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新たな脅威
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「……というのはまぁ、半分冗談みたいなものだ」
凍り付いた空気を解すように、ガイアモンドが口を開く。彼は話しながら、魔力の吸収を終えた水晶を、空中で円を描くように回した。すると、光の紐がぷつりと途切れ、石の中の雲の蠢きも停止する。無事に暴走を止められたことに、彼は胸を撫で下ろし、深く息を吐く。一連の動作を、メレフは険しい目つきで睨み続けていた。
「何故だ……何故、私を助けた……!」
彼はマティーニの手によって、魔封じの枷を両手首に嵌められていた。憎々しげな眼差しを向ける彼を、ガイアモンドは無言で見つめる。
「君はあのままでは、歌の力に取り込まれていた。仮にもカルマの育ての親に、酷い仕打ちはしたくなかったんだよ。同情ってやつだね」
出来るだけ涼しい面持ちで、さらりと吐き捨てると、メレフの眉間にきつく皺が寄った。だが、彼は何も反論しない。捕まっている以上、逆らっても意味はないと分かっているのだろう。
「いたぞ!ガイアモンドだ!!」
「ガイアモンド社長!!」
どこに隠れていたのか、建物の中から記者たちが現れ、どっと押し寄せてきた。嘆息したガイアモンドが、皆から離れ、彼らの前に進み出る。軽く髪を整え、スーツの皺を伸ばして、外面のいい笑みを浮かべた。
「ガイアモンド社長!事態は収束したんでしょうか!?お答えください!」
「今回の事件は、一体何だったんですか!?」
「犯人はやはり、メレフなのでしょうか!?」
彼はたちまち、無数のカメラやマイク、部外者の好奇な眼差しに取り囲まれる。矢継ぎ早に浴びせられる質問に、ガイアモンドは慣れた様子で対応した。
「皆さん、落ち着いてください!ご安心を、事件はたった今解決しました。といっても、私は少し力を貸したに過ぎませんが……ALPDと、ハデスから派遣された警察部門の職員の手で、犯人は無事に捕えられました!ピアニストのメレフ氏が、この件にどう関わっていたのか、一体何が起こったのかは、今後の捜査が明らかにしてくれるでしょう……私が言いたいのは、市民の皆様が無事で本当に良かったということ。我がオメガ社の貢献で、一人でも多くの命が救われたことを願うばかりです。力及ばず、救えなかった方々には心からのお悔やみを申し上げると共に、ご遺族と協議の上、何らかの形での補償をさせていただきたく思います……これは、正式な発表です。マスメディアの皆様には、この情報を少しでも広めていただきたい。ご協力に感謝します」
彼が人目を引き付けてくれている間に、ムーンたちはメレフを伴い、カメラに捉えられない位置へと移動する。マティーニに襟を掴まれたメレフが、不満げに文句をこぼした。
「あんな役割、私たちが担うべきものじゃない……どうして才ある者たちが、愚図のために命を燃やし、搾取されねばならないんだ!」
「才能があるからこそ、周りの者にも分け隔てなく接することが出来るんじゃないのかな……まぁ、それよりも」
ムーンは穏やかな声で答えながら、形ばかりの微笑でメレフを見下ろす。赤い瞳に友好の色はなく、視線は油断なく彼の手足に貼り付けられていた。
「君には、一つ二つ質問に答えてほしい。簡単なことだろう?」
あまりにも敵愾心を剥き出しにした態度だが、メレフは片眉のみを持ち上げて、平然と先を促した。ムーンも同じく淡々と、彼への尋問を開始する。
「君はこの手帳を、どこから入手した?古代の権力者アムドゥシアスの、直筆の日記……歴史的見地から鑑みても、非常に希少価値の高い物品だ。本来なら、専門の研究機関や資料館に保存されているはずだが、これを誰から、どうやって買った?」
「懸賞金にしてもそうだ。いくら君個人が頑張ったところで、用意出来る額は高が知れている。君の思想に共感し、あるいはビジネスとして価値を見出し、出資してくれる人物がいなければ、実現は難しい……こんな大それた計画なら特にな」
ムーンは懐から古い手帳を取り出して、メレフの前に突き付ける。一目見た時から、重要な証拠と判断して保管しておいた物だ。彼の横からマティーニも介入して、相棒の言葉を補った。ムーンがまた続ける。
「街を無闇に爆破したのも、僕らを急き立て、カルマを殺させることだけが目的だったのではない。あれは君にとって、一種の宣伝活動だったんじゃないか?自らの力の片鱗を示すと共に、更なる信頼と恐怖を抱かせようとした。逆らえば殺される、だが資金さえ提供すれば、新たな世界での覇権を分け合う……そう、お得意の弁舌を使って”説得”した」
「……だったら何だ?」
メレフは動じない。堂々たる態度のまま、ムーンとマティーニとを交互に見上げた。目配せされたマティーニは、懐から銃を取り出し、構える。ムーンの指示で、カルマはお行儀良く、後ろを向いて両膝を抱えた。
「そのスポンサーの名前を言え。君だって、まだ死にたくはないだろう」
ムーンの命令を、メレフはしばらく黙って聞いていた。しかし、相手にこれ以上喋るつもりがないことを察すると、少々悩んだ末、おもむろに話し始める。
「そうだな……もう私に、成すべきことはない。成し遂げたいこともな」
「!」
彼は掠れかけた声で、自嘲気味に呟いた。その途中で、ムーンの体がピクリと反応する。何か、野生的な第六感のような感覚が、奇妙な違和感を彼に伝えてきたのだった。
それに気が付かないマティーニが、銃を見せつけ、メレフを急かす。
「黙っていないで答えろ」
「お前たちの言う通りだ。私には、スポンサーがいた。莫大な金と、情報網で裏の世界を牛耳る……洗礼者のような男がな」
メレフは決して焦らない。物静かに、訥々と、朗読でもするかのように、悠長な口調で語り続ける。
ムーンは対照的に、落ち着きない動作で辺りを見回していた。何か、ハッキリとは明言出来ないが、何かがおかしい。感じるのだ。危険だ、危険だ、と彼の直感が騒いでいる。そしてこれまでの経験から、そういった勘を無視してはろくなことにならないと、彼は知悉していた。だからこそ、何が違和感を与えるのか、必死になって突き止めようと足掻く。
「いいか、もう一度聞く。それは、誰なんだ。あんたの背後には、何がいる?」
「それは……」
その間にも、尋問は進んでいた。マティーニの問いに、メレフはとうとうはぐらかすのを止めて、直截に答えようとする。ムーンが違和感の正体を悟ったのは、それと同時の出来事であった。ここからやや離れた地点、五階建てのビルの窓から、何者かの視線を感じる。設られたスナイパーライフルのスコープに、朝日が反射して煌めいた。
「駄目だ!マティーニ、やめ」
最後まで口にするより早く、事件は起こった。斜め上から飛来した銃弾が、メレフの胸を的確に打ち抜く。弾は彼の体に穴を空けて、乾いた地面を鋭く穿った。わずかに散った血の飛沫が、瓦礫の山に点々と付着する。
銃声に怯えた記者たちが、頭を抱えて叫喚していた。ガイアモンドが目を見開いて、ムーンたちを凝視する。マティーニも、同様だ。驚いて振り返ってしまったカルマも、思わずその場に立ち上がり、身体を硬直させていた。ムーンただ一人だけが、間に合わなかったとばかりに、苦々しい表情を浮かべている。行き場のなくなった手が、中途半端に伸ばされ、ゆっくりと垂れた。
呆然と立ち尽くす彼らの眼前で、メレフは心臓の中心を貫かれて、完全に息絶えていた。力なく落ちた顎の下、漆黒のシャツに包まれた胸部に、じわじわと血の染みが広がっていく。
事切れた彼の死体を、狙撃手はスコープを通して覗いていた。仕事の完了を確認すると、ライフルを解体し、速やかに撤退を始める。ムーンが再びそちらに視線を遣った時には、気配は既に消えていた。
凍り付いた空気を解すように、ガイアモンドが口を開く。彼は話しながら、魔力の吸収を終えた水晶を、空中で円を描くように回した。すると、光の紐がぷつりと途切れ、石の中の雲の蠢きも停止する。無事に暴走を止められたことに、彼は胸を撫で下ろし、深く息を吐く。一連の動作を、メレフは険しい目つきで睨み続けていた。
「何故だ……何故、私を助けた……!」
彼はマティーニの手によって、魔封じの枷を両手首に嵌められていた。憎々しげな眼差しを向ける彼を、ガイアモンドは無言で見つめる。
「君はあのままでは、歌の力に取り込まれていた。仮にもカルマの育ての親に、酷い仕打ちはしたくなかったんだよ。同情ってやつだね」
出来るだけ涼しい面持ちで、さらりと吐き捨てると、メレフの眉間にきつく皺が寄った。だが、彼は何も反論しない。捕まっている以上、逆らっても意味はないと分かっているのだろう。
「いたぞ!ガイアモンドだ!!」
「ガイアモンド社長!!」
どこに隠れていたのか、建物の中から記者たちが現れ、どっと押し寄せてきた。嘆息したガイアモンドが、皆から離れ、彼らの前に進み出る。軽く髪を整え、スーツの皺を伸ばして、外面のいい笑みを浮かべた。
「ガイアモンド社長!事態は収束したんでしょうか!?お答えください!」
「今回の事件は、一体何だったんですか!?」
「犯人はやはり、メレフなのでしょうか!?」
彼はたちまち、無数のカメラやマイク、部外者の好奇な眼差しに取り囲まれる。矢継ぎ早に浴びせられる質問に、ガイアモンドは慣れた様子で対応した。
「皆さん、落ち着いてください!ご安心を、事件はたった今解決しました。といっても、私は少し力を貸したに過ぎませんが……ALPDと、ハデスから派遣された警察部門の職員の手で、犯人は無事に捕えられました!ピアニストのメレフ氏が、この件にどう関わっていたのか、一体何が起こったのかは、今後の捜査が明らかにしてくれるでしょう……私が言いたいのは、市民の皆様が無事で本当に良かったということ。我がオメガ社の貢献で、一人でも多くの命が救われたことを願うばかりです。力及ばず、救えなかった方々には心からのお悔やみを申し上げると共に、ご遺族と協議の上、何らかの形での補償をさせていただきたく思います……これは、正式な発表です。マスメディアの皆様には、この情報を少しでも広めていただきたい。ご協力に感謝します」
彼が人目を引き付けてくれている間に、ムーンたちはメレフを伴い、カメラに捉えられない位置へと移動する。マティーニに襟を掴まれたメレフが、不満げに文句をこぼした。
「あんな役割、私たちが担うべきものじゃない……どうして才ある者たちが、愚図のために命を燃やし、搾取されねばならないんだ!」
「才能があるからこそ、周りの者にも分け隔てなく接することが出来るんじゃないのかな……まぁ、それよりも」
ムーンは穏やかな声で答えながら、形ばかりの微笑でメレフを見下ろす。赤い瞳に友好の色はなく、視線は油断なく彼の手足に貼り付けられていた。
「君には、一つ二つ質問に答えてほしい。簡単なことだろう?」
あまりにも敵愾心を剥き出しにした態度だが、メレフは片眉のみを持ち上げて、平然と先を促した。ムーンも同じく淡々と、彼への尋問を開始する。
「君はこの手帳を、どこから入手した?古代の権力者アムドゥシアスの、直筆の日記……歴史的見地から鑑みても、非常に希少価値の高い物品だ。本来なら、専門の研究機関や資料館に保存されているはずだが、これを誰から、どうやって買った?」
「懸賞金にしてもそうだ。いくら君個人が頑張ったところで、用意出来る額は高が知れている。君の思想に共感し、あるいはビジネスとして価値を見出し、出資してくれる人物がいなければ、実現は難しい……こんな大それた計画なら特にな」
ムーンは懐から古い手帳を取り出して、メレフの前に突き付ける。一目見た時から、重要な証拠と判断して保管しておいた物だ。彼の横からマティーニも介入して、相棒の言葉を補った。ムーンがまた続ける。
「街を無闇に爆破したのも、僕らを急き立て、カルマを殺させることだけが目的だったのではない。あれは君にとって、一種の宣伝活動だったんじゃないか?自らの力の片鱗を示すと共に、更なる信頼と恐怖を抱かせようとした。逆らえば殺される、だが資金さえ提供すれば、新たな世界での覇権を分け合う……そう、お得意の弁舌を使って”説得”した」
「……だったら何だ?」
メレフは動じない。堂々たる態度のまま、ムーンとマティーニとを交互に見上げた。目配せされたマティーニは、懐から銃を取り出し、構える。ムーンの指示で、カルマはお行儀良く、後ろを向いて両膝を抱えた。
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ムーンの命令を、メレフはしばらく黙って聞いていた。しかし、相手にこれ以上喋るつもりがないことを察すると、少々悩んだ末、おもむろに話し始める。
「そうだな……もう私に、成すべきことはない。成し遂げたいこともな」
「!」
彼は掠れかけた声で、自嘲気味に呟いた。その途中で、ムーンの体がピクリと反応する。何か、野生的な第六感のような感覚が、奇妙な違和感を彼に伝えてきたのだった。
それに気が付かないマティーニが、銃を見せつけ、メレフを急かす。
「黙っていないで答えろ」
「お前たちの言う通りだ。私には、スポンサーがいた。莫大な金と、情報網で裏の世界を牛耳る……洗礼者のような男がな」
メレフは決して焦らない。物静かに、訥々と、朗読でもするかのように、悠長な口調で語り続ける。
ムーンは対照的に、落ち着きない動作で辺りを見回していた。何か、ハッキリとは明言出来ないが、何かがおかしい。感じるのだ。危険だ、危険だ、と彼の直感が騒いでいる。そしてこれまでの経験から、そういった勘を無視してはろくなことにならないと、彼は知悉していた。だからこそ、何が違和感を与えるのか、必死になって突き止めようと足掻く。
「いいか、もう一度聞く。それは、誰なんだ。あんたの背後には、何がいる?」
「それは……」
その間にも、尋問は進んでいた。マティーニの問いに、メレフはとうとうはぐらかすのを止めて、直截に答えようとする。ムーンが違和感の正体を悟ったのは、それと同時の出来事であった。ここからやや離れた地点、五階建てのビルの窓から、何者かの視線を感じる。設られたスナイパーライフルのスコープに、朝日が反射して煌めいた。
「駄目だ!マティーニ、やめ」
最後まで口にするより早く、事件は起こった。斜め上から飛来した銃弾が、メレフの胸を的確に打ち抜く。弾は彼の体に穴を空けて、乾いた地面を鋭く穿った。わずかに散った血の飛沫が、瓦礫の山に点々と付着する。
銃声に怯えた記者たちが、頭を抱えて叫喚していた。ガイアモンドが目を見開いて、ムーンたちを凝視する。マティーニも、同様だ。驚いて振り返ってしまったカルマも、思わずその場に立ち上がり、身体を硬直させていた。ムーンただ一人だけが、間に合わなかったとばかりに、苦々しい表情を浮かべている。行き場のなくなった手が、中途半端に伸ばされ、ゆっくりと垂れた。
呆然と立ち尽くす彼らの眼前で、メレフは心臓の中心を貫かれて、完全に息絶えていた。力なく落ちた顎の下、漆黒のシャツに包まれた胸部に、じわじわと血の染みが広がっていく。
事切れた彼の死体を、狙撃手はスコープを通して覗いていた。仕事の完了を確認すると、ライフルを解体し、速やかに撤退を始める。ムーンが再びそちらに視線を遣った時には、気配は既に消えていた。
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