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第162話 琴音さんの幸せ

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 リハーサルと聞かされて参加した『結婚の儀』ですが、何故かアリスさんのお母さんである琴音さんとエッチする事になってしまいました。しかも桜さんやアリスさん、その他大勢が見守る中での公開セックスです。アリスさんの鋭い視線が怖いので、後悔セックスになりそうで怖いです……。

 そして琴音さんの口から明かされた衝撃の事実がありました。あのオシッコと家紋は危険日祝福日の検査で、愛棒のお口にセットされた米粒サイズのお薬は排卵促進剤だったのでした!! きっとあれも西園寺家の秘薬なのでしょう……。

 このまま琴音さんの中に出してしまったら妊娠してしまう……。本当に良いのだろうか?

「んっあんっ……ほら、どうしたの? もうお薬も馴染んだから好きなだけパコパコして良いのよ~?」

「ううっ……」

 琴音さんのだいしゅきホールドが解除されたボクですが、愛棒を突っ込んだまま動けなくなってしまいました。このまま激しく動いたらピュッピュしてしまいそうですし、ちょっと我慢しています。

 3日に及ぶ禁欲生活が終わったばかりの愛棒さんですが、まだ計量した時の1回しかピュッピュしていないのです。毎日『マジカルバイアグーラ』を食べて、マッサージされた後に禁欲状態を維持していたボクのタマタマには、いつもの数倍は精子がスタンバイしていると思います。

 更にリハーサルで飲まされた西園寺家の秘薬と言われる薬酒です。あれのせいで興奮が納まりません。このままじゃ大量の精子ユウタソウルがダンジョンコアを侵略する事でしょう……。

 愛棒はダンジョンに侵入しているだけでギュッギュと絞られていますが、ボクは歯を食いしばってお尻に力を入れて我慢するのです。

「あらあら、もしかして我慢してるのかしら~?」

「だ、だってこのままじゃ出ちゃいますっ。そうしたら子供が出来ちゃうって言ってましたよね?」

「ええそうよ~。ユウタさんは気にせずに気持ち良くなって、私の子宮目掛けてい~っぱいピュッピュしてくれれば良いのよ~?」

 ボクと琴音さんの視線が重なった。琴音さんはボクの苦悩の表情を読み取ったのか、ボクを安心させるように微笑んでいる。

 このまま快楽に溺れて無責任な中出しをしまって、本当に良いのだろうか?

「で、でもでも。ボク達結婚してる訳じゃないですし、その、もし子供が出来ちゃったらどうやって責任取ったら良いか……。ほら、ボクはアリスさんと結婚しますし、その……」

「うふふ、ユウタさんは優しいのね。そんな事を気にしないでピュッピュってしてくれて良いのよ。…………私ね、好きな人と愛し合って子供が欲しいの」

「えっ……?」

 好きな人と愛し合う……どういう事だろうか?

 琴音さんがボクの首に両手を回して引き寄せた。琴音さんの首筋に唇が当たり、甘い香りが鼻を抜けた。そしてボクにだけ聞こえるような小さな声で話し出しました。

「私もユウタさんみたいな素敵な男の子と恋がしたかった。休日にデートして彼氏の家に泊まったり、一緒に旅行行ったり……。そして結婚して子供が出来て家族みんなで幸せに暮らすのよ」

「琴音さん……」

 琴音さんの顔は見えないけど、声の感じからして悲しそうな寂しそうな気持ちが伝わってくる。

「西園寺家……ううん、私のお母様ってね、凄く厳しかったのよ。自由に恋愛なんて出来なかったし、気になる男の子がいたとしても家柄とか容姿とかの審査があったわ。私のお母様はどこぞの御曹司と結婚させようとお見合いばっかりさせるし、私は自由に恋愛をしたかったのよ」

「えっ、じゃあボクは……?」

「お母様がユウタさんを見たら……ギリギリ、本当にギリギリのラインで合格かしら? 容姿とペニスのお陰ね」

「容姿とペニス……」

 えっと、つまりボクの価値は見た目と愛棒だけって事ですか!? 外見より中身が大事って良く聞きますけど、あれは嘘だったんですかね!?

「日に日にお見合いの催促が増えるのは良いけれど、私好みのカッコイイ男性は居なかったわ。どれも芋っぽくてつまらない男性ばっかり」

「じゃあアリスさんは……?」

「ふふ、そうよ。お見合いお見合いって五月蠅いお母様を黙らせるために……コッソリと人工授精しちゃったの。海外のカッコイイ見た目の男性っていうだけで選んだわ~」

「えええー!?」

 まさかの新事実発覚です。アリスさん誕生秘話をこんな形で知ってしまいました。西園寺家の当主である琴音さんが結婚してないって聞いて疑問だったけど、お見合い催促から逃げる為だったのか……。

「私もアリスちゃんみたいに恋愛結婚したかったわ……。ユウタさんみたいな可愛い子とイチャイチャして自然と子供が出来て、笑顔溢れる家庭が欲しかった。それにね、人工授精じゃない、こうやって体と体をぶつけ合い、体と心が一つになった愛の結晶が欲しかったのよ……。でも勘違いしないでね、アリスちゃんが産まれて幸せよ?」

「琴音さん……」

 ボクは今まで2回の人工授精の現場を見て来た。1回目は神JKがユウタソウルを注入するエッチなやつで、2回目は夏子さんの知り合いの千鶴先輩に托卵したやつですね。

 琴音さんの言う通り、ラブラブエッチからのピュッピュと違って人工授精はちょっと寂しかったですね……。

 でもボクとアリスさんは琴音さんの言うような大恋愛なのだろうか? アリスさんとの出会いのきっかけは大人の玩具売り場で逆ナンパされた事だし、初デートもお嫁さん連れてブルブル仕込んでの映画デートだ。うん、琴音さんには内緒にしよう!

「アリスちゃんには悪いと思ったけど、これはチャンスだって思ったわ。アリスちゃんに認めて貰えるこのリハーサルが最初で最後のチャンス、そう思ったの。それがまさか祝福日だなんて、きっと運命だったのよ。今日で妊娠出来なかったら諦めるわ。だから……ね。ユウタさんには迷惑掛けないから、その……赤ちゃん……下さい」

「…………っ!?」

 告白する琴音さんの声が震えていた。琴音さんの目から一筋の雫が零れているのが見えた気がした。

 アリスさんがボクを家に連れて来た時、琴音さんはどう思ったのだろうか? 祝福? 嫉妬? もしかしたら色んな感情が混ざり合っていたのかもしれない。

 琴音さんは恋愛して、人工授精じゃなくて愛のあるセックスの先にある子供こうふくを求めたのだろう。でもそれは叶わなかった……。琴音さんだって一人の女性だ、少女漫画のような大恋愛をしてみたかったのでしょう。

 ボクは幸運にもアリスさんとめぐり逢えた。だったらボクは、この幸せを琴音さんに分けてあげたいと思ってしまった。……アリスさんの目の前だけど、良いよね!! ボクはお酒も回ってる事もあり、いつもと違いちょっと思考がアホになっていたのだった。

「分かりました! ボクが琴音さんを孕ませて幸せにしてあげます!!」

「……本当に良いのね?」

「はい、もう遠慮しませんからね。ボクの大好きな琴音さんをいっぱい気持ち良くさせて……今から孕ませます!!!」

「うふふ……嬉しいわ~」

 ボクの首に回された手が優しく解かれ、頬を赤く染めた琴音さんと見つめ合った。キラキラと輝く瞳は美しく、そのまま吸い込まれてしまいそうだった。

 ボクから唇にキスをして、徐々に口内を侵略していく。もうこの段階でアリスさんが居る事なんて頭からスッポリと抜け落ちてしまい、琴音さんの事しか考えられなくなってしまった。

「ん……んぅ、好きよ」

「はい、ボクも好きです……んっ」

 熱いキスをしながら腰を最小限の動きでクイックイッっと動かして行く。ダンジョンコアを狙うように最奥を突いていくのです。

 そうしてしばらくの間、琴音さんを焦らすように弱点を責めたのでした。







「ん゛ん゛っ! そこ……お゛ほっ、んんんんっ!! いいわ、もっとゴリゴリしてぇっ」

「こ、こうですか!? この奥の所が良いんですね?」

「そ、そうよ……、あっあっあっ、イクっ、ゴリゴリっ、イっちゃうっ……ん゛ん゛ん゛っ!!」

「ううぅ……」

 ダンジョン壁がギュッ収縮を繰り返し、愛棒を絞め殺そうと襲い掛かってくる。先端が触手のようなものに捕まってしまい、チューチューと吸われている感覚があります。前回のエッチと違い、無敵モードが解除された魔王様にダメージを与える事が出来るようになりました。

 でも今のは危なかったぞ。危うくイってしまうところでした。ここでピュッピュしても気持ち良いだろうけど、やっぱり琴音さんとのエッチはあれをやりたいのです。

「琴音さん、大丈夫ですか?」

「ん゛ん゛……だ、大丈夫よ……今のは凄かったわ、頭が真っ白になっちゃったもの」

「ボクも危うく出ちゃうところでした。その……バックでしたいです……。良いでしょうか?」

 そう、ボクはバックから責めたかったのです。この大きなお尻を両手で掴み、勢い良くヌッポヌッポするのです。

 そんなボクの要望を聞いた琴音さんが嬉しそうに微笑んだ。

「良いわよ。バックからいっぱい愛してね、パパ♡」

「はい!!」

 ズッポリと埋まった愛棒をゆっくりと引き抜きます。愛棒にはドロドロなスライムが大量に纏わりついていました。全部引き抜いた時、愛棒が弓なりにブルンと大きく震え、ダンジョンギミックを刺激していました。やりますね、愛棒!!

「あんっ、もうユウタさんったら。ここは女の子の弱点なんだから、急にやられたらビックリしちゃうわ」

「うへへ、サーセン」

 仰向けの状態から起き上がった琴音さんが後ろを向き、四つん這いになって股を大きく開いた。後ろから見る大きなお尻と『くぱぁ』と開くビチョビチョに濡れたダンジョンがエロいです。

 ボクは大きなお尻をスリスリと触って感触を確かめ、そっと愛棒をダンジョン入口にセットします。

「琴音さん行きますよ! もう射精するまで止まりませんから!!」

「ええ、良いわよ。ユウタさんの好きにして頂戴。私を孕ま……お゛お゛お゛お゛っ」

 ボクは我慢出来ずにダンジョンアタックを開始してしまいました。遠慮なくズボッと根元まで突っ込み、愛棒の先端に当たる感触を楽しむのでした。

 愛棒がダンジョンコアの眠る最後の部屋に辿り着いた瞬間、ダンジョンが侵入者を撃退しようと牙を向いたのです。そう、ギュウウウウっと締め付けて来ました。

 でもここで負ける訳には行きません。クビレた腰を両手で掴み、勢い良く愛棒を引き抜き何度も出し入れを開始しました。

「お゛っお゛っ、ひ、ひどいわユウタさん……はぁっ、はぁっ、ぁんっ……ま、まだ最後まで言ってなかったのに……ん゛っ、んんん゛~~」

「こんなエッチな琴音さんが悪いんですっ! ずっとこの大きなお尻をバックから犯したいと思っていましたっ」

「……う゛っ……ん゛、お゛っ……、知ってたわっ……ユウタさんったら……ん゛っ……いつも……ぉお゛んっ! ……お尻ばっか見てたっ……う゛っ、ぉおお゛っ……」

 琴音さんのお尻に打ち付ける度にパチュンと大きな音が響き渡り、獣のような嬌声が聞こえて来る。

 さっきまで我慢していた事もあるけど、この素敵な美女を孕ませると考えたら愛棒がドクンと震えた。愛棒がビキビキと音を立てながら巨大化し、まるでこれからダンジョンを閉鎖するようにピッチリとダンジョン壁に張り付いたのだ。やる気だね……愛棒!

「う゛っ……ま、まってっ、おっきいわっ……ユウタさんのっ、ん゛お゛っ、さっきよりっ……お゛っきぃ」

「す、すみませんっ。どうやらもう我慢の限界ですっ。出しても良いですか!?」

「んぐっ、ん゛お゛っ……出してっ……中に出してっユウタさん……! 私の子宮にっ……一滴残らず子宮に注ぎ込んでぇぇぇっ!!」

「い、イきますっ、琴音さんっ……ボクの赤ちゃん産んで下さいっ!! ――う゛う゛!!」

 腰を掴む両手に力を入れ、少しでも奥に愛棒が届くように勢い良く打ち付けた。パチュンと一際大きな音が響き渡り、愛棒の先端が奥にピッタリとフィットしたような感じがしたのだ。

 その瞬間、ギュウウウウっとダンジョンが締め付けて来たと思ったら射精していた。愛棒も今回ばかりは空気を読んだのだろう、まさに一撃必殺の孕ませる射精だった。

「で、出てるっ、ユウタさんの熱い精液が子宮にっ……ああっ、イくっ、イっくっ、イぐイぐイぐイぐっ……!」

 熱い精子ユウタソウルを注ぎ込んでいたところ、琴音さんの足がガクガクし始めた。まだ射精は続いているけど、どうやら深い絶頂により体の力が抜けてしまったようです。

 琴音さんが力を失い伏せるように前に倒れてしまいました。倒れる琴音さんを支える事も出来ず、ボクは愛棒が繋がったまま覆い被さるように倒れ込みました。

「お゛っお゛っ……イってる、イってりゅからっ、ん゛お゛っ、そんな押し付けないでぇ……」

「ご、ごめんなさいっ……でもっ、止まらないんですっ、射精止まらないっ、気持ち良いですぅ」

 寝バックの体勢になったボク達ですが、まだビュルビュルと音を立てて射精が止まらないのです。ここで抜いたら男として負けたような気がしたので、苦悶に喘ぐ琴音さんには我慢して貰って愛棒をグイグイゴリゴリと押し付けて射精を続けます。

「も、もぉいっぱぃよっ……子宮いっぱいなのっ……、らめっ、またイグっ、イぐイぐイぐイぐっ……!! ――イぐっ!!」

「――う゛う゛っ!!」

 お尻に力を入れてグリグリと愛棒を押し付けて最後の射精をしました。頭が真っ白になってしまうくらいの気持ち良さです。

 琴音さんも気持ち良かったのでしょう、ボクがトドメの1発を追加で射精したところプシャーッとお漏らしをしてしまいました。このお布団って凄く高そうだけど、大丈夫でしょうか?

 愛棒が気持ち良く遺伝子を注ぎ終えて満足してくれたのか、徐々に小さくなって行きます。名残惜しいけどダンジョンから脱出だ!!

「あっ……出ちゃう……ユウタさんの赤ちゃんの素が……ああっ……」

 愛棒を引き抜いてからしばらく経った後、ダンジョンからプリップリのゼリー状のソウルが出て来てしまいました。ううぅ……ちょっと悲しい光景です。

 えっと、『結婚の儀』のリハーサルはこれで終了で良いのかな?

「ユウタさん、お疲れ様でした」

「もう酷いですわユウコちゃんったら。お母様相手にこんな頑張っちゃって……見て下さい、お母様ったらこんなエッチな顔をしてますわよ」

 声を聞いて振り返れば、桜さんとアリスさんが頬を赤くして立っていました。辺りを見渡せば、お手伝いさんと思える人達は居なくなっていました。つまりこの部屋にはボク達だけです。

「えっとぉ、どうしましょうか?」

 ボクはアヘ顔で失神している琴音さんをチラチラと見ながら二人に確認してしまいました。べ、別にお嫁さん達が怖い訳じゃ無いですよっ?

「ユウタさんのおちんちんはまだ元気ですね?」

「ユウコちゃんったら絶倫なんですのね」

「う、うへへ、禁欲生活で元気いっぱいです!!」

 いつの間にか愛棒が復活していました。もしやこれから二人を相手にダンジョンアタックか!?

 そう期待したところ、思わぬ言葉が飛び出して来ました。

「今日だけは琴音さんに譲ってあげます」

「そうですわね……今日だけはお母様とのエッチも見逃してあげるって約束しました。だからユウコちゃん、お母様を幸せにしてあげて下さいな」

「……っ!!」

 嫉妬深い桜さんがニコニコと笑い、アリスさんがヤレヤレって感じで笑っています。そうか、今日の愛棒は魔王様を攻略しろって事ですねっ!!

「分かりました。ボクが琴音さんを幸せにして見せます!! 行きますよっ琴音さんっ!!」

 轢かれたカエルのように突っ伏した琴音さんのお尻を強引に持ち上げ、狙いすませて愛棒を突っ込みます。

「ま、まってぇ……ユウタさん、休憩っ……お゛お゛お゛っ」

 そうしてボクは、お嫁さん二人に見守られながら魔王城攻略を行うのでした。




 ちなみに、そんなボク達の横でエチエチバトルをするお嫁さん二人が居ました。二人とも仲良しですねぇ……。
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