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第280話 お清め
しおりを挟むシスター・エクレアとの懺悔エッチは順調に進み、遂に紅亜さんとエッチをする事が出来ました。興奮したことで勢い余って大変な事を言っちゃった気がするけど、紅亜さんはボクの事が大好きだし、ボクも紅亜さんは大好きです。まあ千代ちゃんのお母さんという懸念点はあるものの、教会で誓い合った男女を神様も認めてくれるでしょう。懺悔室の誓いだけどね!
そんなイチャラブムードなボク達を引き裂こうとする声が外から聞こえて来た。アドリブ満点でいいプレイが出来たし、撮れ高も高いものになったと思います。ハッピーエンドで撮影終了だよね?
「いやー、なかなかいい感じじゃなかったですか? さっきよりも我慢出来ましたし、二人一緒に達する事が出来ました。うへへ、ボクも成長してるんですよー!」
「…………なるほど。つまり先ほどの告白も演技だったという事ですね? 紅亜さんはボクのお嫁さんですとか、ボクの子供を孕めとか言っていましたが、あれも演技ですか。ふふ……あまりにも迫真の演技で流石の私も騙されてしまいましたね、ユウタさん?」
「えっ、いや、あのっ、それとこれとは別というか……」
ここでアレは演技だったと言ったらサイテーだ。でも桜さんは懺悔室の誓いに対して怒っているようにも見える。
くっ、こういう時こそ愛棒が助言してくれたらいいのに……。
これはどう決着をつければいいのかと悩んでいると、懺悔室から真っ青な顔をした紅亜さんが覚束ない足取りで近づいて来た。あの足取りはヤンデレステップに違いない!
「アナタ……今のは本当ですか? さっきの告白も全部演技……? う゛うぅ、私は本気だったのに、そんなぁ……シクシク」
「え、演技じゃないですー! その、紅亜さんは千代ちゃんと同じくらい愛してますっ!! 全部本当ですぅー!!」
ヤンデレな雰囲気を醸し出す紅亜さんを安心させるように、ボクは本音を伝える事にした。不機嫌そうな桜さんは不気味だけど、紅亜さんへの気持ちは噓偽りない本当の気持ちなのだから。
そんなボクの告白を聞いた紅亜さんがパァ~っと花が咲いたような笑顔になり、デレデレステップでボクに抱き着いて来た。
「アナタ~♡ ……しゅきっ♡ もうだいしゅきっ♡ 絶対に逃がさないんだから♡♡♡ ん~♡♡♡」
「わっ、紅亜さん危ないですよ……って、ん゛ー!?」
勢い良く抱き着いて来た紅亜さんを受け止めると熱いキスをプレゼントされました。ディープでエッチなキスです。
桜さんの目の前でチュッチュするのは気が引けるけど、ここでボクから拒絶するなんて出来ません。
そんなボク達……というよりも、紅亜さんをジロリと見つめた桜さんが呆れた感じで話し出した。
「やってくれましたね紅亜さん。ユウタさんが千代ちゃんと結婚するまで婚約を迫るのはナシって約束じゃなかったですか? しかも台本を無視しましたね?」
「あ~あ~、きこえなーい。全然聞こえませ~ん」
耳に手を当てイヤイヤする紅亜さんは可愛かった。今の言い方だと千代ちゃんと結婚した後なら紅亜さんとの仲を認めてくれるという事か。お母さんというポジションを警戒するお嫁さんズがオッケーを出すとは、ボクの知らない秘密の契約があるに違いない。
でもエンターテイナーなボクは台本が気になりますね!
「あのあのっ、台本だとどんな感じだったんですか?」
「ユウタさんにはコレを使ってもらう予定でした」
「こ、これは……コンドーム!?」
桜さんから手渡されたのは見覚えのある四角いパッケージに包まれた避妊具です。そうか、これで愛棒の防御力を上げようという作戦だったのか!
「そうです。今日は紅亜さんの祝福日という事もあり、ゴムで採取した精液を使ったイベントをやるつもりだったんです」
「はぇー、すっごい」
精液を採取した精液でやるイベント…………アレか、使用済みゴムを使った撮影会!
エッチな本とかで見たことあるけど、パンツのヒモに結んだゴムと一緒に自撮りしたりするとても素晴らしいイベントだと思います。つまりシスター・エクレアが『こんなに採れました♡』って感じで写真を撮るのか!
「安心して桜先生。しっかりと精液を集めておきました。うふふ、凄く生臭いの♡」
「はぁ、しょうがないですね紅亜さんは」
深い溜息を吐いてニッコリと笑った桜さんを見るに、懺悔室でのアレは許してくれたようです。ふぅ、危ない危ない。セーフです。
安心したところで気になるのが聖杯だ。あれはお口ピュッピュとダンジョンピュッピュで搔き集めたユウタソウルを貯めている聖杯です。
「では、最後のイベントを始めましょう」
ゴムと比べたらインパクトが足りない予感がするけど、大丈夫なのかな?
◇
薄暗い廊下を進み、地下へ向かう階段を下りて行く。先頭は紅亜さんで次にボク、そしてカメラマンの桜さんが最後です。どうやらこの場面も重要なイベントシーンの一部らしく、不用意な発言はNGと言われてしまったのです。それにしても地下があるなんて凄いな~。
段数は少ないけどゆっくりと進んで行くと、微かに声が聞こえて来た。
『……っ!!♡ …………っ!!♡ …………ぅ!!♡』
それは女性の喘ぎ声のようだ。紅亜さんに質問したいけど成り行きを見守る事にした。階段の先には豪華な扉がある。紅亜さんが躊躇なく扉を開けると眩しい光が飛び込んで来た。
「では、最後の儀式を始めます」
「ご、ゴクリ……」
光に目が慣れてきた頃、目の前は立派な祭壇が現れた。白を基調とした神聖な祭壇があり、その上には一人の女性が寝かされていた。
「ん゛ーっ!!♡ ん゛ーっ!!♡ ん゛ん゛ーっ!!♡♡」
両手を頭の上で、足はM字に開かれた状態で拘束された清楚なシスター服の女性。紅亜さんのエチエチシスター服と違いって本物のシスター服のようなやつです。ボク達が来たのは分かっているようだけど目隠しとボールギャグをしているからか喋れないようだ。
よく見ると白い祭壇から黄色い液体が滴り落ちているのが分かった。
「神聖な祭壇を汚すとは何事ですか? 後でお仕置きが必要ですね」
シスター・エクレアが彼女の元へ歩み寄りスカートを捲り上げた。するとそこには拘束バンドでブルブルスティックが固定されていたのだ!
もしかしてボク達が上でアンアンしてる間、ずっと放置プレイですか!?
「では浄化の儀を行います。アナタ、聖杯をここに」
「は、はいーっ!」
急いで聖杯を祭壇に運んだ。このエッチな女の子と聖杯を並べて写真撮影か? むむっ、良く見たらこの女の子は千代ちゃんじゃないか!? 顔の輪郭しか分からないけど、この背丈と胸の膨らみ、そしてエッチな香りは千代ちゃんとしか思えなかった。
紅亜さんのお家に行った時から居なかったから気になってたんだよねー。
「この聖杯にはアナタの悩みがたっぷりと詰まっています。私のような綺麗で魅力的なシスターを見てアナタは発情してしまった。愛するお嫁さんや狙っている女の子がいるのに私に欲情してしまった。そんなイケない気持ちがこの精液には詰まっている……そうですね?」
「は、はいっ! ボクはシスター・エクレアを見て発情してしまいました!」
「ん゛ーっ!?♡ ん゛ーっ!?♡ ん゛ん゛ーっ!?♡♡」
わざとらしく千代ちゃんに聞こえるように言っているのは気のせいじゃないだろう。もう、紅亜さんったら大人げないんだから。
「こんなイケない気持ちが詰まった精液を世に流す訳にはいきません。なのでこの見習いシスターの体を使って浄化したいと思います。さぁ、アナタ。封印を解いてあげて下さい」
「ご、ゴクリ……」
千代ちゃんの大事なところに固定されたブルブルスティック。顔を近づけるとウィ~ンウィ~ンという機械音が聞こえて来た。千代ちゃんと初エッチをしてから会ってなかったけど、もうこんな玩具でオナニーですか?
固定ベルトを外し、ゆっくりとブルブルスティックを引き抜いて行く。なかなかの締め付け、やはり千代ちゃんも欲張りなダンジョンだ。
「ん゛ーっ!!♡ ん゛ーっ!!♡」
「出来ました!」
パクパクと収縮するダンジョンからドロドロした白い塊が漏れ出て来た。ぽっかりと口を開けたダンジョンからは子宮口が見えるような気がする。
これからどんな事が起こるのかとワクワクしていると、紅亜さんが見覚えのあるアイテムをセッティングしていた。
「うふふ。アナタはこれを知っているのですね? そうです、これはクスコです。これで女の子の大事なところをくぱぁって広げて閉じれなくしてしまう機械。これをこうやって……」
「んっ……ん゛っ、んっ……♡ ん、ふっ……ん、んぅんっ……♡♡」
前にインターンシップで見たクスコという医療器具にローションを纏わせてゆっくりと進めていく。そしてネジをクルクルと回すと千代ちゃんの中が丸見えになってしまった。これは美人親子による百合百合な医療プレイってやつですか!?
そして針の無い小さな注射器の先端に柔らかいチューブを取り付け、チュ~っと聖杯に溜まった精液を吸い上げていく。自分でいうのもアレだけど、よくもまあこれだけ出したと呆れてしまうのでした。
「さぁアナタ、これを見習いシスターに注いで浄化するのです」
ゆっくりとチューブの先端をダンジョンに進ませる。ウネウネと収縮を繰り返すダンジョン壁を躱しながら進むと目的の穴が見えて来た。インターンシップの時はやらせて貰えなかったけど、今回は千代ちゃんが相手だからやらせてもらえるのかもしれない。ちなみに、医療従事者からしっかりと教育を受けているのでご安心下さい!
スナイパーユウタの正確無比な操作によりチュポンとホールインワンしたチューブ、後はユウタソウルを流し込むだけだ。JK美少女な千代ちゃんを自分で孕ませるとかめっちゃ興奮するね!
「はぁ……はぁ……い、いきますっ!」
「……ん、んんっ……♡♡♡」
ゆっくりと慎重に精液を注いで行く。拘束された美少女を自分の手で強制的に孕ませるとか、犯罪的な匂いがプンプンして興奮が治まらない。
焦る気持ちを抑え、ジックリと楽しむように精液を注いで行く。
「ん、ん゛んっ……♡ ん゛ん゛っ!!♡♡ ――ん゛ん゛ん゛♡♡♡♡♡」
最後の一滴まで全部注いだ次の瞬間、千代ちゃんが大きな叫び声を上げて体を震わせた。そしてプシャーっと聖水を放出したのである。
「ぴゃわー!?」
「うふふ。ビチョビチョねアナタ。最後に栓をしておしまいです」
「ん゛ーっ!?♡ ん゛ーっ!?♡ ん゛ん゛ーっ!?♡♡」
ブルブルスティックを根元までぶっ刺して固定して終わりました。ブルブルのスイッチをオンにしている鬼畜っぷりである。もしかして紅亜さん、嫉妬しちゃいましたか? ヤンデレは怖いからダメですよ?
これで終わりかな? どうやら終わりらしい。紅亜さんがカメラに向かって最後のセリフを話し出した。
「今日の『シスター・エクレアの懺悔室』はおしまいです。ご覧の通り見習いシスターがダウンしてしまいました。もしよろしければ見習いシスターを募集したいと思います。応募方法はココに記載してありますので、良かったら応募してみてください。ではまた次回、迷える子羊が来ることを祈って……」
「またねー!」
ボクも笑顔でカメラに向かって手を振って置きました。ふぅ、いい仕事しましたね~。
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