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水姫

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事実1

従兄弟

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日を改めて王妃様を含む従兄弟王子たちとのお茶会です。
出来れば一生きて欲しくなかった…。

「本日はお招き頂きましてありがとうございます。ハリスフォード・アルシウスが娘、ソフィア・アルシウスです」
予定より早く来たはずなのですが目の前には優雅にお茶を飲んでいる王妃様がいらっしゃいました。付け焼き刃ですが上手く挨拶できてますよね?内心ヒヤヒヤなんですけど…。誰か~。

「あら、あら?そんなにかしこまらないで。子どもたちから話を聞いているわ。そうね、私のことはルピア叔母様とでも呼んでちょうだいな」

「それは、」王妃様の笑顔に鳥肌が…。
「…ルピア叔母様」負けてしまいました。強すぎです。

「ふふ、これからは長い付き合いになるのだから慣れてもらわないとね」

そこに遅れてロン様、リグルス様、リューレお姉様が来ました。
凄い豪華なお茶会デスネ…胃が痛くなりそうです。

「母上、ソフィーを独り占めしないでください」

「あら、ふふ」

「ロン様、リグルス様、リューレお姉様。本日はお招きありがとうございます」

「気にしないで、私がソフィーに会いたかったんですもの。…あぁ~本当に可愛すぎ!何か欲しいものはある?なんでも言ってね。あっ、このお菓子ソフィーの為に準備したのよ。どう?」

「わぁ~美味しいです」

「良かった、お家でも食べれるようにお土産に準備するわ」

「ありがとうございますリューレお姉様」私は美味しいお菓子に満面の笑みで答えた。

「はぅ」

「はいはい、リューレばっかりずるいよ。わたしはこの日をどれだけ心待ちにしていたことか」

「ソフィーは違うのか?」

「イエ、ワタシモデス」もう関わりたくなかったとは言えません。あぁ、本当に面倒な社会に入ってしまったようです。

「良かった」あぁ、輝かしい笑顔です。


それからお茶会は穏やかに進みました。


「そうかソフィーはハーフエルフなのか」
「はい」


「魔力がそんなに⁉︎」
「ですよね、私も多すぎると思ったんです」


「私も複数属性を持っているよ」
「そうなんですか?」
「あぁ、しかし光とは珍しいな」
「父様と母様も言っていました。あと、闇も珍しいんですよね」
「確かに闇も珍しいがほとんどの王族なら持っている」
「そうなんですか⁉︎」


「もっと早く出会いたかったわ。私もロンと一緒に抜け出せば良かった」
「護衛を考えてあげてください。結果こうして会えたんだですから、ね」
「そうね、これから沢山会えるのだし」


「そういえば、ソフィーみそろそろ学校にいく年齢ではないか?」
「そうですね」確か15歳からでしたっけ?あれ?私はどこの学校に行くべきなのでしょうか?
「ソフィーは公爵令嬢になったのだから私たちと同じ学校になるのかな?」
「そうなのですね。楽しみです」学校か、前世では…やめた。前世は前世だもんね。神様がくれた2度目の人生を楽しまなくちゃ。


「またお話がしたいわ」
「是非」

最後にルピア叔母様ときっちり約束をしてしまった…。
まぁ今日楽しかったから次も…。少し楽しみかも。
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