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答え合わせ
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かすかな駆動音を立てて、チョコレート色の扉が自動で開いた。その先には、黒光りするピアノが、まるでこの部屋の主のように身構えている。88本の歯を持つ怪物の前に、使役者たるメレフは、堂々とした佇まいで立っていた。そばの背もたれのない椅子には、黒いドレスを纏ったカルマも腰かけている。
「待っていたよ……」
ムーンとマティーニの姿を認めるなり、メレフはわずかな微笑みを浮かべ、落ち着いた口調で語りかけた。彼の声音と被せるようにして、突風が吹き込み室内を荒らす。最奥の壁を埋める巨大な窓が、ガラスを全て失っているせいだった。
隔てを経ずに見下ろせるアメジストの街は、静寂の帷に覆われて、憂慮の気配に満ちている。あれほど立て続けに、耳を劈く爆音に襲われていたのが嘘のようだった。メレフからの”啓示”を受けた人材が、悉く尽き果ててしまったからに違いない。だが、大半の者たちは未だ真相を知らず、再発を恐れて身を潜めていると思われた。
再び外から空気が流入し、レースのカーテンを派手に舞い上げる。譜面台の上の楽譜が小うるさくはためき、カルマのドレスの裾を大きく膨らませた。メレフはさっと顔を背けて、自身の前髪を片手で押さえる。その指の細さや白さ、瑠璃色の瞳を伏し目がちにした表情は、この状況でさえ美しく映った。漆黒で統一されたタキシード姿は、ファンでなくても見惚れてしまいそうなほど、様になっている。メレフは数度瞬きをし、長い睫毛を揺らしてから、おもむろに口を開いた。
「きっと、来ると思っていた。あのくらいのことで死ぬ玉じゃなくて何よりだ」
不謹慎な物言いに、マティーニは思わず眉を顰める。
「カルマを返してもらおう」
ムーンは微動だにせずに、淡々と声を発した。するとメレフは、何故か得意げに唇の端を持ち上げ、鼻を鳴らす。
「それは、要求か?」
「いや、命令だ」
「……なら断る」
言うや否や、彼は身を躍らせて、カルマに接近した。ムーンが慌てて発砲するも、弾は彼ではなく、ピアノの黒い脚に穴を空ける。
「一つ言っておくが……この場で主導権を握っているのは君たちじゃない。私だ」
メレフは少女の首に腕をかけて、袖から出したナイフを突き付けていた。三日月のようにカーブした刃を持つ、カランビットナイフと呼ばれる武器である。彼はカルマを人質とし、剰え凶弾からの盾とするつもりらしい。
「カルマ!」
「ムーン……ごめんなさい」
珍しく大声を出すムーンに、カルマはしょげ返った声色で謝罪を告げた。彼女の瞳は悲しみに満ち、表情は苦痛に歪んでいる。
「わたし、あなたをきずつけちゃった……ムーンのいったこと、ぜんぜん、まちがってなかったのに……ほんとうに、ごめんなさい」
彼女は訥々と、至極丁寧に言葉を紡いだ。一つ一つの単語に心底からの思いを込めて、誠心誠意訴える。
「いいんだ、カルマ……僕も悪かった。君の意思を蔑ろにして、頭ごなしに否定した」
ムーンは首を左右に打ち振り、その必要はないと返した。ところが、カルマは納得しない。適切な表現を探し、思い悩みながらも、決定的な一言を口にした。
「ううん、そうじゃないの……わたし、わたしね……わたしじしんが、滅びの歌、だったの」
「……!?」
彼女の意見を聞いていたマティーニが、混乱して眉間の皺を深くした。だが、カルマはそれ以上説明しようとはしない。ただただ、沈痛な表情で自分の足先を見つめていた。
「どういうことだ……カルマ、君は何を言って」
「話がしたい。武器を置いてくれないか」
尽きぬ疑問をぶつけようと、足を踏み出すマティーニをメレフが遮る。頼みというよりもはや命じるような高圧的な調子に、彼は咄嗟に反発した。
「そんなことするわけないだろ!」
「マティーニ」
しかし、彼の肩をムーンが掴んで止める。驚いて振り向くマティーニに、彼は目を合わせ静かな声で説得した。
「ここは指示に従おう。彼女の命に勝るものはない」
そう言われてしまえば、逆らう術がなかった。マティーニは渋々、持っていた銃器を全て捨て、眼前の床に放り投げる。ムーンも同様で、懐に隠していたはずのハンドガンさえ、敵の目の届くところに出してしまっていた。いつになく及び腰な彼の姿を、マティーニは訝しげに眺める。
無論、彼の主張も分からないではない。だが、その気になりさえすれば、人質を避けてメレフのみを撃つことも能うはずの人物が、どうして今更になって尻込みするのだろうか。彼はどちらかと言えば好戦的な人物で、人質の安全など考慮もせずに振る舞う場合すらあったはずだ。にも関わらず躊躇うのは、単にカルマが子供だからか、あるいは彼女と共に時を過ごして情が湧いたのか。いずれにせよ、諜報機関のエージェントたる者が、仕事と私情を混同させていいわけがない。場合によっては彼ではなく自分が、責任者を務めねばならないかも知れないと、マティーニは考えた。
「何だ、気付いていたのか……いつからだ?」
しかしながら、マティーニの覚悟は、続くメレフの問いかけで呆気なく氷解した。一体何に気が付いていたのかと、彼は相手の顔を凝視する。ムーンは直立したまま、当たり前のように答えた。
「ついさっきだよ。全く、君にはしてやられた。まさか、滅びの歌がとっくに完成しているとはね」
「ど、どういう意味だ、ムーン。さっぱり話が見えない」
何も分からないマティーニは、頭上に大量の疑問符を浮かべて、両者の顔を見比べる。ムーンはそんな彼をちらと一瞥し、続けた。
「思い出してくれ、マティーニ。彼は何故、最初から成立しようのない取引を持ちかけたと思う?何故、タイムリミットが迫る中で、新たな爆破事件を起こしたんだ?そんな必要は全くないはずだ」
「それは……分からない」
質問された彼は、何とか解答を絞り出そうと、必死になって頭を働かせる。しかし、納得のいく考えを見つけることは叶わなかった。困惑げに首を捻る彼に、ムーンは淡々と答えを告げる。
「彼の狙いは、僕らにカルマを殺させることだった。彼女の死、それこそが滅びの歌の引き金となるんだよ」
「は……?何だって!?」
信じられない発言に、マティーニは耳を疑う。訳が分からなかった。文章として聞こえてはいるし、定義上の意味も知っているはずなのだが、話の意味がまるで理解出来ない。ただの音の羅列として、頭から滑り落ちてしまいそうだった。
瞠目し、狼狽している彼に、ムーンは相変わらず抑揚のない声色で応じる。
「世界の滅亡を防ぐために、僕らが出来たのはたった二つ。首謀者メレフを倒すことと……もう一つ。破滅の歌姫カルマの、排除」
カルマはメレフにとって、必要不可欠な存在だった。つまり彼女を排除してしまえば、メレフの計画は頓挫する。そして、彼女を人質に取っていたムーンたちにとって、それは驚くほど容易い行為であった。ただ銃口を向けて、引き金を引くだけで、世界に平和を取り戻せるのだから。たとえいつか代わりの人材が現れるにしろ、目の前の危機を先延ばしにすることは可能となるのだから。そうして時間を稼いでから、メレフ本人を片付けてしまえばいい。
「だが、それこそが罠だった。カルマを殺害すれば、世界の終わりが始まる……そういうことか」
「僕らはまんまと欺かれていたんだ、マティーニ。滅びの歌は既に完成し、カルマの潜在意識の中に刷り込まれていた」
「その通りだ。だから僕はカルマを育て、彼女にとって最も効果的な父親を演じた……いずれ必要となった時に、いつでも彼女に歌を歌わせられるように」
マティーニは混乱を抑えながら、懸命に推測を重ねる。メレフは平然と頷いて、彼の推理が当たっていることを認めた。剰え、自ら補足するように語り始める。
「『滅びの歌は平易なれど、適格者を欲し契機を求む』。つまり、滅びの歌を作ること自体は、さほど難しいことじゃない。実際、僕だって試行錯誤を繰り返す内に、偶然辿り着いたようなものだ。しかし、音に込められた力を発現させるには、ただ歌うだけでは事足りなかった。適切な声を持つ人物に、然るべきタイミングで歌わせる必要があった」
「それが、契機……?適格者はカルマで、彼女の命を奪えば、滅びの歌は力を持つと?」
「正確には、少し違う」
「待っていたよ……」
ムーンとマティーニの姿を認めるなり、メレフはわずかな微笑みを浮かべ、落ち着いた口調で語りかけた。彼の声音と被せるようにして、突風が吹き込み室内を荒らす。最奥の壁を埋める巨大な窓が、ガラスを全て失っているせいだった。
隔てを経ずに見下ろせるアメジストの街は、静寂の帷に覆われて、憂慮の気配に満ちている。あれほど立て続けに、耳を劈く爆音に襲われていたのが嘘のようだった。メレフからの”啓示”を受けた人材が、悉く尽き果ててしまったからに違いない。だが、大半の者たちは未だ真相を知らず、再発を恐れて身を潜めていると思われた。
再び外から空気が流入し、レースのカーテンを派手に舞い上げる。譜面台の上の楽譜が小うるさくはためき、カルマのドレスの裾を大きく膨らませた。メレフはさっと顔を背けて、自身の前髪を片手で押さえる。その指の細さや白さ、瑠璃色の瞳を伏し目がちにした表情は、この状況でさえ美しく映った。漆黒で統一されたタキシード姿は、ファンでなくても見惚れてしまいそうなほど、様になっている。メレフは数度瞬きをし、長い睫毛を揺らしてから、おもむろに口を開いた。
「きっと、来ると思っていた。あのくらいのことで死ぬ玉じゃなくて何よりだ」
不謹慎な物言いに、マティーニは思わず眉を顰める。
「カルマを返してもらおう」
ムーンは微動だにせずに、淡々と声を発した。するとメレフは、何故か得意げに唇の端を持ち上げ、鼻を鳴らす。
「それは、要求か?」
「いや、命令だ」
「……なら断る」
言うや否や、彼は身を躍らせて、カルマに接近した。ムーンが慌てて発砲するも、弾は彼ではなく、ピアノの黒い脚に穴を空ける。
「一つ言っておくが……この場で主導権を握っているのは君たちじゃない。私だ」
メレフは少女の首に腕をかけて、袖から出したナイフを突き付けていた。三日月のようにカーブした刃を持つ、カランビットナイフと呼ばれる武器である。彼はカルマを人質とし、剰え凶弾からの盾とするつもりらしい。
「カルマ!」
「ムーン……ごめんなさい」
珍しく大声を出すムーンに、カルマはしょげ返った声色で謝罪を告げた。彼女の瞳は悲しみに満ち、表情は苦痛に歪んでいる。
「わたし、あなたをきずつけちゃった……ムーンのいったこと、ぜんぜん、まちがってなかったのに……ほんとうに、ごめんなさい」
彼女は訥々と、至極丁寧に言葉を紡いだ。一つ一つの単語に心底からの思いを込めて、誠心誠意訴える。
「いいんだ、カルマ……僕も悪かった。君の意思を蔑ろにして、頭ごなしに否定した」
ムーンは首を左右に打ち振り、その必要はないと返した。ところが、カルマは納得しない。適切な表現を探し、思い悩みながらも、決定的な一言を口にした。
「ううん、そうじゃないの……わたし、わたしね……わたしじしんが、滅びの歌、だったの」
「……!?」
彼女の意見を聞いていたマティーニが、混乱して眉間の皺を深くした。だが、カルマはそれ以上説明しようとはしない。ただただ、沈痛な表情で自分の足先を見つめていた。
「どういうことだ……カルマ、君は何を言って」
「話がしたい。武器を置いてくれないか」
尽きぬ疑問をぶつけようと、足を踏み出すマティーニをメレフが遮る。頼みというよりもはや命じるような高圧的な調子に、彼は咄嗟に反発した。
「そんなことするわけないだろ!」
「マティーニ」
しかし、彼の肩をムーンが掴んで止める。驚いて振り向くマティーニに、彼は目を合わせ静かな声で説得した。
「ここは指示に従おう。彼女の命に勝るものはない」
そう言われてしまえば、逆らう術がなかった。マティーニは渋々、持っていた銃器を全て捨て、眼前の床に放り投げる。ムーンも同様で、懐に隠していたはずのハンドガンさえ、敵の目の届くところに出してしまっていた。いつになく及び腰な彼の姿を、マティーニは訝しげに眺める。
無論、彼の主張も分からないではない。だが、その気になりさえすれば、人質を避けてメレフのみを撃つことも能うはずの人物が、どうして今更になって尻込みするのだろうか。彼はどちらかと言えば好戦的な人物で、人質の安全など考慮もせずに振る舞う場合すらあったはずだ。にも関わらず躊躇うのは、単にカルマが子供だからか、あるいは彼女と共に時を過ごして情が湧いたのか。いずれにせよ、諜報機関のエージェントたる者が、仕事と私情を混同させていいわけがない。場合によっては彼ではなく自分が、責任者を務めねばならないかも知れないと、マティーニは考えた。
「何だ、気付いていたのか……いつからだ?」
しかしながら、マティーニの覚悟は、続くメレフの問いかけで呆気なく氷解した。一体何に気が付いていたのかと、彼は相手の顔を凝視する。ムーンは直立したまま、当たり前のように答えた。
「ついさっきだよ。全く、君にはしてやられた。まさか、滅びの歌がとっくに完成しているとはね」
「ど、どういう意味だ、ムーン。さっぱり話が見えない」
何も分からないマティーニは、頭上に大量の疑問符を浮かべて、両者の顔を見比べる。ムーンはそんな彼をちらと一瞥し、続けた。
「思い出してくれ、マティーニ。彼は何故、最初から成立しようのない取引を持ちかけたと思う?何故、タイムリミットが迫る中で、新たな爆破事件を起こしたんだ?そんな必要は全くないはずだ」
「それは……分からない」
質問された彼は、何とか解答を絞り出そうと、必死になって頭を働かせる。しかし、納得のいく考えを見つけることは叶わなかった。困惑げに首を捻る彼に、ムーンは淡々と答えを告げる。
「彼の狙いは、僕らにカルマを殺させることだった。彼女の死、それこそが滅びの歌の引き金となるんだよ」
「は……?何だって!?」
信じられない発言に、マティーニは耳を疑う。訳が分からなかった。文章として聞こえてはいるし、定義上の意味も知っているはずなのだが、話の意味がまるで理解出来ない。ただの音の羅列として、頭から滑り落ちてしまいそうだった。
瞠目し、狼狽している彼に、ムーンは相変わらず抑揚のない声色で応じる。
「世界の滅亡を防ぐために、僕らが出来たのはたった二つ。首謀者メレフを倒すことと……もう一つ。破滅の歌姫カルマの、排除」
カルマはメレフにとって、必要不可欠な存在だった。つまり彼女を排除してしまえば、メレフの計画は頓挫する。そして、彼女を人質に取っていたムーンたちにとって、それは驚くほど容易い行為であった。ただ銃口を向けて、引き金を引くだけで、世界に平和を取り戻せるのだから。たとえいつか代わりの人材が現れるにしろ、目の前の危機を先延ばしにすることは可能となるのだから。そうして時間を稼いでから、メレフ本人を片付けてしまえばいい。
「だが、それこそが罠だった。カルマを殺害すれば、世界の終わりが始まる……そういうことか」
「僕らはまんまと欺かれていたんだ、マティーニ。滅びの歌は既に完成し、カルマの潜在意識の中に刷り込まれていた」
「その通りだ。だから僕はカルマを育て、彼女にとって最も効果的な父親を演じた……いずれ必要となった時に、いつでも彼女に歌を歌わせられるように」
マティーニは混乱を抑えながら、懸命に推測を重ねる。メレフは平然と頷いて、彼の推理が当たっていることを認めた。剰え、自ら補足するように語り始める。
「『滅びの歌は平易なれど、適格者を欲し契機を求む』。つまり、滅びの歌を作ること自体は、さほど難しいことじゃない。実際、僕だって試行錯誤を繰り返す内に、偶然辿り着いたようなものだ。しかし、音に込められた力を発現させるには、ただ歌うだけでは事足りなかった。適切な声を持つ人物に、然るべきタイミングで歌わせる必要があった」
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