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第六章
おにぎらず
しおりを挟むサカガッポアが退場するのを待って、アーヴァインは大真面目に尋ねた。
「ケツも拭いてもらってるのか? 興奮するのか?」
「人をスカトロ趣味にするなっ!」
ミシェルがイラッとして遮るので、アーヴァインは仕方なく本題に入った。
「お前、今後ウエスティア植民地どうする気でいる?」
ミシェルは押し黙る。
同年代だが、兄より弟との方が長く居るので、なんとなく年下のように思えてしまう。
「あれはガセじゃねーだろ? ニコロスは若い頃から鼻が利いてたもんな」
ミシェルの父親は、少しずつ準備していた。アリビア帝国からの独立を。
「フランソルにも黙ってたろ」
「あいつには何の厄災も降りかからないようにしたかった。情報部に入っても、まったくの別人として生活していて欲しかった」
ニコロスにはニコロスの「目」と「耳」がある。何か勘付かれ、弟までこの姿にされたら……。
「ブラコンだな」
同じ鋼色の瞳を見つめ、からかうように言う。
この男、フランソルが情報部に入った時は激怒していたっけ。
あと、艦長とかとんでもない、内勤にしてくれ、とえらく頼み込まれた。
生き残った唯一の肉親とは言え、過保護過ぎる。
ミシェルは眉間のしわを深くする。十三あった植民地の半数近くを潰されたのだ。ニコロスの恐ろしさは身をもって知っている。注意しすぎるにこしたことは無い。
未だに、あの男が死んだことが信じられない。恐怖は未だに彼の心に君臨していた。
「ケツ顎め、慎重と言え。弟には絶対幸せになってもらいたいんだ」
「だから、それがブラコンだと……おい、今なんつった?」
「ケツ顎?」
「あんだとこのダルマ! だいたいお前が過保護なせいで、あいつは未だに独身──」
バーンッとまたサカガッポアが飛び込んでくる。トマホーク片手に。
「ダルマ、いま誰言った、貴様か?」
「いや、スマン、本当にスマン」
アーヴァインは弾むパイオツを見ながら必死に謝る。話が進まない。
「ダルマ、スカトロ、言う禁止、ミシェルしくしく泣く、分かたか?」
泣かないよ、よけい惨めにしないで、とミシェルがボソッと言う。
「とにかく、フランソルのことはくれぐれも頼んだぞ。結婚詐欺とかも気をつけてもらわないと」
「あいつがそんなタマかよ、天使だと思ってるのか? むしろ逆だ、悪魔で鬼畜でドSだぞ」
実はこのアーヴァイン、婚約者を過去に輪姦され、ミシェルの弟と穴兄弟であることを知らなかったりする。
それでも付き合いは長いので、ミシェルの言うような可愛い弟像からは、遠く離れていることくらいは分かる。
ミシェルには悪いが、いつまでも彼の可愛い弟なんかではない。
「それと爪を切るときは四角く切らないと、巻き爪になるからと伝えてく──」
「どんだけ過保護なんだあんた」
あとおまえ、爪どころか指も無いけど、どこでそんな情報聞いてきたの?
アーヴァインは疲れてきた。
「まあその話は置いておいて、あと、ちょっとあんた、サカガッピー? 出ててくれ。ああ、そう扉の前でいいから。おじさんたち、ちょっと難しい話をするからさ、ね? あと上着着てくれない? 当直員がマストから落ちたりしてるみたいだから」
サカガッポアが士官に連れて行かれると、アーヴァインは深々と息をついて言った。
「あんな血の気の多い先住民ばかりだと、西部攻略は時間がかかるだろうな」
「問題ない。大平原を超えれば西へ行くほど先住民の部落の数は減っていく。それより問題は──」
「ああ、陸上生物の巨大化か」
西海岸は海の影響からか、明らかに生態系に異常を来たしている。
最西端への本格的な横断を敢行したミシェルは、博物学者を数人同行させていた。
図鑑を作成させたが、とても片手で足りないほどの新種、あるいは変種の動植物を発見したのである。
やっかいなのは、西の海岸に出没する巨大生物。
サカガッポアの部族であるハンラー族の長老から聞いた話だと、陸地の生物の巨大化はそれほど前からのことではないという。
海岸近くにそれらが主没することから、やはり海の影響だろうと思われた。
巨大化した海洋生物のせいで、既に東回りでは新大陸には来られないというのに、西海岸沿いの陸地にまで及んでしまった。
ワニ、肉食トカゲ、そして巨大なサソリにガラガラ蛇。元々危険だった生物が、さらに巨大化しているとなると──。
アーヴァインの懸念をよそに、ミシェルは自信ありげに笑う。
「先住民の協力があれば、開拓も時間の問題だ。今もポツポツとだが、最低限の食料があって身を守る程度の砦なら建設できている。鉱山労働者たちの、富への執念だな」
「金は本当に出ているのか?」
「まったく、人の口に戸は立てられないな。事実だ。ふんだんにあるぞ。……新しい国づくりは、紙幣の導入からだな……おっと」
わざとらしく口をつぐむミシェル。
アーヴァインは、様子を伺っているふりをする彼に苦笑する。
「分かっているだろう。俺にはアリビア本土への執着は無い。体制がどう変わろうと」
「面白おかしく暮らせればいいやつだもんな」
マルギット・ストールノが匙を投げるわけだ。
「ストールノの親父は元気か?」
「どうかな、燃え尽き症候群かもしれん」
ミシェルは喉の奥で笑った。そんな彼に、アーヴァインも笑顔を崩さず、突然鋭い口調で付け足す。
「今度はやれるぜ?」
ミシェルは笑みを引っ込めた。二人は見つめ合ったまま黙り込む。
「タイミングだな」
やがてポツリとミシェルは言う。次にやるなら、未遂にするつもりはない。
アーヴァインは内ポケットから蝋引きされた白地図を取り出した。
「本土新政府は北部に戦力を割かない。一時放棄だ」
「ああ、私の案だ。生贄としてラストビア大陸諸国に差し出すことにした」
「それで先住民を陰ながら支援と」
アーヴァインが意地悪そうに揶揄する。
「本土の北部駐留部隊は、艦隊ごとノヴァ島に撤退している。それが狙いかと思ったがな」
ミシェルは黙り込む。表情からは何を考えているか読めない。ここら辺はフランソルの兄だな、と思ってしまう。
アーヴァインはしつこく聞き出そうとした。
「やるなら今かもしれないぞ? あとは、七植民地総督のうち、どれだけの同意を得られるかだ」
ドアがノックされた。またサカガッポアか、と腰を浮かせるアーヴァインだが、入ってきたのは副官だった。
「東部部族の酋長から、献上品です。奥様の──サカ、サカガッポロ嬢の通訳で助かりました」
「よくここが分かったな」
困惑顔のアーヴァイン。
ミシェルはその献上品とやらを見つめる。銀のトレーの上で湯気を立てる白い塊。
「お、これは知ってるぞ、東の大陸から輸入してるやつだろ。なんで丸まってる?」
「東部大耕作地では稲作も盛んだ。これは携帯に便利なようにまとめてある」
「ああ、握ったり握らなかったりするやつか」
アーヴァインは食べたばかりだが、せっかくなので齧り付く。
「ほんのり塩味が旨いな」
「あーん」
アーヴァインは、口を開けているミシェルを嫌そうに見つめる。
だがまたあのチチ丸出しが飛び込んでくると嫌なので、仕方なくその口に詰め込む。
「アチッ、アチアチッ」
おでんか。
ふうふうする気にはならなかったので──マリアたんとならやりたい──無視して話を続けた。
「……さて、総代殿。独立したとして、こういった大耕作地の作物を含め、議会がウエスティアからの作物や鉱山資源にどれだけ関税をかけるかだ。完全に独立国として切り離すなら、扱いは南部のコロンディア植民地と一緒ってことになる。ふっかけられるぞ」
南部産のタバコなんて、闇市でしか出回ってないからくっそ高い。しばらく禁煙しないと、素敵なクリトリスリング──いや、結婚指輪が買えない。
「南部は潰せ、そう命令されてるんだろ?」
ミシェルは何でもないことのように聞いた。
コロンディアの封建領主たちが、こぞって南海岸から入植している。
単一作物を大量に栽培する──中でも綿花──彼らには、本土の連中が危機感を募らせていた。
アターソン綿繰り機を模倣され、年々収穫量が増えている。
国内や自国植民地農園からの輸出に影響しないわけがない。
あげく、こちらにまで売りつけてこようとする始末だ。
綿花だけではなく、無賃金の奴隷を使った原料は安く、本土の資本家貴族たちには垂涎ものである。
しかし、あくまでも国内産業は保護するのが政府の方針だ。
それにサイ国との関係も悪化させないよう、議会は頭を悩ませている。
かといって、このまま貿易の保護を続けていれば、革命に味方した資本家貴族が牙を剥いてくるかもしれない。
アーヴァインがゴソゴソと内ポケットから南部産のタバコを取り出す。
口にくわえ、歯輪式ライターで火をつけた。
「俺は服の原料なんて、どこから仕入れようと関係ない。でも、煙草農園だけでも欲しいな。一応お仕事なんで、言われたことはやらないと、給料が貰えん──それで」
軽口ついでに尋ねる。
「そっちは乗っ取る気なんだろ?」
ミシェルが咳き込んだので、慌てて煙草の火を消した。
またチチ丸出しが飛び込んでくると困る。
「えほっえほっ──まあ……よくご存知で。現状は政府に媚びる形だが、そのうちこの大陸は全てここだけで賄うことのできる大国に成長する。サイ国のようにね。南部は必須だ」
「アターソンの倅も居るしな」
例えアリビアという先進国がウエスティアを切っても、工業化は、彼さえいれば発展を遂げる。
むしろアリビア本土からは、工業品など輸入しない。完全に貿易は監視し、新大陸で作った製品しか買わないようにコントロールする。
「あちらの資本家貴族が黙ってないぞ。輸入も輸出も規制がかかっていたら、ニコロス時代と同じだ。やっと自由に商売できると思っているのに」
「資本家どもも馬鹿ばかりじゃないだろう。賃金労働者が路頭に迷えば、そもそも経済は回らん。ただでさえ、急激な機械化で失業者が溢れているのに──うちだけじゃないぜ、あいつらの奴隷貿易どうにかならんのか?」
「おかげでコロンディア含め、バファマ諸島の失業者が新天地目指して押し寄せてくるもんな」
白人とその奴隷に乗っ取られる未来に、ミシェルは震えた。
ミシェルは、先住民を愛していた。
「ふう。取りあえず、目先のことを考えよう。独立の話は今じゃない。いくら本土国内勢力が不安定でも、今やりあったって勝ち目はない。父と、同じ轍を踏みたくはない」
目を伏せるミシェル。
アーヴァインは頷いた。しかし、面白い未来を期待してしまう。
未来の勢力図は大幅に変わっているかもしれない。
綿花栽培に適した南部をまるごと手に入れたミシェルの国が、本土を差し置いて、世界の工場と呼ばれる大国になっているのやも。
問題は、その時自分がどちらについているかだ。より面白い方に、自分が居るだろうことだけは分かった。
「植民地軍は規模が小さいから、やることに限界があるだろう。俺が最近手に入れた助っ人を貸すよ。で、取りあえず今だ。まずは七植民地が一つにならなきゃな」
未来への妄想話は置いておいて、アーヴァインはやっと本題に入った。
「南部に近い植民地が一つ、裏切ったろ」
ミシェルの顔色は変わらない。
「マスカトーラ総督のことか?」
アーヴァインは片眉を上げる。
「その顔はやっぱり知ってたのか。ちょっとは相談してからやれよ。総代の意向で──つまりはお前がコロンディア勢力と手を組んで、独立を目論んでるって噂が立つぞ」
「無いな」
きっぱりとミシェルは言った。それから咎めるように聞く。
「疑ってたのか?」
アーヴァインは肩をすくめる。
「多角的方面から物事は見なきゃな」
一番疑っていたのが、実は彼自身の弟であることは、黙っておこう。
当分の間、枕を涙で濡らすことになる。
天使のようだったミシェルの弟は、己の身内にだろうが冷めた対応をする仕事の鬼に成長してしまった。
知らぬが仏のミシェルは、特に気にした様子もなく頷いた。
「泳がせてはいたが、そろそろ駆除の時期だ」
残りのおにぎりを口に放り込んでくれと頼むミシェル。
アーヴァインが言われた通り詰め込んでやると、ミシェルは口をモグモグさせながら「本当はパエリアの方が好きなんだ」とつぶやき、その後ついでのようにサラッと依頼した。
「マスカトーラとルゾンド両植民地総督を罷免し、弾劾裁判所に送る手伝いをしてくれ。多分抵抗がある」
ちょっと塩取って、みたく言うなよと突っ込もうとして、ハタと固まる。
「ルゾンド?」
アーヴァインは目を見開いていた。情報部すら掴んでいない名前が出てきた。
ミシェルは、怒りを顕に押し殺した声で言った。
「南海岸近くで死に絶えた八十近い部族は、星型疱瘡で死んだ」
「最初に流行った、マラリアでじゃないのか?」
「いや」
マラリアは、南部に上陸したコロンディア勢力にとっても不可抗力だった。労働力を期待していたのだから。
だが疱瘡は──。
「ルゾンド総督ホアヒンは、コロンディアに種痘を売りつけた」
アーヴァインが息を呑む。
「コロンディアは、疱瘡菌を故意にばら蒔いたんだよ。自国の人間には種痘を義務付けてな」
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