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当たるも八卦当たらぬも八卦

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占い師は、水晶玉を取り出した。

「わかりました。占ってみましょう」

何やら怪しげな呪文を唱えながら、水晶玉を覗き込む。
こんなパフォーマンスに、どんな意味があると言うのだろうか。

「・・・海が見えます」
「海・・・?」
「巨大な建物に、大きな球体が乗っています」
「なんだ、それは?」
「あとガンダム」
「なんだ、それは!?」

与えられたヒントから、佐々野は答えを導き出した。

「お台場か」
「そうです。お台場に行けば、きっと手がかりがつかめるでしょう!」
「売れっ子の脚本家なら、まあお台場に行けば会えそうだな。って、マジか、お前?」
「マジです」
「全然占いじゃないじゃん!」
「当たるも八卦、当たらぬも八卦」
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