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公爵家主催のお茶会
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「あ、そうそう。シレンの前に我が家でお茶会があるんだど、参加しないかい?」
ニーナが提案した。
「え!? 私が参加して良いのですか?」
「勿論よ。一応、隣国の侯爵令嬢としての参加ができるわよ」とニーナが笑ってみせた。やはり、右頬のえくぼが見える。
「それとね、イケメン王子様も参加するわよ。あなたの国の王太子殿下よりももっと素敵な王太子殿下さまよ」
ニーナはいたずらそうな笑みを見せた。
「私はしばらく結婚はしたいとは思いません」
やはり傷は深い。
革命で捕まり奴隷になったとしても、やはり裏切りは裏切り。
結婚には懲り懲りにもなる。
「そうよ。うちの国の王太子殿下は隣国の王太子殿下なんかの比じゃないんだから」
胸を広げながらナンシーが言う。
本当にイケメンなのだろうか?
一見の価値はありそうだが。
「いっそ会ってみて下さいよ」
「えっ!?」
アントニーナはとまどってしまった。
イケメンの王子。
一体どんな人だろう?
目の保養には良いかもしれない。
「それに、聖女になるためにも王族と顔を合わせなければならないでしょ? 高得点をつけてもらうにも、王子に会ってみるのは良いかもね」
ニーナは人差し指を立てウインクをした。
◆◇◆◇
お茶会当日。
衣装室にて、ナンシーがドレスを選んでくれている。
「そうねぇ。アントニーナにはこのピンクのドレスと花柄のドレスがお薦めかなぁ」
ポピンズはピンクのドレスと花柄のドレスをチョイスした。
花柄のドレスはバラをモチーフにしたドレスだった。
「どっちがいいかな?」
迷ってしまった。
ピンクも良いけれど、花柄も捨てがたい。
「ねぇ、ナンシー。ナンシーだったらどちらを選ぶ?」
逆に質問を投げかけてみた。
「そうねぇ。アントニーナにはこのピンクのドレスが似合うわ」
と言ってピンクのドレスを差し出した。
ポピンズは早速試着した。
「わぁ! 素敵!」
ポピンズは跳ね上がって褒めてくれた。
「ありがとう」
アントニーナはピンクのドレスを着ることにした。
お茶会ははじまった。
サラボナの王侯貴族が集まった。
「紹介しますわ。彼女は隣国マタハイムの侯爵令嬢のアントニーナです。諸事情我が家に居候しています」
ポピンズがそう言うと拍手喝采になった。
「初めまして。アントニーナ・ミルラ・ミネルヴィーノです。宜しくお願いします」
そう言うと再び拍手喝采。
そこへ、ポピンズが耳元で囁いた。
「目の前にいる人がうちの国の王太子殿下よ。カッコいいでしょ?」
と言った。
肩までかかる銀髪に赤い瞳。
アントニーナは思わず
!!
と思ってしまった。
「そしてその隣にいるのが第二王子のロレンツォ。そしてその隣が第三王子のフランチェスコ」
どの王子もあまりにも魅力的で心がうずいてしまった。
しかも、マタハイムの王子たちに比べ背が高い。
「どうも。僕が王太子のアレッサンドロです。以後お見知りおきを」
「初めまして。王太子殿下。宜しくお願いします」
アントニーナは軽く頭を下げた。
「私が……その……」
「あ、ごめんね。ロレンツォは人見知りするんだ。こういう場面は苦手なんだよ」
アレッサンドロがフォローした。
「ロレンツォ王子、宜しくお願いしますわ」
「僕が第三王子のフランチェスコだ。よろしくな」
「こいつは口は悪いけど、根はいいやつだからね」
と、またしてもアレッサンドロがフォローを入れた。
「宜しくお願いしますわ」
第三王子は背は高いものの、少し小太りだった。
3人の知らない王子に囲まれてドキドキしている。
――こんなの初めて
マタハイム王国にいた時は王太子は同級生で、第二王子や第三王子とも知り合いだった。
「兄さんはいつも知らない人が来ると調子がいいんだから」
フランチェスコが入ってきた。
「さて。せっかくの会食なんだから、遠慮無く食べてね」
「だから兄さんカッコいいとこ見せすぎなんだよ」
またしてもフランチェスコ。
「王太子殿下。結婚はまだなんですか?」
ポピンズが王太子に質問をした。
「け、結婚!? そんなものまだ考えていないよ~。むしろ、セインの方が彼女いるし、ロレンツォの方が結婚は先だよ」
ロレンツォは人見知りをする反面、彼女がいるとは驚いた。
「王太子殿下も彼女をつくらないと!」
「じゃあナンシー。きみが僕の彼女になってくれるかい?」
「ごめんなさい。私は他に気になる人がいますから」
ナンシーには好きな人がいたのか、と思った。
そしてあっさりと振られてしまったアレッサンドロ。
「ねぇ、誰かいい人いない?」
「自分で探してくださいね」
「あ~。だったらそこのきみ! え~と、アントニーナだっけ? 良かったら僕と……」
「アントニーナ、どうする?」
「私……」
言葉が詰まってしまった。
「もし良ければ……だけど」
王太子……。隣国の王太子。
「わ……私で良ければ」
思わず言葉が口をついて出た。
「そうとなったら決まりだ。近い内に二人でお茶会しないかい?」
「あ、はい」
嬉しさでいっぱいだ。
恋愛に発展しなくても、友達感覚でもしあわせなのだ。
「よしきたっ! そうとなったらアントニーナとデートだ」
「兄さんずるいよ。僕も女の子とデートしたいよ」
フランチェスコが掠れたテノールの声で言った。
「お前はその性格直さないとむーりーだ」
アレッサンドロがフランチェスコを諌めた。
「ちぇっ。兄貴ばかり美味しいとこ持っていきやがって」
かくして今日のお茶会はお開きとなった。
そして、アントニーナはアレッサンドロとデートの約束をするのであった。
ニーナが提案した。
「え!? 私が参加して良いのですか?」
「勿論よ。一応、隣国の侯爵令嬢としての参加ができるわよ」とニーナが笑ってみせた。やはり、右頬のえくぼが見える。
「それとね、イケメン王子様も参加するわよ。あなたの国の王太子殿下よりももっと素敵な王太子殿下さまよ」
ニーナはいたずらそうな笑みを見せた。
「私はしばらく結婚はしたいとは思いません」
やはり傷は深い。
革命で捕まり奴隷になったとしても、やはり裏切りは裏切り。
結婚には懲り懲りにもなる。
「そうよ。うちの国の王太子殿下は隣国の王太子殿下なんかの比じゃないんだから」
胸を広げながらナンシーが言う。
本当にイケメンなのだろうか?
一見の価値はありそうだが。
「いっそ会ってみて下さいよ」
「えっ!?」
アントニーナはとまどってしまった。
イケメンの王子。
一体どんな人だろう?
目の保養には良いかもしれない。
「それに、聖女になるためにも王族と顔を合わせなければならないでしょ? 高得点をつけてもらうにも、王子に会ってみるのは良いかもね」
ニーナは人差し指を立てウインクをした。
◆◇◆◇
お茶会当日。
衣装室にて、ナンシーがドレスを選んでくれている。
「そうねぇ。アントニーナにはこのピンクのドレスと花柄のドレスがお薦めかなぁ」
ポピンズはピンクのドレスと花柄のドレスをチョイスした。
花柄のドレスはバラをモチーフにしたドレスだった。
「どっちがいいかな?」
迷ってしまった。
ピンクも良いけれど、花柄も捨てがたい。
「ねぇ、ナンシー。ナンシーだったらどちらを選ぶ?」
逆に質問を投げかけてみた。
「そうねぇ。アントニーナにはこのピンクのドレスが似合うわ」
と言ってピンクのドレスを差し出した。
ポピンズは早速試着した。
「わぁ! 素敵!」
ポピンズは跳ね上がって褒めてくれた。
「ありがとう」
アントニーナはピンクのドレスを着ることにした。
お茶会ははじまった。
サラボナの王侯貴族が集まった。
「紹介しますわ。彼女は隣国マタハイムの侯爵令嬢のアントニーナです。諸事情我が家に居候しています」
ポピンズがそう言うと拍手喝采になった。
「初めまして。アントニーナ・ミルラ・ミネルヴィーノです。宜しくお願いします」
そう言うと再び拍手喝采。
そこへ、ポピンズが耳元で囁いた。
「目の前にいる人がうちの国の王太子殿下よ。カッコいいでしょ?」
と言った。
肩までかかる銀髪に赤い瞳。
アントニーナは思わず
!!
と思ってしまった。
「そしてその隣にいるのが第二王子のロレンツォ。そしてその隣が第三王子のフランチェスコ」
どの王子もあまりにも魅力的で心がうずいてしまった。
しかも、マタハイムの王子たちに比べ背が高い。
「どうも。僕が王太子のアレッサンドロです。以後お見知りおきを」
「初めまして。王太子殿下。宜しくお願いします」
アントニーナは軽く頭を下げた。
「私が……その……」
「あ、ごめんね。ロレンツォは人見知りするんだ。こういう場面は苦手なんだよ」
アレッサンドロがフォローした。
「ロレンツォ王子、宜しくお願いしますわ」
「僕が第三王子のフランチェスコだ。よろしくな」
「こいつは口は悪いけど、根はいいやつだからね」
と、またしてもアレッサンドロがフォローを入れた。
「宜しくお願いしますわ」
第三王子は背は高いものの、少し小太りだった。
3人の知らない王子に囲まれてドキドキしている。
――こんなの初めて
マタハイム王国にいた時は王太子は同級生で、第二王子や第三王子とも知り合いだった。
「兄さんはいつも知らない人が来ると調子がいいんだから」
フランチェスコが入ってきた。
「さて。せっかくの会食なんだから、遠慮無く食べてね」
「だから兄さんカッコいいとこ見せすぎなんだよ」
またしてもフランチェスコ。
「王太子殿下。結婚はまだなんですか?」
ポピンズが王太子に質問をした。
「け、結婚!? そんなものまだ考えていないよ~。むしろ、セインの方が彼女いるし、ロレンツォの方が結婚は先だよ」
ロレンツォは人見知りをする反面、彼女がいるとは驚いた。
「王太子殿下も彼女をつくらないと!」
「じゃあナンシー。きみが僕の彼女になってくれるかい?」
「ごめんなさい。私は他に気になる人がいますから」
ナンシーには好きな人がいたのか、と思った。
そしてあっさりと振られてしまったアレッサンドロ。
「ねぇ、誰かいい人いない?」
「自分で探してくださいね」
「あ~。だったらそこのきみ! え~と、アントニーナだっけ? 良かったら僕と……」
「アントニーナ、どうする?」
「私……」
言葉が詰まってしまった。
「もし良ければ……だけど」
王太子……。隣国の王太子。
「わ……私で良ければ」
思わず言葉が口をついて出た。
「そうとなったら決まりだ。近い内に二人でお茶会しないかい?」
「あ、はい」
嬉しさでいっぱいだ。
恋愛に発展しなくても、友達感覚でもしあわせなのだ。
「よしきたっ! そうとなったらアントニーナとデートだ」
「兄さんずるいよ。僕も女の子とデートしたいよ」
フランチェスコが掠れたテノールの声で言った。
「お前はその性格直さないとむーりーだ」
アレッサンドロがフランチェスコを諌めた。
「ちぇっ。兄貴ばかり美味しいとこ持っていきやがって」
かくして今日のお茶会はお開きとなった。
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