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魔法オンチ炸裂
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仲間のやられたことにも拘泥せず、後続の男が室内に雪崩れ込んできた。ムーンは続けて引き金を引き、新たに二人を排除する。少々無駄弾を使ってしまったが、おかげで大分癖や感覚を掴めてきた。以降は、一人当たり一発で確実に仕留められるだろう。
心機一転のつもりで、失った分の弾を補填する。その一瞬の隙を突いて、新手が侵入してきた。リビングの窓ガラスが更に叩き割られる。隣家との柵を跨いで、大柄な男が、のっそりと現れた。弾丸を食らわせたくとも、微妙に間に合わない。ムーンは右手で銃を支え、腰を捻ってテーブルに体を向けると、空のグラスを左手で掴み投擲する。グラスは侵入者の頭部に命中し、衝撃で彼は昏倒した。ムーンはそれを見届けることなく、再び玄関の方へ向き直ると銃弾を発射する。拳銃を片手に、今まさに家へ押し入ろうとした若者が、胸に赤い花をつけばったりと倒れ伏した。
「ガイアモンド、いそいで!」
「分かっている!」
部屋の片隅では、珍しく感情を露わにしたカルマが、ガイアモンドを急かしていた。彼の胸の前には、バスケットボール大の空間の裂け目が出来て、サイケデリックな光をこぼしている。
「二人共、先に」
言いかけたムーンは、何かに足を取られて蹴つまずく。見ると、先程グラスをぶつけたはずの男が、彼の足首を掴んでいた。男の額からは血が流れ、意識も朦朧としているのか、目の焦点が定まっていない。
「先に行け!」
裂け目の中に消えていく二人の背中に叫んで、ムーンはマシンガンのストック部分で相手の首筋を突いた。二度目の打撃に、男は今度こそ失神する。力の緩んだ手から足を引き抜き、ムーンは横をちらと一瞥した。室内に生じた空間の裂け目は徐々に大きくなり、今やカルマくらいの子供なら通り抜けられそうなほどに広がっている。
ふと物音に気付いて目を遣ると、男の一人が寝室へと続く扉を開けようとしているところだった。
「駄目だ、そっちへ入るな!」
あの奥には、配信用に使っている高価な機材があるのだ。傷付けられては堪らないと、ムーンは銃を構える。
ところが、いきなり腕が伸びてきて、彼を羽交い締めに拘束した。背後には、一際屈強な男が屹立し、ムーンを押さえ付けている。2メートル近い長身と筋力によって、彼の体はあっさりと持ち上げられ、足が床を離れた。それでも怯むことなく、銃をしっかりと握って正確に狙いを定める。放たれた弾丸は、二発。一発目は寝室に入ろうとした者を捉え、次がちょうど玄関ドアの前、転がった死体に気を取られていた男を撃ち抜く。直後、振り回された体が暴漢の手を離れ、背中からキッチンの壁に叩き付けられた。振動で食器や調理器具が落ち、耳障りな音を立てる。
「ムーン、早く!」
空間の裂け目の向こうから、ガイアモンドが顔だけ覗かせて呼んでいた。彼の作った瞬間移動用の入り口は、既に成人男性でも楽々通れるサイズに拡大している。すぐに行く、と手で示し、ムーンは立ち上がった。どうしても、一撃もらったお返しをしなければ、気が済まなかったのだ。
「うぉおお!!」
男が拳を振り上げて、急速に接近してきた。一歩を踏み出す度に、巨体が揺れ、重たい足音が鳴る。醜い顔を更に歪めて、猪のように突っ込んでくる男を、ムーンは華麗な身ごなしで回避した。ダイニングテーブルに手をついて、天板の上に尻を乗せる。勢いに任せて身を滑らせ、着地すると同時に、テーブルを横向きに倒した。盾代わりにしたそれに、男は容赦なくチョップを叩き込む。凄まじい一撃に、天板は呆気なく真っ二つに割れ、木片を飛び散らせた。獲物を追い詰めたと確信し、男は嗜虐的な笑みを浮かべる。窮地を知って、あの金髪はどんなに恐怖しているだろうかと、想像し興奮した。しかし、割れた板の隙間から覗いたのは、思い描いていた光景とは全く違っていた。
カチッと、かすかな音が鼓膜を刺激する。突き出された銃口の、真っ黒い穴が視界に入った。生命に死を与える、暗い穴だ。罠にかけられたことを悟った瞬間、轟音が響き男の意識は途切れた。
どっと倒れた男を見下ろし、ムーンは銃口から漂う硝煙を吹き消す。そして素早く身を起こし、くるりと踵を返した。
「早くしろ、ムーン!!」
そろそろ限界なのだろう。ガイアモンドの声音には、強い苦痛の色が混じっている。ムーンはさっと銃を下ろし、裂け目の中へと身を投じた。爆風が彼の背を後押しし、舞い上がった火の粉が前髪を一房焦がす。
一瞬の無重力感の後、硬いコンクリートに肩から落下した。気が付くと、そこはもう彼の部屋ではない。道路を挟んで向かい側の、雑居ビルの屋上にいるのだった。
眼前に建つ住宅から、黒煙と炎が上がっている。確認するまでもなく、彼の家だ。一体何があったのかは、考えるまでもない。
「……君の不器用さは、表彰ものだね」
彼の視線の先には、もちろんガイアモンドの姿がある。彼は埃っぽいダクトの上に座り込んで、息を荒げていた。魔法オンチの彼は、ポータルを無理に持続させようとして、何か失敗をしてくれたのだろう。結果、発生した爆発で、ムーンの家と、高額な配信機材が吹き飛んだ。
「いいから、急ぐぞ!」
嫌味っぽい彼の言にも取り合わず、ガイアモンドは重い腰を上げる。とことこと近付いてきたカルマを、ムーンが抱き上げ彼に続いた。
金属製の非常階段を、足早に駆け降りる。追手たちに見つからぬよう、裏路地を選んで走った。道中、仲間たちに隠れて一服するつもりだったらしい男の一人と出会したが、ムーンは動じない。驚いて後退さるガイアモンドの肩越しに、ハンドガンを突き付け、容赦なく弾丸をお見舞いした。カルマが血の匂いに気が付く前に、さっさと角を曲がって先へと進む。目的の駐車場は、存外に近かった。元は工務店があった場所だが、経営不振で立ち行かなくなり、コインパーキングに変わったところだ。表通りから見えにくい位置にあるためか、停まっているのはほとんど盗難車か、不法投棄された車ばかり。その中に、グレーのシートで覆われた一台が紛れ込んでいる。
ムーンが手早くシートを捲ると、シンプルな銀のセダンが現れた。見かけは普通だが、中身は凶暴極まりない逸品である。適当なスポーツカーよりも性能の良いエンジンと、それを支える各種パーツ、ボタン一つで姿を見せる銃火器の数々が、コンパクトな車体の中に積まれている。ヘリオス・ラムダの天才開発者パトリックが、丹精込めて仕上げた特別な車だった。あまりにも急激な加速性能は、製作者の彼にすら制御することが出来ない。ムーンもお気に入りではあったが、使いこなす機会に恵まれないでいたのだ。
ようやくチャンスが来たと、彼は若干ウキウキとさえしながら、さっさと運転席に乗り込む。エンジンをかけている間に、後部座席には、ガイアモンドとカルマが収まっていた。彼女にシートベルトを装着させてから、ガイアモンドが忠告する。
「頼むぞ、ムーン。子供がいるんだから、安全うっ!?」
言い終わる前に、ムーンはアクセルを踏んだ。車は勢いよく発進し、重力によって乗客の背中はシートに押し付けられる。ガイアモンドは慌てて、カルマに覆い被さって衝撃に備えた。
大通りに飛び出すと、男たちの何人かが気付いて、指を差して喚いたり、追いかけてきたりした。勇気ある者は、ボンネットにしがみついて、車内へ入ろうとまで試みている。しかし、全ては無駄な足掻きに終わった。ムーンはにべもなくハンドルを切って、遠心力で彼らを振り切ってしまう。何発かの銃声も聞こえたが、特殊装甲の施された車体には、傷一つつかなかった。そもそも、拳銃の射程距離など、数秒の後に抜け出している。それでも速度を緩めることなく、彼はアクセルを踏み続けた。次々と急カーブを曲がり、周囲の車を追い越して行くためか、クラクションの抗議があちこちから重なって響き渡る。甲高い音に混じって、ようやく到着したらしいパトカーと、消防車のサイレンも耳を打った。ムーンは涼しい顔つきのまま、巧みなハンドル捌きで、混雑した大都会の中心をするすると潜り抜けていった。
心機一転のつもりで、失った分の弾を補填する。その一瞬の隙を突いて、新手が侵入してきた。リビングの窓ガラスが更に叩き割られる。隣家との柵を跨いで、大柄な男が、のっそりと現れた。弾丸を食らわせたくとも、微妙に間に合わない。ムーンは右手で銃を支え、腰を捻ってテーブルに体を向けると、空のグラスを左手で掴み投擲する。グラスは侵入者の頭部に命中し、衝撃で彼は昏倒した。ムーンはそれを見届けることなく、再び玄関の方へ向き直ると銃弾を発射する。拳銃を片手に、今まさに家へ押し入ろうとした若者が、胸に赤い花をつけばったりと倒れ伏した。
「ガイアモンド、いそいで!」
「分かっている!」
部屋の片隅では、珍しく感情を露わにしたカルマが、ガイアモンドを急かしていた。彼の胸の前には、バスケットボール大の空間の裂け目が出来て、サイケデリックな光をこぼしている。
「二人共、先に」
言いかけたムーンは、何かに足を取られて蹴つまずく。見ると、先程グラスをぶつけたはずの男が、彼の足首を掴んでいた。男の額からは血が流れ、意識も朦朧としているのか、目の焦点が定まっていない。
「先に行け!」
裂け目の中に消えていく二人の背中に叫んで、ムーンはマシンガンのストック部分で相手の首筋を突いた。二度目の打撃に、男は今度こそ失神する。力の緩んだ手から足を引き抜き、ムーンは横をちらと一瞥した。室内に生じた空間の裂け目は徐々に大きくなり、今やカルマくらいの子供なら通り抜けられそうなほどに広がっている。
ふと物音に気付いて目を遣ると、男の一人が寝室へと続く扉を開けようとしているところだった。
「駄目だ、そっちへ入るな!」
あの奥には、配信用に使っている高価な機材があるのだ。傷付けられては堪らないと、ムーンは銃を構える。
ところが、いきなり腕が伸びてきて、彼を羽交い締めに拘束した。背後には、一際屈強な男が屹立し、ムーンを押さえ付けている。2メートル近い長身と筋力によって、彼の体はあっさりと持ち上げられ、足が床を離れた。それでも怯むことなく、銃をしっかりと握って正確に狙いを定める。放たれた弾丸は、二発。一発目は寝室に入ろうとした者を捉え、次がちょうど玄関ドアの前、転がった死体に気を取られていた男を撃ち抜く。直後、振り回された体が暴漢の手を離れ、背中からキッチンの壁に叩き付けられた。振動で食器や調理器具が落ち、耳障りな音を立てる。
「ムーン、早く!」
空間の裂け目の向こうから、ガイアモンドが顔だけ覗かせて呼んでいた。彼の作った瞬間移動用の入り口は、既に成人男性でも楽々通れるサイズに拡大している。すぐに行く、と手で示し、ムーンは立ち上がった。どうしても、一撃もらったお返しをしなければ、気が済まなかったのだ。
「うぉおお!!」
男が拳を振り上げて、急速に接近してきた。一歩を踏み出す度に、巨体が揺れ、重たい足音が鳴る。醜い顔を更に歪めて、猪のように突っ込んでくる男を、ムーンは華麗な身ごなしで回避した。ダイニングテーブルに手をついて、天板の上に尻を乗せる。勢いに任せて身を滑らせ、着地すると同時に、テーブルを横向きに倒した。盾代わりにしたそれに、男は容赦なくチョップを叩き込む。凄まじい一撃に、天板は呆気なく真っ二つに割れ、木片を飛び散らせた。獲物を追い詰めたと確信し、男は嗜虐的な笑みを浮かべる。窮地を知って、あの金髪はどんなに恐怖しているだろうかと、想像し興奮した。しかし、割れた板の隙間から覗いたのは、思い描いていた光景とは全く違っていた。
カチッと、かすかな音が鼓膜を刺激する。突き出された銃口の、真っ黒い穴が視界に入った。生命に死を与える、暗い穴だ。罠にかけられたことを悟った瞬間、轟音が響き男の意識は途切れた。
どっと倒れた男を見下ろし、ムーンは銃口から漂う硝煙を吹き消す。そして素早く身を起こし、くるりと踵を返した。
「早くしろ、ムーン!!」
そろそろ限界なのだろう。ガイアモンドの声音には、強い苦痛の色が混じっている。ムーンはさっと銃を下ろし、裂け目の中へと身を投じた。爆風が彼の背を後押しし、舞い上がった火の粉が前髪を一房焦がす。
一瞬の無重力感の後、硬いコンクリートに肩から落下した。気が付くと、そこはもう彼の部屋ではない。道路を挟んで向かい側の、雑居ビルの屋上にいるのだった。
眼前に建つ住宅から、黒煙と炎が上がっている。確認するまでもなく、彼の家だ。一体何があったのかは、考えるまでもない。
「……君の不器用さは、表彰ものだね」
彼の視線の先には、もちろんガイアモンドの姿がある。彼は埃っぽいダクトの上に座り込んで、息を荒げていた。魔法オンチの彼は、ポータルを無理に持続させようとして、何か失敗をしてくれたのだろう。結果、発生した爆発で、ムーンの家と、高額な配信機材が吹き飛んだ。
「いいから、急ぐぞ!」
嫌味っぽい彼の言にも取り合わず、ガイアモンドは重い腰を上げる。とことこと近付いてきたカルマを、ムーンが抱き上げ彼に続いた。
金属製の非常階段を、足早に駆け降りる。追手たちに見つからぬよう、裏路地を選んで走った。道中、仲間たちに隠れて一服するつもりだったらしい男の一人と出会したが、ムーンは動じない。驚いて後退さるガイアモンドの肩越しに、ハンドガンを突き付け、容赦なく弾丸をお見舞いした。カルマが血の匂いに気が付く前に、さっさと角を曲がって先へと進む。目的の駐車場は、存外に近かった。元は工務店があった場所だが、経営不振で立ち行かなくなり、コインパーキングに変わったところだ。表通りから見えにくい位置にあるためか、停まっているのはほとんど盗難車か、不法投棄された車ばかり。その中に、グレーのシートで覆われた一台が紛れ込んでいる。
ムーンが手早くシートを捲ると、シンプルな銀のセダンが現れた。見かけは普通だが、中身は凶暴極まりない逸品である。適当なスポーツカーよりも性能の良いエンジンと、それを支える各種パーツ、ボタン一つで姿を見せる銃火器の数々が、コンパクトな車体の中に積まれている。ヘリオス・ラムダの天才開発者パトリックが、丹精込めて仕上げた特別な車だった。あまりにも急激な加速性能は、製作者の彼にすら制御することが出来ない。ムーンもお気に入りではあったが、使いこなす機会に恵まれないでいたのだ。
ようやくチャンスが来たと、彼は若干ウキウキとさえしながら、さっさと運転席に乗り込む。エンジンをかけている間に、後部座席には、ガイアモンドとカルマが収まっていた。彼女にシートベルトを装着させてから、ガイアモンドが忠告する。
「頼むぞ、ムーン。子供がいるんだから、安全うっ!?」
言い終わる前に、ムーンはアクセルを踏んだ。車は勢いよく発進し、重力によって乗客の背中はシートに押し付けられる。ガイアモンドは慌てて、カルマに覆い被さって衝撃に備えた。
大通りに飛び出すと、男たちの何人かが気付いて、指を差して喚いたり、追いかけてきたりした。勇気ある者は、ボンネットにしがみついて、車内へ入ろうとまで試みている。しかし、全ては無駄な足掻きに終わった。ムーンはにべもなくハンドルを切って、遠心力で彼らを振り切ってしまう。何発かの銃声も聞こえたが、特殊装甲の施された車体には、傷一つつかなかった。そもそも、拳銃の射程距離など、数秒の後に抜け出している。それでも速度を緩めることなく、彼はアクセルを踏み続けた。次々と急カーブを曲がり、周囲の車を追い越して行くためか、クラクションの抗議があちこちから重なって響き渡る。甲高い音に混じって、ようやく到着したらしいパトカーと、消防車のサイレンも耳を打った。ムーンは涼しい顔つきのまま、巧みなハンドル捌きで、混雑した大都会の中心をするすると潜り抜けていった。
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