9 / 19
事実1
従兄弟
しおりを挟む
日を改めて王妃様を含む従兄弟たちとのお茶会です。
出来れば一生きて欲しくなかった…。
「本日はお招き頂きましてありがとうございます。ハリスフォード・アルシウスが娘、ソフィア・アルシウスです」
予定より早く来たはずなのですが目の前には優雅にお茶を飲んでいる王妃様がいらっしゃいました。付け焼き刃ですが上手く挨拶できてますよね?内心ヒヤヒヤなんですけど…。誰か~。
「あら、あら?そんなにかしこまらないで。子どもたちから話を聞いているわ。そうね、私のことはルピア叔母様とでも呼んでちょうだいな」
「それは、」王妃様の笑顔に鳥肌が…。
「…ルピア叔母様」負けてしまいました。強すぎです。
「ふふ、これからは長い付き合いになるのだから慣れてもらわないとね」
そこに遅れてロン様、リグルス様、リューレお姉様が来ました。
凄い豪華なお茶会デスネ…胃が痛くなりそうです。
「母上、ソフィーを独り占めしないでください」
「あら、ふふ」
「ロン様、リグルス様、リューレお姉様。本日はお招きありがとうございます」
「気にしないで、私がソフィーに会いたかったんですもの。…あぁ~本当に可愛すぎ!何か欲しいものはある?なんでも言ってね。あっ、このお菓子ソフィーの為に準備したのよ。どう?」
「わぁ~美味しいです」
「良かった、お家でも食べれるようにお土産に準備するわ」
「ありがとうございますリューレお姉様」私は美味しいお菓子に満面の笑みで答えた。
「はぅ」
「はいはい、リューレばっかりずるいよ。わたしはこの日をどれだけ心待ちにしていたことか」
「ソフィーは違うのか?」
「イエ、ワタシモデス」もう関わりたくなかったとは言えません。あぁ、本当に面倒な社会に入ってしまったようです。
「良かった」あぁ、輝かしい笑顔です。
それからお茶会は穏やかに進みました。
「そうかソフィーはハーフエルフなのか」
「はい」
「魔力がそんなに⁉︎」
「ですよね、私も多すぎると思ったんです」
「私も複数属性を持っているよ」
「そうなんですか?」
「あぁ、しかし光とは珍しいな」
「父様と母様も言っていました。あと、闇も珍しいんですよね」
「確かに闇も珍しいがほとんどの王族なら持っている」
「そうなんですか⁉︎」
「もっと早く出会いたかったわ。私もロンと一緒に抜け出せば良かった」
「護衛を考えてあげてください。結果こうして会えたんだですから、ね」
「そうね、これから沢山会えるのだし」
「そういえば、ソフィーみそろそろ学校にいく年齢ではないか?」
「そうですね」確か15歳からでしたっけ?あれ?私はどこの学校に行くべきなのでしょうか?
「ソフィーは公爵令嬢になったのだから私たちと同じ学校になるのかな?」
「そうなのですね。楽しみです」学校か、前世では…やめた。前世は前世だもんね。神様がくれた2度目の人生を楽しまなくちゃ。
「またお話がしたいわ」
「是非」
最後にルピア叔母様ときっちり約束をしてしまった…。
まぁ今日楽しかったから次も…。少し楽しみかも。
出来れば一生きて欲しくなかった…。
「本日はお招き頂きましてありがとうございます。ハリスフォード・アルシウスが娘、ソフィア・アルシウスです」
予定より早く来たはずなのですが目の前には優雅にお茶を飲んでいる王妃様がいらっしゃいました。付け焼き刃ですが上手く挨拶できてますよね?内心ヒヤヒヤなんですけど…。誰か~。
「あら、あら?そんなにかしこまらないで。子どもたちから話を聞いているわ。そうね、私のことはルピア叔母様とでも呼んでちょうだいな」
「それは、」王妃様の笑顔に鳥肌が…。
「…ルピア叔母様」負けてしまいました。強すぎです。
「ふふ、これからは長い付き合いになるのだから慣れてもらわないとね」
そこに遅れてロン様、リグルス様、リューレお姉様が来ました。
凄い豪華なお茶会デスネ…胃が痛くなりそうです。
「母上、ソフィーを独り占めしないでください」
「あら、ふふ」
「ロン様、リグルス様、リューレお姉様。本日はお招きありがとうございます」
「気にしないで、私がソフィーに会いたかったんですもの。…あぁ~本当に可愛すぎ!何か欲しいものはある?なんでも言ってね。あっ、このお菓子ソフィーの為に準備したのよ。どう?」
「わぁ~美味しいです」
「良かった、お家でも食べれるようにお土産に準備するわ」
「ありがとうございますリューレお姉様」私は美味しいお菓子に満面の笑みで答えた。
「はぅ」
「はいはい、リューレばっかりずるいよ。わたしはこの日をどれだけ心待ちにしていたことか」
「ソフィーは違うのか?」
「イエ、ワタシモデス」もう関わりたくなかったとは言えません。あぁ、本当に面倒な社会に入ってしまったようです。
「良かった」あぁ、輝かしい笑顔です。
それからお茶会は穏やかに進みました。
「そうかソフィーはハーフエルフなのか」
「はい」
「魔力がそんなに⁉︎」
「ですよね、私も多すぎると思ったんです」
「私も複数属性を持っているよ」
「そうなんですか?」
「あぁ、しかし光とは珍しいな」
「父様と母様も言っていました。あと、闇も珍しいんですよね」
「確かに闇も珍しいがほとんどの王族なら持っている」
「そうなんですか⁉︎」
「もっと早く出会いたかったわ。私もロンと一緒に抜け出せば良かった」
「護衛を考えてあげてください。結果こうして会えたんだですから、ね」
「そうね、これから沢山会えるのだし」
「そういえば、ソフィーみそろそろ学校にいく年齢ではないか?」
「そうですね」確か15歳からでしたっけ?あれ?私はどこの学校に行くべきなのでしょうか?
「ソフィーは公爵令嬢になったのだから私たちと同じ学校になるのかな?」
「そうなのですね。楽しみです」学校か、前世では…やめた。前世は前世だもんね。神様がくれた2度目の人生を楽しまなくちゃ。
「またお話がしたいわ」
「是非」
最後にルピア叔母様ときっちり約束をしてしまった…。
まぁ今日楽しかったから次も…。少し楽しみかも。
10
お気に入りに追加
23
あなたにおすすめの小説
側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります。
とうや
恋愛
「私はシャーロットを妻にしようと思う。君は側妃になってくれ」
成婚の儀を迎える半年前。王太子セオドアは、15年も婚約者だったエマにそう言った。微笑んだままのエマ・シーグローブ公爵令嬢と、驚きの余り硬直する近衛騎士ケイレブ・シェパード。幼馴染だった3人の関係は、シャーロットという少女によって崩れた。
「側妃、で御座いますか?承知いたしました、ただし条件があります」
********************************************
ATTENTION
********************************************
*世界軸は『側近候補を外されて覚醒したら〜』あたりの、なんちゃってヨーロッパ風。魔法はあるけれど魔王もいないし神様も遠い存在。そんなご都合主義で設定うすうすの世界です。
*いつものような残酷な表現はありませんが、倫理観に難ありで軽い胸糞です。タグを良くご覧ください。
*R-15は保険です。
私が愛する王子様は、幼馴染を側妃に迎えるそうです
こことっと
恋愛
それは奇跡のような告白でした。
まさか王子様が、社交会から逃げ出した私を探しだし妃に選んでくれたのです。
幸せな結婚生活を迎え3年、私は幸せなのに不安から逃れられずにいました。
「子供が欲しいの」
「ごめんね。 もう少しだけ待って。 今は仕事が凄く楽しいんだ」
それから間もなく……彼は、彼の幼馴染を側妃に迎えると告げたのです。
貧乏男爵家の末っ子が眠り姫になるまでとその後
空月
恋愛
貧乏男爵家の末っ子・アルティアの婚約者は、何故か公爵家嫡男で非の打ち所のない男・キースである。
魔術学院の二年生に進学して少し経った頃、「君と俺とでは釣り合わないと思わないか」と言われる。
そのときは曖昧な笑みで流したアルティアだったが、その数日後、倒れて眠ったままの状態になってしまう。
すると、キースの態度が豹変して……?
私はお母様の奴隷じゃありません。「出てけ」とおっしゃるなら、望み通り出ていきます【完結】
小平ニコ
ファンタジー
主人公レベッカは、幼いころから母親に冷たく当たられ、家庭内の雑務を全て押し付けられてきた。
他の姉妹たちとは明らかに違う、奴隷のような扱いを受けても、いつか母親が自分を愛してくれると信じ、出来得る限りの努力を続けてきたレベッカだったが、16歳の誕生日に突然、公爵の館に奉公に行けと命じられる。
それは『家を出て行け』と言われているのと同じであり、レベッカはショックを受ける。しかし、奉公先の人々は皆優しく、主であるハーヴィン公爵はとても美しい人で、レベッカは彼にとても気に入られる。
友達もでき、忙しいながらも幸せな毎日を送るレベッカ。そんなある日のこと、妹のキャリーがいきなり公爵の館を訪れた。……キャリーは、レベッカに支払われた給料を回収しに来たのだ。
レベッカは、金銭に対する執着などなかったが、あまりにも身勝手で悪辣なキャリーに怒り、彼女を追い返す。それをきっかけに、公爵家の人々も巻き込む形で、レベッカと実家の姉妹たちは争うことになる。
そして、姉妹たちがそれぞれ悪行の報いを受けた後。
レベッカはとうとう、母親と直接対峙するのだった……
愚かな父にサヨナラと《完結》
アーエル
ファンタジー
「フラン。お前の方が年上なのだから、妹のために我慢しなさい」
父の言葉は最後の一線を越えてしまった。
その言葉が、続く悲劇を招く結果となったけど・・・
悲劇の本当の始まりはもっと昔から。
言えることはただひとつ
私の幸せに貴方はいりません
✈他社にも同時公開
うちの娘が悪役令嬢って、どういうことですか?
プラネットプラント
ファンタジー
全寮制の高等教育機関で行われている卒業式で、ある令嬢が糾弾されていた。そこに令嬢の父親が割り込んできて・・・。乙女ゲームの強制力に抗う令嬢の父親(前世、彼女いない歴=年齢のフリーター)と従者(身内には優しい鬼畜)と異母兄(当て馬/噛ませ犬な攻略対象)。2016.09.08 07:00に完結します。
小説家になろうでも公開している短編集です。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる