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いないのに煩い
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雨が降ってきた。
ポツンポツンと真新しいマウンテンパーカーを叩いては防水の生地に弾かれた水滴がコロコロと、流れていく。
背中でプラプラしていたフードを被ると雨の音が強くなったような気がした。
これは健二のお古だ。
袖が余っていると笑われた。
え?
大きく無いよ?
多少胴回りがブカブカするけど寒いから丁度いい。指先まで覆う袖の長さも丁度いいのだ。
ギュッと首まで覆う襟を押さえると健二の匂いがする。
スウっと大きく息を吸い込むと刺すように冷たい空気がザックリと胸を抉った。
「痛た……」
行く場所はどこにも無い。行きたい場所も無い。
これで良かったのかと、暖かかったあの場所を思い出しては後悔が募って来る。
しかし出て来るしかなかった。
知られてしまったのだ。
いや……椎名が知っていたって事はもしかしたら健二も最初から知っていたのかもしれない。
何も知らないで笑っていたなんて本当に馬鹿だ。
もう消えてしまいたかった。
健二という人を見ていると何故か無性に寂しくなるのは初めて会った頃からずっとだった。
明るく暖かい光の中に住んでいる人。
側にいると同じ光の中にいるような気になるけど、ハッと気付けば繋いだ手のこっち側だけが何かの影に隠れて薄暗く冷たいのだ。
一緒にいるのに、隣にいるのに、寒いのだ。
健二は生まれながらに綺麗な人だと思う。
どんな環境だろうと、どんな親だろうと、どんな生活をしようと、特別な明るい光に包まれている人。
だから……饐えた臭いのする濁った空気の中であさましく生きて来た事を健二にだけは知られたくなかった。
事務所を出た後、なるべく遠くに逃げるつもりだったけど電車に乗るのは怖かった。
有無を言わさず、考えるより先に遠くに運ばれる事が恐ろしい。
これからどうするって……ただ生きていくだけなら不自由なんか無い。ずっとそうだった。何をしてでもお金を稼ぎ、その日暮らしで何とでもなる。手持ちのお金が残っているうちに働き口を見つけて、ネットカフェなどで寝ればいいのだ。
ただ……一人が怖い。
全部健二のせいだ。
全部健二が悪い。
そして、椎名にも健二にもやたらと子供扱いされ、偉そうに怒っていたが実は子供だったのだと実感する。
さっさと移動して適当な足場を組み、それなりでいいから生きていかなければならないのに……。
当てもなく歩いて、歩いて、歩いて。
コンビニのフードコートで仮眠をしながら彷徨い、気が付いたらここに来ていた。
もう誰もいないとわかってる。
知らない人が住んでるとわかっているのに、窓から漏れ出る暖かい明かりを見てホッとしてしまった。
「俺って馬鹿だな」
古びたアパートの前に積んである今にも崩れそうなブロック塀は凭れると冷たい。
1人になった途端に押し寄せて来た不穏な闇が背中にのし掛かり抱きついているように感じてしまう。
それでも火に吸い寄せられる哀れな蛾のように窓の灯りから離れる事が出来ずに座り込んでいた。
いつの間に上がったのか…降っていた雨は止んでいる。空を見上げると暗い筈の夜気は澄んで晴れ渡っていた。馬鹿にみたいに口を開けて空を見上げていると「葵」と呼ぶ健二の声が聞こえたような気がした。
実は、彷徨い歩いている間に、何度も何度も何度も健二の声が聞こえたような気がして振り返ったのだ。
隣にいないのに煩い。
どこにもいないのにウザい。
さすが健二だと思う。
健二は「葵」の正体を椎名から聞いたのだ。
触ったら汚れが移る程薄汚い「葵」を。
そして、稼ぎもしない、役にも立たない「葵」に使い道がある事を知った。
椎名は最初からそのつもりだったのだと思う。
でも、例え知られていても、わかっていても健二の目が届くあの場所では嫌だ。
知られているなんて嫌だ。
それなら死んでしまいたいけど、死ぬのは嫌だから逃げてきたのだ。
1人というのはある意味楽だと思う。
お金を稼げば最後の1円までどう使おうと自由なのだ。サボっても浪費しても困るのは自分一人、食べたい物を食べて寝たい時に寝て面倒になれば全部を捨てて逃げても怒る人はいない。
にやにやしながら目の前でプリンを食う奴もいなければ、お腹一杯でもう食べたくないのに焼肉を詰め込まれる事もない、トイレを取り合う事もない。皿洗いで喧嘩する事もない、ハンバーガーを半分こして肉を全部取られる事も無ければ、一口が三分のニを越えてげんなりする事もない。
疎ましい事も、煩わしい事も………
……腹がよじれて立っていられない程笑う事も、背中に安心を感じる事も無い。
………帰りたい。
帰りたかった。
電車に乗れば1時間も掛からない。事務所に帰ればきっと椎名も健二も笑って迎え入れてくれるだろう。
全てを「仕事」と割り切ればいいのかもしれないが、それでは……
「きっと今まで通りなんて……無理…だよな」
泣きたくなって空を見上げると、もう一度……また葵と聞こえたような気がしたけど……
もう振り返ったりはしなかった。
ポツンポツンと真新しいマウンテンパーカーを叩いては防水の生地に弾かれた水滴がコロコロと、流れていく。
背中でプラプラしていたフードを被ると雨の音が強くなったような気がした。
これは健二のお古だ。
袖が余っていると笑われた。
え?
大きく無いよ?
多少胴回りがブカブカするけど寒いから丁度いい。指先まで覆う袖の長さも丁度いいのだ。
ギュッと首まで覆う襟を押さえると健二の匂いがする。
スウっと大きく息を吸い込むと刺すように冷たい空気がザックリと胸を抉った。
「痛た……」
行く場所はどこにも無い。行きたい場所も無い。
これで良かったのかと、暖かかったあの場所を思い出しては後悔が募って来る。
しかし出て来るしかなかった。
知られてしまったのだ。
いや……椎名が知っていたって事はもしかしたら健二も最初から知っていたのかもしれない。
何も知らないで笑っていたなんて本当に馬鹿だ。
もう消えてしまいたかった。
健二という人を見ていると何故か無性に寂しくなるのは初めて会った頃からずっとだった。
明るく暖かい光の中に住んでいる人。
側にいると同じ光の中にいるような気になるけど、ハッと気付けば繋いだ手のこっち側だけが何かの影に隠れて薄暗く冷たいのだ。
一緒にいるのに、隣にいるのに、寒いのだ。
健二は生まれながらに綺麗な人だと思う。
どんな環境だろうと、どんな親だろうと、どんな生活をしようと、特別な明るい光に包まれている人。
だから……饐えた臭いのする濁った空気の中であさましく生きて来た事を健二にだけは知られたくなかった。
事務所を出た後、なるべく遠くに逃げるつもりだったけど電車に乗るのは怖かった。
有無を言わさず、考えるより先に遠くに運ばれる事が恐ろしい。
これからどうするって……ただ生きていくだけなら不自由なんか無い。ずっとそうだった。何をしてでもお金を稼ぎ、その日暮らしで何とでもなる。手持ちのお金が残っているうちに働き口を見つけて、ネットカフェなどで寝ればいいのだ。
ただ……一人が怖い。
全部健二のせいだ。
全部健二が悪い。
そして、椎名にも健二にもやたらと子供扱いされ、偉そうに怒っていたが実は子供だったのだと実感する。
さっさと移動して適当な足場を組み、それなりでいいから生きていかなければならないのに……。
当てもなく歩いて、歩いて、歩いて。
コンビニのフードコートで仮眠をしながら彷徨い、気が付いたらここに来ていた。
もう誰もいないとわかってる。
知らない人が住んでるとわかっているのに、窓から漏れ出る暖かい明かりを見てホッとしてしまった。
「俺って馬鹿だな」
古びたアパートの前に積んである今にも崩れそうなブロック塀は凭れると冷たい。
1人になった途端に押し寄せて来た不穏な闇が背中にのし掛かり抱きついているように感じてしまう。
それでも火に吸い寄せられる哀れな蛾のように窓の灯りから離れる事が出来ずに座り込んでいた。
いつの間に上がったのか…降っていた雨は止んでいる。空を見上げると暗い筈の夜気は澄んで晴れ渡っていた。馬鹿にみたいに口を開けて空を見上げていると「葵」と呼ぶ健二の声が聞こえたような気がした。
実は、彷徨い歩いている間に、何度も何度も何度も健二の声が聞こえたような気がして振り返ったのだ。
隣にいないのに煩い。
どこにもいないのにウザい。
さすが健二だと思う。
健二は「葵」の正体を椎名から聞いたのだ。
触ったら汚れが移る程薄汚い「葵」を。
そして、稼ぎもしない、役にも立たない「葵」に使い道がある事を知った。
椎名は最初からそのつもりだったのだと思う。
でも、例え知られていても、わかっていても健二の目が届くあの場所では嫌だ。
知られているなんて嫌だ。
それなら死んでしまいたいけど、死ぬのは嫌だから逃げてきたのだ。
1人というのはある意味楽だと思う。
お金を稼げば最後の1円までどう使おうと自由なのだ。サボっても浪費しても困るのは自分一人、食べたい物を食べて寝たい時に寝て面倒になれば全部を捨てて逃げても怒る人はいない。
にやにやしながら目の前でプリンを食う奴もいなければ、お腹一杯でもう食べたくないのに焼肉を詰め込まれる事もない、トイレを取り合う事もない。皿洗いで喧嘩する事もない、ハンバーガーを半分こして肉を全部取られる事も無ければ、一口が三分のニを越えてげんなりする事もない。
疎ましい事も、煩わしい事も………
……腹がよじれて立っていられない程笑う事も、背中に安心を感じる事も無い。
………帰りたい。
帰りたかった。
電車に乗れば1時間も掛からない。事務所に帰ればきっと椎名も健二も笑って迎え入れてくれるだろう。
全てを「仕事」と割り切ればいいのかもしれないが、それでは……
「きっと今まで通りなんて……無理…だよな」
泣きたくなって空を見上げると、もう一度……また葵と聞こえたような気がしたけど……
もう振り返ったりはしなかった。
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