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第70話 二人の対立 ~マリーサイド~
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ねえさまが戻ってきましたわ。
数日ぶりに会いましたが、なんだか前より凛々しくなっている感じがします。
もう気分はウキウキです。
「マリーはすごく機嫌がいいのぅ。
何かいいことでもあったのかのぅ」
ねえさまが私の顔を見て笑みを浮かべています。
「それはもうねえさまが戻ってきていただけたことが嬉しくて嬉しくて……」
自然と顔が綻んでしまいますわ。
そんな浮かれた気持ちのまま宿に着きましたわ。
宿に着くなり、アグリがねえさまに対して
「一体何があったんだ、ゾルダ。
この7日間、全然反応もなくて……
心配したんだぞ」
と問い詰めるように話をし始めましたわ。
「『案ずるな』と残していったわ!
そこまで心配せずとも、この通りピンピンしておるわ」
「いや、そういうことじゃなくてさ……
結果的に問題なさそうなのは良かったけど、それはそれ。
封印の仕掛け人でもあるアスビモに会った後だから、何か変化があったんじゃないかと……」
アグリはアスビモが何かをしていったから、ねえさまが剣から出れなくなったと思っていたようですね。
「アスビモとやらが何かする暇はなかったはずじゃ。
今回はたぶん魔力の使い過ぎじゃ。
以前も有ったであろう。
最近、どんどん力が以前に近づいていく感じがしていてのぅ。
あれぐらい力を使っても問題なかろうと思っていたのじゃが……
ちぃっと見誤ったわ。
アスビモとやらのおかげで、ワシもイライラしておったからのぅ。
それだけじゃ。
それ以上でもそれ以下でもないのぅ」
なんだかいつもよりいっぱい喋るねえさま。
慌てているようにも感じますが、それだけ我を忘れていたのでしょうね。
「本当にそれだけか?
アスビモのやつ、いやらしそうな感じがするから、いろいろと仕掛けしてありそうなんだけどな」
アグリは疑わしそうにねえさまを見ています。
「そ……そんなことはないぞ。
封印の仕組みはまだよくわからんが、そう小難しいことはないと思うのぅ」
ねえさまはアグリから目を反らして天井の方を見ながらそう答えました。
「ふーん。
ならいいんだけど……」
まだちょっと疑わしいと思っているのかアグリはねえさまを横目で見ながら言いましたわ。
「それなら、今回みたいなことは困るから!
今後魔力使い過ぎないように!」
と、ねえさまに対して、説教を言いはじめました。
「止められない俺も悪いけど、もっと自制心持って行動してもらわないと……」
アグリはグチグチと説教を言い続けていますわ。
最初は少しシュンとした感じで聞いていたねえさま。
でしたが、いろいろと言われて顔色が変わってきましたわ。
「アグリ、そろそろ止めた方がいいですわよ」
とマリーが間に入ったのでしたが、遅かったようです。
「おぬし……
言いたいことを言いよってのぅ……
ワシがいないと何も出来んくせに。
ワシだって好きで封印されておるんじゃないわ!」
ねえさまの怒りが爆発してしまいましたわ。
「ワシとおぬしはあくまでも協力関係じゃが、強いワシの方が上じゃ」
「協力関係と言うのは対等なの。
どっちが上とかは無いんだよ」
「ワシはワシの好きなようにやるんじゃ!
おぬしにいろいろと言われる筋合いはないのじゃ!」
「今までだって好き勝手やってきているだろ。
それに付き合っているのは俺だって!」
お互いがヒートアップしてきて言いたいことを言い合っている状態になってしまいましたわ。
どうしましょう……
「ねえさまも落ち着いてください。
アグリも。
今日はねえさまも戻ってきたばかりでもあるし、いったん休みましょう」
そうとりなすとねえさまとアグリは目も合わせないまま、お互いの部屋へ行ってしまいました。
「明日になって落ち着いていればいいのですが……
ホントになんでマリーが仲裁に入らないといけないのですの」
翌日--
朝早くにこの国の王の使者が着いたとの連絡があり、領主の屋敷に行きました。
道中もねえさまとアグリは口も聴かず、昨日の状態のままでした。
領主の屋敷に到着すると、使者が出迎えてきましたわ。
アグリが一通り事の顛末を伝えましたわ。
最後に使者が国王の話として
『各地で戦禍が広がってきている。
早く魔王討伐を』
と伝えてきました。
「あれ?
今まであそこへ行ってほしいとかの話があったと思いますが……
今回はないのですか?」
拍子抜けしたような顔でアグリが使者に聞き返しました。
「今回はそのようなことは承っておりません。
勇者様には一刻も早く魔王討伐をとのことでした」
使者はそう言うと、街の復興の指示へ向かうため、街へと向かっていってしまいました。
「今回は国王の指令はなかったな……
とは言え、『一刻も早く……』だから、これが指令に近いかな」
それに反応したねえさまがアグリに向かってこう言いましたわ。
「行く当てが決まってないなら、まずはアスビモとやらを探して倒すぞ。
あいつがのうのうと生きていること自体が気に食わんしのぅ」
「いや、そんなことしている時間はないって。
このまま魔王の拠点に近い街へ最短ルートで行かないと……」
アグリはねえさまの意見に反論し始めましたわ。
これではまた昨日の二の舞になりそうですわ。
二人の意見を上手く取り入れていいところに落としてあげないと埒が明かないですわね……。
「手当たり次第に探せば見つかるはずじゃ!」
「そんな非効率なこと出来るか!」
「行く先がわかってないんじゃから、仕方なかろう。
まずはアスビモとやらをギタンギタンにしないと気が済まんのじゃ」
「だから、そんな気分だけで行動していたら、ますます戦禍が広がるって」
「ワシはそんなことは関係ないのじゃ。
弱いやつらのことより、ワシの気持ちの方がよっぽど大事じゃ」
ますます言い合いになってくるねえさまとアグリ。
なんでマリーがこんなことをしないといけないのですの。
それでも仲違いされても、封印を完全に解くことは出来ないですし……
マリーよ、考えろ考えろ……考えろ考えろ……
……………………
あっ、これならねえさまとアグリの両方が納得しそうですわ!
マリー、さすがですわ。
自画自賛してしまいます。
「ねえさまにアグリ!
マリーにいい考えがありますわ!
ここはマリーに任せていただくことは出来ないでしょうか?」
数日ぶりに会いましたが、なんだか前より凛々しくなっている感じがします。
もう気分はウキウキです。
「マリーはすごく機嫌がいいのぅ。
何かいいことでもあったのかのぅ」
ねえさまが私の顔を見て笑みを浮かべています。
「それはもうねえさまが戻ってきていただけたことが嬉しくて嬉しくて……」
自然と顔が綻んでしまいますわ。
そんな浮かれた気持ちのまま宿に着きましたわ。
宿に着くなり、アグリがねえさまに対して
「一体何があったんだ、ゾルダ。
この7日間、全然反応もなくて……
心配したんだぞ」
と問い詰めるように話をし始めましたわ。
「『案ずるな』と残していったわ!
そこまで心配せずとも、この通りピンピンしておるわ」
「いや、そういうことじゃなくてさ……
結果的に問題なさそうなのは良かったけど、それはそれ。
封印の仕掛け人でもあるアスビモに会った後だから、何か変化があったんじゃないかと……」
アグリはアスビモが何かをしていったから、ねえさまが剣から出れなくなったと思っていたようですね。
「アスビモとやらが何かする暇はなかったはずじゃ。
今回はたぶん魔力の使い過ぎじゃ。
以前も有ったであろう。
最近、どんどん力が以前に近づいていく感じがしていてのぅ。
あれぐらい力を使っても問題なかろうと思っていたのじゃが……
ちぃっと見誤ったわ。
アスビモとやらのおかげで、ワシもイライラしておったからのぅ。
それだけじゃ。
それ以上でもそれ以下でもないのぅ」
なんだかいつもよりいっぱい喋るねえさま。
慌てているようにも感じますが、それだけ我を忘れていたのでしょうね。
「本当にそれだけか?
アスビモのやつ、いやらしそうな感じがするから、いろいろと仕掛けしてありそうなんだけどな」
アグリは疑わしそうにねえさまを見ています。
「そ……そんなことはないぞ。
封印の仕組みはまだよくわからんが、そう小難しいことはないと思うのぅ」
ねえさまはアグリから目を反らして天井の方を見ながらそう答えました。
「ふーん。
ならいいんだけど……」
まだちょっと疑わしいと思っているのかアグリはねえさまを横目で見ながら言いましたわ。
「それなら、今回みたいなことは困るから!
今後魔力使い過ぎないように!」
と、ねえさまに対して、説教を言いはじめました。
「止められない俺も悪いけど、もっと自制心持って行動してもらわないと……」
アグリはグチグチと説教を言い続けていますわ。
最初は少しシュンとした感じで聞いていたねえさま。
でしたが、いろいろと言われて顔色が変わってきましたわ。
「アグリ、そろそろ止めた方がいいですわよ」
とマリーが間に入ったのでしたが、遅かったようです。
「おぬし……
言いたいことを言いよってのぅ……
ワシがいないと何も出来んくせに。
ワシだって好きで封印されておるんじゃないわ!」
ねえさまの怒りが爆発してしまいましたわ。
「ワシとおぬしはあくまでも協力関係じゃが、強いワシの方が上じゃ」
「協力関係と言うのは対等なの。
どっちが上とかは無いんだよ」
「ワシはワシの好きなようにやるんじゃ!
おぬしにいろいろと言われる筋合いはないのじゃ!」
「今までだって好き勝手やってきているだろ。
それに付き合っているのは俺だって!」
お互いがヒートアップしてきて言いたいことを言い合っている状態になってしまいましたわ。
どうしましょう……
「ねえさまも落ち着いてください。
アグリも。
今日はねえさまも戻ってきたばかりでもあるし、いったん休みましょう」
そうとりなすとねえさまとアグリは目も合わせないまま、お互いの部屋へ行ってしまいました。
「明日になって落ち着いていればいいのですが……
ホントになんでマリーが仲裁に入らないといけないのですの」
翌日--
朝早くにこの国の王の使者が着いたとの連絡があり、領主の屋敷に行きました。
道中もねえさまとアグリは口も聴かず、昨日の状態のままでした。
領主の屋敷に到着すると、使者が出迎えてきましたわ。
アグリが一通り事の顛末を伝えましたわ。
最後に使者が国王の話として
『各地で戦禍が広がってきている。
早く魔王討伐を』
と伝えてきました。
「あれ?
今まであそこへ行ってほしいとかの話があったと思いますが……
今回はないのですか?」
拍子抜けしたような顔でアグリが使者に聞き返しました。
「今回はそのようなことは承っておりません。
勇者様には一刻も早く魔王討伐をとのことでした」
使者はそう言うと、街の復興の指示へ向かうため、街へと向かっていってしまいました。
「今回は国王の指令はなかったな……
とは言え、『一刻も早く……』だから、これが指令に近いかな」
それに反応したねえさまがアグリに向かってこう言いましたわ。
「行く当てが決まってないなら、まずはアスビモとやらを探して倒すぞ。
あいつがのうのうと生きていること自体が気に食わんしのぅ」
「いや、そんなことしている時間はないって。
このまま魔王の拠点に近い街へ最短ルートで行かないと……」
アグリはねえさまの意見に反論し始めましたわ。
これではまた昨日の二の舞になりそうですわ。
二人の意見を上手く取り入れていいところに落としてあげないと埒が明かないですわね……。
「手当たり次第に探せば見つかるはずじゃ!」
「そんな非効率なこと出来るか!」
「行く先がわかってないんじゃから、仕方なかろう。
まずはアスビモとやらをギタンギタンにしないと気が済まんのじゃ」
「だから、そんな気分だけで行動していたら、ますます戦禍が広がるって」
「ワシはそんなことは関係ないのじゃ。
弱いやつらのことより、ワシの気持ちの方がよっぽど大事じゃ」
ますます言い合いになってくるねえさまとアグリ。
なんでマリーがこんなことをしないといけないのですの。
それでも仲違いされても、封印を完全に解くことは出来ないですし……
マリーよ、考えろ考えろ……考えろ考えろ……
……………………
あっ、これならねえさまとアグリの両方が納得しそうですわ!
マリー、さすがですわ。
自画自賛してしまいます。
「ねえさまにアグリ!
マリーにいい考えがありますわ!
ここはマリーに任せていただくことは出来ないでしょうか?」
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