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因縁の再会
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ソムヌス・グランデ。オメガ社の本社と、駅を挟んで向かい側に建つこのホテルは、アメジストでも一番に輝く高級ホテルであった。天に向かって高く聳える、塔のような形状のビル。屋上には植物園と温水プールが設けられ、年中利用客を楽しませている。だが、このホテルが最も知られている理由としては、謎に包まれた地下階の存在が挙げられた。従業員の中でも一部しか立ち入れないというそこには、放射能も防げる頑強なシェルターがあるだとか、隣町へ通じる水路があるのだとか、様々な憶測が流れ怪談にもなっている。実際は、超がつくほどのVIPを優先し、秘密裏に転移させてしまうための部屋があるだけなのだが。法律的には完全に黒であるが故に、伏せられているのである。
爆発事件が発生してからすぐに、その部屋は解禁され、顧客を次々と安全な地へ逃していった。故に、通常時は賑わっているはずの会員制バー、レストラン、カジノといった施設は全て放棄され、空虚な静けさを漂わせている。外観を飾る照明すら、非常時用の最低限のモードに切り替えられ、ホテル全体に薄闇が降りていた。
沈黙に包まれたロータリーに、一台の車が侵入する。至ってシンプルな、黒の車だ。一見して高級と分かるそれを、マティーニは無難な運転で玄関前に横付ける。本来使い勝手は劣るはずの車種だったが、エンジンや足回りは驚くほど堅実で、安定した走りを見せてくれた。早速、クーペの定義を上塗りするような性能である。
「ソムヌス・グランデ……懐かしいね。ガイアモンドが一時期通っていた」
車を降り、地面に立ったムーンがふと呟いた。
「あぁ、あのモデルの美女にお熱だった時か!あれはケッサクだったよな~」
すぐさま、マティーニも破顔して手を打つ。ムーンはトランクから愛用のケースを取り出し、銃を組み立てつつ回想した。かつてガイアモンドが熱を上げていた女性は、ある日置き手紙の一枚を残して忽然と姿を消してしまったのだ。だが、他人事だったムーンには彼女の顔立ちなど思い出せず、かろうじて細身の体型と長い金髪とが、脳裏に蘇るだけだった。
「おいムーン。こっち向いてくれ」
呼ばれて振り返った途端、マティーニから白いボトルに入ったスプレーを噴射された。
「うわっ!?何を……」
終いまで言わずとも即座に理解する。粉塵に汚れ、よれていたスーツが、すっかり綺麗になっていた。服をクリーニングする魔法の込められたアイテムだったらしい。
「せっかくの一張羅なんだから、バッチリ着こなさないとな」
マティーニが頭の包帯を外して、ニヤリと笑った。ムーンも頷きを返し、ネクタイを締め直す。それから、相棒にはサブマシンガンを手渡し、自分はアサルトライフルを肩に担いで、自動ドアを潜った。
ホテルの中は、やはり人気がなく閑散としていた。というよりも、本当に誰一人として見当たらない。宿泊客も、従業員も、警備員や清掃員でさえも。最初からいなかったかのように、消えてしまっていた。だが、絨毯の毛並みは乱れ、大理石の床にはゴミが散乱していることから、かつては通る者がいたと分かる。彼らは相当の暴れっぷりを見せたようで、ベルベットの椅子はひっくり返り、待合用のテーブルにはコーヒーがこぼれ、カウンター上の鉢植えは倒れて土を撒き散らしていた。
「こりゃ酷い!連中、集団ヒステリーでも起こしたのか?」
壁際の花台に歩み寄って、マティーニが呻く。オリエント風の美しい花瓶には、見事に亀裂が入り、咲き誇るゼラニウムには何故かビニール袋が引っかかっていた。彼はさも汚そうに眉を顰め、それを除去して花を救う。
「さぁね。案外、これが普通の反応なのかも知れないよ?僕らが少々慣れ過ぎただけで」
「……嫌な話だな」
会話をする合間に、ムーンはカウンターの奥に回り、小さな金庫を発見する。グシオンから取り返したクランクを使い、鍵を開けると、中身を全て掻き出した。ファイルに挟まれたカードケースから、カードを摘み取る。無地の黒色の表面には、エンボス加工で『Master』の文字が刻まれていた。上手いこと目的の物を探し当てた己に、ムーンは小さく舌を鳴らす。速やかにポケットに仕舞い込み、マティーニのところに引き返すと、エレベーターホールへと向かった。
幸いなことに、エレベーターは停止していなかった。最上階まで直通の機体を選び、中へと入る。上部の数階はカード認証を必要としていたので、先程くすねたマスターキーを用いてから、最上階を押した。エレベーターは即座に動き出す。一方の壁がガラス張りになっているため、外の景色がよく見えた。二人はしばし無言で、どんどんと遠のいていく街並みを眺めた。
不夜城にも等しかったアメジストは、今や半分以上光量を減らし、闇の中に沈んでいる。見知ったビルが無惨に破壊され、煙を上げているのは、何とも言えない切なさを感じさせた。主要な道路は瓦礫や横転した車で塞がれ、大河にかかる橋は一部崩れている箇所もある。ムーンは眼鏡のおかげで優れた視力を得ているため、近隣のビルの屋上に、母子が取り残されているのを捉えることが出来た。ちょうどそこへ、歪んだドアを蹴破って、消防隊員が登場する。彼らが無事に保護されたのを見届けた直後、エレベーターの電子音が鳴り、最上階に到着したことを知らせた。
「……行くぞ、ムーン」
マティーニがマシンガンを握り締め、低く囁く。ムーンも応じて、二人はエレベーターの外へ出た。
流石は一流ホテルの最上階と言うべきか、その先には豪華な内装が広がっていた。長い廊下は凝った形のランプで照らされ、オレンジ色に包まれている。壁にはギリシャ建築の柱のように、でこぼこした溝が刻み付けられていた。
「メレフの部屋は……多分、あそこだ」
ロビーからパンフレットを持ってきたマティーニが、フロアマップを見ながら一方を指差した。ホテル内でも最高価格が設定されている、面積も最大の個室だ。特徴的なのは、室内にピアノが設置されていること。部屋の広さも申し分なく、”ちょっとしたディナーショー”の会場には最適な場所である。仮にもし間違っていたのだとしても、たった五部屋しかないフロアなのだから、片端から調べれば済む話だった。
「了解」
ムーンは気負いのない足取りで、すたすたと扉の前へ歩いて行った。マティーニがぎょっとした表情を浮かべ、慌ててついてくる。
二人はそれぞれ左右に分かれて、ドア横の壁に張り付いた。ムーンが試しに耳をつけてみるが、内部の物音は聞こえてこない。ピアノのある部屋だから、防音性に優れているのだろうか。仕方なく、手を伸ばしてノブに触れる。ゆっくりと押していくと、かちゃりと開く感触がした。鍵はかかっていないらしい。何だか、罠にかけられている気がして、ムーンは警戒心を強める。そっと肩からライフルを下ろし、弾の状態をチェックした。同時に懐にも手を忍び込ませ、ハンドガンの存在を確認するのも忘れない。狭い場所に追い込まれ、長さのある武器が不利になった時に、役立つ装備が必要なのだ。それらの確認作業が終わると、得物を構え、マティーニに目線で問う。彼はたった一回首を振って、準備万端であると伝えてきた。ムーンは微笑みを返し、ドアノブを握り直すと、扉を勢いよく押し開ける。
内開きの扉の向こうには、ごく短い廊下が伸びていた。その奥に、白いクロスをかけられた、長方形のテーブルが置かれている。並んだ椅子は全部で八脚。背もたれが非常に高いデザインで、磨き抜かれた木が艶やかに光っていた。
非常に贅沢かつ居心地の良さそうな部屋だが、ここもやはり、災害の余波からは逃れ得なかったようだ。クロスは皺だらけで、床には割れた皿が散らばっている。ナプキンやカトラリーが机上に乱雑に捨て置かれて、こぼれた飲み物やソースに染められていた。
ムーンたちは武器を携え、慎重な足運びで部屋の中央まで進んだ。しかし、そこには誰の姿も発見出来ない。椅子の数だけいただろうディナーショーの参加者も、一人残らず消え失せていた。爆発の発生に泡を食って逃げ出したのか、あるいはメレフを狙う者との攻防に巻き込まれたくなくて、退散したのか。どちらにせよ、一足遅かったことに変わりはない。ムーンは索敵の傍ら、打ち捨てられた資料を一瞥したが、案の定何の情報も拾えなかった。
「……誰もいないのか?」
マティーニの声音が、がらんとした室内に反響する。ムーンはゆっくりと首を振り、アサルトライフルを構えた。その筒先は、部屋の右手にある扉へと向けられている。
「いいや、いるさ。すぐそこにね」
彼がそう言った途端、両開きのそれが自動で開放され、黒い怪物と美貌の男の姿が現れた。
爆発事件が発生してからすぐに、その部屋は解禁され、顧客を次々と安全な地へ逃していった。故に、通常時は賑わっているはずの会員制バー、レストラン、カジノといった施設は全て放棄され、空虚な静けさを漂わせている。外観を飾る照明すら、非常時用の最低限のモードに切り替えられ、ホテル全体に薄闇が降りていた。
沈黙に包まれたロータリーに、一台の車が侵入する。至ってシンプルな、黒の車だ。一見して高級と分かるそれを、マティーニは無難な運転で玄関前に横付ける。本来使い勝手は劣るはずの車種だったが、エンジンや足回りは驚くほど堅実で、安定した走りを見せてくれた。早速、クーペの定義を上塗りするような性能である。
「ソムヌス・グランデ……懐かしいね。ガイアモンドが一時期通っていた」
車を降り、地面に立ったムーンがふと呟いた。
「あぁ、あのモデルの美女にお熱だった時か!あれはケッサクだったよな~」
すぐさま、マティーニも破顔して手を打つ。ムーンはトランクから愛用のケースを取り出し、銃を組み立てつつ回想した。かつてガイアモンドが熱を上げていた女性は、ある日置き手紙の一枚を残して忽然と姿を消してしまったのだ。だが、他人事だったムーンには彼女の顔立ちなど思い出せず、かろうじて細身の体型と長い金髪とが、脳裏に蘇るだけだった。
「おいムーン。こっち向いてくれ」
呼ばれて振り返った途端、マティーニから白いボトルに入ったスプレーを噴射された。
「うわっ!?何を……」
終いまで言わずとも即座に理解する。粉塵に汚れ、よれていたスーツが、すっかり綺麗になっていた。服をクリーニングする魔法の込められたアイテムだったらしい。
「せっかくの一張羅なんだから、バッチリ着こなさないとな」
マティーニが頭の包帯を外して、ニヤリと笑った。ムーンも頷きを返し、ネクタイを締め直す。それから、相棒にはサブマシンガンを手渡し、自分はアサルトライフルを肩に担いで、自動ドアを潜った。
ホテルの中は、やはり人気がなく閑散としていた。というよりも、本当に誰一人として見当たらない。宿泊客も、従業員も、警備員や清掃員でさえも。最初からいなかったかのように、消えてしまっていた。だが、絨毯の毛並みは乱れ、大理石の床にはゴミが散乱していることから、かつては通る者がいたと分かる。彼らは相当の暴れっぷりを見せたようで、ベルベットの椅子はひっくり返り、待合用のテーブルにはコーヒーがこぼれ、カウンター上の鉢植えは倒れて土を撒き散らしていた。
「こりゃ酷い!連中、集団ヒステリーでも起こしたのか?」
壁際の花台に歩み寄って、マティーニが呻く。オリエント風の美しい花瓶には、見事に亀裂が入り、咲き誇るゼラニウムには何故かビニール袋が引っかかっていた。彼はさも汚そうに眉を顰め、それを除去して花を救う。
「さぁね。案外、これが普通の反応なのかも知れないよ?僕らが少々慣れ過ぎただけで」
「……嫌な話だな」
会話をする合間に、ムーンはカウンターの奥に回り、小さな金庫を発見する。グシオンから取り返したクランクを使い、鍵を開けると、中身を全て掻き出した。ファイルに挟まれたカードケースから、カードを摘み取る。無地の黒色の表面には、エンボス加工で『Master』の文字が刻まれていた。上手いこと目的の物を探し当てた己に、ムーンは小さく舌を鳴らす。速やかにポケットに仕舞い込み、マティーニのところに引き返すと、エレベーターホールへと向かった。
幸いなことに、エレベーターは停止していなかった。最上階まで直通の機体を選び、中へと入る。上部の数階はカード認証を必要としていたので、先程くすねたマスターキーを用いてから、最上階を押した。エレベーターは即座に動き出す。一方の壁がガラス張りになっているため、外の景色がよく見えた。二人はしばし無言で、どんどんと遠のいていく街並みを眺めた。
不夜城にも等しかったアメジストは、今や半分以上光量を減らし、闇の中に沈んでいる。見知ったビルが無惨に破壊され、煙を上げているのは、何とも言えない切なさを感じさせた。主要な道路は瓦礫や横転した車で塞がれ、大河にかかる橋は一部崩れている箇所もある。ムーンは眼鏡のおかげで優れた視力を得ているため、近隣のビルの屋上に、母子が取り残されているのを捉えることが出来た。ちょうどそこへ、歪んだドアを蹴破って、消防隊員が登場する。彼らが無事に保護されたのを見届けた直後、エレベーターの電子音が鳴り、最上階に到着したことを知らせた。
「……行くぞ、ムーン」
マティーニがマシンガンを握り締め、低く囁く。ムーンも応じて、二人はエレベーターの外へ出た。
流石は一流ホテルの最上階と言うべきか、その先には豪華な内装が広がっていた。長い廊下は凝った形のランプで照らされ、オレンジ色に包まれている。壁にはギリシャ建築の柱のように、でこぼこした溝が刻み付けられていた。
「メレフの部屋は……多分、あそこだ」
ロビーからパンフレットを持ってきたマティーニが、フロアマップを見ながら一方を指差した。ホテル内でも最高価格が設定されている、面積も最大の個室だ。特徴的なのは、室内にピアノが設置されていること。部屋の広さも申し分なく、”ちょっとしたディナーショー”の会場には最適な場所である。仮にもし間違っていたのだとしても、たった五部屋しかないフロアなのだから、片端から調べれば済む話だった。
「了解」
ムーンは気負いのない足取りで、すたすたと扉の前へ歩いて行った。マティーニがぎょっとした表情を浮かべ、慌ててついてくる。
二人はそれぞれ左右に分かれて、ドア横の壁に張り付いた。ムーンが試しに耳をつけてみるが、内部の物音は聞こえてこない。ピアノのある部屋だから、防音性に優れているのだろうか。仕方なく、手を伸ばしてノブに触れる。ゆっくりと押していくと、かちゃりと開く感触がした。鍵はかかっていないらしい。何だか、罠にかけられている気がして、ムーンは警戒心を強める。そっと肩からライフルを下ろし、弾の状態をチェックした。同時に懐にも手を忍び込ませ、ハンドガンの存在を確認するのも忘れない。狭い場所に追い込まれ、長さのある武器が不利になった時に、役立つ装備が必要なのだ。それらの確認作業が終わると、得物を構え、マティーニに目線で問う。彼はたった一回首を振って、準備万端であると伝えてきた。ムーンは微笑みを返し、ドアノブを握り直すと、扉を勢いよく押し開ける。
内開きの扉の向こうには、ごく短い廊下が伸びていた。その奥に、白いクロスをかけられた、長方形のテーブルが置かれている。並んだ椅子は全部で八脚。背もたれが非常に高いデザインで、磨き抜かれた木が艶やかに光っていた。
非常に贅沢かつ居心地の良さそうな部屋だが、ここもやはり、災害の余波からは逃れ得なかったようだ。クロスは皺だらけで、床には割れた皿が散らばっている。ナプキンやカトラリーが机上に乱雑に捨て置かれて、こぼれた飲み物やソースに染められていた。
ムーンたちは武器を携え、慎重な足運びで部屋の中央まで進んだ。しかし、そこには誰の姿も発見出来ない。椅子の数だけいただろうディナーショーの参加者も、一人残らず消え失せていた。爆発の発生に泡を食って逃げ出したのか、あるいはメレフを狙う者との攻防に巻き込まれたくなくて、退散したのか。どちらにせよ、一足遅かったことに変わりはない。ムーンは索敵の傍ら、打ち捨てられた資料を一瞥したが、案の定何の情報も拾えなかった。
「……誰もいないのか?」
マティーニの声音が、がらんとした室内に反響する。ムーンはゆっくりと首を振り、アサルトライフルを構えた。その筒先は、部屋の右手にある扉へと向けられている。
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