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新生編

※スパンキング オン ザ バスサイド※

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暴力的、性的表現があります。
苦手な方はご注意下さい。


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 パァーーーン スパーーーン
ペチペチ パーン バシィッ!

「ンー!ンー!」

天界の風呂は良い。香りの良い木材を彫って出来た広い浴槽に、掛け流しの湯。最高。

湯船につかり、上半身をタイルに打ち投げてへたり込み、湯船に浮かぶ真っ赤になったかたちの良い締まった尻を叩く。一叩きする度に、精を吐き出す朱雀の芯は湯の中で白くい膜に包まれている。ここを出たら、そうそう朱雀を抱く事は無いだろうと名残惜しげに朱雀を貪り喰う。

「目隠し、猿轡、張り型に手枷、可愛い、朱雀。」

ぐったりとへたり込む朱雀の尻をそれでも叩き続ける。
愛を植え付ける様に、痛みと快感を覚えさせる。
朱雀の腰に左肘を乗せ、頭を支えながら張り型を抜いて、ぽっかりと空いた入り口から右手の中指だけを差し入れする。すっかり柔らかくなった入り口を出し入れしながら、グレースはこれからの事を話す。

「はぁ、で、これからだけど。」

「とりあえず王都に戻って、ビクトラと話しするかな。」

ビクトラの名を聞いて、朱雀の嫉妬が焔となってチリチリと体を纏う。
すると、グレースは指を抜いて尻をこれでもかと叩きつけた。

パァァーーーーーーン!パァァーーーーーーン!

「忘れたのか?鳥頭。俺はお前の物にはならない。妬くな。」

本当は、嬉しいよ。朱雀。
赤く鬱血した尻をサワサワと撫でて吸い付き舐め上げる。
赤い尻肉を割って、入り口をゆるゆると舐めては差し入れる。
吸っては舐め上げ、追い詰める。

「美味しいよ、朱雀。」

仰向けに朱雀をひっくり返して、フルフルと震えて膨張した朱雀のモノを口に含むと、ゆっくりと頭を上下に動かし次第に速度を速める。イキそうになるとグレースの髪で縛って耐えさせた。湯の中で手を這わせてニュクニュクと前立腺を刺激する。
肉体を得た朱雀は、ひたすらに初めて尽くしの快感に身をくねらしている。限界を迎えた朱雀を許すように、髪を解いて出させては呑み下す。これで四度目の吐精に朱雀は息も絶え絶え縛られた手をグレースに伸ばす。

「ん?抱いて欲しいの?」

甘えた朱雀を抱きしめて猿轡の上からキスをする。
胸の魔道具がチクリと痛む。コレの痛みなのか、朱雀を想う痛みなのか分からない。もう、こんな良い場所で過ごしながらの甘い時間は無いんだろうな。仕方ない、部屋がなけりゃ青姦で我慢するか。

「予言書はやく集めないと。朱雀、頑張ろうな。」

「ンー!ンー!」

狂った瞳はグレースのキスを求めて懇願している。
それだけで、心が満たされていくのをグレースは感じて膨張した自身をゆっくりと優しく埋め込んでいく。猿轡を外し、二人は優しいキスをした。満足いくと、グレースは上半身を起こして髪をかき上げる。その姿に出会った時の柔らかさはもう無い。

二人の間に愛はある。そしてグレースの中にも明確な言葉で、朱雀をどう見ているのかが、抱いた事ではっきりした。しかしそれを口にはしないと決めた。旅に枷を着けないために。グレースは朱雀への愛を支配欲にすり替えた。愛するが故の甘えを許さぬ為に。
しかし、それを分からぬ朱雀はグレースを求め続けている。ドロドロに溶けた朱雀は、グレースの胸の果実を貫いている楔から、垂れるチェーンを口に含んで果実に吸い付き甘えている。

「なに?甘えてんの?可愛いね。いいよ、いっぱい吸いな。」

「グレース、グレース、グレース。最後だ。これで最後だ。」

「ん?何を最後にするの?」

抱きつく朱雀を柔らかな瞳でグレースは見つめた。
言葉では言えない想いを伝える様に。

「愛している」

朱雀は囁き愛を乞う。またいつか愛を囁く為に。

「分かってる。ごめんな。」

朱雀の頬に流れる涙を両手で拭い、額を合わせてキスをする。
それだけで一つになれる様な充足感に優しくなれる。
俺の細胞で肉体が出来たからか、与えた快感が返ってくる錯覚が気持ちいい。朱雀の跳ねた赤い髪に指を絡めて後ろに倒すと、上を向かせて唾液を垂らす。コクリと喉が上下するのを見つめ、嬉々として朱雀の舌を吸い上げた。

「ちゃんと終わらせよう。」
「明日からは、お前は俺の奴隷だよ。忘れないで。朱雀。」

「あぁ、分かっている。全てグレースに従うと誓う。共にあの地で命が終わるまで。」

天界での最後の夜は、優しくて、泣きたくなる程愛で溢れていた。








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