って「結構面白い」と深目の水溜りに入っていく氷上のフードを掴んで先を急いだ。
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