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ガイアとカルマとパンケーキ
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窓越しに聞こえる鳥の鳴き声が、少女の意識を覚醒させた。子供特有の目覚めの良さで、カルマは大きな灰色の瞳をパッチリと開き、小さな体をむくりと起こす。
昨夜、ムーンに与えられたスウェット生地の寝間着は、ふわふわで暖かかった。赤色のソファベッドも、古びた外見の割に寝心地は快適だ。毛布を跳ね退けて床に降りると、裸足をぺたぺたと鳴らしながら洗面所へと向かう。途中、棚から溢れているゲームソフトや本の山にぶつかりそうになって、少々慌てたものの、無事に目的地へと辿り着くことが出来た。
洗濯機と壁の隙間には、ピンク色をした折り畳み式の踏み台が収納されている。長いこと使われていないようで埃を被っていたそれを、引っ張り出して洗面台の前に置いた。足を乗せると、ちょうどカルマの小さな頭が、鏡の下半分に映り込む。でも、不思議なことだ。あんなに背が高くて大人のムーンが、踏み台を使うことなどあるのだろうか。それに、この歯ブラシやコップだって、子供用サイズで、可愛らしい絵柄がプリントされている。成人男性の持ち物には相応しくないと、幼いカルマも何となくだが悟っていた。更に言うならば、家に着いてからというもの、彼は一度も外に出ていない。つまり、彼女に渡された品々は、全て元からここにあったということになる。けれどこの家に、カルマ以外の子供はいない。ムーンはここで、一人暮らしをしているらしいのだ。ではこれらの子供用品は、どこから来たのか。誰かから譲り受けた物品を、運び入れて仕舞っておいたのだろうか。それとも、彼にも昔は、子供がいたのか。
年齢の割に知能が高く、色々な物事に気の付くカルマは、そんな疑問を抱いていた。尤も、流石に少女の乏しい語彙では、己の気持ちを的確に表現する術を知らなかったが。
洗面と歯磨きを終えて、リビングへと戻る。玄関ドアに背を向けた彼女の耳に、ベルの音が飛び込んできた。さっと寝室を思しき部屋の方を見るが、家主は未だ閉じこもったまま出てこない。勝手に応対していいものか否か、彼女は迷った。そうしている内に、再びベルが鳴る。放置していたら、眠っているはずのムーンを起こしてしまうかも知れない。彼女は気を利かせ、小走りにドアに近寄っていくと、鍵を外して扉を開けた。
「遅いぞ、ムーン……ん?」
ドアが開くなり、ガイアモンドの高飛車な物言いが降ってくる。走ってでも来たのか、彼は黒髪を風に乱して、軽く息を弾ませていた。青色のウィンドブレーカーからスニーカーに至るまで、全て同一のブランドで揃えているのは、いかにもファッションに拘りのある彼らしい。スーツ姿より、こういったラフな服装の方が、更に年若く見えた。
彼はカルマの姿を認めるなり、仏頂面を引っ込め、驚きの表情を浮かべる。
「何だ、君か……ムーンはどうした?あの、金髪で眼鏡の」
「まだねてるみたい。おじさん、よるおそくまでだれかとおはなししてたから」
視線で室内を探る彼に、カルマは中へ入れと合図した。子供に迎えられる体験を奇妙に思いながらも、ガイアモンドは彼女に従う。扉を閉め、リビングのテーブルに荷物を置いてから、ぶつぶつと文句をこぼした。
「お話……?あいつ、配信なんかしてたのか?こんな子供を放っておいて……どういうつもりだ」
「こどもじゃないわ」
だがその途中で、カルマから訂正が投げ込まれる。
「……何っ?」
彼女の冷静な口調と、大人びた発言に彼は思わず頓狂な声を発した。
「こどもじゃない。カルマよ。カルマってよんで、おじさん」
カルマは先程と変わらぬ態度で、淡々と言い放った。幼女の見た目には釣り合わない落ち着きに、ガイアモンドは呆気に取られ、沈黙する。次第に理性が蘇ってくると、苦々しい思いが込み上げてきた。
「……なら、僕だってガイアモンドだ。肩書きで呼ぶな」
「わかった……なら、ガイアモンドってよぶわ」
「はぁ?呼び捨て!?」
「あなたもここにすんでるの?」
目を剥くガイアモンドに、カルマは平然と尋ねて、話を続ける。ガイアモンドは仕方なく、尋ねられたことに答えた。
「違う、僕の家は別にある。こんな狭苦しい家に、僕が住むはずないだろう」
「ふぅん……じゃあ、それは?」
自分から問うたくせに、彼女の興味は他に移っていた。そういうところは、まだまだ子供だということだろう。カルマは彼が適当にテーブルに置いた、紙袋の中身を覗き込んでいた。そこには、道中で買ってきた果物やコーヒーの粉がぎっしりと詰められている。
「これは僕の朝食だよ。どうせ彼のことだから、家にはろくなものがないだろうと思ってね。朝の日課のついでに買ってきただけさ。外食は嫌いだからな」
品物を次々とテーブルに並べつつ、ガイアモンドは嘯いた。実際は、今後の策を検討するためには、ここが一番安全だと判断したからなのだが。
昨日、カーニバルたちサーカス団の魔の手から、彼らは無事に逃げ切った。グシオンから借り受けた車で、ガイアモンドはセキュリティの堅牢な自宅マンションへ、そしてムーンはカルマと共に、彼が個人的に所有しているセーフハウスへと帰宅したのである。アイオラ地区のすぐ隣にある、モルガナ地区。最も面積の広い区域であり、近隣のオフィス街に勤めるサラリーマンたちのベッドタウンとなっている街だ。そのため、昼間の人口は極端に少なく、余程目立ったことをしない限り、騒ぎになることもない。治安も良く、閑静で、隠れ家とするにはうってつけの場所だった。この家の存在を知っているのは、ガイアモンドとムーンだけ。彼の家族からも、会社に登録されている住所からも、ここを突き止めることは出来ない。つまり、カルマの身も守られるというわけだ。
彼女の懸賞金については、昨夜から徹夜で働いているレジーナによって、間違いなく真実であると証明された。彼女を生きて捕らえた者に、三億ヘルという大金が支払われる。この通達に、裏社会の住人たちはこぞって奮起した。どうにかして報酬を得ようと、皆血眼になってカルマを探しているとのことだった。もし一歩でも外に出れば、数分で居場所を特定され、何者かに連れ去られてしまうだろう。故にこそ、彼女を脅かさずに連絡を取るためには、こちらから出向くしかなかった。日課のランニングを兼ねて、様子を見に来たのである。街中に顔の知られた身として、大多数の市民に紛れ込みさえすれば、案外気付かれないと知っていたからだ。ついでに、しばらく引きこもっても構わないだけの食料も調達してきた。
だというのに当の本人は、ゲーム実況だか配信だかに興じた後、来客にも気付かず寝こけているとは。腹立たしいというよりもはや、殺意を覚えそうだ。苛立ちを誤魔化して、ガイアモンドは溜め息を吐く。
「ふぅ……さて、何か食べたいものはあるか?カルマ」
何か別のことでもしていれば、気分も落ち着くだろう。そう思って希望を聞くと、彼女は勢いよく顔を上げた。
「パンケーキ!」
「えっ?」
「パンケーキがたべたい!!」
キラキラとした瞳でねだられ、彼は一瞬躊躇する。確かに、揃えた材料を駆使すれば、パンケーキくらいは焼ける。だがしかし、この場にいるのは子供だけではない。成人男性二人で、朝っぱらから可愛らしいパンケーキを、一つのテーブルで食せというのか。命を狙われるかも知れない、緊迫しきった状況で?
「……分かったよ。じゃあ、手伝ってくれ」
とはいえ、子供の期待には逆らえない。ガイアモンドは腹を括って、パンケーキの材料を用意し始めた。
昨夜、ムーンに与えられたスウェット生地の寝間着は、ふわふわで暖かかった。赤色のソファベッドも、古びた外見の割に寝心地は快適だ。毛布を跳ね退けて床に降りると、裸足をぺたぺたと鳴らしながら洗面所へと向かう。途中、棚から溢れているゲームソフトや本の山にぶつかりそうになって、少々慌てたものの、無事に目的地へと辿り着くことが出来た。
洗濯機と壁の隙間には、ピンク色をした折り畳み式の踏み台が収納されている。長いこと使われていないようで埃を被っていたそれを、引っ張り出して洗面台の前に置いた。足を乗せると、ちょうどカルマの小さな頭が、鏡の下半分に映り込む。でも、不思議なことだ。あんなに背が高くて大人のムーンが、踏み台を使うことなどあるのだろうか。それに、この歯ブラシやコップだって、子供用サイズで、可愛らしい絵柄がプリントされている。成人男性の持ち物には相応しくないと、幼いカルマも何となくだが悟っていた。更に言うならば、家に着いてからというもの、彼は一度も外に出ていない。つまり、彼女に渡された品々は、全て元からここにあったということになる。けれどこの家に、カルマ以外の子供はいない。ムーンはここで、一人暮らしをしているらしいのだ。ではこれらの子供用品は、どこから来たのか。誰かから譲り受けた物品を、運び入れて仕舞っておいたのだろうか。それとも、彼にも昔は、子供がいたのか。
年齢の割に知能が高く、色々な物事に気の付くカルマは、そんな疑問を抱いていた。尤も、流石に少女の乏しい語彙では、己の気持ちを的確に表現する術を知らなかったが。
洗面と歯磨きを終えて、リビングへと戻る。玄関ドアに背を向けた彼女の耳に、ベルの音が飛び込んできた。さっと寝室を思しき部屋の方を見るが、家主は未だ閉じこもったまま出てこない。勝手に応対していいものか否か、彼女は迷った。そうしている内に、再びベルが鳴る。放置していたら、眠っているはずのムーンを起こしてしまうかも知れない。彼女は気を利かせ、小走りにドアに近寄っていくと、鍵を外して扉を開けた。
「遅いぞ、ムーン……ん?」
ドアが開くなり、ガイアモンドの高飛車な物言いが降ってくる。走ってでも来たのか、彼は黒髪を風に乱して、軽く息を弾ませていた。青色のウィンドブレーカーからスニーカーに至るまで、全て同一のブランドで揃えているのは、いかにもファッションに拘りのある彼らしい。スーツ姿より、こういったラフな服装の方が、更に年若く見えた。
彼はカルマの姿を認めるなり、仏頂面を引っ込め、驚きの表情を浮かべる。
「何だ、君か……ムーンはどうした?あの、金髪で眼鏡の」
「まだねてるみたい。おじさん、よるおそくまでだれかとおはなししてたから」
視線で室内を探る彼に、カルマは中へ入れと合図した。子供に迎えられる体験を奇妙に思いながらも、ガイアモンドは彼女に従う。扉を閉め、リビングのテーブルに荷物を置いてから、ぶつぶつと文句をこぼした。
「お話……?あいつ、配信なんかしてたのか?こんな子供を放っておいて……どういうつもりだ」
「こどもじゃないわ」
だがその途中で、カルマから訂正が投げ込まれる。
「……何っ?」
彼女の冷静な口調と、大人びた発言に彼は思わず頓狂な声を発した。
「こどもじゃない。カルマよ。カルマってよんで、おじさん」
カルマは先程と変わらぬ態度で、淡々と言い放った。幼女の見た目には釣り合わない落ち着きに、ガイアモンドは呆気に取られ、沈黙する。次第に理性が蘇ってくると、苦々しい思いが込み上げてきた。
「……なら、僕だってガイアモンドだ。肩書きで呼ぶな」
「わかった……なら、ガイアモンドってよぶわ」
「はぁ?呼び捨て!?」
「あなたもここにすんでるの?」
目を剥くガイアモンドに、カルマは平然と尋ねて、話を続ける。ガイアモンドは仕方なく、尋ねられたことに答えた。
「違う、僕の家は別にある。こんな狭苦しい家に、僕が住むはずないだろう」
「ふぅん……じゃあ、それは?」
自分から問うたくせに、彼女の興味は他に移っていた。そういうところは、まだまだ子供だということだろう。カルマは彼が適当にテーブルに置いた、紙袋の中身を覗き込んでいた。そこには、道中で買ってきた果物やコーヒーの粉がぎっしりと詰められている。
「これは僕の朝食だよ。どうせ彼のことだから、家にはろくなものがないだろうと思ってね。朝の日課のついでに買ってきただけさ。外食は嫌いだからな」
品物を次々とテーブルに並べつつ、ガイアモンドは嘯いた。実際は、今後の策を検討するためには、ここが一番安全だと判断したからなのだが。
昨日、カーニバルたちサーカス団の魔の手から、彼らは無事に逃げ切った。グシオンから借り受けた車で、ガイアモンドはセキュリティの堅牢な自宅マンションへ、そしてムーンはカルマと共に、彼が個人的に所有しているセーフハウスへと帰宅したのである。アイオラ地区のすぐ隣にある、モルガナ地区。最も面積の広い区域であり、近隣のオフィス街に勤めるサラリーマンたちのベッドタウンとなっている街だ。そのため、昼間の人口は極端に少なく、余程目立ったことをしない限り、騒ぎになることもない。治安も良く、閑静で、隠れ家とするにはうってつけの場所だった。この家の存在を知っているのは、ガイアモンドとムーンだけ。彼の家族からも、会社に登録されている住所からも、ここを突き止めることは出来ない。つまり、カルマの身も守られるというわけだ。
彼女の懸賞金については、昨夜から徹夜で働いているレジーナによって、間違いなく真実であると証明された。彼女を生きて捕らえた者に、三億ヘルという大金が支払われる。この通達に、裏社会の住人たちはこぞって奮起した。どうにかして報酬を得ようと、皆血眼になってカルマを探しているとのことだった。もし一歩でも外に出れば、数分で居場所を特定され、何者かに連れ去られてしまうだろう。故にこそ、彼女を脅かさずに連絡を取るためには、こちらから出向くしかなかった。日課のランニングを兼ねて、様子を見に来たのである。街中に顔の知られた身として、大多数の市民に紛れ込みさえすれば、案外気付かれないと知っていたからだ。ついでに、しばらく引きこもっても構わないだけの食料も調達してきた。
だというのに当の本人は、ゲーム実況だか配信だかに興じた後、来客にも気付かず寝こけているとは。腹立たしいというよりもはや、殺意を覚えそうだ。苛立ちを誤魔化して、ガイアモンドは溜め息を吐く。
「ふぅ……さて、何か食べたいものはあるか?カルマ」
何か別のことでもしていれば、気分も落ち着くだろう。そう思って希望を聞くと、彼女は勢いよく顔を上げた。
「パンケーキ!」
「えっ?」
「パンケーキがたべたい!!」
キラキラとした瞳でねだられ、彼は一瞬躊躇する。確かに、揃えた材料を駆使すれば、パンケーキくらいは焼ける。だがしかし、この場にいるのは子供だけではない。成人男性二人で、朝っぱらから可愛らしいパンケーキを、一つのテーブルで食せというのか。命を狙われるかも知れない、緊迫しきった状況で?
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