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僕の1日
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僕はラグ。薬草園で薬草を栽培して旧王都のマーケットや、路上販売をしています。
販売している薬草は、体力回復様や解毒などのあらゆる状態異常を回復させる物など多岐に渡り、顧客もそれなりにいて毎日大忙しです。
朝はダンジョン近くの宿屋街で路上販売をし、昼になったら旧王都のサポート系アイテム販売をしているお店へ行って、商品を置かせてもらう代わりに店番をします。
夕方6時になったら店番を交代してもらって帰宅、植物園の薬草などの管理や薬の製造を兄と交代する。これが僕の1日。なんてことない1日です。
最近、兄さんづてでSランク冒険者の方に頼まれた状態異常を引き起こすポーション開発をしています。魔物にも同じような状態異常を与えたいようですが材料が足りません。ギルドで遠方に生息している薬草や魔物の収集を依頼しても、状態があまり良く無い物も多く悩みどころです。
「ラグ!今日はこの後ロートレッドかい?」
おや、Aランク冒険者のトムレムさん。この方が採取する魔物の部位は鮮度も良く状態が良いので、出来ればいつもお願いしたいほどです。
けれど、個人を指名して依頼をすると高くなるので本当に必要な物しか頼めません。今月は無理かな?
「トムレムさん今日は!はい、この後ロートレッドの店です!」
路上販売用のテントを解体して、移動準備をしなくては。
「今夜は暇かい?」
今夜?今夜は新月だ。ロースマーリに力が一番宿りやすい日だ。残念だけど、今夜は無理かな。
「今夜はロースマーリの収穫がありますが、何か御用がありますか?必要な物があればそれも収穫しますよ?」
ニッコリと笑ったトムレムさんは、一見怖そうですがとても紳士な優しい冒険者さんです。
透明感のある赤毛に濃い緑色の瞳。これは炎属性と風属性が強い証拠で、琰風騎士なんて二つ名持を持つ程強いんです。憧れます!
「いや、食事でもどうかと思ってね?」
「わぁ!とても魅力的なお誘いです!けど…今日は外せなくて」
「そうか、残念だ」
犬耳が垂れている幻覚が見えます…申し訳無い。
「では、私もロートレッドに行く途中だから、一緒に行こう」
荷物を一緒に担いでお店まで運んでくれた。優しいなぁ。
僕の様な、しがない生産職の半獣に優しくしてくれる人は少ないので甘え方が分かりません。
「荷物持って下さってありがとうございました!」
挨拶をして、そこでさようならをしました。
昼下がり、お客様は殆ど居ません。けれど、僕はこの時間が大好きなんです。お目当ては、ギルドから出てくる漆黒の獣人冒険者。
胸当てと大きな大剣。足元の装備程度なのにあんなに強そうでカッコいい。いつも違うパーティーでクエストを受けている様ですが、一際大きくて強そうなのでとても目立ちます。羨ましいです。
僕のヒョロヒョロの腕ではパンチをしたって風が撫でた程度にしか感じないのだろうな。
そう思うとなんだか溜息がでます。鏡に映る僕は狼とエルフの半獣。髪は母さん譲りの薄い金色で目もまた薄い緑色。耳だけ父さんの茶色の狼の耳。身体も母さんに似て細くて小さいので、僕は19歳なのにいつも
幼く見られます。兄さんみたいに父さん譲りの身体だったら冒険者を目指すのに。
ギルドの前で談笑している漆黒の剣士。僕は勝手にダークソルジャーと呼んでいますが、本当にカッコいい!
お話してみたいな。
そんな事を考えていたら、いつの間にかダークソルジャーさんがお店に入ってきたから、どうしよう!なんて声をかけようか!?
「すまないが、抑制剤はあるか?」
すると、ダークソルジャーさんから声をかけられて慌ててカウンターから飛び出してしまいました。
本当に大きい。青の瞳が綺麗だな。
いけない!お仕事!抑制剤…発情期の抑制剤でしょうか?
色々考えて三本程見繕ってカウンターに出して説明をします。
「右から発情抑制の強い物になります。今日は新月ですので、左の軽い物と右のは如何ですか?
軽い物を飲んで満月近くなったら強い物を服用しますと、耐性ができて強い物を飲んでも副作用も軽くて済みますよ?」
ダークソルジャーさんは少し考えて、発情フェロモンを抑える物も欲しいと言われました。確かに必要かも知れないけれど、スンスンと失礼ながら首筋のフェロモンの匂いを嗅いでみましたが、この分だとこの抑制剤で十分抑えられますよと教えた。すると「分かった」と言って、左と右の抑制剤を二箱と避妊薬を買って帰られました。
僕はずっとドキドキして帰られた後も動悸が止まりません。初めて話した事もそうですが、避妊薬を買われたという事がどういう事なのかを考えると、顔が赤くなってしまいます。
「ラグ、今日は店仕舞いだ。緊急クエストが発布されて俺も行くことになったから、もう上がっていいぞ?」
店主のモールさんがお店の裏の工房から顔を出してきました。
「緊急クエストですか?」
「炎龍討伐だ。俺も討伐に参加するから店仕舞いして上がってくれ」
「分かりました。ポーション持って行きますか?」
「あぁ、助かる。あるだけ置いていってくれ。金は給金と併せて支払うがいいか?」
「はい。わかりました。頑張ってくださいね!」
モールさんもAランクの冒険者で鍛治スキルや付与魔法も持ってる高ランクな生産系冒険者。きっと無事に帰ってこれるだろう。そう思って今日は店仕舞いです。
それにしてもダークソルジャーさん。カッコ良かったな。
販売している薬草は、体力回復様や解毒などのあらゆる状態異常を回復させる物など多岐に渡り、顧客もそれなりにいて毎日大忙しです。
朝はダンジョン近くの宿屋街で路上販売をし、昼になったら旧王都のサポート系アイテム販売をしているお店へ行って、商品を置かせてもらう代わりに店番をします。
夕方6時になったら店番を交代してもらって帰宅、植物園の薬草などの管理や薬の製造を兄と交代する。これが僕の1日。なんてことない1日です。
最近、兄さんづてでSランク冒険者の方に頼まれた状態異常を引き起こすポーション開発をしています。魔物にも同じような状態異常を与えたいようですが材料が足りません。ギルドで遠方に生息している薬草や魔物の収集を依頼しても、状態があまり良く無い物も多く悩みどころです。
「ラグ!今日はこの後ロートレッドかい?」
おや、Aランク冒険者のトムレムさん。この方が採取する魔物の部位は鮮度も良く状態が良いので、出来ればいつもお願いしたいほどです。
けれど、個人を指名して依頼をすると高くなるので本当に必要な物しか頼めません。今月は無理かな?
「トムレムさん今日は!はい、この後ロートレッドの店です!」
路上販売用のテントを解体して、移動準備をしなくては。
「今夜は暇かい?」
今夜?今夜は新月だ。ロースマーリに力が一番宿りやすい日だ。残念だけど、今夜は無理かな。
「今夜はロースマーリの収穫がありますが、何か御用がありますか?必要な物があればそれも収穫しますよ?」
ニッコリと笑ったトムレムさんは、一見怖そうですがとても紳士な優しい冒険者さんです。
透明感のある赤毛に濃い緑色の瞳。これは炎属性と風属性が強い証拠で、琰風騎士なんて二つ名持を持つ程強いんです。憧れます!
「いや、食事でもどうかと思ってね?」
「わぁ!とても魅力的なお誘いです!けど…今日は外せなくて」
「そうか、残念だ」
犬耳が垂れている幻覚が見えます…申し訳無い。
「では、私もロートレッドに行く途中だから、一緒に行こう」
荷物を一緒に担いでお店まで運んでくれた。優しいなぁ。
僕の様な、しがない生産職の半獣に優しくしてくれる人は少ないので甘え方が分かりません。
「荷物持って下さってありがとうございました!」
挨拶をして、そこでさようならをしました。
昼下がり、お客様は殆ど居ません。けれど、僕はこの時間が大好きなんです。お目当ては、ギルドから出てくる漆黒の獣人冒険者。
胸当てと大きな大剣。足元の装備程度なのにあんなに強そうでカッコいい。いつも違うパーティーでクエストを受けている様ですが、一際大きくて強そうなのでとても目立ちます。羨ましいです。
僕のヒョロヒョロの腕ではパンチをしたって風が撫でた程度にしか感じないのだろうな。
そう思うとなんだか溜息がでます。鏡に映る僕は狼とエルフの半獣。髪は母さん譲りの薄い金色で目もまた薄い緑色。耳だけ父さんの茶色の狼の耳。身体も母さんに似て細くて小さいので、僕は19歳なのにいつも
幼く見られます。兄さんみたいに父さん譲りの身体だったら冒険者を目指すのに。
ギルドの前で談笑している漆黒の剣士。僕は勝手にダークソルジャーと呼んでいますが、本当にカッコいい!
お話してみたいな。
そんな事を考えていたら、いつの間にかダークソルジャーさんがお店に入ってきたから、どうしよう!なんて声をかけようか!?
「すまないが、抑制剤はあるか?」
すると、ダークソルジャーさんから声をかけられて慌ててカウンターから飛び出してしまいました。
本当に大きい。青の瞳が綺麗だな。
いけない!お仕事!抑制剤…発情期の抑制剤でしょうか?
色々考えて三本程見繕ってカウンターに出して説明をします。
「右から発情抑制の強い物になります。今日は新月ですので、左の軽い物と右のは如何ですか?
軽い物を飲んで満月近くなったら強い物を服用しますと、耐性ができて強い物を飲んでも副作用も軽くて済みますよ?」
ダークソルジャーさんは少し考えて、発情フェロモンを抑える物も欲しいと言われました。確かに必要かも知れないけれど、スンスンと失礼ながら首筋のフェロモンの匂いを嗅いでみましたが、この分だとこの抑制剤で十分抑えられますよと教えた。すると「分かった」と言って、左と右の抑制剤を二箱と避妊薬を買って帰られました。
僕はずっとドキドキして帰られた後も動悸が止まりません。初めて話した事もそうですが、避妊薬を買われたという事がどういう事なのかを考えると、顔が赤くなってしまいます。
「ラグ、今日は店仕舞いだ。緊急クエストが発布されて俺も行くことになったから、もう上がっていいぞ?」
店主のモールさんがお店の裏の工房から顔を出してきました。
「緊急クエストですか?」
「炎龍討伐だ。俺も討伐に参加するから店仕舞いして上がってくれ」
「分かりました。ポーション持って行きますか?」
「あぁ、助かる。あるだけ置いていってくれ。金は給金と併せて支払うがいいか?」
「はい。わかりました。頑張ってくださいね!」
モールさんもAランクの冒険者で鍛治スキルや付与魔法も持ってる高ランクな生産系冒険者。きっと無事に帰ってこれるだろう。そう思って今日は店仕舞いです。
それにしてもダークソルジャーさん。カッコ良かったな。
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