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獣王国篇
モフモフ天国
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愛くるしいモフモフが目の前にあった、歓喜するレオだが驚かせてはいけないと冷静に対処する。
「こんにちは。えーとオヤツが欲しいのかな?」
穏やかに声を掛ければ、リスっ子はコクコクと頷いてニッコリ笑った。
笑顔に心を打ち抜かれたレオは内心で【ギャワイイイイ!】と大興奮する。
だがフラの婆バの件の直後だけに躊躇する。
「胡桃はともかくポップコーンを食べて平気?」
「……いつも食べてるもん」
リスっ子はぶっきら棒に答える、目はオヤツの箱に釘付けのままだ。
「そっか、うん。ならば君の分も買ってこようね」
「……お金ない」
奢ってあげるよとレオが言えば、満面の笑みでリスっ子は小躍りしてレオの肩へするする上った。
売店で買おうとすると、いつの間にか狐っ子と犬っ子が恥ずかしそうに着いてきていた。
「ああ……うん、皆にも買ってあげる!」
「「「わぁあ!お兄ちゃんありがとー」」」
モフモフとご縁が出来るのなら銅貨1枚程度など安いものだとレオは思う。
箱を受け取ったレオは渡す前に交渉した。
「おごる代わりに俺のお願い聞いてくれる?」
「なぁに?」
ケモっ子達が一斉に小さい頭を傾ぐ、控えめに言って超絶可愛い、毛玉天使降臨である。
「頭を撫でていい?」
「なんだ、そんなこと?いいよー!ここらの大人達はみんな好き放題ボクらを撫でるもん!」
狐っ子がおどけて言った。
「えええ……普通のことだったのかよ」
緊張して距離をとっていたレオはガクリと肩を落とした。
オヤツの箱を一人一人に手渡すと、可愛いお辞儀を返して彼等は嬉しそうに頬張った。
特にリスっ子は頬袋一杯に膨らませて食べるのが可愛くて仕方ない。
オヤツ効果も相まって、レオの周囲はケモっ子まみれになった。
「も、モフモフ天国……可愛いなぁ嬉しいなぁ」
膝には犬っ子、肩にはリスっ子、背中には狐っ子がへばりついてオヤツを食べている。
このまま昇天しても悔いはないとレオは感涙を流していた。
「お兄ちゃんなんで泣いてるの?ポンポン痛い?」
狐っ子が小さな手でレオを腹を撫でた、撫でたいのはこっちなのになとレオは涙を引っ込める。
「嬉しい時も涙が出るもんなんだよ」
「ふーん、変なのぉ」
それから、すっかり打ち解けたレオとケモっ子たちは夕方近くまで遊びまわる。
レオは高い高いと肩車を何回も強請られヘトヘトになったが、嬉しい感情がそれを相殺してしまった。
「こんにちは。えーとオヤツが欲しいのかな?」
穏やかに声を掛ければ、リスっ子はコクコクと頷いてニッコリ笑った。
笑顔に心を打ち抜かれたレオは内心で【ギャワイイイイ!】と大興奮する。
だがフラの婆バの件の直後だけに躊躇する。
「胡桃はともかくポップコーンを食べて平気?」
「……いつも食べてるもん」
リスっ子はぶっきら棒に答える、目はオヤツの箱に釘付けのままだ。
「そっか、うん。ならば君の分も買ってこようね」
「……お金ない」
奢ってあげるよとレオが言えば、満面の笑みでリスっ子は小躍りしてレオの肩へするする上った。
売店で買おうとすると、いつの間にか狐っ子と犬っ子が恥ずかしそうに着いてきていた。
「ああ……うん、皆にも買ってあげる!」
「「「わぁあ!お兄ちゃんありがとー」」」
モフモフとご縁が出来るのなら銅貨1枚程度など安いものだとレオは思う。
箱を受け取ったレオは渡す前に交渉した。
「おごる代わりに俺のお願い聞いてくれる?」
「なぁに?」
ケモっ子達が一斉に小さい頭を傾ぐ、控えめに言って超絶可愛い、毛玉天使降臨である。
「頭を撫でていい?」
「なんだ、そんなこと?いいよー!ここらの大人達はみんな好き放題ボクらを撫でるもん!」
狐っ子がおどけて言った。
「えええ……普通のことだったのかよ」
緊張して距離をとっていたレオはガクリと肩を落とした。
オヤツの箱を一人一人に手渡すと、可愛いお辞儀を返して彼等は嬉しそうに頬張った。
特にリスっ子は頬袋一杯に膨らませて食べるのが可愛くて仕方ない。
オヤツ効果も相まって、レオの周囲はケモっ子まみれになった。
「も、モフモフ天国……可愛いなぁ嬉しいなぁ」
膝には犬っ子、肩にはリスっ子、背中には狐っ子がへばりついてオヤツを食べている。
このまま昇天しても悔いはないとレオは感涙を流していた。
「お兄ちゃんなんで泣いてるの?ポンポン痛い?」
狐っ子が小さな手でレオを腹を撫でた、撫でたいのはこっちなのになとレオは涙を引っ込める。
「嬉しい時も涙が出るもんなんだよ」
「ふーん、変なのぉ」
それから、すっかり打ち解けたレオとケモっ子たちは夕方近くまで遊びまわる。
レオは高い高いと肩車を何回も強請られヘトヘトになったが、嬉しい感情がそれを相殺してしまった。
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