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学園
精霊王
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「あの、どちら様ですか?」
リリアは突然目の前に現れた男の人に困惑していた。今日は精霊を召喚する日で今はリリアの番だった。通常召喚される精霊は低位か、中位で動物の形をとっている。が、今目の前には人の形をとっている精霊がいる。えっ、上位精霊?
「我は・・・光の高位精霊だ」
「高位精霊・・・」
「リリアよ我と契約しよう」
「え、私で良いんですか?」
「もちろんだ。神の愛し子だぞ・・・」
「あの?」
「何でもないぞ。さあ、名前をつけてくれ」
「えっと、キュリル!」
その瞬間契約が成立し、キュリルが光った。
えっと、成功?
「おいおい、マジかよ」
「あの、先生終わりました」
「おお・・・そうだな。じゃあ次」
ガヤガヤ、ざわざわ
「リリア凄いね、上位精霊なんて」
「ありがとう?」
「どうしたの?」
「いや、何でかなと思ったから」
「リリアだからでしょ?」
「ドウイウイミデショウカ?」
「ふふ、鈍感な所も魅力の1つね」
「えっ、」
「あ、ほら全員終わったみたいよ」
「よし、今日はこれ以上予定がないからここで解散だな。各自契約精霊と仲良くなっとけよ」
「「はーい」」
解散後クレハの、家にお邪魔して、各自の契約した精霊を紹介することにした。
「それじゃあ、まず私からね。私はねクーペ!水の中位精霊よ。」
「可愛い!うさぎね」
「でしょ!」
「じゃあ次は俺、トーリ!火の中位精霊だ」
「鳥?」
「格好いいだろ?」
「そうね」
「次は私、シュリ!風の中位精霊」
「猫ね、可愛い」
「ありがとう」
「次は私」
「「えっ」」
「ん?」
「いや、何でもないよ」
「気になるけど・・・キュリル!みんな知ってるかもだけど光の高位精霊」
「やっぱり「凄い」」
「気を取り直して。次は私、シュア!氷の中位精霊」
「うわー狐だ、綺麗」
「氷の精霊って珍しいな」
「えへへ」
「最後は僕だね、ドム!地の中位精霊」
「犬?凛々しいね」
「ふはっ、狼だよ。僕もそう思う」
「これで全員ね」
「みんな中位以上って凄いね」
「そうね」
「まあ、Sクラスだし」
リリアは疎かったので、話す会話一つ一つが新鮮で楽しかった。
「そういえば、選択授業何取った?」
「俺は騎士科と魔法科」
「魔法科は定番だよね」
「じゃあみんな魔法科取ってるの?」
「「もちろん」」
「通常の授業で習う魔法なんてたかが知れてるしね」
「私はね、淑女科」
「貴族令嬢ならとらないとね」
「そうなのよね」
「他に取りたいのがあったの?」
「えっ、いや、別に」
「・・・そう」
「じゃあみんな一緒に行動できるな」
「そうね、騎士科と淑女科に分かれるくらいね」
「ふふ、毎日が楽しそう」
「こうして仲良くなれたのも運命ね」
「そう言ってくれると嬉しいわ」
「ふふ、リリアは友だちに弱いのね」
「うっ、大切に思ってるだけよ」
「はいはい」
「むー」
「ふふ」
「そろそろお開きね」
「もう?もっと話したかった」
「まだまだ時間があるじゃない!これから一緒なんだから」
「・・・そうね」
「??」
「またね」
「また明日」
「・・・これからがある・・・か」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界の説明 part8
・キュリル・・・リリアの契約精霊。リリアにはバレていないが実は光の精霊王。
・クーペ・・・クレハの契約精霊。水色をしたうさぎ。
・トーリ・・・ナリュレの契約精霊。深紅の羽を持つ鳥。
・シュリ・・・マリルの契約精霊。白色をした猫。
・シュア・・・ステラの契約精霊。青みがかった銀色をした狐。
・ドム・・・シュラレルの契約精霊。ダークグレーの色をした狼。
リリアは突然目の前に現れた男の人に困惑していた。今日は精霊を召喚する日で今はリリアの番だった。通常召喚される精霊は低位か、中位で動物の形をとっている。が、今目の前には人の形をとっている精霊がいる。えっ、上位精霊?
「我は・・・光の高位精霊だ」
「高位精霊・・・」
「リリアよ我と契約しよう」
「え、私で良いんですか?」
「もちろんだ。神の愛し子だぞ・・・」
「あの?」
「何でもないぞ。さあ、名前をつけてくれ」
「えっと、キュリル!」
その瞬間契約が成立し、キュリルが光った。
えっと、成功?
「おいおい、マジかよ」
「あの、先生終わりました」
「おお・・・そうだな。じゃあ次」
ガヤガヤ、ざわざわ
「リリア凄いね、上位精霊なんて」
「ありがとう?」
「どうしたの?」
「いや、何でかなと思ったから」
「リリアだからでしょ?」
「ドウイウイミデショウカ?」
「ふふ、鈍感な所も魅力の1つね」
「えっ、」
「あ、ほら全員終わったみたいよ」
「よし、今日はこれ以上予定がないからここで解散だな。各自契約精霊と仲良くなっとけよ」
「「はーい」」
解散後クレハの、家にお邪魔して、各自の契約した精霊を紹介することにした。
「それじゃあ、まず私からね。私はねクーペ!水の中位精霊よ。」
「可愛い!うさぎね」
「でしょ!」
「じゃあ次は俺、トーリ!火の中位精霊だ」
「鳥?」
「格好いいだろ?」
「そうね」
「次は私、シュリ!風の中位精霊」
「猫ね、可愛い」
「ありがとう」
「次は私」
「「えっ」」
「ん?」
「いや、何でもないよ」
「気になるけど・・・キュリル!みんな知ってるかもだけど光の高位精霊」
「やっぱり「凄い」」
「気を取り直して。次は私、シュア!氷の中位精霊」
「うわー狐だ、綺麗」
「氷の精霊って珍しいな」
「えへへ」
「最後は僕だね、ドム!地の中位精霊」
「犬?凛々しいね」
「ふはっ、狼だよ。僕もそう思う」
「これで全員ね」
「みんな中位以上って凄いね」
「そうね」
「まあ、Sクラスだし」
リリアは疎かったので、話す会話一つ一つが新鮮で楽しかった。
「そういえば、選択授業何取った?」
「俺は騎士科と魔法科」
「魔法科は定番だよね」
「じゃあみんな魔法科取ってるの?」
「「もちろん」」
「通常の授業で習う魔法なんてたかが知れてるしね」
「私はね、淑女科」
「貴族令嬢ならとらないとね」
「そうなのよね」
「他に取りたいのがあったの?」
「えっ、いや、別に」
「・・・そう」
「じゃあみんな一緒に行動できるな」
「そうね、騎士科と淑女科に分かれるくらいね」
「ふふ、毎日が楽しそう」
「こうして仲良くなれたのも運命ね」
「そう言ってくれると嬉しいわ」
「ふふ、リリアは友だちに弱いのね」
「うっ、大切に思ってるだけよ」
「はいはい」
「むー」
「ふふ」
「そろそろお開きね」
「もう?もっと話したかった」
「まだまだ時間があるじゃない!これから一緒なんだから」
「・・・そうね」
「??」
「またね」
「また明日」
「・・・これからがある・・・か」
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世界の説明 part8
・キュリル・・・リリアの契約精霊。リリアにはバレていないが実は光の精霊王。
・クーペ・・・クレハの契約精霊。水色をしたうさぎ。
・トーリ・・・ナリュレの契約精霊。深紅の羽を持つ鳥。
・シュリ・・・マリルの契約精霊。白色をした猫。
・シュア・・・ステラの契約精霊。青みがかった銀色をした狐。
・ドム・・・シュラレルの契約精霊。ダークグレーの色をした狼。
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