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ウスバカゲロウの正体
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「すいません、粗末な媒体で」
ノートを差し出したが氷上は見ているだけで手を出そうとはしてくれない。仕方がないから未だにベッドから起き上がろうとしない氷上の枕元にそっと差し出した。
「なあ姫ちゃんはTikTokのロゴを知ってるか?」
「え?TikTokって中国の動画サイトですよね、そりゃ見た事は有りますけど…」
ぼんやりとしたイメージはわかるが思い返してもピンと来ない。どんなだったかと携帯で検索していると、TikTokのロゴを見つける前に氷上の手は動き出していた。右手はマウスの代わりに指、左手はキーボード、謎のショートカットを駆使している為何をしているのかはわからないが、TikTokのロゴを検索する暇はなかった。
「うわあ…」
圧巻だった。
インターネットで検索した画像の中から森上が作ったライダーと良く似たイラストを選び、どうやったのか画像がIllustratorのデータに早変わりしている。色はスピードスターの社長が希望していたオレンジだ。そこに掠れたような印象になるグランジを入れて、黒と赤と青をズラせて重ねると、ひと昔の3D画像のようになった。
まだ完成はして無いが、成る程、レトロでポップで……しかもスタイリッシュでもある。
どこか泥臭かった森上のデザインが今時且つ、印象に残るプロらしいロゴに早変わりしている。
そして、TikTokのロゴがどんなものだったかも思い出した。
「氷上さんって………凄いんですね」
「凄くないよ、今作ったこのロゴは使えないけど俺の言いたい事はわかった?」
「はい、これを頂いてもいいですか?すぐに森上さんに送って清書してもらいます」
「違うだろ、これはレトロとポップとスタイリッシュを同居して見せただけの解釈の一つだ、スピードスターが何を欲しがっているか探せと俺は言ったんだ」
「はあ…」
しかし、氷上の作った簡易ロゴで正解だと思えた。これを口頭で森上に伝えるのは至難の技に思えたので、画像を保存しないままシャットダウンをしようとする氷上からパソコンを取り返し、電源を切らないまま蓋を閉じて背中に隠した。
「コーヒーでも飲みますか?」
「……………いらない…」
「じゃあシャワーでも浴びてください、歯ブラシとタオルは新品があります」
「………」
無視。
デザインの話が終われば元通りかよ。
ゴソゴソとコピー用紙を横に避け、ゴロンと寝返りを打って壁の方を向いてしまった氷上の背中に話しかけた。
「色々ありがとうございます、勉強になりました、時間も時間なんで俺はシャワーを浴びから出社の用意をします、氷上さんも仕事があるでしょう、もう時間がありませんよ」
興奮しているのか、気が急いて一刻も早く会社に行きたい気分になっていたのは間違い無いが、時間が無いのも本当だった。
実は色々と動転していた昨夜、ジャケットのポケットから携帯を出すのを忘れて目覚ましを聞き逃していた。
ほらほらと、コピー束を片付けて氷上を急かすと、ゴロンと向き直り、前髪の隙間から覗いている目を嫌そうに細めた。
「………怠い…」
「意識を失う程飲むからでしょう」
「お酒は飲んで無い、何か知らないけど錠剤を……」「あーあー、えー、いや、ハッハッハ、ほらもう起きてください、遅刻しますよ」
聞きたく無い。
聞いたらまともに付き合えない。
「遅刻しても別にいいけど……ああ~ケツが痛…」
「わあ!あーあー、牛乳!牛乳なら飲みますか?」
「姫ちゃん煩い」と言われても、デザイナーとしての氷上を尊敬してしまった今でも、モラルが崩壊している人物の私生活なんて聞いてもいい事なんか無いと思う。
「朝は何もいらない」と氷上はゴネているが、飲んで頂かなくて結構なのだ、2人いるのに1人分なんて居心地が悪いだけだ。
カップとコップに牛乳を入れて、仰向けたカラーボックスの上にガラスを置いて作った簡易テーブルに乗せて放置だ。
急いでシャワーを浴びてスーツに着替えた頃にやっとの事で氷上がベッドを降りた。
それは良かったが、また変な事を言い出すのではないかと身構えた。
のっそりと立ち上がった氷上は、丸めた背中が伸びるかと思ったらそのまんま。目が覚めたら密林だったとでも言いたげに挙動不審だ。部屋を見回しテーブルに置いた牛乳に目を止めた。
「あの?何してるんですか?」
「何って…飲もうかどうか迷ってる」
「はあ…」
本当に変な人だ。
牛乳を嗅がないで欲しい。腐ってない。
顔を洗う気配も歯を磨く気配もないけど、もう部屋を出てさえくれればそれでいい。
嫌なら飲まなくていいのにチビチビと牛乳を舐める氷上をジリジリと待ち、やっとの事で靴を履いてくれたから、無理矢理気味に玄関から押し出して鍵を掛けた。
これで、インポッシブルだったミッションが漸く終わった……筈だった。
「ここからバスに乗って電車ですが大丈夫ですよね?」
「そう言えば昨日さ、俺はここまでどうやって来た?ホテルの前で話をした後の記憶が無いんだけど…俺は歩いた?」
「いや、昨日は……その氷上さんが酔い潰れて寝てたからタクシーですけど?」
「じゃあお金を返す」はいいけど、今はタクシー代より急いで欲しかった。それなのに足を止めてゴソゴソと財布を探った氷上が草臥れた皮の財布からお札を一枚摘み上げたと思ったら……
ひゅっと風に攫われてお金を飛ばしてしまった。
「あ………ちょっと!」
飛んだのは万札だ。
それなのに慌てもせず、オデコに手を当てて紙飛行機の行方を追うように眺めている。
「……………飛んだなあ……」
「は?!何をしてるんですか!!」
「何って……」
「もうっ!!!待っててください!!ここで!ってか!会社に行ってください!」
拾いに行く気ゼロの氷上を置いて車の走る車道をヒラヒラと舞っている憐れな万札を慌てて追った。
「何なんだあの人!」
アパート前の道路は信号が近く無いから車列が止める事は無いのだ。
確実に車を停めなければ事故になる。
車が起こす風に乗ったお札は舞い上がったり巻き込まれたり、落ちそうで落ちない。
「止まって!止まれ!!」
道路に身を乗り出し、手を振って派手なアピールを繰り返すと、見てはくれるけどどの車も止まってはくれない。そうこうしているうちに無邪気な万札は反対車線を踊っている。
道路の向こう側には広めの側溝がドクドクと汚れた水を運んでいる。
側溝に落ちればお金の回収は難しくなってしまうだろう。
一万円札だからとか、貧乏だからとかそんな話じゃ無いのだ、飛んでるお金が千円でも同じ事をすると思う。
こうなったらとタイミングを測って道路に飛び出してみた、急ブレーキを踏んだ軽ワゴン車には申し訳ないが、頭を下げて道路に出てから同じ方法で反対車線も止めて、やっとの事でお札を回収した。
命を掛けたと言ってもいいのに、笑いながら眺めるだけだった氷上の元に帰ると「面白かった」の一言だ。
この日を境に氷上と仲良くなるって事は絶対に無いから今日この時を我慢すればいい。
紙を持つ握力すら足りないらしい氷上の手にギュッとお札を握らせた。
「早く財布にしまってください」
「いや、これは姫ちゃんのだろう」
「姫ちゃんはやめてください北見です、それにタクシー代は結構です」
「そうか……せっかく自由になったのにな……また窮屈な財布の中か」
「はい?」
意味不明の同情だった。
どうやら氷上の中では空にも風にも言葉にも色や形があるらしい。
アーティストと呼ばれる人種なのだろうが頭の構造そのものが違う、左脳は機能せず右脳だけで生きているようだ。
何にせよ「悪かったな」と謝るのはお札にでは無いだろう。
もう何回目かわからないが、やっぱり氷上は変な人だと思った。
いや、思っていたよりもずっとずっと変だ。
しかし、もうすぐ終わる。
デザイン部の定位置に置き戻せば自然と無視してくれるだろう。
満員のバスに揺られ、満員の電車に揺られて少し歩けば終わりだ。
こんな時は度の過ぎる無口が助かった。
バブルの頃に建ったらしい黒く汚れた打ちっぱなしコンクリートの外壁が特徴的な未来企画の社屋が見えた時にはホッとしたと同時に気が抜けた。
ノートを差し出したが氷上は見ているだけで手を出そうとはしてくれない。仕方がないから未だにベッドから起き上がろうとしない氷上の枕元にそっと差し出した。
「なあ姫ちゃんはTikTokのロゴを知ってるか?」
「え?TikTokって中国の動画サイトですよね、そりゃ見た事は有りますけど…」
ぼんやりとしたイメージはわかるが思い返してもピンと来ない。どんなだったかと携帯で検索していると、TikTokのロゴを見つける前に氷上の手は動き出していた。右手はマウスの代わりに指、左手はキーボード、謎のショートカットを駆使している為何をしているのかはわからないが、TikTokのロゴを検索する暇はなかった。
「うわあ…」
圧巻だった。
インターネットで検索した画像の中から森上が作ったライダーと良く似たイラストを選び、どうやったのか画像がIllustratorのデータに早変わりしている。色はスピードスターの社長が希望していたオレンジだ。そこに掠れたような印象になるグランジを入れて、黒と赤と青をズラせて重ねると、ひと昔の3D画像のようになった。
まだ完成はして無いが、成る程、レトロでポップで……しかもスタイリッシュでもある。
どこか泥臭かった森上のデザインが今時且つ、印象に残るプロらしいロゴに早変わりしている。
そして、TikTokのロゴがどんなものだったかも思い出した。
「氷上さんって………凄いんですね」
「凄くないよ、今作ったこのロゴは使えないけど俺の言いたい事はわかった?」
「はい、これを頂いてもいいですか?すぐに森上さんに送って清書してもらいます」
「違うだろ、これはレトロとポップとスタイリッシュを同居して見せただけの解釈の一つだ、スピードスターが何を欲しがっているか探せと俺は言ったんだ」
「はあ…」
しかし、氷上の作った簡易ロゴで正解だと思えた。これを口頭で森上に伝えるのは至難の技に思えたので、画像を保存しないままシャットダウンをしようとする氷上からパソコンを取り返し、電源を切らないまま蓋を閉じて背中に隠した。
「コーヒーでも飲みますか?」
「……………いらない…」
「じゃあシャワーでも浴びてください、歯ブラシとタオルは新品があります」
「………」
無視。
デザインの話が終われば元通りかよ。
ゴソゴソとコピー用紙を横に避け、ゴロンと寝返りを打って壁の方を向いてしまった氷上の背中に話しかけた。
「色々ありがとうございます、勉強になりました、時間も時間なんで俺はシャワーを浴びから出社の用意をします、氷上さんも仕事があるでしょう、もう時間がありませんよ」
興奮しているのか、気が急いて一刻も早く会社に行きたい気分になっていたのは間違い無いが、時間が無いのも本当だった。
実は色々と動転していた昨夜、ジャケットのポケットから携帯を出すのを忘れて目覚ましを聞き逃していた。
ほらほらと、コピー束を片付けて氷上を急かすと、ゴロンと向き直り、前髪の隙間から覗いている目を嫌そうに細めた。
「………怠い…」
「意識を失う程飲むからでしょう」
「お酒は飲んで無い、何か知らないけど錠剤を……」「あーあー、えー、いや、ハッハッハ、ほらもう起きてください、遅刻しますよ」
聞きたく無い。
聞いたらまともに付き合えない。
「遅刻しても別にいいけど……ああ~ケツが痛…」
「わあ!あーあー、牛乳!牛乳なら飲みますか?」
「姫ちゃん煩い」と言われても、デザイナーとしての氷上を尊敬してしまった今でも、モラルが崩壊している人物の私生活なんて聞いてもいい事なんか無いと思う。
「朝は何もいらない」と氷上はゴネているが、飲んで頂かなくて結構なのだ、2人いるのに1人分なんて居心地が悪いだけだ。
カップとコップに牛乳を入れて、仰向けたカラーボックスの上にガラスを置いて作った簡易テーブルに乗せて放置だ。
急いでシャワーを浴びてスーツに着替えた頃にやっとの事で氷上がベッドを降りた。
それは良かったが、また変な事を言い出すのではないかと身構えた。
のっそりと立ち上がった氷上は、丸めた背中が伸びるかと思ったらそのまんま。目が覚めたら密林だったとでも言いたげに挙動不審だ。部屋を見回しテーブルに置いた牛乳に目を止めた。
「あの?何してるんですか?」
「何って…飲もうかどうか迷ってる」
「はあ…」
本当に変な人だ。
牛乳を嗅がないで欲しい。腐ってない。
顔を洗う気配も歯を磨く気配もないけど、もう部屋を出てさえくれればそれでいい。
嫌なら飲まなくていいのにチビチビと牛乳を舐める氷上をジリジリと待ち、やっとの事で靴を履いてくれたから、無理矢理気味に玄関から押し出して鍵を掛けた。
これで、インポッシブルだったミッションが漸く終わった……筈だった。
「ここからバスに乗って電車ですが大丈夫ですよね?」
「そう言えば昨日さ、俺はここまでどうやって来た?ホテルの前で話をした後の記憶が無いんだけど…俺は歩いた?」
「いや、昨日は……その氷上さんが酔い潰れて寝てたからタクシーですけど?」
「じゃあお金を返す」はいいけど、今はタクシー代より急いで欲しかった。それなのに足を止めてゴソゴソと財布を探った氷上が草臥れた皮の財布からお札を一枚摘み上げたと思ったら……
ひゅっと風に攫われてお金を飛ばしてしまった。
「あ………ちょっと!」
飛んだのは万札だ。
それなのに慌てもせず、オデコに手を当てて紙飛行機の行方を追うように眺めている。
「……………飛んだなあ……」
「は?!何をしてるんですか!!」
「何って……」
「もうっ!!!待っててください!!ここで!ってか!会社に行ってください!」
拾いに行く気ゼロの氷上を置いて車の走る車道をヒラヒラと舞っている憐れな万札を慌てて追った。
「何なんだあの人!」
アパート前の道路は信号が近く無いから車列が止める事は無いのだ。
確実に車を停めなければ事故になる。
車が起こす風に乗ったお札は舞い上がったり巻き込まれたり、落ちそうで落ちない。
「止まって!止まれ!!」
道路に身を乗り出し、手を振って派手なアピールを繰り返すと、見てはくれるけどどの車も止まってはくれない。そうこうしているうちに無邪気な万札は反対車線を踊っている。
道路の向こう側には広めの側溝がドクドクと汚れた水を運んでいる。
側溝に落ちればお金の回収は難しくなってしまうだろう。
一万円札だからとか、貧乏だからとかそんな話じゃ無いのだ、飛んでるお金が千円でも同じ事をすると思う。
こうなったらとタイミングを測って道路に飛び出してみた、急ブレーキを踏んだ軽ワゴン車には申し訳ないが、頭を下げて道路に出てから同じ方法で反対車線も止めて、やっとの事でお札を回収した。
命を掛けたと言ってもいいのに、笑いながら眺めるだけだった氷上の元に帰ると「面白かった」の一言だ。
この日を境に氷上と仲良くなるって事は絶対に無いから今日この時を我慢すればいい。
紙を持つ握力すら足りないらしい氷上の手にギュッとお札を握らせた。
「早く財布にしまってください」
「いや、これは姫ちゃんのだろう」
「姫ちゃんはやめてください北見です、それにタクシー代は結構です」
「そうか……せっかく自由になったのにな……また窮屈な財布の中か」
「はい?」
意味不明の同情だった。
どうやら氷上の中では空にも風にも言葉にも色や形があるらしい。
アーティストと呼ばれる人種なのだろうが頭の構造そのものが違う、左脳は機能せず右脳だけで生きているようだ。
何にせよ「悪かったな」と謝るのはお札にでは無いだろう。
もう何回目かわからないが、やっぱり氷上は変な人だと思った。
いや、思っていたよりもずっとずっと変だ。
しかし、もうすぐ終わる。
デザイン部の定位置に置き戻せば自然と無視してくれるだろう。
満員のバスに揺られ、満員の電車に揺られて少し歩けば終わりだ。
こんな時は度の過ぎる無口が助かった。
バブルの頃に建ったらしい黒く汚れた打ちっぱなしコンクリートの外壁が特徴的な未来企画の社屋が見えた時にはホッとしたと同時に気が抜けた。
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