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第138話 アイスビニールチャレンジ
しおりを挟む「旦那様、朝ですよ~」
「むにゃむにゃ……Zzz」
耳元から優しい声が聞こえてくる。でもボクは旅行の疲れもあり、まだ寝ていたいのでした。Zzz……。
「早く起きないと……アレしちゃいますよ~」
「Zzz……」
この声は桜さんですね。ふふ、桜さんは基本的に朝は優しく起こしてくれるので安心です。きっとチュッとキスをされたり、おっぱいプレスが来るのでしょう。ワクワク……。
「良いんですね~? あと5秒で起きなかったらお尻クチュクチュの刑ですからね。はい、5、4、3……」
「ぴぃ!? 起きましたー!!」
ボクは勢い良く起き上がり周囲を確認してみた。そうだ、ここは桜さんのお部屋でした。
昨晩はやり部屋で夏子さんをグチョグチョにした後、桜さんが乱入して来たので同じようにブルブルで遊びました。そして桜さんのベッドで仲良く寝たのでした。
ベッド横に立つ桜さんが、エロエロメイドコスプレのまま佇んでいます。うん、メイドさんっぽいけどエロいですね!
「おはようございます、桜さん」
「おはようございます、旦那様。朝食の前にシャワーをどうぞ」
「分かりましたー」
ベッドからモゾモゾと這い出てシャワールームへ向かいます。でもその前にトイレです。拘束された愛棒を見れば、朝の生理現象で窮屈そうにしています。くっ、痛いです。
このままじゃおしっこ出来そうにありませんので、目を閉じて精神統一しましょう。よし、愛棒が小さくなるようなものを思い浮かべるのだ。
「桜さんのメイド服、エッチだったな……痛っ!!」
さっきのエロエロメイド服を思い浮かべてしまったので愛棒が元気になってしまいました。ううぅ……あのミニスカートに顔を突っ込んでペロペロしたかった。ああ、また愛棒が元気になっちゃう。
よし、苦手なモノを想像だ。
「赤血球、白血球、採血…………ふううぅ……」
愛棒がシナシナになっちゃったけど、ボクの顔色も白くなったかもしれません。血液とか内臓とか、グロイのが苦手なのです。
よし、愛棒が弱っているうちにおしっこです。拘束具の先端がスリット状になっているので、そのままおしっこ可能なのでした。……こんな物、いつ用意したのだろうか?
トイレから出ると桜さんが待機していました。ちょっと恥ずかしいですね。
「ではシャワーのお手伝いをさせて頂きます」
「はーい、お願いしますー!」
ここで一人で出来るもんって言っても無駄な時間だと思ったので素直に従いました。シャワールームへ移動したところ、桜さんが何故か自分のおっぱいの谷間に指を突っ込んだ。ボクもやりたいです!
「失礼します」
おっぱいの谷間から小さな鍵を取り出しました。ふむふむ、ネックレスになっていたのですね。そのカギをボクの愛棒へ近づけたのでした。まさか!!
「はい、しっかりと洗いましょうね」
「おおおお!?」
愛棒が拘束具から解放された。ああ、これが自由か。このピュッピュチャレンジはかなりキツイですねぇ。まあCMデビューの対価と考えたら妥当なのかも?
浴室の椅子に座り、桜さんのご奉仕を受けます。頭を洗い体を洗い、そして……。
「ふふ……しっかりと皮の奥まで剥き剥きして洗ってあげますね」
「ううぅ……お願いします」
そう、ボクの愛棒は少しだけ恥ずかしがり屋さんなのです。おっきくなったらズル剥けですので許して下さい。今は拘束具から解放されていますが、さっきまで拷問に遭っていたのでボロボロなのでした。
桜さんのしなやかで細い指がボディソープに包まれ、ゆっくりと愛棒を洗って行きます。タマタマを手のひらに乗せ、まるで重さを量っているみたいですね。
「ずっしりと重いですね。この中にどれくらいの精子が詰まっているのでしょうか?」
「えへへ、もう凄いですよきっと!」
昨日のマッサージも効果は絶大だったけど、きっと『マジカルバイアグーラ』の効果も凄いような気がします。もう見るからにタマタマがパンパンなのでした。ハムスターのパンパンに膨らんだ頬袋みたいな感じです!
桜さんがいやらしい手つきでタマタマと愛棒の先っぽを指でクリクリしてきます。そしていやらしい手付きで皮と先っぽの間に指を突っ込まれ、円を描くように剥かれてしまうのでした。
「うふふ、大きくなっちゃいましたね」
「桜さんがエッチな手付きで触るのが悪いと思います!」
愛棒が『自由はここに!!』って感じで伸び伸びと主張しています。血管が浮き出てビキビキと音を立てているような感じです。
「シコシコしちゃダメですよ? ここでピュッピュしちゃったらCMオファーが無くなっちゃいますからね」
「ううぅ……分かりました」
コッソリと手でピュッピュとかを期待していましたが、そんなに優しくありません。記録更新のため、桜さんは本気なのでした。というか、こんなアホな企画を考えるなんて姫ちゃん先輩もダメダメですねぇ。
愛棒が一人でやる気になっているところ残念ですが、それから何事も無く全身を綺麗にして貰いました。
浴室から出てバスタオルで拭いたけど、愛棒だけは元気なままなのでした。
「もう旦那様ったら、これじゃあコレを付けられないじゃないですか~」
「うへへ、サーセン」
そう、拘束具を装備するには愛棒が大き過ぎたのでした。さっきのトイレの時と違い、エッチなエロエロメイドな桜さんが目の前に居るので小さくするのは難しいですね。さっきの手の感触を思い出し、更に元気になってます。
「はぁ、しょうがないですね。ちょっと待っててください」
「はいっ!」
ふふ、きっと夏子さんに相談して特別処置をするのだろう。『あらあら、しょうがないわねユウタ君は~。シコシコ♪』って感じだろう。ワクワク。
そうして待っていたところ、桜さんだけが戻って来ました。そして手には何やらビニール袋を持っています。あれぇ?
「では特別処置を行います」
「はーい!」
きっとあのビニール袋にはエッチなアイテムが隠されているに違いない。ボクは期待して腰を突き出し、愛棒を捧げるのでした。
「冷たっ!!」
「ダメですよ旦那様、逃げてはいけません」
「ひゃっ、ダメです桜さん! やめて~」
あのビニール袋には、氷水が詰まっているのでした。まさにアイスビニールチャレンジと言うのが相応しいですね。
必死に逃げ出そうと抵抗しますが、あっという間に愛棒が小さくなってしまったのでした。
その隙を見逃さなかった桜さんは、シュババッと早業で拘束具を取り付けてしまいました。ああ、愛棒……。
「ふふ、小さくて可愛いですね」
「ううぅ……」
これもCMデビューまでの我慢です。頑張ろう……。それと桜さん、何でカメラで写真を撮るんですか? 封印された愛棒を撮ってもカッコ良くないですよ?
浴室でしょんぼりしながらお着替えをしてリビングへ行きました。シコシコピュッピュを期待した愛棒がしょぼくれています。
「おはようございます、夏子さん」
「おはようユウタ君。昨日は気持ち良かったわよ~」
リビングには夏子さんが上機嫌で席に座っていました。そしてエロエロメイドな桜さんは朝食の配膳を行い、いつも以上にメイドさんっぽいお仕事をしているのでした。さっきはエロエロメイドでしたけどね!
「どうぞ旦那様、お飲み物はアイスティーで宜しいでしょうか?」
「はい、おねがいしますー」
どうやらエロエロメイドな桜さんが全部やってくれるようです。旦那様って呼ばれるのも新鮮で良いですね!
しばらくして桜さんが朝食を持って来てくれました。ホットサンドにアイスティーでございます。
「いただきますー!」
カリカリに焼けたパンの間には、とろ~り溶けたチーズにベーコン、タマゴがサンドされています。出来立てなので尚更美味しいですね。
「凄く美味しいです!!」
「ふふ、ありがとうございます」
やばい、普通に感想を言ってしまった。もっとしっかりとしたレビューをすれば良かったな。ユウタ反省。
モグモグと味わって食べていたところ、夏子さんとスケジュールの確認をする事になりました。
「それでユウタ君、今晩もレビューとマッサージの動画を投稿したいんだけど大丈夫かしら?」
「大丈夫ですー」
マッサージはきついけど、これも全てCMデビューのためです。頑張ろう!
「うふふ、良かったわ。今晩はアリスちゃんがお泊りに来るから楽しみにしててね」
「アリスさんが来るんですか……」
「あら、嬉しくないの?」
「いえ、そんな事は無いですけど、愛棒が耐えられるのか不安です」
今日はアリスさんまでマッサージに参加ですか。CMデビューはダメかもしれない……。
「ご安心下さい旦那様、今日は弱弱な旦那様でも大丈夫なように手加減してあげますからね」
「くっ、ボクはそんな弱弱じゃありませーん!」
「ふふ……じゃあ手加減無しで良いですか?」
「手加減して下さい……」
CMデビューのためだったらボクのちっぽけなプライドなんて捨てちゃいます!
「じゃあ昼間はユウタ君好きに過ごしてくれて良いからね」
「んー、じゃあ午前中はお散歩に行ってお昼をどこかで食べて来ますね。午後はイベントについて、雑談配信をしようと思います」
「あら、良いわね。じゃあお化粧してあげるわ」
「おねがいしますー!」
ふふ、ラーメン食べに行くって言うと反対されるので誤魔化しました。ラーメンばかり食べると健康に悪いって怒られてしまうのでした。前から思ってたけど、夏子さんはラーメン好きじゃないっぽいね。残念です。
お化粧をして貰いながらスマホをポチポチと操作して『つぶやいたー』に告知を出します。午後の3時から生配信って事と、都内で美味しいランチのお店を紹介してねーって書きました。
「あら、ランチのお店を募集したの? バレないように気を付けないとダメよ~?」
「えへへ、穴場を探してきますね。美味しかったら今度みんなで行きましょう」
「楽しみに待ってるわね」
そうしてボクは、お仕事に行く二人のお見送りを行い、お出掛けに出かける準備をするのでした。
スマホを確認したところ、コメントがたくさん来ていました。ふむふむ、色々なお店がありますね。何故かラーメン屋さんがいっぱい紹介されているのでした。ううぅ……愛棒がこんな状態じゃなかったら『百合と豚骨』に行くのに。
よし、とりあえず近場として隣駅に行ってみよう。そう思って家を出てエレベーターで1階へ向かい、エントランスを抜けました。今日も良い天気で暑そうですね。
マンションを出て駅の方へ向かって歩き出したその時、ボクを呼ぶ微かな声が聞こえて来た。
「…………ユウコお姉様」
「…………今日も暑いですね」
「んー?」
ボクは後ろを振り返って見たら、見覚えのあるお二人が居るのでした!
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