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王都編
とまどい
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今、私は神々と対峙している。まるで集団暴行を受けるがの如く神々に囲まれている。気が付けば真っ白い何にもない場所に居て、急に「私は神だ」ってオッサンが出てきたと思ったら、どこからともなく大量の神様が現れてさ。
もうね?失禁物よ、これ。
「君の名は?」
黒髪に山伏の格好をして、背中には立派な羽をもった神が聞いてきた。
「え、名前ですか?」
急に何?怖い!!
「そうだよ、神居都さん。」
いや、知っとるやん。めっちゃフルネームで知っとるやん。ドキドキしながら上擦った声で返してみる。どんな反応だろう。
「知っとるやん」
あ、心のままに声に出しちゃったよ。
「ふっ。くふっ。ふふふふ」
なんかみんな笑い出したよ……なんだろうね。ちょっと怖いよ。
「都さん、なぜ貴方がここにいるのか知りたくな~い?」
稲穂を抱えた女性の神が聞いてきたよ。なぜだか手足の震えが止まらない~。
「いや、あの……あの……はい」
とりあえず解放してほしい。その前に、私死んだ?死んだの?
「私、死んでます?これ」
へたり込んだ私の前に稲穂持った神様が屈んで答えた。
「うん。死んじゃったね。ごめんね?あのクソ野郎のせいでさ。犠牲者の一人なんだ。貴方。」
「とりあえずさ、時間ないからどっちか教えて?転生?輪廻に還る?」
え?その二択しかないんですか?できれば死に戻りが良いなぁ。
詳細求む。あまりにも雑過ぎる選択に説明を求めてみた。
「ちょっと唐突すぎて答えが見つかりません。どういう状況なんでしょうか?」
それに、クソ野郎がだれだか気になるし。犠牲者の一人?ってことは他にも亡くなった方がいるんだろうか?
「この星とは別の所にさ、すっごい力が籠ってる星があるんだ。」
「はぁ」
「簡単に言うとさ、その星の神が馬鹿だったもんで自分の権能を人の子にあげちゃったんだよね」
それが一体私の死とどう関係するんだろうか。
「どんな物にもさ、必ず終わりがあるんだよね。それは生き物だけじゃなくって星もね」
神々がうなずく。なんだかこの状況に慣れてきたのか、頭が回ってきた気がする。
「馬鹿神はさ、その星に生きるある一部の子供たちが大好きで、好きすぎて未来視と創造って力を特別気に入ったある子に渡したの」
「その力で国を導いて憂いなくいつも幸せであるよう、そして星の寿命を無くして永遠にさせようってね。でも、その力を授かった子はさ苦しんじゃったんだよ」
そりゃそうだ。あれでしょ?知りたくないことが嫌でも視えちゃうし、もしかしたら常時そんな情報が入ってきてたりするんでしょ?それに創造ったってね。物を生み出す力なら、それが生まれた事で発生する未来は、生み出されなきゃ視えたりはしないんだろうしね。うーん。それも視えてるのか?もし視えたなら未来視っていうか予測になっちゃうしな。あー…そうなると視える未来の数が膨大過ぎて気が狂うだろうな。
「そうそう、その通り!理解が早くて助かるよ」
あれ?声に出してた?ポカンとすると、鉾に項垂れた眠そうな顔の神が呟いた。
「あ、聞こえてるから頭ン中」
おぉぉーーーーい!プライバスィー!もう俯くしかない。恥ずかしすぎる!
「ぷぷぷ。超おもしろいね都さん!それでね、その子はさ国のためにって未来視の内容を全部予言として500年分残したんだけど、その予言にすこしづつ罠を残してた。」
普通に続くのかい。これ。
「ごめんね、もうちょっと付き合って!でさ、最後の予言がなされた時、その星は消えてなくなるのよ。木っ端微塵!でさ、その衝撃波で地球も、太陽も月も、いろーーーんな星が巻き添え食って消えちゃうんだよね。さすがに未来視もさ、あの馬鹿神の管理圏内の未来しか見えないからこっちの迷惑とかお構いなしなわけ」
はぁ。それってあれですか?力あげるからその星を助けて的な?
いや、無理ゲー。無理無理。チート能力もらっても戦った経験?無いし!頭?いや悪い方だし。料理?家庭料理しか作れないし。おいしいもの食べたくったって麹菌の作り方とか発酵の仕方とかそんなもん知らんしね!はい無理です!ごめんなさい。
「早い早い!諦めが早い!」
今度は猿の顔をした神様がツッコんできた。
「もちろん、そのチート能力も私達が授けるし、不安も感じなくて良い。ただ、君はその星で思いのままに生きて、500年分のトラップを解除してくれれば良いよ。その為にさ、サポートもつけるし」
いや、そういう問題じゃなくて。サラっとトラップ解除とか付け加えてるけど、ちょとそれ一番の難関じゃない?
「それにさ、君。双葉君に会いたくない?」
猿神の言葉に体が硬直した。
「あ。あ……双葉、双葉!」
一人息子の記憶が流れ込んでくると同時に、自分が死んだときの情報も入ってくるのが分かる。動いていた意識が一瞬にしてフリーズして、焦りと不安と恐怖があふれ出てきた。
「あの馬鹿神、テュルケットって言うんだけどさ。権能を渡した子が死んだときに残した、神居双葉が世界を壊すって言葉鵜呑みにして双葉君を殺そうとしたんだよ。もちろん僕たちだってそんな地球の運命の流れとは違う流れぶっこまれてこっちも黙っては無かったけど、アイツの使徒が出張ってきちゃってさ」
体が、いや、身体はもうない。魂が、凍っていく。
「タケルがね、頑張って攻撃逸らしたんだよ。でも逸らした攻撃がぶつかった車が君たちの乗ってた車にぶつかってさ、君と旦那さん双葉君かばって死んじゃった。ごめんね」
猿神はシュンとした顔をして都の頭を撫でた。
「じゃあ、あの子は?あの子は死んでないの?」
猿神の着物を縋るように掴んで気が付けば叫んでいた。
「うん、安心して。死んでないよ。でも、まだ双葉君が死んでないってわかったらアイツは攻撃して来るかもしれない」
「あいつもさ、無理やり神力使って攻撃してきたけど、そのせいで100年か200年位は動けないと思う。だけど、使徒がもし特攻覚悟で攻撃してきたらどうなるかわからない。でもでも、僕らは双葉君に加護を授けるし、土地神に常に傍に居るようにさせるつもり。だから安心していい」
いや、神様とかってさ実際傍に居てくれても何か出来るものなの?生きてた時、私結構交通事故とかストーカー被害とか色々あったけど助けてもらった記憶ない。
「助けてたよ。君の傍に俺はずっといたし」
振り返ると猫耳の男の子が立っていた。
「俺は福月神社の土地神だ。君が飼ってたハルって子、あの子が君を守ってって俺の眷属になったから守ってた。守ってなかったらとっくに死んで結婚もできてなかったよ」
マジか。。高校生の時に拾ってかわいがってた私のハル、あの子に守られてたんかい。なんか色々込み上げてきた。
「君が行かなきゃ双葉君は死ぬまで追われ続けるよ」
その言葉ににべもなく答えは決まった。でも一人は怖い。
「旦那は?旦那のマイクは?一緒に行けないの?」
その言葉に神々が斜め上に視線をずらし散会しようとしていた。残された猿神と稲穂を持った神があたふたする。
「え?旦那はどこですか?」
稲穂を持った神が申し訳なさ気に教えてくれた。
「えー……とね。なんていうかね。彼って、敬虔なクリスチャンじゃない?うん。で、なんていうか……」
あー……なんかわかった気がする。
「すべては神の計画。とかなんとか言ったんじゃないですか?」
都はジト目で神を見上げ溜息をついた。
「う……うん。ごめんね?なんども引き留めたんだよ?特典いーっぱいつけるし、終わったら神の園までちゃーんと案内するって言ったんだけど」
稲穂を持った神は涙目で俯いてしまった。
「あ、わかりますよ。あの人の反応位。で、神の園へもう旅立ったと?」
猿神と稲穂を持った神は項垂れて返事をした。
「はい。先程。グスン。力及ばずごめんなさい。」
やっぱねーー!男ってやつぁね!いざとなったらダメだね!
もうね?失禁物よ、これ。
「君の名は?」
黒髪に山伏の格好をして、背中には立派な羽をもった神が聞いてきた。
「え、名前ですか?」
急に何?怖い!!
「そうだよ、神居都さん。」
いや、知っとるやん。めっちゃフルネームで知っとるやん。ドキドキしながら上擦った声で返してみる。どんな反応だろう。
「知っとるやん」
あ、心のままに声に出しちゃったよ。
「ふっ。くふっ。ふふふふ」
なんかみんな笑い出したよ……なんだろうね。ちょっと怖いよ。
「都さん、なぜ貴方がここにいるのか知りたくな~い?」
稲穂を抱えた女性の神が聞いてきたよ。なぜだか手足の震えが止まらない~。
「いや、あの……あの……はい」
とりあえず解放してほしい。その前に、私死んだ?死んだの?
「私、死んでます?これ」
へたり込んだ私の前に稲穂持った神様が屈んで答えた。
「うん。死んじゃったね。ごめんね?あのクソ野郎のせいでさ。犠牲者の一人なんだ。貴方。」
「とりあえずさ、時間ないからどっちか教えて?転生?輪廻に還る?」
え?その二択しかないんですか?できれば死に戻りが良いなぁ。
詳細求む。あまりにも雑過ぎる選択に説明を求めてみた。
「ちょっと唐突すぎて答えが見つかりません。どういう状況なんでしょうか?」
それに、クソ野郎がだれだか気になるし。犠牲者の一人?ってことは他にも亡くなった方がいるんだろうか?
「この星とは別の所にさ、すっごい力が籠ってる星があるんだ。」
「はぁ」
「簡単に言うとさ、その星の神が馬鹿だったもんで自分の権能を人の子にあげちゃったんだよね」
それが一体私の死とどう関係するんだろうか。
「どんな物にもさ、必ず終わりがあるんだよね。それは生き物だけじゃなくって星もね」
神々がうなずく。なんだかこの状況に慣れてきたのか、頭が回ってきた気がする。
「馬鹿神はさ、その星に生きるある一部の子供たちが大好きで、好きすぎて未来視と創造って力を特別気に入ったある子に渡したの」
「その力で国を導いて憂いなくいつも幸せであるよう、そして星の寿命を無くして永遠にさせようってね。でも、その力を授かった子はさ苦しんじゃったんだよ」
そりゃそうだ。あれでしょ?知りたくないことが嫌でも視えちゃうし、もしかしたら常時そんな情報が入ってきてたりするんでしょ?それに創造ったってね。物を生み出す力なら、それが生まれた事で発生する未来は、生み出されなきゃ視えたりはしないんだろうしね。うーん。それも視えてるのか?もし視えたなら未来視っていうか予測になっちゃうしな。あー…そうなると視える未来の数が膨大過ぎて気が狂うだろうな。
「そうそう、その通り!理解が早くて助かるよ」
あれ?声に出してた?ポカンとすると、鉾に項垂れた眠そうな顔の神が呟いた。
「あ、聞こえてるから頭ン中」
おぉぉーーーーい!プライバスィー!もう俯くしかない。恥ずかしすぎる!
「ぷぷぷ。超おもしろいね都さん!それでね、その子はさ国のためにって未来視の内容を全部予言として500年分残したんだけど、その予言にすこしづつ罠を残してた。」
普通に続くのかい。これ。
「ごめんね、もうちょっと付き合って!でさ、最後の予言がなされた時、その星は消えてなくなるのよ。木っ端微塵!でさ、その衝撃波で地球も、太陽も月も、いろーーーんな星が巻き添え食って消えちゃうんだよね。さすがに未来視もさ、あの馬鹿神の管理圏内の未来しか見えないからこっちの迷惑とかお構いなしなわけ」
はぁ。それってあれですか?力あげるからその星を助けて的な?
いや、無理ゲー。無理無理。チート能力もらっても戦った経験?無いし!頭?いや悪い方だし。料理?家庭料理しか作れないし。おいしいもの食べたくったって麹菌の作り方とか発酵の仕方とかそんなもん知らんしね!はい無理です!ごめんなさい。
「早い早い!諦めが早い!」
今度は猿の顔をした神様がツッコんできた。
「もちろん、そのチート能力も私達が授けるし、不安も感じなくて良い。ただ、君はその星で思いのままに生きて、500年分のトラップを解除してくれれば良いよ。その為にさ、サポートもつけるし」
いや、そういう問題じゃなくて。サラっとトラップ解除とか付け加えてるけど、ちょとそれ一番の難関じゃない?
「それにさ、君。双葉君に会いたくない?」
猿神の言葉に体が硬直した。
「あ。あ……双葉、双葉!」
一人息子の記憶が流れ込んでくると同時に、自分が死んだときの情報も入ってくるのが分かる。動いていた意識が一瞬にしてフリーズして、焦りと不安と恐怖があふれ出てきた。
「あの馬鹿神、テュルケットって言うんだけどさ。権能を渡した子が死んだときに残した、神居双葉が世界を壊すって言葉鵜呑みにして双葉君を殺そうとしたんだよ。もちろん僕たちだってそんな地球の運命の流れとは違う流れぶっこまれてこっちも黙っては無かったけど、アイツの使徒が出張ってきちゃってさ」
体が、いや、身体はもうない。魂が、凍っていく。
「タケルがね、頑張って攻撃逸らしたんだよ。でも逸らした攻撃がぶつかった車が君たちの乗ってた車にぶつかってさ、君と旦那さん双葉君かばって死んじゃった。ごめんね」
猿神はシュンとした顔をして都の頭を撫でた。
「じゃあ、あの子は?あの子は死んでないの?」
猿神の着物を縋るように掴んで気が付けば叫んでいた。
「うん、安心して。死んでないよ。でも、まだ双葉君が死んでないってわかったらアイツは攻撃して来るかもしれない」
「あいつもさ、無理やり神力使って攻撃してきたけど、そのせいで100年か200年位は動けないと思う。だけど、使徒がもし特攻覚悟で攻撃してきたらどうなるかわからない。でもでも、僕らは双葉君に加護を授けるし、土地神に常に傍に居るようにさせるつもり。だから安心していい」
いや、神様とかってさ実際傍に居てくれても何か出来るものなの?生きてた時、私結構交通事故とかストーカー被害とか色々あったけど助けてもらった記憶ない。
「助けてたよ。君の傍に俺はずっといたし」
振り返ると猫耳の男の子が立っていた。
「俺は福月神社の土地神だ。君が飼ってたハルって子、あの子が君を守ってって俺の眷属になったから守ってた。守ってなかったらとっくに死んで結婚もできてなかったよ」
マジか。。高校生の時に拾ってかわいがってた私のハル、あの子に守られてたんかい。なんか色々込み上げてきた。
「君が行かなきゃ双葉君は死ぬまで追われ続けるよ」
その言葉ににべもなく答えは決まった。でも一人は怖い。
「旦那は?旦那のマイクは?一緒に行けないの?」
その言葉に神々が斜め上に視線をずらし散会しようとしていた。残された猿神と稲穂を持った神があたふたする。
「え?旦那はどこですか?」
稲穂を持った神が申し訳なさ気に教えてくれた。
「えー……とね。なんていうかね。彼って、敬虔なクリスチャンじゃない?うん。で、なんていうか……」
あー……なんかわかった気がする。
「すべては神の計画。とかなんとか言ったんじゃないですか?」
都はジト目で神を見上げ溜息をついた。
「う……うん。ごめんね?なんども引き留めたんだよ?特典いーっぱいつけるし、終わったら神の園までちゃーんと案内するって言ったんだけど」
稲穂を持った神は涙目で俯いてしまった。
「あ、わかりますよ。あの人の反応位。で、神の園へもう旅立ったと?」
猿神と稲穂を持った神は項垂れて返事をした。
「はい。先程。グスン。力及ばずごめんなさい。」
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