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お嬢様、行方不明が多過ぎです!~お嬢様が指名手配?~
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せいちゃんは、れいちゃんが魔法で神殿との間でやり取り出来るように設置してくれた転送郵便ボックスから1通の手紙を取り出して読み、クスクスと笑いました。
その手紙は神殿のラウラからのものでした。
「どうしたの?せいちゃん。手紙に何か面白いことでも書いてあったの?」
「あ、れいちゃん。ふふ、見る?ダニエルがね、何度森へ行っても道に迷ってここにたどり着けないって嘆いてるんですって」
「そもそもここまで来ていないもの。幻覚で架空の家を見せただけだから、結界で隠されているこの家まで来られる訳が無いわ」
「で、今度ラウラが来る時に護衛で付いていきたいって言ってるらしいんだけど…どうしようか?」
「ダメよ、絶対!ここはわたくしたちの聖域でしょう?悠々自適生活を脅かすならラウラも拒否よ!ラウラが1人では抜け出せないのなら、わたくしたちが神殿に遊びに行けばいいでしょう?!」
そこへ、れいちゃんがいた□□国へと出掛けていたゆうちゃんが帰ってきました。
「何騒いでるの?何かあった?」
「ラウラから手紙が来て、森の中のこの家に遊びに行きたいんだけど、ダニエルが護衛で付いていくって言っていて、どうしようか?っていう話。れいちゃんは断固拒否だけどゆうちゃんは?ダニエルとは面識があるんでしょ?」
「ふうん、ダニエルねぇ…まあね。それもそれだけど、れいちゃんちょっとヤバいかも」
「え…何?わたくしがいた国に出掛けていたんだったわよね…何かあったの?」
「これ見て」
ゆうちゃんが差し出した1枚の紙は、れいちゃんの肖像画が描かれた、報奨金付きの尋ね人の張り紙でした。
「は?え、何これ…見付けた方は伯爵家まで、って…まさか、お父様がわたくしを探しているの?!…あの元婚約者はわたくしをせいちゃんの国で見たことを何も言わないでいてくれてるのね…」
「実家に戻る気は無いとか、今の暮らしが気に入っているって言ったことの意味を考えてくれたのかもね。その情報が無いとしたら、普通のご令嬢の能力で考えたら地理的にれいちゃんが入れる国はせいちゃんの国になるだろうからね。せいちゃんの国との国境付近とかギルドに張られていたよ」
海の中に存在するこの小大陸は3つの国に分かれていて、それぞれの王家によって治められています。
れいちゃんがいた国とせいちゃんがいた国は陸続きで隣り合っていますが、ゆうちゃんがいた国とれいちゃんがいた国とは大河で完全に分断されています。
3つの国の真ん中にある森は大きく、せいちゃんがいた国とゆうちゃんがいた国との間には大本山があり、ものすごく遠回りをしないとゆうちゃんがいた国へは行けないのです。
実際は、ゆうちゃんが越えてきた抜け道もあるし、元いた国では秘密にしていたけれどれいちゃんは魔法が使えるからどこにでも行けたのですが、その前にゆうちゃんとせいちゃんに出会ってしまったから森の中で暮らしているのでした。
伯爵家としては森の真ん中に放逐したれいちゃんが、森には木の実や果物があるから何とかそれで生き延びているか、運良くせいちゃんがいた△△国までたどり着いているかと見越しての張り紙だと思われますが、冒険者が集まるギルドにまで張られているのはかなりまずい事態です。
れいちゃんの姿は市場や神殿などで既に目撃されているし、少し調べられれば森の中に家があることも突き止められてしまうでしょう。
冒険者なら、森の中なんて何の躊躇もせずに入ってくるでしょうし、そんな輩にウロチョロされるのは非常に迷惑です。
「どうしましょう…わたくしがこのままここにいたら2人に迷惑が…」
「「れいちゃん、それは無し!」」
「あ…ごめんなさい…でも…」
「でもじゃないわ。パワハラ親父だって言ってたわよね?なんで今更娘を探してるのかを調べるのが先よ」
「そう思って調べてきたよ。これでも元勇者だからね。情報屋にツテもあるし。この前さ、れいちゃん、王子を改心させたでしょ。あれから王子と婚約者の公爵令嬢がすんごいラブラブになっちゃったんだって。それで国王がお礼したいからって宰相に調べるように命じて、命じられた宰相も、あの王子をそれなりにマトモにしてくれたお嬢さんなら是非息子の嫁に、ってなってあらゆる機関を使って真剣に調べたら、あら大変、隣の国の元伯爵令嬢で、家を勘当されてる上に公爵家から国外追放命令まで出されてるっていうじゃあないか。なんとか身分を戻してこっちの国の宰相の息子の嫁に出来ないかと打診してみたところ、れいちゃんの元婚約者だった公爵家の方はこの前のこともあって追放取り消しOKだったんだけど、そうはいかないのがれいちゃん家だ。どうしたってもう揉み消せない窃盗事件の犯人としての勘当だったからね。でもでもここで新たな真犯人発見のウルトラCを出してきて、あれは冤罪だった!隣の国から破格の縁談が来たぞ!れいちゃんを探して連れ戻せ!ってなったみたいだよ」
「な、なるほど…なんとなく分かったわ。あらゆる機関ってなんなのかしら…ま、それは置いといて、れいちゃん、揉み消せない窃盗って何だったの?」
「家の近所で馬車が脱輪して壊れる事故があって、乗っていた某公爵家の奥様が、馬車が直るまでしばらく伯爵家で休まれていたのよ。その公爵家は歴史が古くて発言力もあって一目置かれている厄介なところなんだけど、化粧室に入っている間に外していた指輪が無いって言い出したの。家宝クラスのとんでもない指輪じゃなかったけど、大切にしていたとかで大騒ぎになったの。それを盗ったのをわたくしのせいにされたのよ。もちろん、そんなことしていないし、指輪だってどこからも見付からなかったのに。それにしても、新たな真犯人って誰なのかしら」
「メイドだって聞いたけど、糾弾されそうになってから行方不明なんだって。フレイラって名前だったかな」
「フレイラですって?!彼女がそんなことするはずがないわ!それだって絶対冤罪だわ!そもそも公爵夫人ともあろう方があんな若向きの可愛い指輪をしているなんておかしかったのよ!あの公爵夫人とわたくしの父である伯爵がでっち上げていたんだわ!」
「どういうことなの?れいちゃん。私とゆうちゃんが聞いても大丈夫な話だったら聞かせて」
「ええ…今言った公爵夫人は父の従姉なのよ。きっと馬車の脱輪だって嘘よ。わたくしを追い出すタイミングを狙っていたのは気付いていたから、それは別にいいの。勘当されたことを話に行った公爵家で、そのことを話すより先に元婚約者から婚約破棄されたのも、まあいいのよ。そのための準備もしていたから。でもね、そんなの初めから準備していたんじゃないわ。もしも愛されていたならそんなこと考えなかったわ。わたくしはね、父から娘だと思われたことも愛されたことも無かったの。早くに両親を流行り病で亡くした父は、同じ病気で高熱を出したけど何とか生き延びた妹を溺愛していたの。裕福だけど平民だった商家から嫁いできて蔑ろにされていた母は兄とわたくしを産むまでは我慢していたけれど、娘すら顧みようとしない父にキレて、父の妹である叔母のことを悪く言ったことで夫婦関係が破綻したの。父は母の味方をする執事のことも嫌っていて家の中は冷戦状態で、母とそっくりなわたくしは父から無視されていたのよ。兄は父の言いなりだったし跡継ぎだから父との交流は多少あったけど。
そしてわたくしが8歳の時に、母と執事は領地の視察に出掛けたまま行方不明になったの…。
次は目障りにされていたわたくしの番かもしれないと思ったけれど、そのタイミングで婚約の話が来たのよ。あの元婚の母親のことだから、うるさい相手方の母親がいない薄らぼんやりの娘なら扱いやすいと思って選んだんだろうけど、例の横取り女がわたくしの評判を落としまくってくれたから嫁に出せなくなりそうだと踏んで、父は放っておいても居なくなると思っていたわたくしを追い出しにかかったんだわ。森の真ん中まで馬車で連れて行って放り出したのは兄だったけどね」
「…行方不明が多過ぎるよね?」
「本当に行方不明なのかしら…」
「分からないけど…生きているって信じたいわ」
「そうだね。とりあえず目下の問題はれいちゃんがどうしたいかだよ。れいちゃんとしては、宰相の息子と結婚も、ダニエルと結婚も無しなんだよね?」
「そうよ、ゆうちゃん」
「でもさ、それって難しいよね。れいちゃんは前世の記憶があって『もう結婚はしたくない!』ってなってるんだけど、実際問題今のれいちゃんは若くて綺麗なお嬢様だ。私は見た目が男みたいだし勇者だったし、せいちゃんは聖女だからまだ逃げようがあるけど、この世界の常識で考えるとれいちゃんが逃げ切るのは至難の業じゃないかな」
「確かにね。絶対にどっちかを選べって言われたら、むしろダニエルじゃない?面倒じゃなさそうなのは」
「ええ~…魔法で老婆になろうかしら。で、『しょんな人は知りましぇんよ』とか言ってやり過ごすの」
「「れいちゃん、現実逃避しないで」」
コンコン。
「「「え?何?風の音?」」」
コンコンコン!
「「「ええっ!なんで?!」」」
「私の結界は破られてないわ!」
「誰?どうしよう、ゆうちゃん」
「れいちゃん、落ち着いて。見えないところに隠れて。…出るよ?いいね?」
ゆうちゃんは静かに玄関まで行き、用心して鎖は外さずに少しだけドアを開けました。
その手紙は神殿のラウラからのものでした。
「どうしたの?せいちゃん。手紙に何か面白いことでも書いてあったの?」
「あ、れいちゃん。ふふ、見る?ダニエルがね、何度森へ行っても道に迷ってここにたどり着けないって嘆いてるんですって」
「そもそもここまで来ていないもの。幻覚で架空の家を見せただけだから、結界で隠されているこの家まで来られる訳が無いわ」
「で、今度ラウラが来る時に護衛で付いていきたいって言ってるらしいんだけど…どうしようか?」
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「何騒いでるの?何かあった?」
「ラウラから手紙が来て、森の中のこの家に遊びに行きたいんだけど、ダニエルが護衛で付いていくって言っていて、どうしようか?っていう話。れいちゃんは断固拒否だけどゆうちゃんは?ダニエルとは面識があるんでしょ?」
「ふうん、ダニエルねぇ…まあね。それもそれだけど、れいちゃんちょっとヤバいかも」
「え…何?わたくしがいた国に出掛けていたんだったわよね…何かあったの?」
「これ見て」
ゆうちゃんが差し出した1枚の紙は、れいちゃんの肖像画が描かれた、報奨金付きの尋ね人の張り紙でした。
「は?え、何これ…見付けた方は伯爵家まで、って…まさか、お父様がわたくしを探しているの?!…あの元婚約者はわたくしをせいちゃんの国で見たことを何も言わないでいてくれてるのね…」
「実家に戻る気は無いとか、今の暮らしが気に入っているって言ったことの意味を考えてくれたのかもね。その情報が無いとしたら、普通のご令嬢の能力で考えたら地理的にれいちゃんが入れる国はせいちゃんの国になるだろうからね。せいちゃんの国との国境付近とかギルドに張られていたよ」
海の中に存在するこの小大陸は3つの国に分かれていて、それぞれの王家によって治められています。
れいちゃんがいた国とせいちゃんがいた国は陸続きで隣り合っていますが、ゆうちゃんがいた国とれいちゃんがいた国とは大河で完全に分断されています。
3つの国の真ん中にある森は大きく、せいちゃんがいた国とゆうちゃんがいた国との間には大本山があり、ものすごく遠回りをしないとゆうちゃんがいた国へは行けないのです。
実際は、ゆうちゃんが越えてきた抜け道もあるし、元いた国では秘密にしていたけれどれいちゃんは魔法が使えるからどこにでも行けたのですが、その前にゆうちゃんとせいちゃんに出会ってしまったから森の中で暮らしているのでした。
伯爵家としては森の真ん中に放逐したれいちゃんが、森には木の実や果物があるから何とかそれで生き延びているか、運良くせいちゃんがいた△△国までたどり着いているかと見越しての張り紙だと思われますが、冒険者が集まるギルドにまで張られているのはかなりまずい事態です。
れいちゃんの姿は市場や神殿などで既に目撃されているし、少し調べられれば森の中に家があることも突き止められてしまうでしょう。
冒険者なら、森の中なんて何の躊躇もせずに入ってくるでしょうし、そんな輩にウロチョロされるのは非常に迷惑です。
「どうしましょう…わたくしがこのままここにいたら2人に迷惑が…」
「「れいちゃん、それは無し!」」
「あ…ごめんなさい…でも…」
「でもじゃないわ。パワハラ親父だって言ってたわよね?なんで今更娘を探してるのかを調べるのが先よ」
「そう思って調べてきたよ。これでも元勇者だからね。情報屋にツテもあるし。この前さ、れいちゃん、王子を改心させたでしょ。あれから王子と婚約者の公爵令嬢がすんごいラブラブになっちゃったんだって。それで国王がお礼したいからって宰相に調べるように命じて、命じられた宰相も、あの王子をそれなりにマトモにしてくれたお嬢さんなら是非息子の嫁に、ってなってあらゆる機関を使って真剣に調べたら、あら大変、隣の国の元伯爵令嬢で、家を勘当されてる上に公爵家から国外追放命令まで出されてるっていうじゃあないか。なんとか身分を戻してこっちの国の宰相の息子の嫁に出来ないかと打診してみたところ、れいちゃんの元婚約者だった公爵家の方はこの前のこともあって追放取り消しOKだったんだけど、そうはいかないのがれいちゃん家だ。どうしたってもう揉み消せない窃盗事件の犯人としての勘当だったからね。でもでもここで新たな真犯人発見のウルトラCを出してきて、あれは冤罪だった!隣の国から破格の縁談が来たぞ!れいちゃんを探して連れ戻せ!ってなったみたいだよ」
「な、なるほど…なんとなく分かったわ。あらゆる機関ってなんなのかしら…ま、それは置いといて、れいちゃん、揉み消せない窃盗って何だったの?」
「家の近所で馬車が脱輪して壊れる事故があって、乗っていた某公爵家の奥様が、馬車が直るまでしばらく伯爵家で休まれていたのよ。その公爵家は歴史が古くて発言力もあって一目置かれている厄介なところなんだけど、化粧室に入っている間に外していた指輪が無いって言い出したの。家宝クラスのとんでもない指輪じゃなかったけど、大切にしていたとかで大騒ぎになったの。それを盗ったのをわたくしのせいにされたのよ。もちろん、そんなことしていないし、指輪だってどこからも見付からなかったのに。それにしても、新たな真犯人って誰なのかしら」
「メイドだって聞いたけど、糾弾されそうになってから行方不明なんだって。フレイラって名前だったかな」
「フレイラですって?!彼女がそんなことするはずがないわ!それだって絶対冤罪だわ!そもそも公爵夫人ともあろう方があんな若向きの可愛い指輪をしているなんておかしかったのよ!あの公爵夫人とわたくしの父である伯爵がでっち上げていたんだわ!」
「どういうことなの?れいちゃん。私とゆうちゃんが聞いても大丈夫な話だったら聞かせて」
「ええ…今言った公爵夫人は父の従姉なのよ。きっと馬車の脱輪だって嘘よ。わたくしを追い出すタイミングを狙っていたのは気付いていたから、それは別にいいの。勘当されたことを話に行った公爵家で、そのことを話すより先に元婚約者から婚約破棄されたのも、まあいいのよ。そのための準備もしていたから。でもね、そんなの初めから準備していたんじゃないわ。もしも愛されていたならそんなこと考えなかったわ。わたくしはね、父から娘だと思われたことも愛されたことも無かったの。早くに両親を流行り病で亡くした父は、同じ病気で高熱を出したけど何とか生き延びた妹を溺愛していたの。裕福だけど平民だった商家から嫁いできて蔑ろにされていた母は兄とわたくしを産むまでは我慢していたけれど、娘すら顧みようとしない父にキレて、父の妹である叔母のことを悪く言ったことで夫婦関係が破綻したの。父は母の味方をする執事のことも嫌っていて家の中は冷戦状態で、母とそっくりなわたくしは父から無視されていたのよ。兄は父の言いなりだったし跡継ぎだから父との交流は多少あったけど。
そしてわたくしが8歳の時に、母と執事は領地の視察に出掛けたまま行方不明になったの…。
次は目障りにされていたわたくしの番かもしれないと思ったけれど、そのタイミングで婚約の話が来たのよ。あの元婚の母親のことだから、うるさい相手方の母親がいない薄らぼんやりの娘なら扱いやすいと思って選んだんだろうけど、例の横取り女がわたくしの評判を落としまくってくれたから嫁に出せなくなりそうだと踏んで、父は放っておいても居なくなると思っていたわたくしを追い出しにかかったんだわ。森の真ん中まで馬車で連れて行って放り出したのは兄だったけどね」
「…行方不明が多過ぎるよね?」
「本当に行方不明なのかしら…」
「分からないけど…生きているって信じたいわ」
「そうだね。とりあえず目下の問題はれいちゃんがどうしたいかだよ。れいちゃんとしては、宰相の息子と結婚も、ダニエルと結婚も無しなんだよね?」
「そうよ、ゆうちゃん」
「でもさ、それって難しいよね。れいちゃんは前世の記憶があって『もう結婚はしたくない!』ってなってるんだけど、実際問題今のれいちゃんは若くて綺麗なお嬢様だ。私は見た目が男みたいだし勇者だったし、せいちゃんは聖女だからまだ逃げようがあるけど、この世界の常識で考えるとれいちゃんが逃げ切るのは至難の業じゃないかな」
「確かにね。絶対にどっちかを選べって言われたら、むしろダニエルじゃない?面倒じゃなさそうなのは」
「ええ~…魔法で老婆になろうかしら。で、『しょんな人は知りましぇんよ』とか言ってやり過ごすの」
「「れいちゃん、現実逃避しないで」」
コンコン。
「「「え?何?風の音?」」」
コンコンコン!
「「「ええっ!なんで?!」」」
「私の結界は破られてないわ!」
「誰?どうしよう、ゆうちゃん」
「れいちゃん、落ち着いて。見えないところに隠れて。…出るよ?いいね?」
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