転生したら悪役令嬢を陥れようとした悪党でした【R18】

世界のボボ誤字王

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逆襲のアリス(最終回)

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 そして、私のクリトリスにやったように、乳首も舌で舐めまわし、歯で甘噛みし、吸い付いて思う様いたぶる。

 気持ちよすぎて、思わず手首を噛むのを忘れた。

「やっあっ!! ……んぐ」

 今度は唾液で濡れた唇が、私の口を塞いだ。うるさかったから?

 ぬるりと口内をまさぐり、舌を絡め、こぼれ落ちる涎をすする。

 あ、でもやっと、あそこに熱いものを押し当ててきた。

 ズプッと再度挿入され、目を見開いた。今度はトロトロのそこに、簡単に入ったから。

 ユベール君の形を思い出したかのように、私の膣肉が絡みつく。

 楔は一気に子宮の奥に届き、目の後ろが真っ白になる。 

「ん゛っ!」

 またまたイってしまった。一突きで。

 容赦無く、腰を動かし出すユベール君。イったばかりなのに!

 殺されちゃう。死んじゃうよ。クスリなんてキメてないのに、快楽で死んじゃう。

 両手でオッパイを弄びながら口内を探索し、狂ったように腰を振って穿ち続ける彼は、貴族ではなくただのケダモノだった。

「ん゛っ! ん゛っ! ぁっ……っ……んっ……」

 声を出せないぶん、涙がたくさん零れる。愉悦の涙が。

 ズチュズチュと穿つ音だけが、小さなダイニング兼居間に響き渡る。

 息遣いが絡み合い、私たちはこんなのばっかりだな、と快楽に押しつぶされそうになりながら思った。

 思いきり、みだらな声を上げたい。

 ユベール君もそう思ったのか、

「大きな家に住もう。遠慮なく声を出せる、大きな家に」

 とろけきった甘い声で、そう言った。

「うん」

 うつろな目で見上げると、ユベール君も私を見返した。

 あ、彼が私を見る目は、悪役令嬢がアレクを見る目と同じなんだ。ずっと前から。

 私は、欲しいものを、とっくに手に入れていたんだ。

「愛してる」

 しなる腰に揺られながら、私は笑った。

「わたしもだよバカ」




※ ※ ※ ※ ※ ※ ※




「もう一度、呼んでくださるかしら?」

 私は耳に手を当てて、準伯爵家の執事に言った。

「……様」
「はぁあああ!? 聞こえないんだけど!?」

 ギリッギリッと歯ぎしりする執事に、私は自尊心を擽られた。

「わ・か・お・く・さ・ま、でしょ?」

 クスクス笑ってやる。ユベール君が呆れて私を窘めた。

「やめろってば。いつまでいびるんだよ」

 執事、家政婦長、コック長、メイド仲間、通いの従僕の顔ぶれは変わってない。

「えー、メイドのアリスの時と同じ態度でいいってば~。かっこ、執事除く」

 と、伝えたけど、さすがにそういう訳にはいかず、やりにくそうだ。

 ここは王都郊外のヴィラ。そう、学長がホクホクしながら譲ってくれたのだ。

 学園を順番に出てさっさと嫁に行った娘らも、そうそう頻繁に実家に戻ってくるわけじゃないから、と少し淋しそうに呟きながら。

 でも学長には、面倒を見なきゃいけない素行の悪い生徒がたくさんいる。私みたいにね。

 彼らは皆、言わば学長の子供たちだ。

 それに──。

「じじー、くしゃい、じじーくたばれ」

 よちよち歩きのアメリーが、私のスカートに掴まる。

 籍入れて、ここに移ってくる前にもう一匹こさえていたし、学長にも子守りをしてもらわなきゃ。

 計算したら、アメリーが仕込まれたのは、長屋で再会した日だった……。百発百中とか、ユベール君の種、強すぎ。

 まあ、あの後バカみたいにやったから、いつかは出来たと思うけどさ。

 莫大な魔鉱石を使用して、何度も辺境まで転移してくるんだもん。さすがに破産しちゃう。

 なんて、この神速の研磨師の権限で、魔鉱石は格安で手に入るんだけどね!

 流石に増えすぎたら困るから、これからは避妊魔法が必須だわ。

 結婚式の前にできてしまった、お腹の中にいる三人目を撫でながら、ホッと息をつく。

 来週、やっと結婚披露宴なのにな。

 仕事が忙しくて、なかなか王都での結婚式を挙げられなかったもん。アメリーも手がかかったしさ。

 ドレス……キツくなりそう。

 執事がくどくど娘に説教している。

「アメリー様、じじーではなく、せめてじーじで! 準伯爵家のご令嬢ですから、美しい言葉遣いを心がけましょう」

 執事は今から口うるさくなりそうだ。そんな彼のポケットから、飴玉をくすねるアメリー。さすが私の娘ね、気づかれていないわ。

 鮮やかな黄緑の瞳は、彼女も魔力持ちであることを示唆している。

「そろそろフィルが帰ってくる頃ね」

 編入させて、今日は初日。越してきたばかりだし、環境ががらりと変わって心配だ。

 ユベール君も仕事を休んでそわそわしている。彼は綺麗な顔立ちのフィルがケツを狙われないか、今から心配なのだ。

「アリスがメイド服を着てくれたら、落ち着くんだけどな……」
「また?」

 メイドプレイ好きだな、と私が呆れた時、学園の魔動力バスがヴィラの前に停る。

 タタタと駆けてくる可愛い足音。扉が乱暴に開かれた。

「ただいまー、僕今日、基礎魔法習ってきたよ!」




完結


ご愛読ありがとうございました。
 
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感想 29

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みんなの感想(29件)

あきちょん
2022.03.30 あきちょん

読み出したら止まらなかった。面白かったです。所々に他の漫画の有名なセリフみたいのがあったのは 私の気のせいか勘違いかな|ω•๑`) 執事 意外に良い人だったんだね びっくりだよ(笑)変態魔神はよくゲロってるね…(¯―¯٥) アリスの幸せをもっと読ませてください! お願いします。m(._.)m

2022.03.30 世界のボボ誤字王

転載待ちきれずこっち(推敲前!)に!Σ(゚ロ゚;)
ありがたき幸せ! でもアルファさんムーンさんのどちらが先行公開にしても、転載前の先行品は誤字脱字だらけで読みにくいかもしれぬ!
(´>∀<`)ゝ大丈夫だった? ごめんね!
拙者よくジョジョやラオウ、ジャニーさん辺りの口調がついうっかり作中に出ちゃうので、見つけたらそれも消していかなきゃならんのです。ふざけ過ぎちゃって、しかもシリアスな場面でも某名探偵出てくるし、悪い癖なんすよね(•́ε•̀٥)じっちゃんの股間にかけて止めないと!
幸せなアリスのご希望嬉しいです! けっきょく続編やその後を希望してもらえることほど作者にとって幸せなことはないかもしれません!
取り敢えず、獣人ものをさっさと完結させなきゃな!
ꉂꉂ(ˊᗜˋ*)ʬʬありがとうございました!

解除
よきよ
2022.03.04 よきよ

完結お疲れ様でした! アチラへの引っ越しに見事間に合ってお見事です。

やさぐれ同士が救済されるのも良いですね。
自分の為に頑張って、多分歴史的偉業を二つも成し遂げたユベール様。
執事を延々と延々といじめ抜きそうな強い子になれた愛梨珠たん。メデタイ。

で。えっとーーー
『逆襲のアリス』の真ん中辺。
「計算してみると、アメリー 〜 長屋で『再開』…」悩むところですが、『再会』かなぁ、と。

御令息が普通に坊ちゃんらしく育っていらっしゃるご様子なので、ご令嬢もいずれ、多分、きっと。
結婚式が遅めな気がするのは、アメリーたんがお腹にいたからでしょうか?
これでお別れなのがチトさみしい。

2022.03.04 世界のボボ誤字王

最後までありがとうございます!

٩( ᐖ )۶三٩( ᐛ )و

速攻直した!

でも、もっともっとあるよね! 誤字!
(´;︵;`)

そうです、あの後すぐ妊娠で、でも鉱山の仕事も忙しかったんでしょうな!

なかなかウエディングドレス着れないアリスたんでした。

しかし感想欄で補足してもしゃーないんじゃ、書き直してくるお!‪
。゚(゚´ω`゚)゚。‬




解除
濘-NEI-
2022.03.04 濘-NEI-

完結お疲れ様でした!
楽しませていただきました♪

2022.03.04 世界のボボ誤字王

わあ((o(;□;`)o))

最後までありがとうございます!

エッチが長くなっちゃった!

(´>∀<`)ゝ

解除

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